◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
少女は裕福な家庭で生まれ育ち、近くの学園に通っていた。
両親がいて、妹が二人、弟が一人。仲睦まじい家族であった。
少女が高校に進学し、相変わらずツマラナイ日常を送る中でも。
家という場所は、少女にとって一番の居場所であり、安らげる場所であった。
両親がいて、妹が二人、弟が一人。仲睦まじい家族であった。
少女が高校に進学し、相変わらずツマラナイ日常を送る中でも。
家という場所は、少女にとって一番の居場所であり、安らげる場所であった。
だがしかし、それが用意された質の悪い“おままごと”である事を、突如として思い知らされた。
記憶を取り戻し真実を取り戻した少女は、その受け入れがたい状況に拒絶反応を起こした。
記憶を取り戻し真実を取り戻した少女は、その受け入れがたい状況に拒絶反応を起こした。
何故、生前住んでいた家を再現し、両親が笑顔でいられるのか。
何故、私の目の前で殺された筈の弟妹が成長した姿で一緒に生活しているのか。
何故、奪われた私の人生を綺麗に飾り、私が守れなかったものを見せつけるのか。
何故、私の目の前で殺された筈の弟妹が成長した姿で一緒に生活しているのか。
何故、奪われた私の人生を綺麗に飾り、私が守れなかったものを見せつけるのか。
どうやら自分勝手な神様は、私に理不尽な人生を送らせるのみならず、私を飼いならそうとしているようだが。
絶対に許せない。私の想いを踏み躙られた。私の逆鱗に触れられた。
絶対に許さない。クソッタレな神様をぶち殺し、聖杯戦争をぶち壊してやる。
絶対に許せない。私の想いを踏み躙られた。私の逆鱗に触れられた。
絶対に許さない。クソッタレな神様をぶち殺し、聖杯戦争をぶち壊してやる。
だから少女は憎悪を抱き、偽りの世界に反逆すため、家を出た。
優しい世界に馴染めなくなってしまったから、目を背け逃げ出した。
優しい世界に馴染めなくなってしまったから、目を背け逃げ出した。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
猶予期間の間、仲村ゆりは深山町の街中を隈なく歩いた。
学園は大体知っているところだからいい。郊外まで見るのは大変なので後回し。だから商店街や住宅地、邸宅や洋館など様々な場所を見て回ったが。
いくつか気になったところを簡単に調査したものの、たいした成果も得られないままであった。
なにせあからさまに不審な行動を見せるわけにはいかないし、他人の家の中までは調べられない。
とりあえず人が集まりそうな場所―――他のマスターも寄りそうな所―――はいくつか頭の中には押さえておいたが。
当然いつ誰がイベントを起こすかも分からない。というより、空回りするかもしれない。
学園は大体知っているところだからいい。郊外まで見るのは大変なので後回し。だから商店街や住宅地、邸宅や洋館など様々な場所を見て回ったが。
いくつか気になったところを簡単に調査したものの、たいした成果も得られないままであった。
なにせあからさまに不審な行動を見せるわけにはいかないし、他人の家の中までは調べられない。
とりあえず人が集まりそうな場所―――他のマスターも寄りそうな所―――はいくつか頭の中には押さえておいたが。
当然いつ誰がイベントを起こすかも分からない。というより、空回りするかもしれない。
“ま、最初からそう簡単に手掛かりなんて掴めるとは思ってもいなかったがな”
「るっさいわね!そんなどうでもいいこと言わずに、次に行くわよ!」
「るっさいわね!そんなどうでもいいこと言わずに、次に行くわよ!」
姿を見せないまま棘を刺す英霊に対し、【卒業】し損なった少女が苛立ちながら言葉を返す。
分かっていた事とはいえ、やはり地道な作業には自分には似合わない、とゆりは思う。
しかし、今のゆりはSSSのリーダーではなく、ただの一学生に過ぎない。
以前の知り合いも学園にいるが、それはゆりの知る人物とは違うNPCであり、当然任務と称して行動させる事はできない。
だから、自分で出来る範囲で何かしらでも行動することに決めた。
七日間しかない期限の中で学校生活という無為な時間を過ごすよりは断然マシだ。
何より、どこの馬の骨とも知らない神を気取った奴が作った役割なんかに絶対に従うものか!
