―あなたは聞いた事があるだろうか…
東京には『結界』が張り巡らされているという噂を…
理由は皇居の守りを固めるため元々都があった京都をモデルにしたとか
地球の要が東京にあり、陥落すると地球の全人口が死滅するとも言われている
また、その昔徳川家康公が江戸に幕府を開いた際、風水を用いて江戸に平和をもたらそうとしたとか諸説様々あるが
…長ったらしい話はここまでにしてさっさと始めようw―
―第一章 俺さn(ry―
―ここは繁華街から少し離れた公園。そこに一人の男が何かから逃げてきた。
「…ったく、なんで俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだ。俺だって忙しいんだよ。」
そう悪態をつきながらも、俺は追ってきた「何か」と対峙していた。
眼前には、「ィイヤッホオオォォゥー!」と超高速で老婆がこちらに向かってくる。
ターボばあちゃん。おなじみの都市伝説である。と思ったら…
その老婆はおもむろにバスケットボールを投げつけてきた!
「バスケットボールだと!?」
俺は時速140km/hで投げつけられたボールを思いっきりくらってしまった。
「がはっ!」
どうやら肋骨が2,3本折れたようだ。
「結構やるじゃない。バスケババアとは恐れ入ったよ。でも俺だってただ逃げてきた訳じゃあない!出て来い!」
そう言うと、どこからともなく俺の目の前に三人組の男女が現れた。
「どこからともなく俺参上!ってなw」
「変な口上は止めて下さいよ、こっちまで変に見られるじゃないですか。」
「私達を呼びだしたってことは都市伝説と戦うんですね?」
「ああ、そのつもりだ。ここならお前らも十分に戦えるだろ?っつう訳で天照、『結界』を頼む。」
「分かりました」
クールな女性がそう言った瞬間、公園内が不思議な雰囲気に包まれた。まるで隔離されたように。
数秒後、公園の周りの風景は全て反転していた。
ババアは相変わらずバスケットボールでドリブルしていた。
「『結界』、展開完了です。」
「ご苦労さん。さて、そろそろ※すか。 建速!」
「応よ!」
そういうと、さっき口上を述べた男が刀へと姿を変えてゆく。
俺は躊躇なくその刀を抜いてババアに相対した。
「ィィイイヤアッフウウゥゥゥゥー!!!」
ババアが奇声を上げながらこちらに向かってきたその刹那、俺は構えていた刀を振り下ろした。
がしかし、流石ターボババア、そう易々とは切らせてくれない。
「そのスピードは厄介だな、どうにかならないか、月読?」
「足を止めるのが一番効果的…」
「分かった。「足」を止めればいいんだな?いくぞ、月読」
「はい…」
そういうと、物静かな女性が弓へと変化した。
相変わらずババアは結界の中を縦横無尽に走り回る。
武道の心得がある俺は、弓の扱いにも慣れていた。
俺はババアに狙いを定めて弦を引き絞った。そしてババアの足めがけて矢を放った。
「ギイィヤアァァァァァー!!!」
放った矢はババアの足に命中した。
「バトンタッチだ、建速!」
「了解!」
ババアが動けない隙をついて、俺はババアめがけて刀を振り下ろす。
瞬間、ババアが真っ二つになったかと思うと、「ババア」だったものは光る粉になって消え去ってしまった。
「「「排除完了」…」!」
ババアを消して、結界を解除し反転していた風景が元通りになった。
「助かった、ありがとう。」
「別にこのぐらいいいって事よぉ!」
「でも気をつけて、この先強いのが沢山出てくる…」
「その時はまたよろしく頼むよ。」
―こうして俺は、都市伝説同士の戦いに巻き込まれることになった。
言い忘れていたが、俺が契約している都市伝説は「結界都市「東京」」。
三人一組の頼もしい「仲間」である。
これからどうなるかは分からないが、眼前に敵が迫ってきても、この3人とならやっていけそうな気がしてきた。
そしてこの4人がこの先どうなるかはまた次回…
東京には『結界』が張り巡らされているという噂を…
理由は皇居の守りを固めるため元々都があった京都をモデルにしたとか
地球の要が東京にあり、陥落すると地球の全人口が死滅するとも言われている
また、その昔徳川家康公が江戸に幕府を開いた際、風水を用いて江戸に平和をもたらそうとしたとか諸説様々あるが
…長ったらしい話はここまでにしてさっさと始めようw―
―第一章 俺さn(ry―
―ここは繁華街から少し離れた公園。そこに一人の男が何かから逃げてきた。
「…ったく、なんで俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだ。俺だって忙しいんだよ。」
そう悪態をつきながらも、俺は追ってきた「何か」と対峙していた。
眼前には、「ィイヤッホオオォォゥー!」と超高速で老婆がこちらに向かってくる。
ターボばあちゃん。おなじみの都市伝説である。と思ったら…
その老婆はおもむろにバスケットボールを投げつけてきた!
