概要
FIRE!(ファイアー)は中川陽介監督の青春映画。沖縄・コザ市を舞台にバンド活動に打ち込む若者達を描く。
2005年の沖縄映像祭で初上映。主演を務めた歌手のシバリエ(柴理恵)氏はその3ヶ月後に29歳の若さで急逝し、本作が最初で最後の映画出演となった。
2005年の沖縄映像祭で初上映。主演を務めた歌手のシバリエ(柴理恵)氏はその3ヶ月後に29歳の若さで急逝し、本作が最初で最後の映画出演となった。
上映時間はWikipediaによると102分だが、多くの映画情報サイトでは90分とされている。
キャスト
- 柴理恵…晶
- 近藤将人…龍二
- 平敷慶吾…カズト
- 及川仲…たまき
- 玉城満
歌手のCHAKA氏が劇中に登場する架空のバンドのボーカルとして歌のみの出演。
発見状況
2006年7月に渋谷で単館上映(同時期にサントラ発売)されて以降、単発のイベントなどで極たまに再上映されてはいるが、2025年現在、映像ソフトとしてはCAMPFIREプロジェクトの支援者限定特典に含まれていたBlu-rayディスクが唯一と思われる(後述)。
配信は渋谷での上映終了直後から一時期GYAOで行われたのみである。
配信は渋谷での上映終了直後から一時期GYAOで行われたのみである。
予告編はかつて映画の公式サイト(現在は全く違うサイトになっている)から視聴できた模様。2023年、名護での再上映にあたってYoutubeにアップロードされていたようだが、現在は非公開となっている。
上映記録
| 年 | 日付 | 上映場所 | 備考 |
| 2005年 | 2月20日 | 那覇市ぶんかテンブス館 | 2月18日から開催された沖縄映像祭の最終日、特別イベント の第一部で本作が「公開」。第二部はシバリエ氏と音楽監督 の沢田穣治氏によるライブ |
| 2006年 | 7月8日〜7月28日 | ユーロスペース(渋谷) | レイトショー公開 |
| 12月28日〜29日 | コザ市民劇場あしびなー | 同監督作品「真昼ノ星空」と同時上映 | |
| 2007年 | 1月6日〜不明 | 沖縄桜坂劇場(那覇) | |
| 2月18日 | Carnaval de Okinawa(カルナヴァル・ヂ・オキナワ) A Tribute to Shiba Rieというイベントの一環で上映 | ||
| 2008年 | 5月26日〜29日 | 渋谷アップリンクファクトリー | 最初の3日間はスタッフ・キャスト登壇のトークショー、 4日目はライブが行われた |
| 2009年 | 3月7日〜8日 | 岡山(具体的な場所不明) | 中川監督作品一挙上映会 |
| 2019年 | 10月16日 | 浦添groove | 10月15日〜10月16日に開催された中川監督作品一挙上映会 &沢田穣治氏ライブイベント内での上映 |
| 2023年 | 6月24日 | coconova(名護) | 現状確認できる最後の上映 |
CAMPFIRE支援特典のBDについて
2023年8月、クラファンサイトのCAMPFIREで中川監督の『コザママ♪うたって!コザのママさん!!』全国公開を目指すプロジェクトが開始され、25000円支援した場合のリターン特典が『FIRE!』を含む監督の初期3作品をFHD化した復刻BDだった。40セット限定であり、「流通する予定はない」と明言されている。
プロジェクト自体は翌月に目標金額未達で終了したものの、All-In方式を採用しているため特典はまず間違いなく支援者に提供されたものと思われる。
なお『コザママ』の全国公開は2024年に実現している。
プロジェクト自体は翌月に目標金額未達で終了したものの、All-In方式を採用しているため特典はまず間違いなく支援者に提供されたものと思われる。
なお『コザママ』の全国公開は2024年に実現している。
あらすじ(ユーロスペース公式サイトのアーカイブより)
なにも終わっちゃいない まだ炎は燃えているんだ
1975年、ベトナム戦争終結後、一転してそれまでの好景気から、不況のどん底に落ち込んだ沖縄県、コザ市(現沖縄市)。そして2006年。この街の現在の姿は目を覆うばかり。かつては買い物客で賑わっていたメインストリート「空港通り」も、今は週末でさえ、ほとんどの商店がシャッターをおろしたまま。仕事もなく、刺激もなく、「無」に向かってひっそりと息をし続ける、そんな街に、龍ニ、カズト、たまきは生まれた。しかし、この3人、若者特有の「熱くなれるもの」への欲求、絶ちがたく、かつてこの街を活気づけていた「音楽」に、自分の情熱を傾けている。そんなおり、彼らは「晶(あきら)」に出会う。うまれながらに神から与えられた「歌う才能」を惜しげなく振りまく晶。自由奔放なその私生活と相まって、彼女の存在はまさに「歌姫」そのもの。晶との出会いが、龍ニ、数と、たまきの3人に「音楽」の本質を突きつける。彼らにとって音楽とは、「現状からの脱出」のための手段なのか。それとも人間が本来持っている「表現することへのやむにやまれぬ衝撃」そのものなのか。やがて映画は何一つ明解な解答を観客に与えないままエンディングへと向かう。観客一人一人に、「芸術」の存在意義を強く問いかけるように。
メディアギャラリー
スチール写真

参考リンク
- 日本映画データベース
- MOVIE WALKER Pressの作品情報
- 映画公式サイト(アーカイブ) Enter the Siteを押しても何も起きない
- シバリエ氏公式サイト(アーカイブ)
- 2005年沖縄映像祭公式サイト 上映プログラム/作品紹介
- ユーロスペース公式サイトの上映情報(アーカイブ)
- 阿川大樹氏ブログ 2006年8月6日の記事
- CHAKA氏ブログ 2006年12月1日の記事
- 中川陽介監督ブログ 2006年コザ/2008年渋谷/2009年岡山
- 2019年の上映告知
- 2023年の上映告知/現在非公開の予告編リンク
- 映画『コザママ♪ うたって! コザのママさん!!』を全国上映したい!