第71話~第80話

名産奇跡獣道中記、第71話『ツルギ』。
続きは翌日の深夜になりそう。


  • あらすじ
あわおどりに まじに なっちゃって どうするの


ソードル・サムライダー
VS
リムブレイブ
VS
リムドワーフ
VS
ブレイド・チック
VS
???


「お主達と闘う事になるとは。やはり剣の運命なり」
ナノケイオスの一員、ソードル・サムライダーが呟く。
一方のブレイブとチックも。
「お前とはいつか剣を交える事が来るとは思った。
ミッドヴィリームの誇りに賭けて私は負けない!」
「拙者も東風谷奇跡団の幹部として、お前に一太刀通す候!」
そしてドワーフが何か言おうとしたその瞬間!

ズバッ!

時空間が切り裂かれて何者かが現れた!
「私も1人の剣士として、この闘いに参戦を申す!」
ミラクルアイの一員で紫色の仮面を被った少女、プリンス・セイント(正体:豊聡耳神子)が
時空間を切り裂く剣『草薙の剣』で時空間を切り裂き現れた!

「勝手な乱入は認められてない筈だ!」
ブレイブが反論。するとシンパンダが現れた。
「認める!先代の巫女とスピード・レイヴンも別の部屋で戦ったからだ!」

シンパンダがセイントの参戦を認めると、ドワーフは針にミラクルパワーを集中。
「ヴィリーム・ドワーフ・ソードチェンジ!」
ドワーフは針を剣に変え、剣のみの真剣勝負に備える。

チックも高知県の名産奇跡獣、キセキリョウマレイドッグのローカルハートを構えてフォームチェンジ。
「ブレイド・チック!リョウマフォーム!」
衣装が坂本龍馬を模した衣装になり、二刀流から一刀流にスタイルを変更。
「…ここは二刀流は捨てなければならないでござる」

そして5つの剣の先がそっと触れられ、互いが相手を睨む。

「…如何なる相手だろうと剣で切り裂く!」
ブレイブが本気の戦いを挑む決心を固めた。

「小さな体でも、大きな闘士を抱いた剣で勝ちに行きます!」
ドワーフも剣のみの真剣勝負に挑む決心を固めた。

「拙者は今、二刀流を捨てた。龍馬殿、拙者に力を!」
坂本龍馬に勝利を誓い、一刀流で勝負に出たチック。

「草薙の剣の継承者の名に賭けて、ミラクルアイの剣士がいざ、参る!」
受け継いだ草薙の剣を握りしめ、勝負に出たセイント。

「ヴィオラ殿、そなたの思いをここで形にする事を誓う!」
自信の使命を確認し、闘いに挑むソードル。

そして、鍔迫り合いの音が響いた!

カキーン!
遂に5つの剣が鍔迫り合う!
全員が隙を見せずに、攻撃の機会を伺う。
だが身長が低いドワーフが圧倒的に不利な状況である。
(駄目だ…!巨大化したいけど、剣にミラクルパワーを集中しちゃったから出来ない!)

ソードルは4人が相手とは言え、フルパワーで戦う4人とは違い、軽くあしらう程度に戦っている。
(成程…、そなた達の実力はこんなものか)

一方残りの3人も、軽くあしらうソードルの様子を見て思いが交錯する!
(明らかにおかしい!こっちは全力だが向こうは余力で互角!)
(この動き…、一筋縄ではいかぬ!)
(草薙の剣はやはり駄目か!ならば七星剣に切り替える!)
セイントは即座に七星剣に持ち替え、再び勝負に挑んだ。

その鍔迫り合いは、数時間続いた…!
そして…。

「ここで決着を付ける!羅明斬!」
ソードルの剣から大きな波動が現れ、4人を吹き飛ばす!

「「「「うわああ!!!!」」」」

全員が吹き飛ばされ、壁に激突!
4人は気絶…。だがドワーフはあの頃を思い出す。

それはある日の放課後。
『キスメ遅いなー。今日遊ぶ約束してたのに。
ちょっとキスメの家の喫茶店まで行くか…ってキスメが怪物に襲われている!』
『誰か助けて…!』
『ヴィリームがキスメを助けようとしている…!私も助けよう!』
『その闘士を認める!スペルカードを託す!』
『私、ヴィリームになれるの?』
『ああ!キスメを助けてやってくれ!』
『うん!』

「私はヴィリーム…!私は諦める訳にはいかないわ!」
ドワーフは立ち上がり、セイントの草薙の剣を手にした。
そしてソードルに捨て身で立ち向かう!
「奇跡があれば何だって出来る筈です!
ヴィリーム・ドワーフ・クサナギソード!」
「受けて立つ!この剣に賭けて!」
ドワーフの草薙の剣はやはりソードルに命中しない!
だが次の瞬間!草薙の剣が伸び、遂にソードルを貫いた!

