「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 不死身ヒーロー

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匿名ユーザー

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深夜の公園で、
「よし、終わりだな」
倒れ伏す黒服の男を眺め、男は呟く。
この黒服は過激派に所属しており、それと戦っていたという事は、男は契約者のはずなのだが、
どうみても男はその手の金属バットで殴殺していた。
「うーむ、この姿は正義の味方より犯罪者だな」
そう言いながら、男は血まみれの服を眺める。
「お巡りさんに見つからないうちに帰るか」
そう言って男が歩きだした時
「こんばんは……」
少女が一人、現れた。
少女がうろうろしている時間では当然なく、少女からは奇妙な気配が漂っていた。
「契約者か?」
「その人……」
男の質問に答えず、少女は無表情で口を開く。
「その人……組織の人ですよね……?なんで……殺したんですか……?」
「過激派の黒服だったからな。こいつらに何回か襲われてたし、また悪巧みの最中かと思ったしな」
「襲われるような事……したんですか……?」
「あー、今みたいに何回か過激派の邪魔したな。あんまりにも非人道的だったから」
「非人道的だから……邪魔したんですか……」
「昔から正義の味方に憧れててな」
「そうですか……」
そう言ったきり、少女は口をつぐんでしまう。
「で、お嬢ちゃんは何してるんだい」
何も言わない少女に、再び男が質問する。
そして、また質問に答えず、少女は飴を一つ頬張る。
そして、
「おい」
「こんばんは……組織です……」
少女がそう言った瞬間、
「っ!?……ぐ、お……ぅ……」
男の首が絞まった。
何か人の手のようなモノが凄まじい力で男の首を絞める。
しかし、それを引きはがそうとしても、男の首には何もない。
「ごめんなさい……お兄さん……でも……でも……こうしないと……お母さんやお父さんが……
 私が頑張れば……お兄さんを殺せば……何もしないって……黒服さんが……約束してくれたから……」
まるで、誰かに言い訳するように少女はぶつぶつと呟く。
「……!…………っ……!……!    」
そうしている間にも、男の首は絞まり、
「だから……本当に……ごめんなさい……」
少女がそう言った時には、男はぴくりとも動かなくなっていた。
「終わった……黒服さんに報告しないと……」
そう言って少女が立ち去ろうとした時、
「これは『グレイフェアーズ・カークヤード教会』か?呪いの首絞め教会だな」
「っ……!?」
男が三度目の質問をした。
「え……?なん……で……?生き……て……る……?」
「生きてるよ。さすがに一瞬意識飛んだけどな。
 俺の都市伝説は『切れない電球』でな。その能力でちょっとやそっとじゃ死なないんだ」
そう言って男は少女に近づく。
「ひっ……!?」
その手には先程までと同じように金属バットが
「あれ……?」
握られていなかった。
「何ビビってんだ。子供を金属バットで叩くとか、正義の味方のする事じゃないだろ?」
そう言って、男はさらに少女に近づく。その手が持ち上がり、なら殴られるのかと少女は身構え、
「っ……ぐぁ……」
能力を使い、男の首を絞める。
その力は息を止めるどころか、ゴキリという音を響かせて、男の首を折ってしまった。
「はぁ……はぁ……はぁ……死ん……だ……?」
「生きてるんだなこれが」
「ひっ……!」
鬱血した顔に、妙な方向に折れ曲がった首で、こちらに歩いてくる、血まみれの男。
そんなモノに出会えば誰でも泣きだしたくもなる。
「ああ、悪いな怖がらせて」
そう言って、男は手を少女の頭に優しくのせた。
「ぇ……」
「親が人質にされてんのか。辛かったな。大変だったな。怖かったな
 もう、そんな事しなくて良いぞ」
「えぅ……しなくて良いって……。でも……でも……」
「お嬢ちゃんにそんな事させた黒服は俺がぶっ飛ばす。お嬢ちゃんの家族に危害を加える奴は俺がぶっ飛ばす
 だから、もう止めよう」
「本当……本当に……?」
「ああ、俺は正義の味方だからな」
「ぅ……うん……」
少女は頷くと、目からボロボロと涙を零した。

「落ち着いたか?」
そう言いながら、男は首の位置を調整する。
「うん……」
泣き腫らした目を手で擦りながら少女は頷く。
「さて、お嬢ちゃん、家まで送るよ。家は?」
「うん……こっち……!」
少しだけ元気そうに、子供らしく少女は駆け出し
「あ……」
途中で立ち止まり、くるりと振り返る。
「お兄さん……お母さんとお父さん……守ってね……」
「おう。……どした?」
「あのね……お兄さん……。お兄さんと戦う前に……私……飴を食べたでしょう……?」
「ん?ああ、食べてたな」
「あれね……任務を失敗した時……私ごとお兄さんを殺す為なんだ……」
「……は?」
「私の知ってる黒服さんに……『爆発キャンディ』と契約してた人がいるから……」
「っ!?」
そうして、少女が食べた飴が…………

「その黒服さんはさっきお兄さんが倒しちゃったんだけどね……♪」
「……おい」
爆発する事はなかった。

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