新潟大賞典を攻略するポイント - ものさし競馬

新潟大賞典G3

新潟大賞典2022の回顧

新潟大賞典2022の折れ線グラフ

12.1-10.7-11.9-12.1-11.7-12.1-12.0-11.3-11.3-12.5

走破タイム：1分57秒7
前半3F：34.7
後半3F：35.1（やや瞬発戦）
前半5F：58.5
後半5F：59.2
ペース：中弛み型ミドルペース（−0.7）
時計：−0.1
馬場レベル：標準
直線：内外互角
C値：9.5
天候：晴れ

アルサトワが逃げて
アップダウンの激しいラップ構成になったが
ラスト2ハロンのラップは11.3-12.5と
+1.2秒も急激に失速したため
差し馬に有利な展開になりました

アルサトワ自身の上がりは39.7と
だいぶかかっているので
前にいた先行馬にとっては
相当厳しいレースだったと思われます
レース全体の上がりを見てみると35.1なので
スタミナと同時に瞬発力を問われた印象ですね

その結果1着に突っ込んで来たのは・・・
岩田康誠ジョッキー鞍上のレッドガラン
前走の大阪城ステークスは11.3-11.2-11.1-12.5と
差し馬に有利な流れになったが
先行して粘り強さを発揮しており
結果的には4着だったけど強い競馬
加えて重賞レースにも実績がありますから
トップハンデの馬にまんまとヤラレタ感じ

新潟競馬場の直線はとにかく長いので
先行して押し切るには相当タフな馬か
無尽蔵のスタミナを持つ馬じゃないと
いずれはバテてしまい止まってしまいます
ですから騎手の腕にかかっているといっても過言ではありません

アイコンテーラーの敗因について
単純に乗り手の問題でしょう
前半2ハロンのラップは10.7なので
かなり先行争いが激しかった区間です
この区間で前にいた馬達は
①マウントゴールド
②アイコンテーラー
④アルサトワ
⑩ラインベック
⑪トーセングラン
ほとんどバテて失速しています

対照的にレッドガランは
前半はやや後方にいて
先行争いが落ち着くと徐々に押し上げて
いつの間にか4番手にいました
ですから前半はじっとしているほうがいいのです

それを後先考えず馬なりに
先行争いに加わってしまえば
もうどうなるか答えは明白でしょう
とうぜん伸びる訳もなく...
9着に敗れたしまったと思われます
経験の浅い若手の騎手にとって
重賞を勝つには早すぎたのかもしれませんね
まだまだこれからなので
もっと経験を積んで
今は必死になって頑張るしかないと思います

新潟大賞典の折れ線グラフ

10F	9F	8F	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F
12.7	11.2	11.8	12.0	12.3	12.2	12.0	11.3	11.2	12.3

レコードタイム：1分56秒4
基準タイム：1分58秒1
前半3F：35.7
後半3F：34.8（瞬発戦）
前半5F：60.0
後半5F：59.0
ペース：中弛み型スロー（+1.0）
有利な枠：内枠
有利な脚質：好位差し、先行
有利なローテ：短縮、同距
求められる能力：瞬発力、長くいい脚（スタミナ）、先行力、一貫性、折り合いの良さ

好走条件

❶32〜33秒台の速い上がりを出せる
❷先行力がある
❸ミドルまたはハイペースで好走歴がある
❹スピードの持続性能が高い
❺瞬発力がある
❻緩急のある流れに対応できる
❼騎手の指示を素直にきく折り合いの良さ
❽好位から差せる追走力がある

新潟大賞典は
新潟芝の外回りコースを使用します
658.7mと東京よりも直線が長いため
なるべく追い出しを我慢させると
中盤のラップタイムが緩みやすく
基本はスローペースから究極の決め手勝負になります
当然直線は追い比べになると
瞬発力を問われるので
最低でも32〜33秒台の瞬発力を使えない馬は
苦戦を強いられます

使える脚が一瞬しか使えない
瞬発力タイプにも勝てるチャンスはあるけど

速い脚を使いながらも
とにかくバテにくい
持続力タイプの馬が狙い目になります

新潟大賞典・過去5年間のラップタイム

年	10F	9F	8F	7F	6F	5F	4F	3F	2F	1F	前3F	後3F	前4F	後4F	ペース
2022	12.1	10.7	11.9	12.1	11.7	12.1	12.0	11.3	11.3	12.5	34.7	35.1	58.5	59.2	M(−0.7)
2021	12.6	10.6	11.0	11.3	11.6	12.1	12.5	12.0	12.3	13.3	34.2	37.6	57.1	62.2	H(−5.1)
2020	12.4	11.0	11.7	12.1	12.5	12.0	11.5	11.2	11.4	12.8	35.1	35.4	59.7	58.9	M(+0.8)
2019	12.6	11.4	12.2	12.4	12.2	12.2	11.9	11.1	11.1	11.5	36.2	33.7	60.8	57.8	S(+3.0)
2018	12.8	11.6	12.5	12.5	12.9	12.7	11.9	10.9	10.6	11.6	36.9	33.1	62.3	57.7	S(+4.6)
2017	13.1	11.2	11.4	11.6	12.5	12.2	12.1	11.5	10.8	12.2	35.7	34.5	59.8	58.8	S(+1.0)