「見事だ、リムドワーフ。
剣を大きくする事は、敵ながら天晴れだ…!」
遂にソードルが気絶。

それと同時にリムテンツァーがやって来た!
「決着がついたようだな…、プリンス・セイント、よく戦ったな…。
ドワーフ、この剣は決勝に行くお前に使える筈だ!」
テンツァーはドワーフに、草薙の剣を託すよう進言。
そしてドワーフは決勝への扉を開いた!

【リムドワーフ:決勝進出!】

名産奇跡獣道中記。第72話『悲しみの姉妹対決!』
急展開かつミラクルアイの残りのメンバーが全員登場します。
残りメンバーの解説は翌日深夜あたりにて。


  • あらすじ
ミラクルパワーの剣使いの対決は、草薙の剣を受け継いだドワーフに軍配が上がった。
果たして、残りの決勝進出者は誰に…!


トライズ・トラボウル
VS
リムフルール
VS
アンチ・ミラー
VS
パペット・メイデン


既に始まっていたのは、メイデンとトライズの戦い。
姉妹でありながら、敵同士という悲しい立場。お互い全力を出していないようだ。
「貴方とは戦いたくなかったわ…、トライズ、いやルイズ姉さん…!」
「でもヴィオラ様の命令よ!貴方を倒さなくてはいけないわ!
パペット・メイデン、いやアリス…!」

一方ミラーはこう呟きつつ様子見。
「キキキ…!あの姉妹が相打ちになれば後はあのキャベツおばさんを倒せばいいだけだ…!
そうして決勝進出し、最終的に願いがこっちの物になれば奴の例の計画がやりやすく…」

「あら、誰かしら?キャベツおばさんと言ったのは?
それに奴の例の計画、何かしら?」
リムフルールに筒抜けだった。
「くっ!バレちまったら仕方ない!実力でお前を…」

バシッ!バシッ!
【反転警視仕置中…】
バシッ!バシッ!

「ふう…、お仕置き完了ね。後で全て吐かせる事にするわ。
それよりあの2人は…」

一方、トライズとメイデンは、互いに大技を放つ!
「ミステリー・トライズ・ツーリスト!」
「ドールズ・パレード・メイデン!」
そして、技が両者にぶつかりー。

両者とも気絶…。姉妹の相打ちという結果に終わった…。

と思いきや。

「私はここよ。これは私のダミー人形よ」
「え」
「姉さんには悪いけど、私もお母さんに協力しなくちゃね。
まだ本気を出さなくて良かったわ」
実はトライズが戦っていたメイデンは、なんと本物そっくりのダミー人形だったのだ!

「リムフルール、私に決勝進出を譲ってくれないかしら?
レディ・スパイダーの支えにもなりたいし」
「別に構わないわ。ただこの2人、私に預かってもいいかしら?」
「構わないわ」
そしてトライズとミラーはフルールが管理する事に。

【パペット・メイデン:決勝進出!】

するとミラーが叫んだ。
「ケッ!後数十時間で地球とミラクルアースは確実に巨大彗星と激突するぜ…!」

まさかの展開に!

一方地球は…
一方地球に巨大彗星が見えてきた。
ミラクルアースでもそれを確認出来るようだ。

シンキ・マーガトロイドは、地球に残ったミラクルアイのメンバーを招集する事を決め、
残りメンバー全員に連絡をした。
『シンキよ!今大きな彗星が見えたでしょう?
地球に残るよう貴方達に命令してたけど、すぐにミラクルアースに向かって!
サラがミラクルアースの入り口を開いたから!」

大江組事務所にて。
「姐さん!どこへ!」
「暫く家を空ける。それまで頼む」
「姐さん!」
大江組の事務所から飛び出したのは、星熊勇儀。23歳。
勇儀は人気の無い所で、懐から橙色の鬼を模した仮面を取り出し装着。
衣装も赤い体操服と、上に羽織った青い和服に早変わり。
「オーガ・グリズリーになるのは久しぶりだな…」

幻想町のとある協会。
「嫌な予感がしますわね…」
シスター・鍵山雛が懐から金色の狐を模した仮面を被る。
衣装も修道服から、深緑色と金色のゴスロリ衣装に早変わり。
「さあ、シスター・エンガチョのお出ましよ。名前がダサいけど」

とあるマンションの一室。
「今泉さんには内緒にしてたけど…、これを機に謝らなくちゃ!」
若鷺比芽子は何かを決意して、青い魚を模した仮面を装着。
「プリンセス・マーメイド参上!ぴ~ちぴちよ~♪」
…。
「さっ、行きましょ」
一応衣装は、青い和服と水掻きのついた靴と鰭を模した耳当てに身を包んでいる。

八意医院にて。
「お母さん、ちょっと出かけてくるわ。留守は頼んだわよ」
因幡(旧姓:八意)永琳は月が見える草原にいた。
すかさず銀色の仮面(どう見てもSMマスク…)を被った。
衣装は赤と青のツートンカラーの看護服に早変わり。
「私はブレイン・アルテミスよ…。
てゐ…、リムハピネスはどうしているかしらね…」

変身した4人は、幻想町の某所に集まり、サラ協力の元、ミラクルアースへ向かった!
すると更に乱入者が!
「私も連れて行ってよね!」
比那名居天子だ。彼女は流れ奇跡獣人でもある。

こうして5人はミラクルアースに到着!
予選が開かれている場所でそれぞれ動いていった!

