伝承人狼Wiki
1日目 : 人狼ゲームとは何か
最終更新:
lupusexmachina
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人狼ゲームとは何か | ルール・遊び方・心理戦の基本を徹底解説

人狼ゲームの目的とルール
人狼ゲーム とは、村人陣営 と 人狼陣営 に分かれたプレイヤー同士が、推理と騙し合い を繰り広げるゲームです。
それぞれの陣営は、自らの 勝利条件 を達成するために戦います。
それぞれの陣営は、自らの 勝利条件 を達成するために戦います。
このゲームの目的は、議論と投票による多数決を通じて、自陣営を勝利に導くことです。
村人は「誰が人狼なのか」を推理し、人狼は「いかに正体を隠して生き残るか」を考えます。
人狼ゲームは、この駆け引きを 昼 と 夜 のフェーズを繰り返しながら進行していくゲームとなっています。
村人は「誰が人狼なのか」を推理し、人狼は「いかに正体を隠して生き残るか」を考えます。
人狼ゲームは、この駆け引きを 昼 と 夜 のフェーズを繰り返しながら進行していくゲームとなっています。
🎯 勝利条件
🟦 村人陣営
📌 すべての 人狼 を処刑すること
📌 すべての 人狼 を処刑すること
🟥 人狼陣営
📌 人狼の数 が 村人と同数 になること
📌 人狼の数 が 村人と同数 になること
🕰️ ゲームの流れ
☀️ 昼フェーズ
┣ 🎙️ 議論 を行い、投票による多数決で処刑者を決定
┣ 🔎 村人は 人狼を見つけて処刑 することが目的
┗ 🎭 人狼は 村人を欺き、生き残る ことが目的
┣ 🎙️ 議論 を行い、投票による多数決で処刑者を決定
┣ 🔎 村人は 人狼を見つけて処刑 することが目的
┗ 🎭 人狼は 村人を欺き、生き残る ことが目的
🌙 夜フェーズ
┣ 🐺 人狼が 1人を襲撃
┗ 🔮 村人側の特殊能力を持つ役職者(例:占い師、狩人など)が行動
┣ 🐺 人狼が 1人を襲撃
┗ 🔮 村人側の特殊能力を持つ役職者(例:占い師、狩人など)が行動
⚖️ 決着
┣ 🏆 村人がすべての人狼を処刑すれば村人陣営の勝利
┗ 🏆 人狼の数が村人と同数になれば人狼陣営の勝利
┣ 🏆 村人がすべての人狼を処刑すれば村人陣営の勝利
┗ 🏆 人狼の数が村人と同数になれば人狼陣営の勝利
村人として 人狼を見つけ出す か。
それとも、人狼として 巧妙に村を欺く か。
それとも、人狼として 巧妙に村を欺く か。
「話すこと」「考えること」「騙すこと」 —— それらすべてが勝敗を決める、心理戦の極致。
人狼ゲームの本質を構造から捉える
人狼ゲームでは、村人陣営 と 人狼陣営 の間で 勝利条件の違い があり、それによって、ゲーム中における各プレイヤーの 目的意識 にも違いが生じます。
🎯 村人と人狼の目的意識の違い
🟦 村人陣営の目的
📌 人狼を見つけ出し、投票で処刑すること
📌 確実な情報がないため、議論を通じて要素を集め、投票によって処刑するように動くこと
📌 人狼を見つけ出し、投票で処刑すること
📌 確実な情報がないため、議論を通じて要素を集め、投票によって処刑するように動くこと
🟥 人狼陣営の目的
📌 疑われないように立ち回り、生き残り続けること
📌 村人の推理をかく乱し、投票の流れを操作すること
📌 疑われないように立ち回り、生き残り続けること
📌 村人の推理をかく乱し、投票の流れを操作すること
村人 は 限られた情報の中から正解を導き出して投票を集める 必要があるのに対し、人狼 は 疑われないように立ち回り最後まで自身の正体を隠して生き残り続ける 必要があります。
この 目的意識の違い は、議論の場での立ち回りにも大きく影響を与え、こうした 発言の温度感 や 立場の違い が、推理の材料となる 要素 を生み出します。
