このページは、デュエルズを始めて間もなくてカードが揃ってない人が、デュエルズでデッキを作成する時に知っておくといいヒント集のようなものです。
カードが少し集まってきたので
デッキ集にある
スターター限定構築には物足りなさを感じるけど、全部は集めてないので他のデッキを参考にしにくいといった場合にヒントになるかもしれません。
デッキのアーキタイプを決める
アーキタイプというのは、デッキの方向性のことです。カードの中にはエネルギーを使用したり墓地のカードを参照したり部族のカードを参照するものが多いです。
単体でも強力なカードを集めたデッキはMTGでは
グッドスタッフや
ジャンクなどの名称で存在してますが、カードが揃ってない場合では本来では二軍三軍のカードが入ってきてしまい見劣りがしてしまいます。
そのためカードが集まってない場合だとこういったグッドスタッフ系のデッキは弱くなりがちです。最初はある程度の特徴あるデッキを組んだほうが良いでしょう。
アーキタイプに沿ったカードの集め方
単純なことですが、同じパックを中心に集めることです。
例えば
戦乱のゼンディカーと
ゲートウォッチの誓いには同盟者を参照するカードが多いですが、この2つのパック以外には同盟者のカードはないです。
イニストラードを覆う影には手札から捨てられた時に有効なマッドネス能力を持つカードが多く、また同じパックには手札を捨てることができるカードも多いです。
このようにこのゲームでは1つのエキスパンション内、1つのブロック内のカード同士で相互作用を起こしやすいようにデザインされています。
最初はいろいろなエクスパンションを集めるよりも、1つか2つのブロックのパックに絞ってカードを集めるといいでしょう
カードが揃ってない時のアーキタイプの選び方
カードが揃ってない時はスターターボックスで組めるアーキタイプから選ぶといいでしょう。
スターターボックスに入ってるカードは、
デッキ・ウィザードで選ぶことのできるアーキタイプのカードが中心に入ってます。
新しいエクスパンションほどその傾向は顕著で、
アモンケットのスターターボックスには白と赤の督励クリーチャーのセットと、黒と赤のサイクリング能力カードのセットだけが入ってます。
アモンケットのカードから集める場合は、この2つのアーキタイプのどちらかから組み始めると良いでしょう。他のエクスパンションでも
デッキ・ウィザードにあるアーキタイプならひとまず形になります。
ただしデッキ・ウィザードのアーキタイプはあくまでも一例です。他にもアーキタイプはあります。カードの集まり具合によってはデッキ・ウィザードにないアーキタイプを選ぶことも考えられます。
どういうアーキタイプが組めるのかわからない時は、多色のカードからアーキタイプを決めてしまうのもよいでしょう。
このゲームでは多色のカードが、その色の組み合わせで組めるアーキタイプを体現してる場合が多いです。
本来はリミテッドというルールで多色デッキを組む指針としてデザインされてるカードです。
2つのアーキタイプを混ぜ合わせる
デッキ集にある
白黒緑ミッドレンジ(スターター限定構築)というデッキを見てみましょう。
このデッキはイニストラードを覆う影のアーキタイプである「昂揚のもや(黒緑昂揚)」と
霊気紛争のアーキタイプである「蜂起と紛争(緑白紛争)」を組み合わせたデッキになってます。
「昂揚のもや」では墓地のカードを増やすために
発生の器/Vessel of Nascencyがスターターボックスに入ってます。
このカードが紛争の条件を満たすことができるのと同時に、昂揚のもやでは墓地に落としにくかったアーティファクトを
改革派の地図/Renegade Mapが補っています。
このように、2つのアーキタイプが噛み合うことで使えるカードが少なくても充分に戦えるデッキを組むことができます。
アーキタイプをを組み合わせる時は、デッキの色が多いと土地の色を揃えるのが大変なので、なるべく3色に抑えるよう色が重なる組み合わせにするといいでしょう
もちろん、先ほど例に出した紛争+昂揚デッキのように、違うエクスパンションで組み合わせても問題ありません
イニストラードを覆う影ブロックの「青黒ゾンビ」とアモンケットブロックの「白黒ゾンビ」の組み合わせなど、相性のいい組み合わせがあります。
カードがある程度集まったら逆に色を減らすこともできます。
例えば
マジック・オリジンで赤青に割り振られてる工匠アーティファクトと、カラデシュブロックの
赤白機体というアーキタイプそれぞれの赤のカードだけを採用した「赤単アーティファクト」というデッキを組むことができます。
最後に
デッキの構築には正解はありません。
熟練したプレイヤーでもデッキを少しずつ改変していってデッキの可能性を模索しています。
カードをどのように組み合わせられるのか考えてデッキを組むのはマジックの楽しみ方の1つです
自分の好きなカード、持ってるカードの可能性を是非広げてみてください。
最終更新:2023年05月24日 11:09