【名前】 |
妖精女王 |
【読み方】 |
ようせいじょうおう |
【分類】 |
人物 / 妖精 |
【呼ばれ方】 |
妖精女王 |
【備考】 |
【妖精たちの女王】【甘味好き】 |
- ページの登録タグ:
- 人物 大樹の村 女性 女王 妖精 王
【詳細】
甘味をこよなく愛する
妖精たちの女王。
緑色の目とドレスにベージュ色のウェーブ髪で、背中の羽を除けば人間に非常に近い容姿をしている。
書籍版12巻の表紙に抜擢されている。
ピンポン球サイズな他の妖精と違い、成人に並ぶサイズで髪も膝まで届きそうな長さ。
だが本人曰く「子供受けがよくない」とのことで、普段はやや縮んだ体型と肩ほどのボブヘアーで暮らしている。
酒スライムらが妖精の世話を始めたすぐあとにどこから情報を仕入れたのか不明だが
大樹の村にやってきて畑を使ってミステリーサークルを作っていた。
女王ではあるが、部下である
妖精達が
村長の作ったプリンを情報料とすることによって懐柔されたこともあってあっさりと犯人と露呈。
ザブトン達の糸に捕縛される。
本人にとって自信作だったようだが、作物を荒らしたことから村長の怒りを買いアイアンクローを受ける羽目に。
女王らしく尊大な性格。
甘味を好み、台所からちょくちょくパンケーキなどの甘味を
鬼人族メイドから貰っている。
また火楽が新しい甘味を作ると、村長の後ろで待っていてちゃっかり相伴に預かる抜け目のなさがある。
自身が食べた「ハンバーグの中にチーズが無い(他の子供達のハンバーグはチーズ入りハンバーグであった)」ことでこれ見よがしに拗ねた事もある。
大樹の村の花畑の花園に巣を作り、そこで営巣しているが、花の咲かない冬場は火楽たちがくつろぐ村長屋敷の炬燵か、
子供達の部屋で過ごしているようだ。
なお、いつの間にか村長屋敷にあった空き部屋の一つを占領して自室にしていた。
妖精の女王を名乗るだけあって魔力や知識は凄いが、イタズラや甘味奪取の為に必死になった時だけその実力を発揮しており普段は、知能が幾分、なんとなく若干可愛い。
その他では彼女の好きな
ヒイチロウら子供達がピンチになった時には素晴らしい知能を発揮する。
子供たちの守護者としてその名は知られており、彼女は安産の象徴でもあるが、表立って崇めたりされるのを好まず、そういう態度を取られるといつの間にか消えてしまう。
村にほぼ定住するようになったのは、住人達がそういった扱いをあまりしないことと甘味狙いだろう。多分甘味の方が重要。
彼女の召喚する蔓や草花は貴重な薬品の素材になるらしく、
ルー、
ティア、
フローラら研究者からしてみれば垂涎の代物。
妖精女王自身の体液も薬の材料であり、麦畑を荒した罰として、半日熱湯、半日水風呂の刑を喰らった。
また、子供をあやすのは得意だが夜に連れ出すといった問題も起こしており、現場を押さえられて罰として二日間熱湯風呂に漬け込まれた事もある。
だしの素かな?
田畑を荒らす理由には単純にイタズラを目的とした場合もあるが、子供に重労働をさせる者への見せしめというのもあるらしい。大樹の村に関しては前者であるが。
あるいは大樹の村では誰よりも
村長が働いている実態に村人の「働かざる者食うべからず」の精神で若い子達も自主的に働いている様子が妖精女王の目には重労働に見えたのだろうか?
また、妖精女王が田畑を荒らした地域では妊娠、出生率が上がるからか、それを知らない火楽だけが激昂しただけで村の女性陣は特にこれといって怒ることもなく、寧ろ歓迎ムードであった。
ちなみに
ドラゴン(ここでは、神代竜族)達とも面識があるようだが、
ドース、
ライメイレン、
ギラルと言った登場済みの者達は妖精女王がいるのを見ると露骨に顔をしかめたりしている。
特にギラルは何かのきっかけで彼女と戦ったことがあるのだが、蔦で身を守りブレス等の攻撃を無力化しつつ延々と甘味の良さを語りかけてくる彼女に辟易したらしい。ちなみに神代竜族のブレスは山脈を吹き飛ばし綺麗にしてしまう威力である。神代竜族のブレスに耐える事ができるというのは、この作品世界ではほぼ無敵な防御力という事になる、可能性としてこの防御力を突破できそうなのは、
村長の
万能農具くらいである。
ヴェルサ=ミラ=トランシルヴァーの登場により、実はかつて魔神の部下、軍団長と呼ばれる幹部ポジションだったことが明らかになった。
以前、
ドースの語る神話をまるで見てきたかのように語っていた場面があったが、関連性はまだ不透明。
なお、
アイギスもそうだったようだが、卵になった影響で記憶が抜け落ちているそうな。
可能性の話だが、ドラゴン達(ここで云うドラゴンとは、神代竜族である。以下ドラゴン)は文明の守り手というポジション故に、魔神の部下として行動する妖精女王と立場の違いからぶつかることもあったのかもしれない。
ドラゴンは神にさえ歯向かう種族とも言われているため、魔神を止めようとしていたドラゴンと、魔神の部下達が激突したことがある、のかも。
大樹の村の収穫祭では「妖精女王の甘味テント」を開いている。
甘味を提供するのではなく、ともに甘味を食べながら甘味の説明を聞く場。
大人モードかつ真面目な顔で語る彼女を見る事が出来るらしく、子供達に人気。
作中約八千年前に行われ、現在は物語として語り継がれている「国産みの儀式」に実際に関わった人物の一人。
のんびり農家の異世界で最初の王となった人物に剣と盾を授けた張本人である。
なお、その盾はドースの先祖から代々に渡って保管されてきた代物だが、女王曰く「そこらで拾った」ものらしい。
最終更新:2025年05月26日 22:20