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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 別れ、そして……

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

別れ、そして……

最終更新:2010年10月19日 23:21

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だれでも歓迎! 編集

別れ、そして…… ◆NaLUIfYx.g


「み~、何もないのです……」
「そうだね、なかなか見つからないね」

梨花が残念そうに呟き、それに賛同するリンク。
ここは学校内、校舎の出来具合から小学校に見えた。しかし、そこには元気にはしゃぐ子供達や、勉強を教える先生はいなかった。
4-2と書かれた看板、生徒数30人ぐらいであろう教室に、梨花と灰原とリンクの3人が寂しくいた。
灰原は未だに気絶中、リンクと梨花は何やらロッカーの中を物色していた。
3人は学校に入るや否や、颯爽と玄関内へと入り、梨花の提案によりそのまま土足で侵入した。
体操服やスクール水着が置いてある場所といったら教室、自分ぐらいのサイズがあるであろう4年生の教室へと入っていった。
そして梨花の読み通り、教室内の机の脇にかかってある体操着袋に、体操服がご丁寧に畳んで入っていた。
さらにはタオルも置いてある。シャワーまでとはいかないが、体を拭くには十分であろう。
梨花が教室内で着替えようとした時、リンクが外に出ようとしなかったので、

「み~、リンクは僕の姿を見たいのですか?」

と、恥ずかしそうに言う。
リンクはそれにノックアウト、顔を赤くして扉を豪快に開けて外に出て、豪快に閉めた。
その行動に梨花は心の中で笑う。

(リンクはやっぱり可愛い所もあるのね)

廊下でリンクは何を思っているのだろうか? もしかしたら自分の体を想像しているのかもしれない。
……この胸のない体を……
そう思うとちょっぴり腹が立った。こういうとき沙都子の体が羨ましく思える。しかし、思っても仕方ない。
梨花はため息を吐きながらも、自身の服を脱ぎ始めた。

テキパキと着替えて、梨花はリンクを呼び、前に着ていた服はランドセルの中へと放り込んだ。
サイズも自身と合っており、殺し合いをする格好には見えないが、動きやすくなった事実もある。
リンクにとっては体操服など初めてみる服、顔を赤くしながらもどうしても目をやるところに困った。
それがおかしかったのか、梨花は意図的に机の上に座って露出している太ももあたりを強調する。
その行動にさらに焦ったのか、体を反転してなにやらぶつぶつと呟くリンクにさらに内心笑う梨花。
梨花の読みがあっているならば、きっと「落ち着け落ち着け」なのだろう。
まぁこれ以上弄っても時間の浪費、梨花は「我慢してくださいなのです」と言い、これからの事を相談した。
その結果、こういう事になっている。
今、このパーティで足りない物と言えば武器だ。刀剣類が一つもない今、敵と戦闘になった時確実に不利になる。
そう思って、生徒が使っているロッカーには何か有効活用出来る武器がないか探していたのであった。
リンクは練習もかねて、あるるかんを使う。
出席番号の始まりと終わりから同時に調べていって、結果は現在の状況、収穫は未だになかった。
二人とも出るため息、別の教室のロッカーを探そうかと、そう思った時、

『わ、わだくじ、忍『ガガ、ピー』属、『ピーガガガッ』寺乱太郎は、人をじなぜてしまいました。
 さ、3人も、死なずに済んだ人を死なせてしまいまじ『ガガーッ、ピーー』。
 ここに、みなさんにお詫びの言『ピーガガガ』く……』