といった反骨精神を胸に、次は新都方面を探索するためにバスに乗り込んだ。
分かっていた事とはいえ、やはり地道な作業には自分には似合わない、とゆりは思う。
しかし、今のゆりはSSSのリーダーではなく、ただの一学生に過ぎない。
以前の知り合いも学園にいるが、それはゆりの知る人物とは違うNPCであり、当然任務と称して行動させる事はできない。
だから、自分で出来る範囲で何かしらでも行動することに決めた。
七日間しかない期限の中で学校生活という無為な時間を過ごすよりは断然マシだ。
何より、どこの馬の骨とも知らない神を気取った奴が作った役割なんかに絶対に従うものか!
といった反骨精神を胸に、次は新都方面を探索するためにバスに乗り込んだ。
冬木大橋を抜ける途中、携帯電話が鳴り出した。
画面の表示を見ると「日向」の文字が写されている。
少しだけ出るか出ないか悩んだが、すぐに終了ボタンを押した
バスの中だからマナーを守る、ということもあるけど。
少し不安な事もあるため、いつもにもなく躊躇ってしまった。
画面の表示を見ると「日向」の文字が写されている。
少しだけ出るか出ないか悩んだが、すぐに終了ボタンを押した
バスの中だからマナーを守る、ということもあるけど。
少し不安な事もあるため、いつもにもなく躊躇ってしまった。
こちらの、偽りの世界での学校にも死後の世界の仲間が何人かいた。
いつも通りバカばっかやっているSSSメンバーが数人。相変わらずバンド活動をしているガルデモ。
そして何故か生徒会長をやっている音無とか、細部においては異なる役割を振られている者もいた。
逆に学園にいない人も結構いた。特に、かなでちゃんがいないのは少し寂しい気がしたけど…
いつも通りバカばっかやっているSSSメンバーが数人。相変わらずバンド活動をしているガルデモ。
そして何故か生徒会長をやっている音無とか、細部においては異なる役割を振られている者もいた。
逆に学園にいない人も結構いた。特に、かなでちゃんがいないのは少し寂しい気がしたけど…
バスは大橋を超えて、駅前の停留所に到着した。
急いで降りて、駅の方に向かって進みながら、一つの心配事を考える。
私と同じように、知り合いの中にもマスターになった者がいるのではないか、っと。
その可能性はほとんど考えられない。私達はちゃんと【卒業】したはずだから。
生前に思い残した悔いを、音無とかなでちゃんが殆ど解消してくれたから。
だから、この偽りの世界に喚ばれる事は普通ならば考えられない。
急いで降りて、駅の方に向かって進みながら、一つの心配事を考える。
私と同じように、知り合いの中にもマスターになった者がいるのではないか、っと。
その可能性はほとんど考えられない。私達はちゃんと【卒業】したはずだから。
生前に思い残した悔いを、音無とかなでちゃんが殆ど解消してくれたから。
だから、この偽りの世界に喚ばれる事は普通ならば考えられない。
それなら、何故私はここにいるのだろうか?
もしかして、心の奥底に未練でも残っていたから【卒業】できてなかったのか?
それともクソッタレな神様が仕掛けた理不尽な悪戯なのか?
どちらにしても、私がここにいるという事実だけで、他のメンバーがマスターでないという保証が得られない。
もちろん杞憂で終わる可能性も高い。
だけど、もし誰かが何かしら願いを持っていた場合、私は……
もしかして、心の奥底に未練でも残っていたから【卒業】できてなかったのか?
それともクソッタレな神様が仕掛けた理不尽な悪戯なのか?
