魔神

【名前】 魔神
【読み方】 まじん/ライギエル
【分類】 人物 / 上神
【呼ばれ方】 魔神、魔法神等
【備考】 【魔力を司る神】
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ライギエル 上神 人物 性別【不明】 魔神

【詳細】

の中でも最高ランクに位置づけられる魔を司る神。
亜人、つまり魔族の神である。「魔法神」とも呼ばれている。
後述する事件がなければ魔法神と呼ばれていたようで、元々は魔法等を司る存在だったのだろう。

魔族が基本的に崇めている神で、種族ごとに崇めている姿が異なるという。
共通点は杖を持っていること。魔法使いのイメージからか?

元々は魔力と呼ばれるソースを管理するであり、管理の難しい魔力のコントロールに苦心していた勤勉な神だった。自分の仕事に誇りさえ持っていた。
しかし厳重に管理していたはずの魔力が世界に漏れるというアクシデントが発生し、これによって管理していた世界に、本来存在しない魔力に適応した亜人と呼ばれる種族が誕生してしまう。

このときは創造神に謝罪し、生まれたものは仕方ないと、誕生してしまった亜人達の神として、これまで以上に厳重な魔力管理を行っていたが、再び魔力が漏れてしまうという事件が発生し、この際に原因が判明する。
部下である男の神と、農業を司る女の神が魔力を管理する倉庫のあたりで乳繰り合っていたためだと
何やってんだ本当に。
この時、魔神は火神に誘われて宴会に参加していた(書籍版描き下ろし)ようで、上司が持ち場を離れたので油断したのだろうか。
しかしだからって二度目はない。逢瀬に都合がいい場所だったのだろうか……

反省していなかった部下たちを撲殺した魔神は外界に降りて手元の魔力を使って世界の混乱を鎮めた。
これで一件落着…と思いきや、魔神は創造神の手によってその世界に封印されてしまう。

これはが直接世界に手を出したためであり、いくつもの世界に影響を与えた上、いくつかの大事な法則が狂ってしまい、さらにはその修復が不可能な状態になるという非常に大きな影響を与えたためである(書籍版における農業神の独白にて判明)。
そして地下深くに封じられてしまった魔神は、創造神のことを恨んだ。
逆恨みに近いが、温和な創造神のことだからおとなしく封印措置を受けていれば、1000年くらいで封印を解いてくれたかもしれない。

しかし我慢ならなかった魔神は復活のためあらゆる手を尽くす。
自分が復活するため、復活した際に世界を混沌とさせるため。

そしてそれは着実に根を伸ばし、世界に不穏の芽が育っていたのだが……



魔神を封印していた石を、復活するために死霊王など様々な手を使い、掘り出させ侵食していたようだが、それをよりにもよって創造神から与えられた加護を持ち、農業神から与えられた万能農具を持つ火楽が見つけてしまったのが運の尽き。火楽創造神の形に彫り直した結果、封印が強固になった。

「オリに閉じ込められ、一生懸命削っていたのに半分ぐらいのところで新しいオリに入れなおされた気分。しかも、前のオリよりも硬いでやんの。」by復活するため寝ていた魔神。


なお仮にも力の強い神を封印するために、その石は魔神とリンクする形になっていたようで、復活のため寝ていた魔神は、不意打ちでスネをぶっ叩かれたが如く悶た模様。

まぁまだ一箇所だけだと思ってたら二箇所目、「その二箇所は復活するために掘り起こしてあったからしょうがない」と思ったら、火楽がまだ別にあることを予想し、埋まっていた三箇所目がピンポイントで見付かってしまう。
その後も連続で見付かり彫り直され、あまりの激痛に「体の一部を切り離した」ものの、どんどん封印が強固になってゆくため、効果がなく、思わず神々へと謝罪の言葉を口にした魔神であった。

「助けて、神っ! 今までのこと、色々と謝るからっ!」


その祈り(?)が通じたのかは定かではないが、
目を覚ますと彼は……

なろう版第622投稿分「白歴史」から登場するヴェルサ=ミラ=トランシルヴァーは魔神の部下、37人いる軍団長の一人だったという。
他にも妖精女王とあるフェニックスも軍団長として肩を並べていたことが明らかになっており、創造神に封印される辺りと思われる彼の行動も明らかにされている。

【余談】

彼が侵食していた黒い石だが、創造神ら神々が封印のため設置したものらしい。
彼が封印されていたのが死の森であったため、あの森があんな状態なのはこの魔神を封じておくためだった可能性もある。
最も、封印の場所の一部は森の外にあったらしくたまたまの可能性も高い。
その石は神さえ封印してしまう特殊な素材のようで、創造神によれば火楽がその石を創造神ら神たちの姿に彫ったことで「神罰」の再現がなされ魔神に大ダメージが入ったらしい。
それが×7なので、さしもの魔神も耐えられなかったのだろう。そのまま放っておけば20年くらいで魔神は死んでしまっていたようだが、短期間で全ての要石を神々の形に彫り直したことで、創造神による救済が発動し、魔神はとして生まれ変わることとなったのだった。
なお猫が神性を残したままだったのは創造神達にとっては想定外だったらしいが、上神といえど消滅してしまえば復活に時間がかかるため、ある意味神の使徒(=火楽)による代理救済という形でいくのだろう。たぶん。

魔神がいろいろ工作していたおかげでのんびり農家の異世界にいろいろな不穏な芽が育っていたわけだが、魔神がになると共にそれらも魔神の影響下を外れたらしく、文字通り憑き物が落ち改心したり混乱したり大なり小なり混乱を生んだ。
それも現在の時系列では過去のこと。最悪の未来も回避されたのはまさに創造神のお導き……違うか。

なお世界に満ちた魔力は、魔神が許された時、一気に回収する手はずだったことが書籍版4巻における描き下ろしで判明している。
いちおう別の手を打つとのこと。今の所その手が取られた描写はない。

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最終更新:2022年08月29日 03:59