新潟大賞典2021はマイスタイルが大逃げしたため
想定外のハイペースになったけど
基本はヨーイドンの瞬発力勝負になります
持ち時計の速い馬よりも
とにかく速い上がりを出せる
馬を重視するようにしましょう

過去5年間の成績表

年	走破タイム	枠	勝ち馬	上がり	種牡馬	馬齢	位置取り	斤量	人気	ローテ	騎手
2022	1:57.7	8	⑭レッドガラン	34.9	ロードカナロア	牡7	4-5	57.5	7	延長	岩田康
	1:57.8	5	⑧カイザーバローズ	34.4	ディープインパクト	牡4	10-10	55.0	3	同距	津村
	1:57.8	7	⑬ヤシャマル	34.6	キズナ	牡5	8-8	54.0	5	短縮	松田
2021	1:59.3	2	②サンレイポケット	36.5	ジャングルポケット	牡6	11-10	55.0	3	同距	鮫島克
	1:59.3	6	⑩ポタジェ	36.9	ディープインパクト	牡4	7-7	56.0	1	同距	西村
	1:59.3	8	⑭サトノソルタス	37.2	ディープインパクト	牡6	3-3	55.0	7	短縮	秋山真
2020	1:58.6	5	⑨トーセンスーリヤ	35.0	ローエングリン	牡5	4-4	54.0	10	延長	横山和
	1:58.8	6	⑫アトミックフォース	35.6	ワークフォース	牡4	1-1	54.0	7	同距	武藤
	1:58.9	7	⑭プレシャスブルー	34.5	ディープインパクト	牡6	10-10	54.0	10	同距	石川
2019	1:58.6	8	⑮メールドグラース	33.0	ルーラーシップ	牡4	8-8	54.0	7	短縮	Dレー
	1:58.7	1	①ミッキースワロー	32.9	トーセンホマレボシ	牡5	13-12	57.5	3	短縮	横山典
	1:58.7	3	⑥ロシュフォール	32.8	キングカメハメハ	牡4	15-15	55.0	1	同距	Cルメ
2018	2:00.0	1	①スズカデヴィアス	32.8	キングカメハメハ	牡7	8-6	56.5	5	延長	三浦
	2:00.1	7	⑭ステイインシアトル	33.2	ステイゴールド	牡7	2-1	57.0	9	同距	秋山真
	2:00.2	1	②ナスノセイカン	33.2	ハーツクライ	牡6	3-3	55.0	11	短縮	丸山
2017	1:58.6	1	②サンデーウィザード	34.1	ネオユニヴァース	牡5	6-6	55.0	3	同距	石橋
	1:58.6	3	⑥マイネルフロスト	34.3	ブラックタイド	牡6	2-2	57.0	11	短縮	丹内
	1:58.9	6	⑪メートルダール	34.1	ゼンノロブロイ	牡4	9-10	55.0	1	同距	浜中

ローテーション別の成績

ローテ	1着	2着	3着
同距	2	3	3
短縮	1	2	2
延長	2	0	0

枠順別の成績

枠順	1着	2着	3着	逃げ	先行	差し	追込	着外
1枠	2	1	1	0	1	2	2	5
2枠	1	0	0	0	1	7	0	8
3枠	0	1	1	1	2	3	2	8
4枠	0	0	0	1	3	2	4	10
5枠	1	0	0	0	2	3	4	9
6枠	0	2	1	0	1	3	3	7
7枠	0	1	1	0	2	4	2	8
8枠	1	0	1	2	1	4	1	8

内枠の差し馬は（3-0-0）と好成績
先行馬なら中〜内に入るほど良さそう

脚質別の成績

脚質	1着	2着	3着	着外
逃げ	0	1	0	4
先行	1	2	2	13
差し	4	1	2	28
追込	0	1	1	18

枠順	1着	2着	3着	着外
内枠	3	2	2	21
中枠	1	2	1	26
外枠	1	1	2	16

脚質別の成績

枠順	脚質	1着	2着	3着	脚質	1着	2着	3着
内枠	逃げ	0	0	0	差し	3	0	0
	先行	0	1	1	追込	0	1	1
中枠	逃げ	0	1	0	差し	0	1	1
	先行	1	0	0	追込	0	0	0
外枠	逃げ	0	0	0	差し	1	0	1
	先行	0	1	1	追込	0	0	0

スローペースになりがちなので
差し馬は後方一気だとほぼ届きません
脚質は前〜中団にいる馬が有利になります

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