「バスケットボールだと!?」
俺は時速140km/hで投げつけられたボールを思いっきりくらってしまった。
「がはっ!」
どうやら肋骨が2,3本折れたようだ。
「結構やるじゃない。バスケババアとは恐れ入ったよ。でも俺だってただ逃げてきた訳じゃあない!出て来い!」
そう言うと、どこからともなく俺の目の前に三人組の男女が現れた。
「どこからともなく俺参上!ってなw」
「変な口上は止めて下さいよ、こっちまで変に見られるじゃないですか。」
「私達を呼びだしたってことは都市伝説と戦うんですね?」
「ああ、そのつもりだ。ここならお前らも十分に戦えるだろ?っつう訳で天照、『結界』を頼む。」
「分かりました」
クールな女性がそう言った瞬間、公園内が不思議な雰囲気に包まれた。まるで隔離されたように。
数秒後、公園の周りの風景は全て反転していた。
ババアは相変わらずバスケットボールでドリブルしていた。
「『結界』、展開完了です。」
「ご苦労さん。さて、そろそろ※すか。 建速!」
「応よ!」
そういうと、さっき口上を述べた男が刀へと姿を変えてゆく。
俺は躊躇なくその刀を抜いてババアに相対した。
「ィィイイヤアッフウウゥゥゥゥー!!!」
ババアが奇声を上げながらこちらに向かってきたその刹那、俺は構えていた刀を振り下ろした。
がしかし、流石ターボババア、そう易々とは切らせてくれない。
「そのスピードは厄介だな、どうにかならないか、月読?」
「足を止めるのが一番効果的…」
「分かった。「足」を止めればいいんだな?いくぞ、月読」
「はい…」
そういうと、物静かな女性が弓へと変化した。
相変わらずババアは結界の中を縦横無尽に走り回る。
武道の心得がある俺は、弓の扱いにも慣れていた。
俺はババアに狙いを定めて弦を引き絞った。そしてババアの足めがけて矢を放った。
「ギイィヤアァァァァァー!!!」
放った矢はババアの足に命中した。
「バトンタッチだ、建速!」
「了解!」
ババアが動けない隙をついて、俺はババアめがけて刀を振り下ろす。
瞬間、ババアが真っ二つになったかと思うと、「ババア」だったものは光る粉になって消え去ってしまった。
「「「排除完了」…」!」
ババアを消して、結界を解除し反転していた風景が元通りになった。
「助かった、ありがとう。」
「別にこのぐらいいいって事よぉ!」
「でも気をつけて、この先強いのが沢山出てくる…」
「その時はまたよろしく頼むよ。」
―こうして俺は、都市伝説同士の戦いに巻き込まれることになった。
言い忘れていたが、俺が契約している都市伝説は「結界都市「東京」」。
三人一組の頼もしい「仲間」である。
これからどうなるかは分からないが、眼前に敵が迫ってきても、この3人とならやっていけそうな気がしてきた。
そしてこの4人がこの先どうなるかはまた次回…