人外と人間

トナカイ獣人×女の子 和姦

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トナカイ獣人×女の子 5-293様

今夜だけ・・・そう、ちょっとだけ。それでもう終わりだ。
そう決めて、ドアを開けた。
しかし、その先には予想もしていなかった人物が待ち受けていた。

「子供の居ない家に侵入か。また一つ業務規則違反が増えたな。・・・ブリッツェン隊第1225番隊員、ハリー。」
「あ、あなたは・・・!」


ここで、話は三年前に遡る。

「うー、寒い・・・。」
粉雪が吹雪いて降り積む北の町。
サンタ服を着たトナカイの獣人が一人、屋根から屋根へと跳んでいた。
背には大きな袋を担ぎ、前足にはメモ紙一枚持って。
その跳躍たるや、電車に乗っているとき窓の外に妄想する、ビルの屋上を跳んで移動する忍者の如く。

彼はサンタクロース・・・の、代理人の末端の一人。
いくらサンタクロースでも、人口の増えに増えきった世界で、全ての子供たちにプレゼントを配る事なんて出来やしない。
そこで設立されたのがトナカイ獣人で構成された配達トナカイ部隊。
世界中に配備されたその部隊が分散して配達を行うことで、たった一晩での配達を可能にしている。

「新人は過疎地からって聞いてたけど、まさかこんな極寒地帯だなんて・・・。」
温暖な地方出身の身には特に堪える。
自前の毛皮とサンタ服を併せても防ぎきれない、真夜中の寒風をその身に受けながら、メモを広げた。
不思議な紙に、じわりと文字を浮かび上がる。
「ええと、次は三軒向こうのシンディちゃんか・・・」
ひょいひょいと身軽にトナカイは跳び、玄関の前に立つ。

「おじゃましますよ、っと。」

サンタが使う配達に必要な魔法や技術は、配達トナカイ部隊の新人研修で教わる。
だからトナカイ隊は、もの凄い速さで空を駆けることも、鍵を開けずにドアを通り抜けることも、子供を起こさないように足音を立てず歩くことも出来る・・・はずなのだが。

「・・・やっぱり先輩たちみたいにうまくはいかないなあ・・・。」
それはやはり何年も配達をこなしたベテランの域。
彼は新人故に、それなりの速さで空を駆けることが出来て、どんな扉でも鍵を開けることが出来て、忍び足で歩けば足音が立たない・・・程度の能力しか無い。

ちなみに、煙突から入ろうにも角が引っかかって入れないので、トナカイ隊は玄関からおじゃまするのが伝統である。

「さて、次の家で最後だな。・・・ノエルちゃんか。えーと、家の場所はー・・・。」
きょろきょろと見回すと、町の外れに小さな家が一軒。
「・・・あれか。」

初任務だから配達軒数も少なく、かなり早く終えることが出来そうだ。
ここを配り終えたら支部に戻れる。そしたらボーナスを受け取って、同僚と飲みに行って、あとは正月明けまで休暇だ。

「おっじゃまっしまーすよー。」
ひそひそ声でややご機嫌に侵入し、子供部屋らしき扉を探す。
扉を開け、子供の姿を確認。
「さて、ノエルちゃんのプレゼン、とぅわああああああ!!?」

壁から下がったクリスマスの飾りに、あろうことかトナカイの最大の特徴である大きな角が引っかかり、バランスを崩して柱に頭をぶつけてしまった。
冷たい床の感触が頬に伝わるのを感じながら、そのまま意識は遠ざかってゆく。

気がついたらベッドに寝かされていた。
「う・・・。ここは・・・」
確か俺、配達の途中で倒れて・・・。配達!?そうだ、まだ配達の途中・・・!

「大丈夫? トナカイさん。びっくりしたわ。大きな音がして飛び起きたら、トナカイさんが倒れているんだもの。」
すぐ横で、その配達物を眠って待っているはずの子供が、心配そうに顔をのぞき込んでいた。

「君は・・・あ、痛たたた・・・。」
ぶつけたところをさわってみると、ガーゼと絆創膏で手当がしてあった。仄かに消毒薬の匂いもする。
「・・・君が、手当してくれたのかい?」
「ええ。血が出てたから。ちゃんと消毒もしたのよ。」
「そうか・・・ありがとう。」

ああ、やってしまった。業務規則違反だ。
配達中、決して誰にも見つかってはいけない規則だというのに・・・。
嗚呼、あの厳しい訓練はなんだったのだろうと、肩を落とした。