名産奇跡獣道中記、第73話『探偵ブラック ミラクルリリーズ』。


  • あらすじ
巡り合わせで戦う事になった、メイデン(アリス)とトライズ(ルイズ)の姉妹。
フルールのミラーに対するフルボッコ展開を挟みつつも、技ありでパペットが制した。
だがミラーが意味深な発言をし、物語とミラクルアイの残党が動き出す…!


シャロッグ・マードル
VS
リムウェール
VS
リムモルテ
VS
狼式神黒影


「見つかりませんよー!」
「どこにいるのよ!
出てきなさい、シャロッグ・マードル!」
ウェールとモルテは、見えないシャロッグの攻撃を受けつつもシャロッグを探している。
すると黒影が狙いをつけた!

「落ち着け2人とも!匂いはモロバレだ!」
黒影が捨て身の一撃!するとシャロッグが霧から固まり現れた!

「よく見破ったわね!中々やるじゃない!」
シャロッグは黒影を誉める。そして…。

「じゃあ、これはどうかしら!シャロッグ・ダークサイド!」
突如3人の影を縫い付け、思いのまま操るシャロッグ。
「モルテちゃん、ごめんなさいですよー!」
「影が操られているんだわ!」
「なんとか影を消さないとな…!」

自身の影の攻撃を受ける3人。するとモルテが並々ならぬ覚悟をして技を放った!
「影相手なら、これしかないわ!
ヴィリーム・モルテ・ブラックホール!」

モルテは巨大なブラックホールを形成し、影を吸い込み消した!
そしてブラックホールの塊をシャロッグに放った!

「…甘いわね!この塊、頂きよ!」
するとシャロッグは自身の影に塊を吸収し、それを巨大な大砲に変化させた!

「悪いけど、これまでね。
シャロッグ・ダークキャノン!」
「「「うわああ!」」」

巨大な影の大砲を放ち、ウェールとモルテと黒影は気絶。
「もう…ダメです…」
「そんな…」
「くそ…!強すぎる…!」
そしてシャロッグが決勝への扉を開いた。

【シャロッグ・マードル:決勝進出!】

敗れた3人の元に現れたのは、ミラクルアイのブレイン・アルテミス。
「これは酷い怪我ね…。どうにかしなきゃね…」
「…誰ですか?」
ウェールが一瞬目覚めたが再び気絶。
「…私は医者よ。ミラクルアイの」

アルテミスは仮面を一瞬だけ外し、
てゐの母親・永琳の顔をこっそり見せた。
そして3人を抱えて皆の元へ走った…。

名産奇跡獣道中記、第74話『本気の化かし合い』。
今日は2話投下予定。

  • あらすじ
霧と影を操る、ナノケイオスのシャロッグの前に、
黒影とモルテは奮闘するも、ウェール達は何もで出来ずに完敗した…。


ビース・コンガルガ
VS
リムイービス
VS
リムビブロス
VS
キセキミラクーン


「さて、儂も全力で戦う時が来るとはのう」
「ぐぬぬ、まさか奇跡獣人と戦う事になるとは…」
「手加減無しじゃ…、行くぞい!」

早速ミラクーンはビース相手を意識して、戦闘機に変身!
「まずは小手調べじゃ!」
「いきなり空中戦か!」

その頃、ビブロスとイービスは。
「手伝います!ミラクーンさん!」
「待てビブロス。君の力を借りたい。クレイフォームで合体だ!」
イービスはキセキヤマネンドのミラクルハートでフォームチェンジ!
そしてビブロスに光線を浴びせて補助効果を追加!

「粘土みたいですね…」
「クレイフォームだからだね、合体は私ベースで行くからね!」
「分かった!」

そして2人の体が変形し始め、イービスをベースにビブロスの体が加わる!
「「ヴィリーム・モーフ・アタック…
合体!!イービブロス・ミカエル!!」」
濃桃色の衣装に身を包んだ天使の姿になった合体した2人。
そして2人は、ビースに向かって光の矢を放つ!

「ならば助太刀するぞい!」
それに気付いたミラクーン。
戦闘機からドリルに化け直し、矢の先端に飛び乗った!

