京成杯G3を攻略するポイント - ものさし競馬

京成杯G3

京成杯2022の回顧

逃げ馬は大方の予想通り
ニシノムネヲウツがハナに立ち
ペースは平均ペースに
序盤はロジハービンが首を上げ
イヤイヤする仕草を見せ
折り合いを欠いていたが
戸崎ジョッキーがなんとか宥めた様子

オニャンコポンは見かけによらず
私にはノビノビと走っているように見えました
見かけに騙された人も多かったのでは？
4コーナーの手応えも良すぎて
菅原ジョッキーも抑えきれない感じ
そのまま1着でゴールしています

直線は内側に馬が殺到したため
かなりゴチャついていました
テンダンスはスムーズさを欠き失速
4コーナーから外に持ち出してくれれば
良かったのに... やっぱり駄目ですね
普段から和田騎手はイン突きをする傾向があり
今回のように内がゴチャつくような時は
不利を受けやすいので注意が必要です

アライバルは1番人気だったけど
なんか今ひとつな感じでしたね
中山芝コースにも経験がなかったし
まあ慣れてくれば
いずれは走れるようになるでしょう

京成杯2021のYouTube動画

京成杯のラップタイムと折れ線グラフ

10F	9F	8F	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F
12.6	11.0	13.0	12.2	12.7	12.4	12.1	12.1	11.8	12.2

レコードタイム：1分57秒8
基準タイム：2分01秒3
前半3F：36.6
後半3F：36.1（消耗戦）
前半4F：61.5
後半4F：60.6
ペース：緩急型ミドル（+0.9）
有利な枠：内〜中枠
有利な脚質：先行、好位の差し
求められる能力：息の長い末脚（スタミナ）、パワー（底力）、瞬発力、器用さのある先行力、距離実績、持ち時計など

急坂&小回りコースは直線の長いコースと比べて
速い上がりタイム（キレ味）はそれほど必要なく
上がり順位が劣る馬にも勝てるチャンスがあります

※軽い芝の広いコースで33秒台の末脚を武器にしてきた馬が、初めて急坂のあるコースに出走する場合は疑ってかかること。パワー不足の牝馬は特に注意したい

京成杯・過去5年間のペースとラップタイム

年	10F	9F	8F	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	前3F	後3F	前4F	後4F	ペース
2022	12.5	10.6	12.6	12.2	13.0	12.5	12.4	12.0	11.4	12.1	35.7	35.5	60.9	60.4	M(+0.5)
2021	12.6	10.9	14.0	13.3	12.9	12.3	11.9	11.9	11.3	12.0	37.5	35.2	63.7	59.4	S(+4.3)
2019	12.6	11.4	13.0	12.0	12.5	12.2	12.2	11.8	11.8	12.6	37.0	36.2	61.5	60.6	M(+0.9)
2018	12.8	10.9	12.5	12.0	12.9	13.0	11.8	11.8	11.4	12.1	36.2	35.3	61.1	60.1	S(+1.0)
2017	12.5	10.7	12.2	11.8	12.5	12.4	12.1	12.5	12.3	12.2	35.4	37.0	59.7	61.5	H(−1.8)
2016	12.6	11.2	13.1	12.1	12.6	12.2	12.4	12.2	12.0	12.1	36.9	36.3	61.6	60.9	M(+0.7)

京成杯G3はペース次第で狙い方が変わります

レース全体平均の上がりは36.1なので
先行力と34秒台の上がりを出せればほぼ勝てそう

ただし近年はペースが極端でバラバラ
スローペースになればキレ味が問われ瞬発力勝負になるし
ミドルペース以上ならタフさを問われ消耗戦になります
なかなか展開は読みにくいですがw
ペースによって問われる能力がコロコロ変わるので注意が必要です

【狙い方】
❶スローペースになりそうな時は東京芝で
最低でも33〜34秒台の速い上がりを出せるタイプが理想
かつ先行力があればほぼ勝てます
スローペースになった2019年の京成杯は
ラストドラフトとランフォザローゼスはいずれも東京芝で、33秒台の速い上がりを出し好走していました

❷ミドルペース以上が予想される場合
中山や阪神芝など急坂のあるタフなコースで
35秒台後半の上がりがかかっても大丈夫な
底力とスタミナがないと厳しいです
ハイペースになった2017年の京成杯は
コマノインパルス、マイネルスフェーン、ガンサリュートがいずれも
35秒台後半の上がりがかかる消耗戦に実績がありました

