デッキ構築の基本

デッキの戦略や速度を意識する

ゲームに勝つための条件として最もシンプルなのは相手のライフを0にすることである
しかしそのための手段はとても豊富であり、様々な戦略がある
毎ターンクリーチャーを並べて攻撃し続ける、
マナコストが重いが強力な能力を持つカードでアドバンテージを稼ぎ戦場を支配する、
ひたすら守りに徹し、後半で巻き返す…etc.(詳しくはMTG wikiの「アーキタイプ」を参照)
こういった戦略ごとに適したカードがあり、逆にある戦略には不向きなカードがある
たとえば白の速攻デッキを組む時に探検隊の特使/Expedition Envoyは非常に役立つだろうが、
保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserverをデッキに入れても唱える前に勝負が付いていることがほとんどだろう
逆に守りを固めるデッキであれば保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserverを出せるまで耐えることができるだろうし、
探検隊の特使/Expedition Envoyは中盤以降死に札になりやすい
自分の求める戦略を把握し、デッキに入れるカードを選定しよう

パワーカードを把握する

前項で「デッキごとに採用するカードを選ぶべき」と書いたが、
「色が合うならどんなデッキに入れても一定の働きをする」というカードも勿論存在する
そういった単純にパワーの強いカードをパワーカードと呼ぶ
たとえばゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikarは白いデッキを組むならばまず間違いなく入る1枚だろう
大抵のパワーカードはレアか神話レアであり、入手するのには苦労する
しかしパワーカードがあるかないかの差はとても大きい
ぜひともコインを稼いで入手して欲しい

土地に気を配る

始めたばかりの頃は土地を軽視しがちである
しかし土地とマナはマジックの基礎であり、無くてはならないものである
土地の枚数の目安はデッキの4割、60枚デッキならば24枚になる
高速デッキの場合、マナコストが軽いカードが中心になるのでここから更に減らしてもいい
特にマジック・デュエルズは初回のマリガンのみ手札が減らないので、土地枚数を大胆に減らす戦略も考えられる
逆に低速デッキの場合、マナコストが重めのカードを多数採用することになるので土地の数は26枚前後が好ましい
マナベースに関しては公式の記事や、晴れる屋の記事なども参考になるだろう
ただし、外部記事を参考にする際は、デュエルズは紙のフォーマットよりも土地が弱く、全ての条件を満たすことは厳しいことには注意

※オリジンの進化する未開地があれば、特定の色が足りなくなる事故(色事故)を防ぎやすい
イニストラードを覆う影ではねじれ地帯、カラデシュでは霊気拠点という代替策も増えた
ただしねじれ地帯はサーチにマナが必要でありカードパワーが低く、霊気拠点はエネルギーを補充できないと一度きりしか使えず安定性で劣る
やはり基本は進化する未開地で、テンポを重視するデッキ・色拘束の緩いデッキ・エネルギーの補充手段が多いデッキであれば霊気拠点を優先したい

デッキの枚数は60枚で

「デッキ破壊戦略に対抗するため」や「入れたいカードが多すぎて」といった理由で61枚以上のデッキを組むのは強さの観点ではよろしくない
というのも、デッキ枚数を増やせば増やすほどデッキ中のより強力なカードを引く確率が落ちてしまうからである
特にマジック・デュエルズではレアリティ制限により強力なカードの多くは1~2枚しか採用できないことを考えると、デッキ枚数は必ず60枚にしておきたい

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最終更新:2017年02月13日 20:31