(※ 要素 とは、人狼ゲームにおける推理の材料となるたしかな情報のこと)
この 目的意識の違い は、議論の場での立ち回りにも大きく影響を与え、こうした 発言の温度感 や 立場の違い が、推理の材料となる 要素 を生み出します。
(※ 要素 とは、人狼ゲームにおける推理の材料となるたしかな情報のこと)
そしてこの違いは、参加者のレベルにバラつきがあるほど顕著に現れます。
この違いを正しく理解することで、再現性の高い推理 を行うことができるようになります。
この違いを正しく理解することで、再現性の高い推理 を行うことができるようになります。
人狼ゲーム そのものの理解度を上げるためには、まず ゲームの構造 を把握することが不可欠です。
【議論はなぜ必要なのか】
【投票によって何が分かるのか】
【投票によって何が分かるのか】
これらを言語化し整理することで、ゲームの全体像 を把握する鍵となります。
意外にもこの「ゲームの構造の理解」の重要性を説く人はまったくと言っていいほど居ません。
何故かと言えば、ここの重要性に気付いている人が少ないからです。
意外にもこの「ゲームの構造の理解」の重要性を説く人はまったくと言っていいほど居ません。
何故かと言えば、ここの重要性に気付いている人が少ないからです。
「人狼ゲームの本当の強者は、ゲームの構造を理解している」
何年もプレイしている経験者でさえ、根本の仕組みを理解していないことが多い。
なぜ 人狼ゲーム では 議論 が必要なのか? 投票 によって何がわかるのか?
これを言語化できないまま勝とうとするのは、ルールを知らずにチェスを指すのと同じである。
強者になりたければ、まずは ゲームの本質 を理解することから始めよう。
なぜ 人狼ゲーム では 議論 が必要なのか? 投票 によって何がわかるのか?
これを言語化できないまま勝とうとするのは、ルールを知らずにチェスを指すのと同じである。
強者になりたければ、まずは ゲームの本質 を理解することから始めよう。
このWikiを読んでくださった方には、ぜひ ゲームの構造の理解 から始めていただきたいと思います。
では、具体的にどう考えればいいのか?
そのヒントを次項「人狼視点で考えてみる」で解説していきます。
そのヒントを次項「人狼視点で考えてみる」で解説していきます。
人狼視点で考えてみる
考えやすいのは人狼側なので、人狼側の特徴を考えていきましょう。
まず、狼にとって必要なことは何でしょうか。
まず、狼にとって必要なことは何でしょうか。
「疑われないこと」「狼にとって不都合な位置を消すこと」
こんな感じのことが思いつくかと思います。
こんな感じのことが思いつくかと思います。
でも、実際に何をどうしたら良いかって難しいですよね。
疑われないことと言っても、相性次第では疑われてしまう可能性はありますし、
毎回同じムーブをすれば疑われないわけでは有りません。
疑われないことと言っても、相性次第では疑われてしまう可能性はありますし、
毎回同じムーブをすれば疑われないわけでは有りません。
例えば、疑われないように村に擦り寄ってみたとしましょう。
この擦り寄り方が上手ければ村人に意図は気付かれ難いですが、
無理矢理な理由で擦り寄っていった場合、簡単に勘付かれてしまいます。
無理矢理な理由で擦り寄っていった場合、簡単に勘付かれてしまいます。
なので、人狼を引いた時もそれ相応の理由が言えないといけないことになります。
ここで押さえていて欲しいのは、単なる嘘を付くゲームではないということです。
ここで押さえていて欲しいのは、単なる嘘を付くゲームではないということです。
狼にとって不都合な位置を消すことの方法としてどのようなことが思い浮かびますか?