どこかの窓が開いていたのだろうか、何やら声が聞こえた。
男の子の声、尚且つその子は泣いていた。
そして繰り返される同じ言葉、途切れない様子は一切ない。

「あれ? あの声の持ち主は……?」
「あれは拡声器と言うのですよ、声がとても大きく聞こえる道具なのです」

リンクのない知識を、梨花が伝える。しかし、ところどころ雑音が聞こえて、壊れている様子であった。
加えてその声は涙声、何かあったのかは誰だってわかる。
つまり、

「あの子は助けを求めているのかな?」 
「そうかもしれないのです。でも罠の可能性もあるのです」

リンクが1つの結論を言い、梨花が別の可能性を見出だす。
つまり、あの涙声は罠であって他の参加者を呼ぶ餌、餌にかかったらその人物を殺そうという考え。
その可能性は十分にある。
ちょっと考えれば、こんな状況でそれを言うことは自殺行為以外何物でもない。
やる気のある人間に居場所を伝えて、殺して下さいと言っても過言ではなかった。しかし、あくまで可能性である。
聞こえて来る言葉から推測すると、彼は3人もの人を見殺ししたらしい。
普通の子供がそんなことをしたら、精神など持つはずがなかった。
そして、ランドセルの中にあったのか、外に落ちていたのかわからないが、壊れた拡声器が目の前あったら?
それらの条件が重なれば、涙声で必死に助けを請う姿が容易に想像できた。
リンクはそっちの姿が浮かんでおり、助けられずにはいられなかった。
梨花を守れるなら守りたい。しかし、すぐ近くに助けを請う人間を見捨てる程リンクは冷たくなかった。
こうしている間にも、声が大きくなって近付くのが分かる。
助けられるのは自分ぐらいしかいない。
リンクは梨花の方を向く。
梨花は何か言いたげなのかリンクを、不思議そうに見守る。

「ごめん、梨花ちゃん……どうしても行きたいんだ」

リンクが自分の思いを伝える。
決心した眼つき、こうなったら例え断ったとしても行ってしまうだろう。
梨花はちょっと残念そうな顔になる。しかしそれも一瞬、すぐに笑顔に変わった。

「こうなったリンクは誰にも止められないのです。僕たちはここで隠れんぼしてますので、早く見つけてください」

「にぱ~☆」と可愛らしい声を出す。
これは梨花なりのOKサインであった。
断っても行くのだから、せめて後味が悪くならないようにと梨花なりの思いがあった。
確かにここには隠れる所はある。
障害物もいくつかある。教室に入っても2箇所出口があるので逃げるのにも問題はない。
それはある程度ここが安全であることの証明だと梨花は思った。
梨花自身は罠であると思う。だから梨花が行っても、それはリンクの足を引っ張ってしまう。
それだけは絶対避けなくてはならない道、ならば自分が安全な所に居るのがせめてもの慈悲である。
そこまで梨花は考えていた。リンクも、まさか梨花からそのような答えが返ってくるとは思わなかった。
だが驚くのは一瞬、すぐさま笑みで返す。

「ありがと、大丈夫すぐに戻ってくるから!」

と、手を振って教室を出て行き、声のする方へと向かって行った。
梨花も手を振る。別れを惜しまずに、帰ってくる事を祈って……

(さて、どうするべきかしらね)

ここに人がいるなんてそう易々と気づくはずがなかった。
それはずっと前から自分達を監視している人ぐらい、そんな人がいる気配などない。
ならばリンクが行ってしまったこの時間何をしてよう、窓からリンクの様子を伺うべきであろうか?
未だに拡声器の声が聞こえる。故にどの辺にいるのかもわかる。
その為には気絶している灰原も連れて行かなければならない。と、梨花は気絶している灰原の方に近寄り、座り込む。
仮に戦闘になったとしても、さすがにこの子みたいな人ではないであろう……

「み~、何であんな薬品を知ってるのか不思議不思議です」

と言うが、もちろん返事は返ってこなかった。
手錠もかかって身動きは取れない。
仮に暴れたとしても両手が塞がれている灰原には、負ける気がしなかった。

(どうせ手が動けないのならここに放っといても大丈夫かしら?)

