作品_【東方変化録３】 - metamol_game @ ウィキ

東方変化録３

概要

少女は鉄と錆の迷宮を笑いながら歩く――破壊の翼をたずさえて。

東方変化録３は、2021年3月28日にこたろー・秋藤紅によって共同制作され、期間限定で配布された二次創作ゲーム。本作では、フランドール・スカーレットが主人公として登場し、平面化・球体化・箱化などといった形状変化をテーマにしたスタンダードな形状変化ゲームである。これまでの短編と比較してボリュームが大きく、全２ステージ構成。全ステージをクリアすると、作中で使用されている変化絵を閲覧できる特典ステージが解放される。

プレイ動画はこちらから

プレイ動画(イベント)はこちらから

ストーリー

ある日、紅魔館に突如として破砕音が響き渡る。自室の扉を内側から吹き飛ばし、満面の笑みで館を飛び出していったのは、フランドール・スカーレットであった。
姉であるレミリアから珍しく外出許可が出たことを受けての行動であるが、扉の破壊については特に反省の色は見られない。どうせ出かけるなら、とことん遠くへ行こうと考えたフランは、気ままな足取りで幻想郷の外れへと向かう。

紅魔館を出てすぐに入ったのは魔獣の森と呼ばれる危険地帯。その獣道をものともせず突破した先、フランの目に映ったのは、朽ちかけた鉄骨と錆びついた煙突が印象的な、寂れた謎の工場であった。

その工場は、今も何かが動いているような不気味な気配を漂わせており、普通ならば近づこうとは思わないような場所だ。しかし常識に囚われないフランにとっては、面白そうな冒険の舞台に他ならなかった。

果たしてフランは、この不穏な工場の奥で何を見つけるのか。そしてその好奇心の赴くままに進む先に、どのような出会いと試練が待ち受けているのか。
紅魔館の最終兵器、今、未知なる舞台へと歩を進める。

登場形状変化

ステージ	１	２	３
魔獣の森	平面化	球体化	箱化
謎の工場	平面化	球体化	箱化

戦闘

前作同様のターン制バトル形式を採用している。プレイヤーキャラクターはフラン一人であるため、フランが戦闘不能に陥った時点で即座にゲームオーバーとなり、最後にセーブした時点からの再開となる。

尚、形状変化攻撃への対応には、前作から仕様が変更されている。敵の一部が使用する形状変化攻撃に対してはコマンド入力方式による判定が導入されており、プレイヤーの反応が勝敗を大きく左右する。入力成功時は攻撃を回避できるだけでなく、選択した難易度に応じて自身のＨＰ・ＭＰが僅かに回復するという恩恵も得られる。高難易度では複雑かつ長めのコマンドが要求されるが、その分リターンも大きい。

戦闘中には、フラン固有のスペルカードや部位破壊が使用可能であり、これらはレベルアップによって習得される。スペルカードは高威力・広範囲攻撃に特化しており、一方で部位破壊は敵の特定部位に対するデバフ付与や即死条件の発生など、戦術的要素を強く持つ。例としては、敵の頭部を破壊することで一撃で戦闘不能に追い込む、など。

また道中に点在する宝箱やモンスターからのドロップ品、石像や自動販売機での購入を通じて入手したアイテムを活用することで、戦闘を有利に展開することが可能。特にドーピングアイテムの存在は重要で、使用することでフランの能力値を一時的または永続的に強化できるほか、素材として利用することで武器や防具の錬金強化に用いることもできる。

武器・防具のランクアップは一方向ではなく分岐進化を採用しており、プレイヤーのプレイスタイルや戦術に応じた選択が可能である。たとえば、フランの固有武器である災いの枝は、攻撃力特化型か命中率重視型のいずれかへと強化することができ、それぞれ異なる錬金素材が要求される。

加えて、本作でも敵の数がプレイヤーを上回る状況が珍しくなく、継戦能力を確保するためには、回復アイテムの携行やリスクを見越した立ち回りが求められる。

派生

東方変化録２に引き続いた東方変化録第三作品。
本作は秋藤紅さんとの共同作品であり、二人で制作している分ボリュームも大きい。
全ての東方変化録間での物語の繋がりは無い。

ゲーム画面