死の森

【名前】 死の森
【読み方】 しのもり
【分類】 地名/自然
【備考】 死の大地
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ガルガルド魔王国 地名 死の大地 死の森 自然

魔王国から見て東側に存在する巨大な森林。縦の直径がだいたい200km。だいたい描かれるときは円形か横が長い楕円形。
横断するのに飛行ができるティア達ならば半日、ハイエルフであるリア達が一ヶ月(荷物なしならば半月)、獣人族ハウリン村出身のガルフ達がニヶ月かかる

周辺の地名としては死の大地らしいが、作中では通常死の森と表記されている。
村の名前を決めようとした時に村長が確認している。

「ここの森の名前はなんて言うんだ?」「死の森です」……
「えっと……この辺りの地名は……」「死の大地です」……

他の土地ではあまり見られない極めて凶悪、強力な魔獣が多数生息している地点であり名前の由来はこの森からは鳥が飛び立たないことからつけられたもの。
デーモンスパイダーは飛行する種族に対し天敵とも言える能力を持つため、そういった存在はデーモンスパイダーが軒並み狩っているのかもしれない。
ただし、なろう版21話にこんな記述がある
や害虫退治には、ザブトンの子供たちが活躍してくれる。」
村長の作った作物を食べにくるがいるようだ。
後に村長誘拐未遂事件に関わった巨大なカラスも死の森を「蜘蛛の縄張り」と認識しており、村長を新天地に勧誘する事が出来ずにいた事からも危険度が窺い知れる。

死の森にはデーモンスパイダー、インフェルノウルフグラップラーベアブラッディバイパーという特に強力な魔獣を筆頭に、キラーラビットゲートボアパニックカリブー等の魔獣が多数生息している。
それら魔物は他の場所に出現する個体に比べると圧倒的に強く、森最弱のキラーラビットでさえ並の冒険者では手も足も出ない。簡単に書けば、その兎は未来予知の魔眼を持ち、雷も避ける
また、強力な魔獣であるインフェルノウルフであれば、1匹でも街に入り込めば壊滅し、数匹群れれば大陸災害になると言われている。他にもいる死の森で強力な魔獣は、攻撃力で言えば森最強のグラップラーベアや、頭さえ残っていれば何度でも再生する強靭な生命力を持つブラッディバイパー等である。
このため、国に入り込めば壊滅は免れない魔獣がひしめきあっている森である。

さらに地面は異様に固く、比較的浅い地層に塩の層があるため森に適応した植物でないとまともに生育できない
農地としては死んだも同然の土地であり、もっと言えば塩の層でも構わず育てるよう適応した結果なのか、森に生えている木は極めて頑強。
普通ならば伐採も加工も不可能で、森で生息する魔物、インフェルノウルフさえも少しずつでしか削れない。故にまず開墾することすらも極めて困難、事実上不可能と言っていい
(その木の名称は「ロンゴンの木」であることが判明したが諸事情で…今後の登場に期待したい)

それ故に森で暮らす人間は皆無。
魔法の素養の高い魔族や腕の立つ冒険者すら入るのを恐れ、まして村が成立するような環境ではない。
街尾火楽が望んだ通りの「人が少ない土地」だが、創造神の完全なうっかりミスで送り込まれた地点であり、
張本人の創造神すら転移早々死んで戻ってくると思っていたほど。
ちなみに送り込むときは「あそこらへん人が少なかったなー」くらいの認識だった。おい創造神。

だが転移ボーナスとして渡していた神具のレプリカである万能農具の力で唯一火楽のみが開墾、農業を行うことが可能であったため生産活動が成立し、「大樹の村」として魔王国はもとより、周辺の人間の国等に大きな影響を及ぼすことに。

逆に考えれば害獣の宝庫とは言え、貴重な素材の宝庫ということでもある。
普通なら倒せない魔獣であれば流通するのもごくわずかであろうし、実際村では毎日のように食されるキラーラビットの肉は、大樹の村以外では高級肉として知られているほどである。

温泉地や、洛神が仕掛けた復活のための魔法陣っぽいものなど隠しておくにはうってつけと言える。
また、逃げ込む場所としても適している…と言えるか怪しいが、追手が入り込めない代わり生き残るのも極めて難しいため、よほどの手練、しかも集団でなければ数日と持たないだろう。
それら魔獣に混じって何故かライオンがいたり、フェンリルが森の中で保護された事に対しヴァルグライフが驚くなど、外部から魔獣などが入り込み適応している場合もあるようだ。
適応できる以前に、入り込んで生きていられたフェンリルは幸運だったのだろう。

村長や大樹の村に住む例外数名を覗いて、純粋に森を踏破してきた者は数少ない。
獣人族であるガルフを始めとするハウリン村の者達数名、エルダードワーフであるドノバン単独、後に他のエルダードワーフたちも数名直接村にやってきた
ハイエルフ達、リア率いる集団も長期間森のなかで生活してはいたが、強力な魔獣に出会わないよう神経をすり減らしながら暮らしていた上、森での生活の中で徐々に数を減らしているという悲惨な状況にあった。

だが巨人族ラミア族等、最初から森で暮らしている種族がいないわけではない。巨人族はブラッディバイパーに捕食される(一応対抗するための進化は遂げたが)関係だが、その幼体や卵を巨人族が糧としているあたり、やはり森の外にいる種族とはステータスが違うのだろう。
【死の森在住】とかいうボーナスアビリティを持ってそう。

現在、村で大きく成長した世界樹の葉っぱの効力を鑑みて、渡すための条件として死の森を自力で踏破してきた者と条件が付けられている。
上記にも記したが、現時点で明確に単独踏破してきた猛者はドノバンのみである。いつの間にかやってきていたがウィルコックスクロッスが2名ということで次点か。(エルダードワーフは、いつの間にか増えているので本当に単独踏破がドノバンだけかは不明。)

【余談】

「死の森」というワードでググるのはお勧めしない。やや有名なとあるホラー作品の画像が飛び込んでくる。

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最終更新:2023年03月05日 11:10