「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 赤い靴-08

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「大丈夫か?」
「えぇ……」

 やや、顔色の悪い契約者
 …この契約者、どうにも虫は苦手なのである
 特に、あの黒い悪魔……物体Gなど、持っての他
 まぁ、ロリらしくてよろしい弱点だが

 何だったのだろう、あの巨大ロボットは
 まぁ、あれのお陰で、黒いパレードに囲まれたところをどうにかなったのだが
 何故、物体G爆弾
 契約者が気絶しかけたではないか

「…赤い靴。「移動」できる?」
「………」

 …契約者に言われ、そこを認識しようとする
 ……が、うまく認識できない

「…駄目だな。「夢の国」の力の影響かもしれん」
「そう……」

 っち、と忌々しげに契約者は舌打ちする
 むむむ、その仕草、あんまりロリっぽくないぞ

「…勝手な事をしてくれるじゃない。「夢の国」………!」

 契約者の声には、怒りが滲んでいる
 自分の父親も出資している、秋祭り
 それを邪魔されているのが、腹が立っているのだろう
 …それと、同時に
 自分達では、「夢の国」とまともにやりあっても敵わない
 その事実を認識し、自分の力不足にも、腹が立っている

 …自分たちが出来る事は
 せいぜい、自分たちの身を護る事くらいだ
 いざとなれば、自分が異空間を作りだし、そこから遠くへ逃亡するのだが…
 …「夢の国」が、何かしたのだろう
 その能力が、うまく発動しない
 と、なると、この二本の脚で逃げるしかないのだ

「…とにかく、行くぞ」
「えぇ」

 ひょい、と
 契約者の小さな体を抱き上げる
 脚の長さの分、自分が走った方がいい

 安全地点がどこなのか?
 自分達は、それすら知らない
 だからこそ、逃げ続けるしかない
 運悪く、またあのパレードと遭遇したら…死ぬ気で戦い抜くまでだ

 …たとえ、自分が命を落とす事になろうとも
 契約者だけは、死なせてなるものか


to be …?







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