どちらにしても、私がここにいるという事実だけで、他のメンバーがマスターでないという保証が得られない。
もちろん杞憂で終わる可能性も高い。
だけど、もし誰かが何かしら願いを持っていた場合、私は……
そしてゆりは同じ轍を踏んでしまった。
少し考え事をして、少し俯いたまま歩いていたため前方不注意になり。
雑踏の中でまたもや人とぶつかってしまった。
少し考え事をして、少し俯いたまま歩いていたため前方不注意になり。
雑踏の中でまたもや人とぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさいっ!」
また同じ事をしてしまったを後悔しつつ、ゆりはぶつかってしまった相手に謝罪した。
しかしその相手は、正装で身を整えた赤毛の男は別段気にしていない様子だった。
しかしその相手は、正装で身を整えた赤毛の男は別段気にしていない様子だった。
「いえ、大丈夫です。それよりお怪我はないですか、お嬢さん」
「私も大丈夫です。本当にすみません、ちょっと考え事をしていて…」
「いいっていいって。それよりちょっと道を尋ねたいんだけど、いいかな?」
「あ、はい、いいですよ」
「私も大丈夫です。本当にすみません、ちょっと考え事をしていて…」
「いいっていいって。それよりちょっと道を尋ねたいんだけど、いいかな?」
「あ、はい、いいですよ」
そう言って男は住所が記されたメモを取り出した。
ゆりはその住所を携帯電話の地図で調べ、大体の道順を教えた。
ゆりはその住所を携帯電話の地図で調べ、大体の道順を教えた。
「たぶんこれで目的地に行けるとは思いますが、
もし分からなくなりましたら近くの交番などに尋ねてみてくださいね」
「了解。お嬢さんの分かりやすい説明のおかげで大丈夫そうだ、サンキュー」
「いえいえ。困った時はお互い様ですから」
もし分からなくなりましたら近くの交番などに尋ねてみてくださいね」
「了解。お嬢さんの分かりやすい説明のおかげで大丈夫そうだ、サンキュー」
「いえいえ。困った時はお互い様ですから」
短い邂逅を済ませ、ゆりは赤毛の男と別れる。
男が目的地に向かって雑踏に紛れ込んだ姿を確認してから、ゆりもまた駅に向かって歩き始めようとする。
しかしすぐさまセイバーの念話がそれを遮った。
男が目的地に向かって雑踏に紛れ込んだ姿を確認してから、ゆりもまた駅に向かって歩き始めようとする。
しかしすぐさまセイバーの念話がそれを遮った。
“マスター”
「なに」
“さっきの男、どう思う”
「どう、って……ただの外人のビジネスマンにしか見えなかったけど」
“俺には、血に飢えた狼に見えたがな”
「なに」
“さっきの男、どう思う”
「どう、って……ただの外人のビジネスマンにしか見えなかったけど」
“俺には、血に飢えた狼に見えたがな”
セイバー、斎藤一はすれ違った男の方に顔を向けて睨んでいた。
幕末の騒動を駆け巡り、新時代の公僕として悪を捌いてきた者だからこそ得られる直感が警鐘を告げる。
数多の戦場を潜り抜けた者にだけが漂わせる独特の雰囲気。
数多の血を見ても物ともしなさそうな鋭い眼つき。
まだ断定はできないが、あの男は純粋な悪意の塊でできている。
幕末の騒動を駆け巡り、新時代の公僕として悪を捌いてきた者だからこそ得られる直感が警鐘を告げる。
数多の戦場を潜り抜けた者にだけが漂わせる独特の雰囲気。
数多の血を見ても物ともしなさそうな鋭い眼つき。
まだ断定はできないが、あの男は純粋な悪意の塊でできている。
「さっきの人が怪しかった、って言うつもり?もしかして、サーヴァントの気配でも感じたの?」
“いや、感じられなかった。もしアサシンのマスターだったら《気配遮断》で察知できんし、
サーヴァントとは別行動をとっている場合も考えられる。当然、NPCの可能性も考えられるがな”
「つまり、あんたのタダの勘ってわけ」
“少なくとも奴は只者ではない。用心しとけ”
「…そう、なら次に出会った時は警戒しておくわ」
“いや、感じられなかった。もしアサシンのマスターだったら《気配遮断》で察知できんし、
サーヴァントとは別行動をとっている場合も考えられる。当然、NPCの可能性も考えられるがな”
「つまり、あんたのタダの勘ってわけ」
“少なくとも奴は只者ではない。用心しとけ”
「…そう、なら次に出会った時は警戒しておくわ」
己が従者からの警告は受け取ったものの、しばらくはさっきの男とは会うことはないだろう。
