【名前】 |
アイギス |
【読み方】 |
あいぎす |
【分類】 |
人物 / 魔物(魔獣、トリ、フェニックス) |
【呼ばれ方】 |
アイギス |
【備考】 |
【不死鳥の雛】、魔人の部下(軍団長) |
- ページの登録タグ:
- フェニックス 大樹の村 魔神
【詳細】
巨人族が持ち込んだマーブル模様の卵から生まれた不死鳥の雛。縁起物として
大樹の村の社に飾っていたところ、特に暖めてもいないのに勝手に孵化していた(330話)。性別不詳(推定オス)。
命名は
アルフレート(村長は"フェニ子"か"フェニ太郎"という提案をしたが拒絶された)。
ハーピー族の人気者。ライバルは
蚕。
生まれたばかりだが知能は高く、プライドもそれなりに高いが、自尊心や他者の視線よりも自らの欲求に忠実で、楽できるところは楽をしようとする性格。
基本的に
鷲とべったり。なろう版697話「のんびりする秋」では
武闘会に参加せずのんびりするメンバーの一員として「強き二人目、鷲の庇護下でぬくぬく生きるアイギス!」と村長に紹介されている、
生まれた直後の見た目は丸々と太ったピンクの羽毛の鳥。バレーボールほどの大きさと描写されている(大きさの表現にボールが用いられている時点で何というか…)。
その後、それなりに時間が経過しても身体的に成長したような描写は見られない(冬場の食べ過ぎと運動不足が原因で太ってしまったことはある)。
百年くらいは絶食しても平気らしいので、成長もかなり遅いと思われる。
生まれた直後の時点から自分で飛べるという規格外な能力を持つものの、飛行速度は遅く(むしろ地上を走る方が速い?)、ついでに丸っこさも手伝って、神話に出てくる伝説の鳥としての威厳はあまり感じられない。
フェニックスらしく炎を纏うことも出来るが、大量に積もった雪の前には無力だった。
また、温泉に入っているとリラックスしすぎてうっかり水温を上げてしまうらしい。
ソウゲツにもたれかかってうっかり居眠りして寝ぼけて炎を出して
ソウゲツの毛を焦がしてしまい、姉猫たちが激怒。村長の仲介で謝罪はしたが、春までソウゲツへの接触禁止とお風呂のお湯を沸かす仕事を命じられた。お風呂の方は火力のコントロールを覚えさせる目的もあった。反省して真面目にお風呂を沸かすが最初の頃は少し熱めの日が続いたらしい。
村の住人としては戦闘力も低いが、ライバルに勝利するべく修行を積んだ結果、自分の生来の能力と魔法をどちらもかなり使いこなすようになった。
ちなみに村の中で唯一の飛べる鳥ポジションだったため、
フレースヴェルグがやってきたときは自分の立場を奪われることを恐れて背中に隠そうとしていたが、大きさが違いすぎて無駄な努力となった。
村では子供たちに遊ばれたり、
子ザブや蚕にちょっかいを出しては返り討ちにあったり、変な芸を仕込もうとする村長に付き合ったりしながら気ままに暮らしている。
また、「生命力が強く、絶食しても平気」にもかからわらず、他者から世話されることを好み、明らかに他の住人より良い食事を取っている(たまに
妖精女王が強奪しているようだが)。
ほぼ何でも食べるが、好物は果物や米。炊いた米よりも未精製、収穫前の米の方を好む(そして雀っぽいことを指摘すると機嫌を損ねる)。
意外にもテーブルマナーをわきまえており、食べ散らかすことが無い。特に魚は綺麗に骨だけを残して食べてしまうという技も持っている。さらには嘴と足に加えて、器用に
手羽…翼まで使って食事をすることもあるらしい。
710話において鋸や鉋等の大工用具を使って鷲の為に小屋を作っていた、腰の入った見事な鉋掛けと表現される当たり、その器用さは鳥類として意味不明なレベルにある。
ルーの発言によれば、
フェニックスの羽は高級素材であり、抜けた羽は研究用などに確保しているようだ。村長は「自分の食い扶持を自分で稼いでいる鳥」と評している。
フレースヴェルグとは仲良くやっているようで、二匹で芸をやったり、フレースヴェルグが背中にアイギスを載せて飛行している様子が住人らに目撃されている。
音楽祭で披露した歌うような鳴き声を
ルーは「生命の鳴き声」と称した。
ヴェルサ=ミラ=トランシルヴァーによれば、実はアイギスはかつて
魔神の部下に当たる37人の軍団長の一人だったことが明らかとなった。そして同僚に
妖精女王がいたということで、度々妖精女王がアイギスの食事を強奪するのは、昔のよしみがあってのことかもしれない、が、単純に意地汚いだけかもしれない。
このアイギスは卵から生まれているが、
フェニックスは死ぬか定期的に生まれ変わるため卵からまた生まれてくるという設定自体は珍しいものではないため、もしかしたら眠りについていたのかもしれない。
勝手に孵化したのもかつての上司の気配を感じたためだろうか。
なお、記憶が蘇るのは5、600年かかるとか。
「ピンク色のまんまる体型」と聞いて、ガンモドキのような名前の某ニワトリもどきを連想する読者は多かったと思われるが、書籍版8巻のカラーページでは「やや羽毛量が多い普通の鳥」で描かれており、少々齟齬が感じられる。
コミック版ではどのように改変されるのだろうか?
最終更新:2025年04月11日 17:39