第1-10章.
(パウローマ・パルヴァの続き)
サウティは言った、「そしてルルはその言葉を聞いて答えた、『私の妻は、私にとって命と同じくらい大切なのですが、蛇に噛まれました。それゆえ、私は汝を打ち、汝は命を奪われるであろう』。
「ブラフマナよ、人間を噛む蛇は全く種類が違う。名ばかりの蛇であるドゥンドゥバを殺してはならない。他の蛇のように同じ災難に遭うが、幸運を分かち合うことはなく、災いは同じだが喜びは違う。
サウティは続けた、『そして、大蛇のこの言葉を聞いたリシ・ルルは、ドゥンドゥバ種の蛇とはいえ、恐怖で当惑しているのを見て、それを殺さなかった。六属性の持ち主であるルルは蛇を慰め、こう言った。するとドゥンドゥバは答えた!私は以前、サハスラパトという名のリシでした。ブラフマーナの呪いによって、私は蛇に変身したのです」。そしてルルは尋ねた、「蛇の中で最も優れた者よ、あなたは何のために怒りにまかせてブラーフマナに呪われたのか?そして、いつまでその姿は続くのか」。
こうして、アディ・パルヴァのパウロマ・パルヴァの第10節が終わる。