その考えは辞める。後で起きたら色々聞いた方がいいと、そう思ったとき、

――カタ――

途端音が聞こえた。
それは小さな音、普通に聞き過ごしてもおかしくない音であったが、梨花は黙りこみ硬直する。
一筋の汗が流れて、頭が働く。
梨花は見過ごしていた点があった。
この学校に入ってから、2人は定期的に喋っていた。他に話している人はいない。
ある程度の距離にいたら、気付かれてもおかしくなかった。
それでまず監視しなくても2人の人間がこの学校内に入ったと気づかれる。
それに足、外の森の中をずっと歩いていた靴は確実に泥で汚れていた。
そして、その靴でそのまま学校内に入ったらどうなる?
僅かながら廊下に泥が途切れ途切れついても不思議ではない。
確かに梨花の考えは間違いではなかった。しかし、この学校内に元から人がいる可能性を忘れていたのであった。
未だに襲われる気配がなかったゆえの油断。
その間にも音は大きくなる。梨花は激しく動く鼓動を落ち着かせて、どうするべきかと考える。
逃げる? ……いや無理であろう。自分の運動神経はあまりよくない。
相手は準備万端の状態、振り払える自信がない。
隠れるか? それもダメだ。既にこの教室に追い込まれているのだから隠れても探し出されるに決まっている。
今まで梨花が思っていた事は、実は勘違いしていた事が今になってわかる。自分の失敗に激しく後悔した。
ならば最後の選択肢――戦う、それしか梨花の選択肢はなかった。
その結論に至るまで僅か数秒、動くときに邪魔になるランドセルを置いて、掃除用ロッカーからT字箒を取り出した。
一回強く握って、使いやすさを確かめる。

(うん、悪くはない)

昔、彼女がいた別の世界でモップを使って戦った事があった。
あの時は一分だけでもいいから時間を稼げばよかった。しかし、今回は違う。
相手を倒さなければならない。しかも、失敗したら確実に死ぬ。
助ける人はいない。ここは自分がなんとかしなくてはならない。
足音はさらに大きくなり、もう少しでこの教室に辿り着く。
音の方向から入って来るのは前方入口、梨花は走る。僅かでも有利な状況へと持っていく為に息すらも潜める。
チャンスは一度、相手がこの教室に入った瞬間思いっきり土手っ腹か胸辺りを殴る。
それで倒れない人間などいない。そこで追い討ちをかける作戦であった。
時間がない分作戦は即席、幾多の不確定要素はあるがわがままなど言ってはいられない。
絶対に帰る、帰って皆で幸せを手に入れる。
それの幸せが古手が手に入れた最高の世界、それを無駄には出来ない。
足音が止まる。敵とはもう壁という障害物がなければ、顔を見合わせる距離
鼓動が早くなる。全身から汗が吹きだしている感覚が梨花をさらに焦らせる。
疲れているわけでもないが、息が早くなる。

(大丈夫、きっとやれる……やれるはず!)

梨花は箒を軽く頭に叩いて落ち着かせる。
そして……扉は開かれた。
一瞬遅れて入り込む何者か、
二瞬遅れて梨花の気合いを入れた声と共に繰り広げられる攻撃。
腰の捻りと遠心力を使って自身の持てる最大速度を箒に注ぎ込む。
言うならばまさに気付けば……という状態、侵入した子に避ける術はきっとないはず!
そのまま箒は、敵の胸辺りに直撃した。
「げふっ」という声と、何やら重い音と共に宙に浮く敵。
そのまま廊下にへと再度放り出された。
梨花自身手応えはあったが、人間の肌感触ではなかった。
もっとこう……堅い何かが防いだ感じ……

「げほっ、げほっ……」

咳込む敵によって、次するべき行動を思い出す。
脳震盪でもなんでもいいからとにかく気絶させる。
梨花は思い切って開いている扉の真正面――即ち敵の真正面に向かった。
と、そこにいたのは……
手にはモップ! 着物の間にリコーダーをさし、極めつけは頭に赤ブルマ!
あまりの敵の格好に、肩がずるっと落ちて梨花はこけそうになった。
それを片方の足で踏ん張り、耐えた。しかし、追撃をすべきか悩む。
むしろ敵の格好に困惑した。

(な、な……ヤク女の次は変態男なの……?)