だからゆりは思案するのを止めて、駅に向かいながら次に向かう場所を考え始めた。
だからゆりは思案するのを止めて、駅に向かいながら次に向かう場所を考え始めた。
【C-8/街中/1日目・午前】
【仲村ゆり@Angel Beats!】
[状態]健康
[令呪]残り三画
[装備]私服姿、リボン付カチューシャ
[道具]お出掛けバック
[金銭状況]普通の学生よりは多い
[思考・状況]
基本行動方針:ふざけた神様をぶっ殺す、聖杯もぶっ壊す。
1.新都の各所を調査、その後も余裕があれば後回しにしていた場所も見て回る。
2.赤毛の男(サーシェス)を警戒する。
[備考]
[状態]健康
[令呪]残り三画
[装備]私服姿、リボン付カチューシャ
[道具]お出掛けバック
[金銭状況]普通の学生よりは多い
[思考・状況]
基本行動方針:ふざけた神様をぶっ殺す、聖杯もぶっ壊す。
1.新都の各所を調査、その後も余裕があれば後回しにしていた場所も見て回る。
2.赤毛の男(サーシェス)を警戒する。
[備考]
- 学園を大絶賛サポタージュ中。
- 家出もしています。寝床に関しては後続の書き手にお任せします。
- 赤毛の男(サーシェス)の名前は知りません。
【セイバー(斎藤一)@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】
[状態]健康、警戒
[装備]帯刀状態
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに付き合ってやる。
1.マスターの探索・調査に同行。
2.赤毛の男(サーシェス)に警戒。
[備考]
[状態]健康、警戒
[装備]帯刀状態
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに付き合ってやる。
1.マスターの探索・調査に同行。
2.赤毛の男(サーシェス)に警戒。
[備考]
- 霊体化してゆりに同行しています。
- 赤毛の男(サーシェス)の名前は知りません。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
見知らぬ少女にぶつかり適当にあしらった後。
サーシェスは別行動をとっているアサシンに念話を送った。
サーシェスは別行動をとっているアサシンに念話を送った。
「なぁアサシン、さっき出会ったガキを尾行してくれねぇか。駅の方に向かった、黄緑のリボンを付けたカチューシャのガキだ」
“それは別に構わないけど、どうしてだい?”
「なぁに、ただの勘、さ」
“それは別に構わないけど、どうしてだい?”
「なぁに、ただの勘、さ」
戦場という戦場を転々と巡り、営業のため世界各所を駆け回ったサーシェスは、当然平和ボケした日本にもビジネスとして何度か訪れた事がある。
トップクラスの治安を維持する国は、血と硝煙の匂いを好むサーシェスには縁なき場所だが、それでもその地域の特徴はある程度は捉えていた。
だから、こんな時間から学校にも行かずに出歩いているガキが少し気になっていた。
そしてそれ以上に、身のこなしが他のNPCとは少し違うことに気付いていた。
殆どは年相応のガキの仕草だが、無意識のうちに何かを警戒し、すぐにでも戦闘が出来るように最低限の身構えを維持しているようだ。
どうやらそこそこの戦闘技術は持っている、かもしれない。
まッ、今はそれだけじゃ断定できないが。少なくとも、俺の遊び相手としては物足りない。
とはいえ、もしあれがマスターなら、狩らない訳にはいかねぇなぁ。
トップクラスの治安を維持する国は、血と硝煙の匂いを好むサーシェスには縁なき場所だが、それでもその地域の特徴はある程度は捉えていた。
だから、こんな時間から学校にも行かずに出歩いているガキが少し気になっていた。
そしてそれ以上に、身のこなしが他のNPCとは少し違うことに気付いていた。
殆どは年相応のガキの仕草だが、無意識のうちに何かを警戒し、すぐにでも戦闘が出来るように最低限の身構えを維持しているようだ。
どうやらそこそこの戦闘技術は持っている、かもしれない。
まッ、今はそれだけじゃ断定できないが。少なくとも、俺の遊び相手としては物足りない。
とはいえ、もしあれがマスターなら、狩らない訳にはいかねぇなぁ。
「なに、ちょっと探るだけでいい。収穫があろうとなかろうと、適当なところで切り上げればいいさ」
“了解。それじゃあピロロ、行ってきてくれるかい?”