京成杯・過去5年間の成績表

年	走破タイム	枠	勝ち馬	上がり	種牡馬	馬齢	位置取り	斤量	人気	ローテ	騎手
2022	2:01.3	5	⑩オニャンコポン	34.7	エイシンフラッシュ	牡3	6-6-10-10	56.0	6	同距	菅原
	2:01.5	8	⑮ロジハービン	35.0	ハービンジャー	牡3	13-13-6-5	56.0	5	同距	戸崎
	2:01.7	6	⑧ヴェローナシチー	35.0	エピファネイア	牡3	13-13-11-10	56.0	8	同距	団野
2021	2:03.1	3	③グラティアス	34.9	ハーツクライ	牡3	3-2-3-2	56.0	1	同距	Cルメ
	2:03.5	1	①タイムトゥヘヴン	35.6	ロードカナロア	牡3	1-1-1-1	56.0	2	同距	Mデム
	2:03.7	5	⑥テンバガー	35.2	モーリス	牡3	5-5-5-5	56.0	6	同距	戸崎
2020	2:02.1	1	①クリスタルブラック	35.4	キズナ	牡3	8-11-10-10	56.0	7	延長	吉田豊
	2:02.2	8	⑫スカイグルーヴ	36.2	エピファネイア	牝3	2-2-2-1	54.0	2	同距	Cルメ
	2:02.6	6	⑦ディアスティマ	36.4	ディープインパクト	牡3	4-4-4-4	56.0	6	同距	Aシュ
2019	2:01.2	7	⑦ラストドラフト	35.3	ノヴェリスト	牡3	2-2-2-1	56.0	4	延長	Cルメ
	2:01.4	5	⑤ランフォザローゼス	35.4	キングカメハメハ	牡3	3-3-2-2	56.0	2	同距	Oマー
	2:01.4	2	②ヒンドゥタイムズ	35.2	ハービンジャー	牡3	6-6-5-4	56.0	7	同距	中谷
2018	2:01.2	8	⑮ジェネラーレウーノ	36.3	スクリーンヒーロー	牡3	2-2-2-2	56.0	1	同距	田辺
	2:01.3	3	⑤コズミックフォース	35.4	キングカメハメハ	牡3	10-10-12-11	56.0	2	同距	戸崎
	2:01.4	1	①イエッツト	35.7	カンパニー	牡3	11-10-9-8	56.0	6	延長	蛯名
2017	2:02.5	5	⑧コマノインパルス	35.6	バゴ	牡3	12-12-10-7	56.0	1	同距	田辺
	2:02.5	6	⑪ガンサリュート	35.5	ダノンシャンティ	牡3	10-10-11-11	56.0	7	延長	北村友
	2:02.6	2	②マイネルスフェーン	35.6	ステイゴールド	牡3	10-10-11-11	56.0	3	同距	柴田大

ピンクは→上がり最速1位
青は→上がり最速2位
オレンジは→上がり最速3位

2021年に開催された京成杯G3は
前半5ハロンが63.7
後半5ハロンが59.4でペースはスロー
4着にヴァイスメテオールが来ているように
瞬発力を問われるレースとなりました

枠順別の成績

枠順	1着	2着	3着	逃げ	先行	差し	追込	着外
1枠	1	1	1	0	0	2	0	2
2枠	0	0	2	1	2	1	1	5
3枠	1	1	0	0	1	3	1	5
4枠	0	0	0	1	0	4	2	7
5枠	1	1	1	1	3	2	1	7
6枠	1	1	1	0	3	3	1	7
7枠	0	0	0	1	1	5	3	10
8枠	1	1	0	0	2	3	3	8

脚質別の成績

脚質	1着	2着	3着	着外
逃げ	0	1	0	4
先行	3	2	0	12
差し	1	2	5	23
追込	1	0	0	12

枠順	1着	2着	3着	着外
内枠	2	2	3	12
中枠	2	2	2	21
外枠	1	1	0	18

近年は前残り傾向が強く
前めのポジションで競馬ができる先行力がないと厳しいかも？
中山芝コースは直線が短いため
スローになるほどその傾向は顕著になります

脚質別の成績

枠順	脚質	1着	2着	3着	脚質	1着	2着	3着
内枠	逃げ	0	1	0	差し	1	1	3
	先行	1	0	0	追込	0	0	0
中枠	逃げ	0	0	0	差し	0	1	2
	先行	1	1	0	追込	1	0	0
外枠	逃げ	0	0	0	差し	0	0	0
	先行	1	1	0	追込	0	0	0

4コーナーから大外をぶん回すいわゆる
マクリはよほど強い馬か
能力差がないと届きません

このwikiのページ一覧
トップページに戻る