あまりの光景に思わず立ちつくす梨花。
咳き込む謎の人物は両手を挙げて降参のポーズを取り、梨花の顔の方へと向いた。

「いやはや……いきなり襲われるとは……ん?」

最後の疑問の投げかけと同時に梨花の下の方を見て、何か閃いたのかポンと手を叩く。

「なるほど、これはそうやるのですか」

梨花は直感で感じる。多分赤ブルマのことを言っているのだろう。
そんなことより、

(ここにはまともな一般人はいないのかしら?)

心底呆れる梨花
いや、この目の前にいる少年こそ数少ないまともな一般人なのだが……
そして後ろの方で目覚める少女
このタイミング、この状況
彼女のすぐ傍には梨花のランドセルが置いてあった。

【D-4/学校4階、4-2教室内/1日目/昼】
【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:色々と疲労困憊、困惑
[装備]:T字箒
[道具]:基本支給品、不明支給品×1(確認済み)、5MeO-DIPT(24mg)、エスパー錠の鍵@絶対可憐チルドレン 、平常時の服
[服装]:体操服。体操着に赤ブルマ着用です
[思考]:もう一体なんなの……
第一行動方針:目の前にいる変態男(一休さん)をどうするか
第二行動方針:リンクを待つ
第二行動方針:同行者を増やす
基本行動方針:生き延びて元の世界に帰る
参戦時期:祭囃し編後、賽殺し編前
[備考]:梨花のランドセルは灰原の目の前に置いてあります

【一休さん@一休さん】
[状態]:胸部に痛み(通常行動にはあまり問題なし)
[装備]:シャインセイバー(サモナイト石)@サモンナイト3
体操着(着物の下)、教科書(服の下に仕込んである)
リコーダー、モップ、赤ブルマ(頭に被っています)
[道具]:エルルゥの薬箱の中身(ワブアブの粉末、カプマゥの煎薬、ネコンの香煙、紅皇バチの蜜蝋) @うたわれるもの
体操着袋、チョーク数本、雑巾、ブリキのバケツ、ホース数m、教科書数冊
[思考]:いやはや、それは穿く物なんですか
第一行動方針:あわてない、あわてない
第二行動方針:目の前の女性(梨花)の誤解を解き、コンタクトを取りたい
第三行動方針:驚く事ばかりだけれど、周囲への理解と食料の確保をしたい
第四行動方針:余裕があれば、森にでも骨格標本を埋葬し供養したい
基本行動方針:ゲームをうまく脱出する
[備考]:懐と体操着袋とバケツに細かい荷物を分けて入れています。
水道の使い方、窓や扉のカギの開け方を理解しました。
ブルーを不思議な力(スタンガン)を持った神仙または学術者の類と思っています。

【灰原哀@名探偵コナン】
[状態]:健康、目覚め
[装備]:エスパー錠@絶対可憐チルドレン
[道具]:基本支給品、ふじおか@みなみけ(なんか汚れた)
[服装]:子供服。着方が乱暴でなんか汚れてる。
[思考]:あれ……ここはどこかしら?
第一行動方針:目の前の状況に対処
第二行動方針:罪を償うため、自分を汚す。
参戦時期:24巻終了後
[備考]:灰原は、この世界を現実だと思っていません。


     * * *


ある程度の情報交換を行った三人であったが、とくにそれといった有力な情報は持っておらず、自己紹介程度に止まった。
それらを終えた後、「どうしようか?」と聞く小狼に、「腕が痛いから保健室に行きたい」と答えるコナン。
ネギも戦闘による疲労感が溜まっており、小狼もさくらが学校に行くかもしれないと判断、2人共賛成した。
歩いている間は無言であった。
いつ襲われるかわからない状況、そのような状況下で敵の位置を教える会話は無用であった。
とりあえず小狼が先頭に、コナン、ネギと続いた。
小狼が前方を注意、ネギが後方を注意という役割で、間に挟まれたコナンは違う事に集中できる余裕があり、この殺し合いについて考え始めた。