「ぐぬぬ、防御体勢に移るしかない!」
ビースは背中の歪んだ羽を全身に纏い、羽を鋼鉄製に変化させて防御!だが破られた!
「防御体勢が破られたぬえ!不覚!」
確実に大ダメージ!ビースは倒れた!

「ぬえぇぇえ!降参降参~!」
ビースがまさかの降参宣言。3人はビースの元へ。
イービスは警戒しているが、ミラクーンとビブロスは素直に降参したビースを攻めなかった。
そして3人が話し合い、イービスが決勝へ進む事に。
そしてイービスが決勝の扉を開いたその瞬間!

「ぐわあ!」
「きゃあ!」
「ごわ!」
ビースの羽が油断していた3人を攻撃!
「ぬぇぬぇぬぇ!まんまと引っかかったな!降参宣言は嘘だよ!
私はどんな手段だって使うんだよ!」
無防備の3人は攻撃をモロに受けて気絶!
そしてすぐビースが扉をくぐった!

【ビース・コンガルガ:決勝進出!】

ビースの卑劣な罠にかかった3人だった…。

名産奇跡獣道中記、第75話『祟り…』
お待たせしました。今日の2話目です。


  • あらすじ
卑怯者!ヴィリームは泣いた。
「卑怯もラッキョウもあるものか!」
鵺っぽい誰かの言葉。


ガマス・オーシャン
VS
リムルクス
VS
リムコメット
VS
ハルトマン・ローズ


「ケロケロケロ…!この大地では不利なようだね…!」
ガマスはあらかじめ、大地を創造してこちら側が有利になるようにしていた。
湿り気が多く、蛙と関わりがあるガマスには随分と好条件だ。

「動き辛いな…」
「こんな時、お姉ちゃんがいたら…」
随分弱気になっているルクスとローズ。

「こんな状態でも諦めないのがヒーローです!
さあ行きますよ、ガマスさん!」
「身の程知らずめ…、さあかかってきな!」
「行きますよ!ヴィリーム・コメット・ハドーケン!」
いきなり波動拳を放ったコメット。

「おっと危ないね!」
間一髪かわしたガマス。
だがもう一度コメットが同じ技を放とうとしている。
「ヴィリーム・コメット・ハド…」
「同じ技は通用しないよ!」
「…ハドソン!」
なんとコメットの掌から、某ゲーム会社のハチのマークが発射された!

「あーうー!」
ギャグ技をモロに喰らったガマス。コメットがここで宣伝。
「幻想奇跡隊ミッドヴィリーム・奇跡団ミラクル伝は、近日発売です!
買わなきゃハドソン♪」

「…もういい?」
「…駄目です!ずっと私のターン!
ヴィリーム・コメット・エアスラッシュ!」
「ゲロー!」
「ヴィリーム・コメット・アルカナフォース!」
「すわーん!」
「ヴィリーム・コメット・ペットショップ!」
「メメタァ!」
「ヴィリーム・コメット・アビセゲリ!」
「神様にもぶたれた事ないのに!」
まさにずっとコメットのターン。ガマスはフルボッコ状態。
(どうにかこの状況を打破しなければ…)

するとそこに何者かが現れた!
「いたわ!こい…、じゃないわ!ハルトマン・ローズ!」
現れたのはミラクルアイのサード・テレパス。
正体は古明地さとり。ハルトマン・ローズの姉でもある。
「…お姉ちゃん!助けに来たの?」

するとガマスが閃く!
(…これだ!)
ガマスは帽子から蒲の穂を出し、ルクスとローズを縛り上げた!
「お願い、やめて…」
「お姉ちゃーん!」

「ケロケロケロ…。リムコメット、サード・テレパス。
少しでも動くと2人を縛り上げるよ…」

一気にピンチになってしまった!
「大ピンチです!」
「仕方ない…。動かないわ…」
動かない事にしたコメットとテレパス。

「いい子だねぇ…。悪いけど行くよ!」
ガマスは両手から祟りの呪いを連射し、4人に発射!

「きゃあ!」
「やめて…」
「やめなさい!」
「お姉ちゃーん!」
祟りは4人の両腕・両手・両膝・両足に加え、
テレパスとローズのサードアイにもかかった!

「どう?祟られたら動かないでしょ?」
体の殆どが祟られた4人は、動くどころか立つ事すらままならなくなり…。
地べたに転び、ローズとテレパスは能力も封じられた。

「ケロケロケロ…、折角だしとどめを刺さなくちゃね♪」
ガマスは鉄の輪を持って空に浮かび上がった。
そして鉄の輪からミラクルパワーが発生!

「悪く思うなよ…!
私だって、ヴィオラ様の…」
するとコメットの髪の毛が光り、コメットが宙に浮かび上がった!