「っておい、チビ助に任せて大丈夫かよ?」
“問題ないさ。いつもは飄々と道化を演じているけど、やることはちゃんとやる、ボクの頼もしい友達だからね”
“ボクも役に立ちたいからね!まかせて!”
「…まっ、別にいいぜ。ヘマだけはするなよ」
“了解。それじゃあピロロ、行ってきてくれるかい?”
「っておい、チビ助に任せて大丈夫かよ?」
“問題ないさ。いつもは飄々と道化を演じているけど、やることはちゃんとやる、ボクの頼もしい友達だからね”
“ボクも役に立ちたいからね!まかせて!”
「…まっ、別にいいぜ。ヘマだけはするなよ」
少々違ったものの、特段気にする必要はない。
願わくば、あの嬢ちゃんがマスターであってほしい。ドンパチかまして、その脳天をぶち抜きたいものだ。
もしハズレなら興味を失うだけだ。別の獲物を探せばいい。
まだ聖杯戦争は始まったばかりだ。今はじっくり見定めようじゃねぇか。
願わくば、あの嬢ちゃんがマスターであってほしい。ドンパチかまして、その脳天をぶち抜きたいものだ。
もしハズレなら興味を失うだけだ。別の獲物を探せばいい。
まだ聖杯戦争は始まったばかりだ。今はじっくり見定めようじゃねぇか。
【C-8/街中/1日目・午前】
【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダムOO】
[状態]健康
[令呪]残り三画
[装備]正装姿
[道具]カバン
[金銭状況]当面は困らない程の現金・クレジットカード
[思考・状況]
基本行動方針:戦争を楽しむ。
1.獲物を探す。
2.カチューシャのガキ(ゆり)の尾行をピロロに任せる。
[備考]
[状態]健康
[令呪]残り三画
[装備]正装姿
[道具]カバン
[金銭状況]当面は困らない程の現金・クレジットカード
[思考・状況]
基本行動方針:戦争を楽しむ。
1.獲物を探す。
2.カチューシャのガキ(ゆり)の尾行をピロロに任せる。
[備考]
- サーシェスの次の目的地は次の書き手にお任せします。
- カチューシャの少女(ゆり)の名前は知りません。
- 現在アサシン(キルバーン&ピロロ)とは別行動中。
- 銃器など凶器の所持に関しては後続の書き手にお任せします。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「それじゃ、索敵の方は任せたよ、キルバーン」
「了解。尾行の方も任せたよ、ピロロ」
「了解。尾行の方も任せたよ、ピロロ」
サーシェスがいるエリアの隣、【B-8】のビル街にアサシンは紛れていた。
彼らはマスターとの協議の上で別行動をとっている。
目的は索敵。場合によっては暗殺してもいい、という許可を得ているが。
しかしこの広大で複雑な都市部で敵マスターやサーヴァントを探すのは至難であろう。
なので二手に分かれてできるだけ情報を集めてみようとしたが。
どうやらマスターがいち早く見つけてくれたらしいようだ。
そして尾行の依頼を受けたピロロとキルバーンは一計を案じた。
彼らはマスターとの協議の上で別行動をとっている。
目的は索敵。場合によっては暗殺してもいい、という許可を得ているが。
しかしこの広大で複雑な都市部で敵マスターやサーヴァントを探すのは至難であろう。
なので二手に分かれてできるだけ情報を集めてみようとしたが。
どうやらマスターがいち早く見つけてくれたらしいようだ。
そして尾行の依頼を受けたピロロとキルバーンは一計を案じた。
宝具『大魔王の死神(キルバーン)』はピロロがいなくても自動で動くことができる。
人形とはいえ一個体として数えられる。複雑な会話も可能とし、戦闘も難なくこなせる。
だからこそ、ピロロは『キルバーン』に戦闘を任せられ、自身は危険な目に合わずに済む。
人形とはいえ一個体として数えられる。複雑な会話も可能とし、戦闘も難なくこなせる。
だからこそ、ピロロは『キルバーン』に戦闘を任せられ、自身は危険な目に合わずに済む。
そしてピロロは自身の演技力に絶対の自信を持っている。
自身の素性を隠す『正体秘匿』、宝具が無事な限り無事でいられる『自己保身』といったスキルによる補助もあるが。