(とりあえず全ての常識を捨てよう、それが脱出する為の第一条件だ。ネギと小狼の話を聞く限りこいつらは俺の世界にはいない。
 あいつらがこんな事で嘘をつく意味もないし、他の出会った奴らからでも容易に判断できる。
 つまり、あのジュダって野郎は幾多の世界の人間をこの空間に呼び寄せた、となる。これらをやる目的とかはどうでもいい。
 これから確実に問題となっていくのが脱出手段……がないから困っているんだよな。
 1番の邪魔はこの首輪、2番目にこの空間が島であることを……二重の罠が張られているって事だな……)

そう言いながら地図を取り出す。
地図には沢山の施設がおいてある。今から行く学校で休憩してからどうするべきか……と悩む。

(ネギとかの魔法でなにか空間移動的な魔法はないのか? それだったら首輪を解除すればいけると思うのだが……
 だがその為には首輪を解除しなきゃならない。あのジュダって野郎がそんな魔法染みだ事をしてるんだから、この首輪も科学じゃなくて魔法で出来ているのだろう。
 ようはその役目を担うのはネギや小狼って事なのか? 俺は何にもできねえのか? 落ち着け、考えるんだ工藤新一
 お前にしか出来ない事があるはずなんだ。それは逆に言うと俺は死んではいけない存在でもあるんだ。……バーロ)

自分に喝を入れる。俺はこんな所じゃ死ぬわけがねえ、と
ここの殺し合いはよく出来ている。
よく出来ているから完璧に見える。しかし、この世に完璧はない。
どこか必ずミスっていうのが存在する。
1人で見つからないなら二人で探せばよい、2人で見つからないなら3人で探せばよい。
それが仲間ってものではないのか?
このわずか数時間で出来た仲間を信頼しようではないか?
彼らもある程度教養のある人達だ。
3人寄れば文殊の知恵、やってやろうじゃねえか
コナンは強く願う。そしてこれからのするべき事を見極める。

「大丈夫ですかコナン君?」

そんなコナンの様子がちょっと変だと気づいたのか、ネギが声をかける。
小狼は気にせず黙々と歩いていく為、コナンの様子には気がつかなかった。
もっとも、ここで足を止める気などなく、コナンも歩きながら答える。

「あぁ、一人で悩んだってしょうがねえよな!」
「……はい?」

コナンの言っている事がよくわからず、首を傾げなんとも間抜けな声をだすネギ。
もう子供の役を演じる必要などない。
この世界での知り合いは灰原だけ、ここで自分の本性を晒しだして何か問題があるのだろうか?
そしてコナンは自然と笑みが浮かべてくる。
敵は強大だ――だからこそ倒しがいがある。それは完全犯罪に挑戦する探偵の顔であった。


学校までは近かったのか、歩いて十数分程度で着いた。
ご丁寧に校門から堂々と入る。
右手にはプール、左手には体育館、そして正面には学校。
目の前に広がる校庭には人影一つない。
学校内はどうなっているかよくわからかった。
窓に人が近づいてくれればわかるのだが、そんな様子はどの窓からもしない。
ここですべき事は休養とコナンの骨折の治療、それらに最適な場所は一つだけ。
保健室、そこに行けばある程度の治療薬やベッドが置いてある。
まさに休憩所としてはうってつけの場所であった。
そして学校の玄関に入ろうとしたその時、

『わ、わだくじ、忍『ガガ、ピー』属、『ピーガガガッ』寺乱太郎は、人をじなぜてしまいました。
 さ、3人も、死なずに済んだ人を死なせてしまいまじ『ガガーッ、ピーー』。
 ここに、みなさんにお詫びの言『ピーガガガ』く……』