「失敗しましたね!髪の毛がまだ残ってますよ!」
「鉄の輪で弾き返してあげる!」
空中で激突する、捨て身のコメットと鉄の輪装備のガマス。

「私の全てを、髪の毛に賭けます!
ヴィリーム・コメット・メデューサヘアー!
貫け!」
その時、不思議な出来事が起こった!
コメットの背景からメデューサが浮かび上がり、ガマスを一瞬怯ませた!
まさに蛇に睨まれた蛙!
「はぁーっ!」

ドン

「…ケロ、負けたケロ」

バタン

ガマスは鉄の輪を落とし、後を追うかの如く気絶。
「…勝った!勝ちましたー!」
だがコメットも落下していく!

「リボン・キャッチ・エンガチョ!」
落ちていくコメットを、金色の仮面のシスターがリボンを伸ばしてキャッチ!
彼女はミラクルアイの一員、シスター・エンガチョ(正体:鍵山雛)。

エンガチョはガマスに祟られた4人を見て、技を披露した。
「カース・デリート・エンガチョ!」
エンガチョは怪しい指先と奇妙な踊りを披露。すると…。

「祟りが取れたよ、お姉ちゃん!」
「貴方が来て良かったわ。シスター・エンガチョ」
「ごめんなさい。少し遅れたわ」
4人がガマスから受けた祟りが、すっかり消え去った。

決勝進出は、ガマス相手に直接勝利したリムコメットになった。

【リムコメット:決勝進出!】

その頃ヴィオラは、まさかのガマスの敗北に動揺していた。
「まさかガマスも敗れるとはね…。
ナノケイオスも殆どが敗れたわ…」

名産奇跡獣道中記、第76話『鬼と拳』。
名産奇跡獣道中記はこのスレではこの話が最後の投下。
続きは寄せ書き板の2スレ目にて!


  • あらすじ
ケロケロケケロケロ、ケケルケロケロケ。
ケロケケロ、ケロケロケ。


レオーガ・ナックル
VS
リムフォール
VS
リムドラグーン
VS
マイクロ・チン
VS
???


「待ってたよ!さあ始めようか!
でもあいにく私は卑劣な手段が嫌いでね。という訳で1人ずつ戦ってもらうからね」
レオーガが1対1の、正々堂々とした戦いを望んでいるようだ。
蛙や鵺とは大違いだ。

3人の誰が最初にレオーガと戦うかを話し合っていたその時!
2つの影が!

バン!

「レオーガ、久しぶりだな!」
「戦いはやめて下さい!」
現れたのは、ミラクルアイの2人!

「レオーガ、会うのはあの数年前の戦い以来だな。
お前、まだケイオスにいるんだってな…」
橙色の仮面を被った少女は、オーガ・グリズリー(正体:星熊勇儀)。

「隕石を早く何とかしなきゃ!
今泉さん…、いやリムヴォルフはいないわね…」
青い仮面を被った少女は、プリンセス・マーメイド(正体:若鷺比瑪子)。

「グリズリー…、まさかお前にまた会うなんて…」
レオーガは動揺する一方、再会を喜ぶかの如く涙を流した。
「会えないかと思ってたぞ…。何してたんだよ!今まで!」
「ああ。あの戦いからすぐに、組長代理に任命されちまった。
色々あって、ミラクルアイの活動が出来なかった。
ケイオスにいるお前との戦いも暫くお預けだったな…」
「そうだったのか…。なら戦うか!ここで!」
すると意外な返事をしたグリズリー。
「お前との戦いは、隕石の衝突を回避してからだ!
それよりお前も、隕石衝突回避に協力しろ!」
「ぐっ…」
この時、レオーガは葛藤していた。
ケイオスという立場にありながら、地球とミラクルアースの双方の危機に対し、
自分はどうしたらいいのか分からなかった。

「…分かった。信じてみる。鬼は嘘つかないと言うしな。
ヴィオラも…、分かってくれると信じてみるよ」

レオーガは、戦友グリズリーの言葉を信じ、隕石衝突回避に協力を志願。

ちなみに決勝進出の扉は、奇跡団で決勝進出した2人を助ける為、
マイクロ・チンが決勝へ。

【マイクロ・チン:決勝進出!】

一方マーメイドは部屋を出て、影狼を探す!
「リムヴォルフ…」

名産奇跡獣道中記、第77話『狐の逆襲』。
寄せ書き板にて再開です。あらすじは今回から割愛。


コックス・ナイント
VS
リムセトネ
VS
リムビター
VS
マダム・ウィンター


「我が愛しの娘、ティアットの敵だ!容赦はせん!」
コックスはいつにも増して本気だ。
「はあっ!」
コックスの尻尾から大量の毛が浮かび、人間大の大きさに変化する!