もし万が一、敵サーヴァントに相対したとしても、ただの使い魔でしかない道化として騙し通せる自負がある。
必要であれば道化の仮面を外し、いくらかの情報を提供しつつ逆に情報を聞きだすことも可能だろう。
まっ、『気配遮断』と『正体秘匿』が機能していればそんな事する必要はないが。
自身の素性を隠す『正体秘匿』、宝具が無事な限り無事でいられる『自己保身』といったスキルによる補助もあるが。
もし万が一、敵サーヴァントに相対したとしても、ただの使い魔でしかない道化として騙し通せる自負がある。
必要であれば道化の仮面を外し、いくらかの情報を提供しつつ逆に情報を聞きだすことも可能だろう。
まっ、『気配遮断』と『正体秘匿』が機能していればそんな事する必要はないが。
だから適材適所、二手に分かれて動くことにした。
マスターの言う通り、ハズレの可能性もあるが、アタリの可能性もありそうだし。
ここはピロロが確認に行き、キルバーンには引き続き索敵してもらうことにしよう。
もし有事があった場合は“ルーラ”で移動すればひとっ跳び!すぐにどの現場にも急行できる。
だから今は、出来る限りの暗躍をしようじゃないか。
マスターの言う通り、ハズレの可能性もあるが、アタリの可能性もありそうだし。
ここはピロロが確認に行き、キルバーンには引き続き索敵してもらうことにしよう。
もし有事があった場合は“ルーラ”で移動すればひとっ跳び!すぐにどの現場にも急行できる。
だから今は、出来る限りの暗躍をしようじゃないか。
【B-8/ビル街/1日目・午前】
【アサシン(キルバーン)@DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 】
[状態]健康
[装備]いつも通り
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに付き合い、聖杯戦争を楽しむ。
1.索敵、調査、情報収集。
[備考]
[状態]健康
[装備]いつも通り
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに付き合い、聖杯戦争を楽しむ。
1.索敵、調査、情報収集。
[備考]
- サーシェスとは別行動中。
- ピロロも別行動するため、自動的に行動します。
- 機械人形ですが、高性能AIのように自律的な行動・会話が可能です。
【アサシン(ピロロ)@DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 】
[状態]健康、宝具の復活一回分の魔力をストック
[装備]いつも通り
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに付き合い、聖杯戦争を楽しむ。
1.マスターの指示に従い、尾行する。
2.索敵、調査、情報収集。
[備考]
[状態]健康、宝具の復活一回分の魔力をストック
[装備]いつも通り
[道具]なし
[思考・状況]
基本行動方針:マスターに付き合い、聖杯戦争を楽しむ。
1.マスターの指示に従い、尾行する。
2.索敵、調査、情報収集。
[備考]
- サーシェスとは別行動中。
- キルバーンとも別行動をとる。
- もしものときは“ルーラ”や“トベルーラ”で移動 or 逃走する。
- 猶予期間中に魂喰いで得た魔力をストックしています。宝具を一回復活できる程度+αです。
BACK | NEXT | |
003:死者の二人はかく語る | 投下順 | 005:穿たれた夢-シンデレラは笑えない- |
015:Fake/この手が掴んだものは | 時系列順 | 006:泡沫の心 |
BACK | 登場キャラ | NEXT |
000:黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- | 仲村ゆり | 031:空の騎士 |
セイバー(斎藤一) | ||
アリー・アル・サーシェス | 011:漆黒のジャジメント-what a noble dream- | |
アサシン(キルバーン) | 021:だから、戦うんだ | |
アサシン(ピロロ) |