声が聞こえた。
それはまだ小さい声であった。しかし、3人の耳にはちゃんと入っていった。
音量や音質から拡声器を使っているのかと思われる。しかし、壊れているのかところどころ声が飛んでいる。
止まる足、音の方向から大体北東であった。
絶えず続く涙声、声は次第に大きくなっていく――近づいている証拠だ。
コナンはこれを罠だと判断できた。
ずっとここまで拡声器を使ってきて、誰一人襲わないし、誰一人助けようとしない。
そんな事はありえない。ありえるはずがなかった。
それならば答えは一つしかない。
助けに来た人間が殺された。襲ってきた人間を返り討ちにした。
それぐらいの力量を持っている人間だという事。
強力な武器か、強力な力か、どちらかはわからないが無闇に突っ込んではならない。
さらに疲労感が溜まっているネギと片腕骨折のコナン、挑んでも3対1であるがあまり有利な状況ではなかった。
戦うならば作戦を駆使して不意打ちをかける。それでもリスクが高い。
ならばここはやり過ごすのが得策、三人とも声には出さないが同じ事を考えていた。
こうしている間にも声はどんどん大きくなっていく、自分達の存在を気づかれる前に学校内に入ろうとしたが、一人だけ足が止まっていた。
確かに自分達ならばこれが罠であると気づく。しかし仲間はどうだ?
自分の仲間にこれが罠だと感じずにそのまま助けに行く人間を――小狼は知っていた。

(さくら……)

この殺し合いに参加している1人の女性の姿が思い浮かぶ。
彼女なら行くかもしれない。この声を聞いて、彼の元に歩み寄るかもしれない。
さくらがこの学校にいる可能性は高い。こういった建物は少し人を安心させる部分がある。
ここで怖がって隠れていて、あの声を聞いていたら瞬くもの間に行ってしまう、そんな性格であった。
そしたら彼女はどうなる? 決まっている。罠であったら殺され、罠でなくても他のやる気のある人間に殺されてしまう。
小狼の考える事は可能性の低い事。
しかし、この近くにさくらがいるだけで成り立ってしまう。
思ってしまったからには頭から離れない。
さくらが殺されてしまう光景だけが頭にこびりつく。
そんな事は防がなければ……

「あのさ、あの拡声器使ってる人の所へ行っていいか?」

わかっている。こんな事を言われてもなんて返されるのか、
予想外の提案に驚くコナンとネギ、少し間を置いてコナンが答える。

「な……何を言ってるんだよ。あれはどう考えても罠じゃないか」

わかっている、あれが罠である事ぐらい
だけど行かなければ、たとえ可能性が0に近くても、そこにさくらと出会える可能性があるのならば俺は行く。
二人はずっと止め続けるだろう。
正直嬉しい、自分の安否を気遣ってくれるのだから、でもたとえそれでも行かなければならない
それならば、たとえここで別れたとしても何の惜しみもない。

「ならば、俺一人で行く。これは俺一人が決めた事だからお前達には迷惑をかけたくない」
「っておい! 本気で行こうとしてるのか?」
「俺は本気だ。止めたとしても行かしてもらう」

口調が変わった。ここでコナンが力づくで止めようとするならば、こちらも容赦しないと伝えるかのようであった。
髪を乱暴にくしゃくしゃにするコナン、小狼の予想外の言葉に苛立ちを覚えていた。
ネギは黙って悟った。小狼が行く理由を……
と、ネギと小狼の目が合った。
静かに微笑んで小さく頷くネギ、軽く会釈する小狼。
それだけ十分だった。二人の意思は互いに伝わった。
そして、小狼はそのまま走り去っていった。