「…ワタ!…ワタ!」
大量のワタソルジャーが出現!
ワタソルジャーは凄い目で睨みつけ、3人に襲いかかる!

「わちき怖いよぉ…」
コックスとワタソルジャーの形相に怯んでしまったセトネ。
「雪に隠れていたら安全よ…。
スノー・シンボル・ウィンター!」
「セトネ、私が先に戦うから大丈夫よ。
ヴィリーム・ビター・マジックシールド!」
セトネの周囲に雪と魔法のシールドが展開され、セトネを保護した。

「いいかしら、リムビター」
「勝利したらグラースに力を貸してあげて、マダム・ウィンターさん」
互いに戦いを挑むビターとウィンター。

「容赦はせん!」
コックスは9本の尻尾から神通力を放ち、2人をじわじわと苦しめる。
「さあ降参しろ。今ならミラクルパワーだけは見逃してやるぞ」
「ヴィリーム・ビター・キリマンジャロ…」
ビターが必殺技を唱える。するとビターが手を地面に翳した。
手を翳した地点から、キリマンジャロのような山が現れ、コックスを転がした!
「ふふ…、私はコーヒーや紅茶の名の技を出せるわ」
すかさずウィンターも技を出す。
「エターナル・ブリザード・ウィンター!」
相手は死ぬ的な吹雪をコックスに吹かす!
「…通用するか!コックス・キュウビ・ゴッドバン!」
「「きゃあああ!」」
圧倒的な力をコックスは放つ。そして2人は気絶。
セトネを守ったシールドも壊れたが…!

「隙あり!ヴィリーム・セトネ・アンブレラキック!」
「不意打ちか!コックス・キュウビ・キツネキック!」
両者のキックが両者に命中!

両者立ったままだったが…。

バタン

セトネが気絶。コックスはこう思う。
(勝因はキックのリーチの差だ…。
先程の技で力が消耗したが辛うじて勝てた…)

コックスは決勝への扉をくぐった。

【コックス・ナイント:決勝進出!】

名産奇跡獣道中記、第78話『皇帝の実力!覚醒するヴィリームとミラクルアイ!』
長いです。芳香のヴィリーム名は、リムリジッドになりました。


境界皇帝ヴィオラ
VS
リムデスティニー
VS
英須理恵(コウモリ)
VS
ビート・エレキテル


(大きな彗星ね。ガイアアース(地球)を消すのには最適ね…。
クルミパワー彗星でミラクルアースの衝突を回避出来れば、計画が早く進むわ…)
ヴィオラは瞑想して考えつつ、既に始まった戦いをあしらっている。
「くっ…!目を閉じているのに攻撃をあしらっている!」
「私も叶わないはずよ!あの時も私はやられたんだから!」
デスティニーとエレキテルは、双方攻撃を仕掛けるが全て傘に吸収されている!

一方、決勝進出者以外が集まっている控え室にて。
そこにキセキテンニンフ(天子)が遅れて駆けつけた!
「遅くなったわ!この子達を連れて来たから!」
テンニンフが連れて来たのは三月姉妹。
実は三月姉妹は、訳あってそれぞれヴィリーム、奇跡団、ミラクルアイの一員になったのだ。
3人はそれぞれ変身し、ヴィリームと奇跡団とミラクルアイの元へ駆けつけた。

「しっかりしなさいブレイブ!何へばっているのよ!」
「違う…、奴らは脅威だ!」
リムソレイユ(サニー)がブレイブを励ましているようだ。

「ヨーヨードさん…。何やってるのよ…」
「蜘蛛の巣がまだネバつくッス…」
蜘蛛の巣が未だ取れないヨーヨードを、呆れながらジト目で見つめるチャイルド・セレネ(ルナ)。

「会いたかったです…!ミラクルアイの皆さん…!」
「心配して来たのね、もう大丈夫よ」ナデナデ
ピクシー・トゥインクル(スター)の頭を撫でるプリンセス・マーメイド(若鷺比瑪子)。
マーメイドはヴォルフと共に、傷ついたミラクルパワーの戦士の看病に当たっていた。

「さて、私の出番はいつかしら?」
テンニンフはキラキラした瞳で皆を見ている。
だが残すはヴィオラ戦のみだった。
結局テンニンフも三月姉妹を手伝う事にした。

「後は任せたわ、リムデスティニー…」
エレキテルは力尽き、コウモリの理恵に控え室へと運んで貰った。
戦いはヴィオラとデスティニーの一騎打ちに。

その時、ファータの懐にあるミマとシンキの形見の結晶が光り出した!

