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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 結界都市『東京』-40

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―第40章 決戦の火蓋はまだ切って落とされない―
 『東京』side
 最近良く目にするこのチラシ―
 ――近日中、学校町にて≪夢の国≫が大きなパレードを開催する。
  各々方注意されたし。――
 ……≪夢の国≫がついに動き始めるか。しかし、今の俺は≪夢の国≫相手に全力を出して戦う事が出来ない!
 せいぜい7~80%位になってしまう。自分の中にはヒトである事を捨てる覚悟はあるつもりなのに、両親や妹、それに友人の存在がその決心を鈍らせる。
 「……あの時は手が出せなかった。しかし、今は違うっ!」
 そう、同じ志を持つ者たちがいる。それが『組織』だろうと、「首塚」組織だろうと関係ない。皆≪夢の国≫の存在を危惧している者たちばかりだ。
 そして―
 ここにもチラシに目をやる少年がいた。

 『東京』side
 俺はすかさずあいつら―剛田と委員長―に今すぐ家にくるように伝えた。対策を練るためだ。
 そして地下室―
 「≪夢の国≫が近日中に攻めてくるって本当!?」
 「ああ、そういう文面のチラシがそこら辺に貼ってあった。」
 「信用できるのか?そのチラシ。」
 「少なくとも、これを書いた人物は≪夢の国≫と接触したことがある、と考えるべきだろう。だから俺は信用する。」
 「で、具体的にはいつ?」
 「それが分かれば苦労はしない。」
 「じゃあ意味ないじゃnぶべらっ!!!」
 「少し黙ってろ。ともかく、このチラシのお陰で、『組織』も「首塚」組織も動いてきてるんだ。近いうちに戦闘があってもおかしくないだろう。」
 「じゃあ、私たちはどうするの?」
 「俺は戦う。あとはお前達次第だ。戦いたくなければそれでいい。ただし、戦わないなら邇邇芸・櫛名田を返してもらいたい。俺は消えても構わない!」
 「何故お前が消える必要があるんだ?」
 「実は、今の俺は人間と都市伝説の狭間にいる。前に逢魔ヶ刻のおっさんと戦ったときの事を憶えているか?」
 「ええ、あなたが真の力を解放したときの事でしょ?」
 「どうやら俺はこいつらとの融合で更なる力を得るが、その代償として俺自身が都市伝説に侵食されつつあるんだ。」
 「都市伝説となったらあなたはどうなるの?」
 「おそらく、人間としての俺はこの世から姿を消すだろう。代わりに都市伝説―「結界都市『東京』」―としての『俺』が存在し始めるだろうな。」
 「そんなっ!私たちだって融合は出来るわ!なら何故あなただけが!?」
 「それは多分、お前らよりも融合する人数が多いからだろうな。お前らは1:1だが俺は違う。俺の場合は1:3ないしは1:5なんだ。つまりお前らの3倍~5倍負担がかかってるって事だ。」
 「……分かった。私も一緒に戦うわ!」
 「しょうがねぇな。俺も付き合ってやるよ!」
 「だが、この戦いで命を落とす事だってあr」
 「「それは承知の上よ!」だ!」
 「お前ら……ありがとう!」
 どうやら重荷にならずにすみそうだ。

 『東京』side
 俺は月読に頼んで、学校町全体の組織・全契約者の動向を探ってもらっていた。
 どうやら『組織』と「首塚」組織は本当に一時的に協力関係を築くようだ。そして―
 「……やはり≪夢の国≫戦に向けて動き出す契約者が多いな。かく言う俺達もその一人だが。」
 だが、相手は≪夢の国≫。そう簡単にやられてはくれない。おまけに≪夢の国≫の契約者と着ぐるみ達は死ぬ事はないし、黒いパレードは何度でも生成可能ときたもんだ。
 果たして勝ち目は…いや、勝つんだ、絶対に。半ば無限ループになろうとも。例え、俺しか残ってなかろうとも!
 この身を犠牲にしても、学校町を護る!その意思に変わりはない!
 そして≪夢の国≫の契約者、半ば≪夢の国≫に侵蝕されてると見た。
 「俺と同じか…」
 ただ、向こうは自我を保てているようにはあまり感じられなかった。
 ―強すぎる力はいつかその身を滅ぼす。果たして≪夢の国≫を倒した時、少女はどうなるのか?
 非常に気になる事だらけだ。


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