トゥマーン・ボンバ(туман бомба)は、
戦略級魔法。
水を酸水素ガスに分解し点火する魔法式を、投射座標と発動時点を変化させながら自動複製し連鎖的に展開、遅延発動により複製のタイムラグを調節し全魔法式を同時に作動、一斉に酸水素ガスを生成・点火することで広範囲を攻撃する魔法である。魔法式に魔法式を構築する機能が組み込まれており、魔法式の複製は発動対象であるエイドス上で行われる。ベゾブラゾフは発動に魔法演算補助スーパーコンピュータによる支援を必要としている。
威力は
ヘビィ・メタル・バーストに一歩譲るものの、破壊半径は
十三使徒随一と言われている。魔法式一つ一つの威力は高くなく、特別に高熱・高圧力となる爆心地は無い。そのため高出力の障壁魔法で防御可能。
自動複製により連鎖的に展開されていく魔法を、達也は便宜的に『
チェイン・キャスト』と名付けた。
使用者
使用実績
- 2097年4月13日(土) - 宗谷海峡を航行中の艦隊に対して「トゥマーン・ボンバ」を発動するも、サード・アイを使用した司波達也の超長距離魔法によって無効化される
- 2097年6月8日(日) - 伊豆半島中央やや東寄りの高原地帯が「トゥマーン・ボンバ」による魔法攻撃を受け、民間の別荘27戸が全半壊し、11人の重軽傷者が出る
- 2097年6月20日(木) - 達也抹殺を目的に、第一高校に対して「トゥマーン・ボンバ」を発動するも達也に迎撃され未発のまま散霧する
- 2097年7月4日(木) - 極東地域における新ソ連と大亜連合との戦争で「トゥマーン・ボンバ」が使用され、大亜連合侵攻部隊の7割以上が無力化される
- 2097年8月4日(日) - 巳焼島事変(巳焼島攻防戦)の際に「トゥマーン・ボンバ」が使用されたが達也の『術式解散』により完封される
登場巻数
8巻、
21巻、
25巻、
27巻
コメント
用語 魔法
最終更新:2022年09月04日 23:44