上がり3ハロンで馬の能力を見極める方法

上がり3ハロンというのは、レースの結果(着順)を左右するまさに勝負どころ、ゴール前の約600m内で、競走馬がラストスパートする時に発揮される能力のことである。
例えば優駿牝馬オークスの場合
レース全体の上がりは35.3に対して
1〜5着の掲示板に乗ったのはラヴズオンリーユー、カレンブーケドール、クロノジェネシス、ウィクトーリア、ダノンファンタジーの5頭
レース全体の上がりは35.3に対して
1〜5着の掲示板に乗ったのはラヴズオンリーユー、カレンブーケドール、クロノジェネシス、ウィクトーリア、ダノンファンタジーの5頭
レース全体の上がり3ハロンというのは上記画像の赤まるの部分になります。これはJRAのホームページにていつでも観覧できるので、ご自身で確認してみてほしい。
その中でレース全体の上がり3ハロン(35.3)よりも速い上がりを使った馬はラヴズオンリーユー、カレンブーケドール、ウィクトーリアの3頭となる
この3頭の中でラヴズオンリーユーはウィクトーリアよりも−0.1秒速く、34.5と速い上がりを使っており、余力十分で勝ったと推測できます。
つまりメンバーの中ではこの馬が能力上位ということがわかる。
つまりメンバーの中ではこの馬が能力上位ということがわかる。
逆にカレンブーケドールと、クロノジェネシスはどうだろうか、クロノジェネシスは+0.1秒遅く、カレンブーケドールは−0.2秒速い上がりを使ってはいるが、平均並みの数値なので、ラヴズオンリーユーよりはやや能力が劣る印象だ。
つまり、能力的には余力が十分ではなかったという見方ができるので、そのクラスではまだ通用しないか、ラヴズオンリーの能力が一枚上手だったという判断ができる。
のちにラヴズオンリーユーはエリザベス女王杯G1に出走し3着に好走したが、
クロノジェネシスは5着に敗れています。
クロノジェネシスは5着に敗れています。
まとめ
①レース全体の上がり3ハロンよりも速い上がりを使い、余力が十分で勝った馬は能力上位とする。
②レース全体の上がり3ハロンよりも遅い上がりを使い、余力が十分ではなかった馬は能力下位
もしくはそのクラスではまだ力が通用しない可能性があります。
もしくはそのクラスではまだ力が通用しない可能性があります。