読み
種別
別名
解説
麻雀卓のうち、洗牌から山牌積みまでを自動で行うことができるもの。
雀荘では現在、この全自動麻雀卓のみを導入して営業をしている店舗がほとんどである。また、プロリーグの競技麻雀でもこれを使うのが当たり前になっている。
通常は麻雀牌のセットを2セット使い(この2セットの麻雀牌は各セットが混ざっても一目で分かるように、通常は背の色の異なるものを用いる)、前の局で使用した牌セットを卓の落とし穴に落とし込みスタートボタンを押すとゲーム中に自動的に積み込まれたもう一つのセットが現れ、それと同時に落とし込まれた側のセットが次の局で使用するための
積み込みを始めるようになっており全自動麻雀卓を使用しない時に比べよりスピーディにゲームを進行させる事ができる。
牌の投入口はゲーム中は閉じており問題はないが、投入口を開いて落とし込みを行う際に誤って道具を落としてしまうことも考えられるため機種やモデルによって様々な対策が取られている。
- サイコロについては機種によって液晶や発光ダイオードによるデジタル表示のサイコロを用いたり、卓の真ん中に電動式(通常のサイコロをモーター等で回す仕組みで透明カバー内に収まっている)のものをつけたりと従来のサイコロを卓上で転がす機種は存在しないため落とす心配は無い。
- 点棒については誤って穴に落とした場合でも、卓の下から機械が自動的に排出する機構が付いている機種が多い。
- また内部で山牌を積む際にも牌の枚数を確認しており、使用した牌全てが落とされなかったなどで牌が足りなかった場合は通知するようになっている。
以上のように麻雀を行う上でトラブルがなるべく起こらないように工夫されている。
最近の機種では各プレイヤーの点棒ケース内にある点棒の点数や点差を表示する機能がついていたり(全員の合計点も表示でき、点棒不足も一目で分かるようになっている)ドラ表示牌を自動的にめくる機種や配牌も自動的に行う機種、果てはアガリ手の点数計算まで行う機種まで発売されており進化を続けている(ただし、配牌を自動で行う機能については初期の全自動麻雀卓にあった機能で不評だったために外されていたものがニーズの変化により再び採用されたに過ぎず進化とはいえない)。
なお、点棒ケースについては、関西地方では全員に中身が見えるタイプの、一人分の点棒しか入らない小さな点棒ケース(ブー皿)が採用されている事もあり、この場合原点を超えた浮き分の点棒は卓上に出すルールになっている(供託は卓の中央に置く)。ブー皿採用機種では本来の点棒ケースの位置に茶や灰皿を置く構造になっている。現在でもブー皿が採用されている理由は、
ブー麻雀では点棒のデノミが通常と異なる為持ち点表示機能が対応できないからである。
性能上麻雀のイカサマのほとんどの土台である、いわゆる
積み込みが封じられたため出た当初はある意味衝撃的だった。出始めは牌がよく混ざらず偏ってしまうことがたびたびあったが、現在では牌山が偏らないように積み上げ口を複数に、ラム内の底を平坦にするなどの工夫が行われておりほぼ解消されている(念を押すため、落とし穴に入れる前にかき混ぜることもある)。これは全自動(半自動)麻雀卓が「利便性」ではなく「公正なゲームを行える」ことにより普及した一面があるため、シャッフルの精度は最優先で改良されていったためである。ただし、全自動配牌型の機種では工程の所要時間の長さから再びスピード優先設計となりシャッフル精度は犠牲となっている。
通常の四角い4人用雀卓のほか、変わったものとして関西で人気のある三人麻雀専用の三角形の卓もある。
(以上、Wikipediaの文章を一部改変)
成分分析
- 全自動麻雀卓の93%は純金で出来ています。
- 全自動麻雀卓の4%は成功の鍵で出来ています。
- 全自動麻雀卓の3%は汗と涙(化合物)で出来ています。
採用状況
- 2018年から行われているMリーグで使用される全自動麻雀卓は、大洋技研株式会社製の自動配牌機能付き卓である「AMOS REXX」シリーズである。当初は「AMOS REXX II」が使用されていたが、2020-21シーズンからは配牌時に牌の上下も揃える「AMOS REXX III」が使用されている。
- RMUは、2023年度からすべての公式戦で自動配牌機能付き全自動麻雀卓を使用している。
- 101競技連盟の公式戦では使用されない。
参照
外部リンク
最終更新:2024年05月25日 21:19