「ここはどこかいね…」
「…トライズ、いやルイズ!無事?」
なんとミマ・アナベラルとシンキ・マーガトロイドが現れた!
「お母さん!会いたかったよ!」
カナはお母さんのミマと再会し、号泣して抱きついた。

一方シンキは、事態が大変な事になっている事を知り、
ミマや小町やメラメラさんと話し合っていた。
「流石にまずいな…」
「ああ、あたしゃ困ってるよ」

一方、何も出来なくて涙を流す1人の少女が。
「せーが…。私は何も出来ないぞ…。
私だって、ヴィリーム達の力になりたいぞー!」

涙目で芳香が訴えると、カナもすかさず。
「私もお母さん達の力になりたい!
今だけでもいいから!」

それに反応したのはメラメラさんとシンキ!
「宮古芳香!お前のその意志が奇跡を生んだ!
スペルカードだ!受け取れ!」
カナ・アナベラル!この仮面を受け取って!
貴方をミラクルアイの一員に任命します!」

瑠璃色のスペルカードを受け取った芳香と、投げた虹色の仮面が被さったカナの体が光り出した!

「硬い爪のネクロマンサー!リムリジッド!」
「ポルター・ワゾー!虹色に輝く鳥の騒ぎ!」

芳香がミッドヴィリームのリムリジッドに、
カナがミラクルアイのポルター・ワゾーにそれぞれ変身!

「私もヴィリームになって、皆の為に戦うぞー!」
「お母さん…、私シンキさんが与えてくれた力で頑張るね!」
リジッドとワゾーは、それぞれケイオスの野望の阻止と、
彗星衝突回避に回った!

さて、死闘の様子は…。
「あの時の借り…、倍返しよ!
ヴィリーム・デスティニー・レッドマジック!」
デスティニーが全身全霊の必殺技を放つ!
「きゃあああ!」

ドーン!

「…なんちゃって。
防御態勢になったの、先代巫女との戦い以来ね…」
なんとヴィオラは、先代巫女戦以来の防御態勢に!
先代巫女も黙って歯ぎしり。
「まさに強敵だ…、境界皇帝ヴィオラ…」

「そろそろ決着よ…!」
ヴィオラはサモンゲートを開き、デスティニーに列車攻撃を仕掛けた!
「きゃあああ!」

デスティニーは気絶。ヴィオラは決勝への扉へと向かった…!

【境界皇帝ヴィオラ:決勝進出!】

遂に16人の決勝進出者が出揃った。
果たしてクルミパワー彗星の願いを叶えられるのは誰だ…!
そして彗星衝突は回避出来るのか…!

名産奇跡獣道中記、第79話『吸血翼星デビルス・クルミ現る!』。


決勝戦の会場に集う16人。
キセキシンパンダが審判を担当し、いよいよ勝負が始まろうとしている。
地球に向かう彗星を背景に。

ヴィリームからは、ファータとグラースとポイニクスとドワーフとラパンとブロッケンが、
地球を守る為に戦う事を誓う。

奇跡団からは、コメットとチンとブックスが、
地球を守りつつも野望達成の為に気合いを入れた。

ミラクルアイからは、メイデンとスパイダーが、
経緯は違うもシンキの願いを叶えるべく戦闘準備に。

一方、ケイオスとナノケイオスの決勝進出者達は、意外にも協力する雰囲気が見えなかった。
テンマッドもシャロッグもビースもそれぞれ単独で準備中。
するとヴィオラが、群馬県のローカルハートをシンパンダに渡してこう申した。
「シンパンダさん…かしら。
優勝者がクルミパワー彗星の願いを叶える権利がある、と言うのなら、
折角だし、全てのローカルハートとワールドハートを集めましょ」
「…認めよう!」
するとシンパンダは、全てのローカルハートとワールドハートを寄せ集めた!

「わちきのローカルハートが!」
「オイラが折角入手した、愛媛県のローカルハートがー!」
控え室も大パニック!

そして一カ所に集まったローカルハートとワールドハートは、
固まって彗星になり、そして人型へと変化する…!
「あーよく寝たわー!」
そこに現れたのは、でかいコウモリの翼が生えた、悪魔のような金髪少女。

「あんた誰?」
グラースが質問すると、金髪の少女は答える。
「私は吸血翼星デビルス・クルミよ!
願いを1つだけ叶えてあげる!」

その言葉に大半が願いを言おうと大声を挙げる。
「黙らっしゃい!」
シンパンダの一喝で、全員が黙り込んだ。
シンパンダはクルミに事情を説明。
クルミは渋々ながらも納得した。
「それでは、試合開始!」
シンパンダの合図で、試合開始!

願いを賭けて決勝戦で戦う者、彗星衝突を避ける為に奮闘する者。
双方がぶつかり合い、今動き出す!