1つは処刑、もう1つは噛みではないでしょうか。
単純に考えると、簡単なのは【噛み>処刑】になります。
処刑で処理しようとするということは、その位置に疑いをかけ、周りもそれに納得してもらわないと行けません。
これは経験者でもかなりハードルが高いです。
急に疑いを向けるのもおかしいし、疑うにも正当性のある理由が必要です。
これは経験者でもかなりハードルが高いです。
急に疑いを向けるのもおかしいし、疑うにも正当性のある理由が必要です。
その一方で噛みは護衛さえされていなければ簡単に処理することが出来ます。
単純なゲームではない
人狼ゲームの面白さはこれなんです。
前項の内容を見たら「なんだ噛めば良いんじゃん」と思うかも知れませんが、
これが人狼の共通行動としたら、噛まれた先が疑っていた位置は怪しくなりますよね。
それを逆手に取って、敢えて自分に寄り添った位置を襲撃したとしても、
議論中に疑ってくる位置の総量が変わらないため、人狼は不利な状況が続きます。
これが人狼の共通行動としたら、噛まれた先が疑っていた位置は怪しくなりますよね。
それを逆手に取って、敢えて自分に寄り添った位置を襲撃したとしても、
議論中に疑ってくる位置の総量が変わらないため、人狼は不利な状況が続きます。

総量が変わらない理由が分かりにくいと思うので、少し補足をします。
A(人狼)さんがBさんを疑っています。
BさんもA(人狼)さんを疑っています。
CさんはA(人狼)さんを評価し、Bさんを疑っています。
そこで、Cさんを噛んだとしましょう。
A(人狼)さんがBさんを疑っています。
BさんもA(人狼)さんを疑っています。
CさんはA(人狼)さんを評価し、Bさんを疑っています。
そこで、Cさんを噛んだとしましょう。
Aさん視点では、噛みによってBさんを疑う理由が出来上がりますが、
Bさん視点では、その噛みによって意見が変わることは有りません。
そう見せたい噛みでしょ?と主張すると思います。
よって、Aさんという人狼を疑う位置の総量は減らないということになります。
Bさん視点では、その噛みによって意見が変わることは有りません。
そう見せたい噛みでしょ?と主張すると思います。
よって、Aさんという人狼を疑う位置の総量は減らないということになります。
また、人狼にはグレコンという重要な考えがあります。
グレコンについては他の記事で解説したいと思います。
グレコンについては他の記事で解説したいと思います。
グレーを噛み続けると縄数=グレー数となった場合に”詰み”というものが発生します。
言葉のニュアンスからなんとなく分かったかも知れませんが、もう出来ることがない状態を指します。
グレーに噛みたい位置が存在したとしても、好き勝手にグレーを噛み続けていたら負けてしまうのです。
言葉のニュアンスからなんとなく分かったかも知れませんが、もう出来ることがない状態を指します。
グレーに噛みたい位置が存在したとしても、好き勝手にグレーを噛み続けていたら負けてしまうのです。
なので、グレーをコントロールするという意味のグレコンという考え方が狼にとって重要になってきます。
人狼の性質・戦略を理解し村人側で推理する
このゲームの出題者は人狼です。
何故かと言えば、初日の夜に作戦会議をし、昼時間に盤面を形成出来るのは人狼だからです。
「占い師を騙るのか」とか「どこに結果を出すのか(相方に白を出すのか)」とか。
人狼が作った盤面に対して、村人が回答する。
何故かと言えば、初日の夜に作戦会議をし、昼時間に盤面を形成出来るのは人狼だからです。
「占い師を騙るのか」とか「どこに結果を出すのか(相方に白を出すのか)」とか。
人狼が作った盤面に対して、村人が回答する。
これが人狼ゲームの流れになります。
基礎論の方で進行というものが出てきますが、進行というものは村側が村目線だけで考えたものでは有りません。
人狼の出題に対して、どう回答するのか。それを考えたものが進行論です。
人狼の出題に対して、どう回答するのか。それを考えたものが進行論です。
そのため、人狼側の戦略を理解していないと、村人側で進行論の最適解を取れないことになります。
経験者の人でもこれを理解していない人が体感として98%程居ます。
経験者の人でもこれを理解していない人が体感として98%程居ます。
なので、ここでは推理の仕方や要素の取り方などの個別具体的な細かいことには触れず、
ゲームへの正しい向き合い方と解釈を身に付けて頂けたらいいなと思います。
そして、根本のゲーム理解度がとても重要だという認識を持って頂けたらなと思います。
ゲームへの正しい向き合い方と解釈を身に付けて頂けたらいいなと思います。
そして、根本のゲーム理解度がとても重要だという認識を持って頂けたらなと思います。
このWikiを活用して徹底的に基礎固めをしていきましょう。