「あっ、おい!」

追いかけようとするコナンを止めるネギ。

「僕達が今行っても無駄です。今はコナン君の腕の治療が大事でしょ?」

ネギの思いを伝える。今すべき事はコナンの腕の治療である。
コナンは無理をしていた。これ以上放っといてしまったら、確実にその腕は悪くなってしまう。
なぜ無理をしようとしたのか? それは2人に迷惑をかけたくなかったからだ。しかし、ネギにはばれいてた。
いや、小狼もわかっていたのかもしれない。だから1人で行ったのだ。
せっかく出会えた、この殺し合いの中でまともな人間、コナンもネギもそんな人を見捨てるわけない。
コナンもネギも出来る事なら小狼の助太刀に行きたい。しかし、それよりもやらなければならない事がある。
今はコナンの右腕の治療が最優先課題、拡声器の使用者の所へ行くのはその後であった。
それをネギに任せるよう小狼は伝えた。
そしてそれに頷くネギがいた。
二人の意思は確実に的確に繋がった。
そしてそれでも、それでも小狼の事を仲間だと思うなら……

――助けにきてほしい――

その答えも決まっている。
ネギの手を左手で振り払い、早足で前を歩くコナン。

「わーったよ……さっさと応急処置するぞ」

ネギの方を見ないで呟くコナン、「わかりました」といネギ。
次の言葉は出さない。
「その後小狼を助けるぞ」とは言わなくてもわかっているのだから……

【D-4/学校1階、玄関内/1日目/昼】
【ネギ=スプリングフィールド@魔法先生ネギま!】
[状態]:胸に斜めに大きく浅い傷痕(ただしダメージはほとんどない)。魔力を相当使ってだいぶ疲労
    リリスの唾液の催淫作用は解けました
[装備]:指輪型魔法発動体@新SWリプレイNEXT
[道具]:なし(共通支給品もランドセルもなし!)
[思考]:小狼君……無事でいてね
第一行動方針:コナンの腕を治療する
第二行動方針:その後小狼の元へと急行する
第三行動方針:出来る事なら魔力回復の為休みたい
第三行動方針:二人(エヴァ&小太郎)と、コナンのお友達(灰原)、小狼の仲間(さくら)を探す
第四行動方針:18時のリリスとの約束に遅れずに行く
最終行動方針:ロワから脱出する
[備考]:
リリスと殺害数を競う約束をしています。待ち合わせは18時にB-7のタワーです。
催淫作用は解けましたが、襲ってくる存在には容赦するつもりはないようです。



【江戸川コナン@名探偵コナン】
[状態]:右腕骨折
[装備]:はやぶさの剣@ドラクエ
[道具]:支給品一式、バカルディ@ブラックラグーン、銀の銃弾14発、
シルフスコープ@ポケットモンスターSPECIAL
   蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン
    殺虫剤、リリスの食料と飲み掛けの飲料水
[思考]:急ぐぞ……これで小狼が殺されるなんて絶対あってはならねぇ!
第一行動方針:自身の右腕の応急手当
第二行動方針:その後小狼の元へと行く(拡声器の音の方向から大体の場所を判断しています)
第三行動方針:灰原とネギ、小狼の仲間を早めに見つけたい
第四行動方針:リリスを倒す為に協力してくれそうな人物を探す
最終行動方針:ロワから脱出する
[備考]:
リリスと殺害数を競う約束をしています。待ち合わせは18時にB-7のタワーです。
バカルディと飲み掛けの飲料水は、リリスが口をつけたため弱い催淫効果を持っています。

≪099-3:霧中逃避行 ~Panic Hopper~ 時系列順に読む 100-2:衝突、そして……≫
≪099-3:霧中逃避行 ~Panic Hopper~ 投下順に読む 100-2:衝突、そして……≫
≪046:5MeO-DIPTの恐怖 リンクの登場SSを読む 100-2:衝突、そして……≫
古手梨花の登場SSを読む 112:でにをは、そして正しすぎる拳(前編)≫
灰原哀の登場SSを読む
≪087:未知との遭遇、知らぬが仏 一休さんの登場SSを読む
≪077:邂逅 李小狼の登場SSを読む 100-2:衝突、そして……≫
ネギの登場SSを読む 107:デカイ悩みなら抱えて進め≫
江戸川コナンの登場SSを読む

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