名産奇跡獣道中記、第80話『死闘!それぞれの思い』。
いよいよクライマックスまっしぐら。巨大彗星もいよいよ登場。
長いので分割。


「ヴィリーム・ドワーフ・タイタン!」
「タイガー・ジェット・チン!」
「ホンヲ・ウルナラ・ブックス!オフ!」
「甘いわ!この影は霧状になれるのよ!」
影の力で巨大化したシャロッグに立ち向かうのは、
大小に大きさを変えられるドワーフと、ミラクルパワーで巨大化可能なチンと、その能力を受けたブックス。
互いに互角の巨大化戦を繰り広げている。
どうやらシャロッグは、ミラクルパワーの消耗を狙うつもりだ。

「科学の力をフルパワーにするわ!
短期間でとどめを刺してあげる!」
「きゅっとしてドカーン!
ヴィリーム・ブロッケン・デストロイ!」
なんとブロッケンはテンマッドの科学の源である装置を一瞬にして壊した!
「ちい…、だがまだ私の科学は残っているわー!
テンマッドランチャー!」
「きゃあ!」
吹っ飛ぶブロッケン。
「ヴィリーム・ラパン・テレポート!」
ラパンが羽衣でブロッケンを助けた。
「協力するわ、ブロッケン!」
「うん、ありがとう…。ラパン」

一方ファータは戸惑いつつ、コックスの方向へ向かうが…。
「ぬぇぬぇぬぇ!不意打ちだよ!」
不意打ち攻撃を仕掛けるビース!すると!
「不意打ちなら、ウチが相手や!」
スパイダーが、ラパンを不意打ちから蜘蛛の巣で防いだ!
「ファータはん!ここはウチに任せるんや!」
「私もいますよ!奇跡団がいる限り無敵です!」
「コメット、スパイダーさん、ありがとうございます!」

そしてファータはコックスの元へ。
「リムファータ…。私の娘、ティアットの敵だ、覚悟!」
「違います!私はそんなつもりじゃありません!」
「問答無用だ!」
物凄い形相で睨むコックスは、ファータを一方的に狙う。
「ヴィリーム・グラース・オーロラ!」
グラースがファータを間一髪で助けた。
「ファータ…、あたいがいるわよ!
それよりそこの狐!あたいが相手よ!」
「こしゃくな!私は娘の敵のリムファータが相手だ!」
「だったら…、ファータはあたいが守る!」
「グラース…」
ファータは構えつつも、自身がからかわれていて、
チルノに助けられた幼稚園の頃を思うのであった。
一方、ヴィオラと戦っていたのは、ポイニクスとメイデン。
「ヴィリーム・ポイニクス・キラウエア!」
火山のように全力でヴィオラに必殺技を繰り出すポイニクス。
だが。
「あらこれでも本気なの?」
軽くあしらったヴィオラ。
「カーニバル・オルレアン・メイデン!」
今度はメイデンが人形技を繰り出す!
「きゃあ!」
傘の守りをかいくぐり、着実にヴィオラにダメージ!

「おいパペット・メイデン。お前も全力で攻撃したのか?
奴は本気を出してもかなう相手じゃねえぞ」
「あら。私は本気なんて出していないわ。
本気を出したら、後が無いじゃない…
(本気を出したら、お母さん以上の潜在能力が出ちゃうわ…)」
ポイニクスの質問に、メイデンは桃色の仮面を被り直して答えた。

さて一方、控え室に巨大彗星が…。
「彗星が急速にこっちに来ますよー」
ウェールが皆に言ったその時!
巨大彗星が人型になり、こちらに現れた!

ドゴォォオォ

「皆様初めまして…。私は冥土核星 アンドロ・トコールと申します」
現れたのは、緑髪のメイドさんっぽい人。
何故か背中には核マークがある。

「突然ですが、このミラクルアースと地球、両方こっぱみじんにしちゃいます♪」
突然の地球破壊宣言。すると奇跡団のミラーが一言。

「よく来たな。あの方の命令か?」
「ええ。あの彗星さんの命令で来ました♪
それでは早速…」

すると小町が口を挟んだ。
「待ちな!あの方は私の姉か?」
「あら貴方は、※※【宇宙語なので分かりません】※※ね。お久しぶり」
「ああ、そうだ」
すると小町は、本来の姿に変わり、ぴっちりスーツに身を包んだ!

「奴はあたいが食い止める。正体明かしちまったな」
「やれるのなら、やってみなさい!」

その頃ヴィオラも彗星の件を知った。
(いよいよミラクルアースを残してガイアアースを滅ぼす願いが叶いそうね…)
「悪いわね!貴方達は眠って貰うわ!」
ヴィオラはサモンゲートから大量のエネルギーを部屋の全員に発射!

「うわああ!」

ほぼ全員が気絶してしまった。
そしてヴィオラはデビルス・クルミの元へ向かう…!

(あたい、どうすればいいの…)
(ごめんなさい…、奇跡団の皆さん…)
(あかん…、せや!願いを言えばええんや!)

果たして願いは叶えられてしまうのか?

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最終更新:2018年11月23日 16:17