しょぼくれていると、少女が興味深そうに話しかけてくる。
「あなたがサンタさんなの? サンタさんって、お髭のおじいさんだと思ってたわ。」
「いや、俺は・・・トナカイだよ。皆でサンタさんの代理をしてプレゼントを届けてるんだ・・・。
サンタさん一人じゃ回りきれないほど、世界中の子供も増えたからね。・・・ハァ・・・。」

「トナカイさん、なんだか元気がないのね?怪我したところが痛いの?
・・・あ、もしかして、私に見つかっちゃったから、誰かに怒られちゃうの!?」
「い、いや、そんなことは・・・」
「そうなんでしょ。」
真っ直ぐに目を見つめられた。
こういう目で見つめられると、何もかも見透かされているような気がしてくる。

なんというか、しっかりした、勘の鋭い子だ。
将来こういう子と結婚する奴は、きっと浮気なんかできないだろうな。
「いや・・・まあ・・・そうなんだけど・・・悪いのは全部俺なんだから。」
「ううん、私も悪かったのよ。ドアの上にクリスマスの飾りを吊り下げるなんて。
トナカイさんが入って角を引っかけちゃうことも考えておくべきだったのね。」
そう言って、考え込むようなポーズをしてうんうん頷いている。
いや、そんな変な心配をする子はあんまりいないとはおもうけど・・・。

「・・・ねえ、私、絶対誰にもトナカイさんを見たなんて言わないわ。それでも駄目なの?」
・・・そういえば。見られたら駄目だという規則ではあるが、誰かがチェックしているわけでもない・・・はずだ。
内緒にしてくれるというのなら、それでいいのではないか?そんな甘い考えが頭をよぎる。
「ね?内緒にするって誓うわ。二人だけの秘密。」

「・・・じゃあ、お願いしてもいいかな? ノエルちゃん。」
「ええ、もちろん。・・・ねえ、ちょっとだけお話しましょうよ。私、サンタさんのお仕事してる人と会うの、初めてだもの。」
幸い、気絶してからそんなに時間も経過しておらず、配達終了予定時間までまだ余裕がある。

「いいよ。手当もしてくれたし、内緒にしてくれるならおやすいご用さ。」

それから暫く、いろいろな話をした。
毎日の訓練の話や、厳しい先輩たちの話。気のいい同僚の話も。知られるとまずいかもしれないところは省いて日常生活の話をした。
彼女もいろいろなことを話してくれた。
今年のはじめに両親が他界したこと。町の雑貨屋を手伝っていること。店長さんも奥さんもとってもいい人だということ。

あっという間に時は過ぎて、配達終了予定時間になってしまった。
「ああ、もうこんな時間だ。さて、最後の配達を終わらせないと。」
「そういえばお仕事中だったのよね?引き留めちゃってごめんなさい。」
「いや、いいんだ。今年の配達は君で最後なんだから。」

大きな白い袋の中に前足を突っ込んで、メモに書かれた『子供がほしいもの』を読み上げる。

「ノエルちゃんが欲しいものは・・・大きなテディベアだね。・・・ほら、今年一年いい子にしていたノエルちゃんへの、クリスマスプレゼントだよ。」

袋の中がどういう仕組みになっているのかはよくわからないけど、どこかの支部のおもちゃ倉庫に繋がっていて、そこからプレゼントが送られているらしい、と先輩から聞いた覚えがある。
別の先輩は、あれはそんな単純なもんじゃないとかぶつぶつ言ってたけど。

袋から出てきたのは、読み上げたとおり、ピカピカの綺麗なリボンで飾られた大きなテディベア。
彼女は早速、ふかふかしたそのテディベアを、嬉しそうに抱きしめた。
「わあ、ありがとうトナカイさん!大切にするわ。」

「じゃあ、もう時間だからおいとまするよ。もう夜明けも近いけど、ちゃんと眠るんだよ?」
「うん・・・。ありがとう、おやすみなさいトナカイさん・・・またね。」

またね・・・か。来年も配達区域は同じだから、来年もきっと会えるだろう。
ただ、起きているときに会うことは、もうないだろうけど。

ノエルちゃんの家を出て、ブリッツェン隊の支部へと戻る。
気のいい同僚が話しかけてきた。
「おう、遅かったじゃねえか、ハリー。ん?どうした、その頭。」
「ああ、ちょっと・・・雪で滑っちゃって。」
「相変わらずドジだよなあ。おまけにトロくせえしヘタレだし。」
「うっ・・・反論できない・・・。」
「そんなくよくよすんなって!とにかく飲み行こうぜ?」
昔からの友人でもある同僚は、そう言って俺の肩をばしばしと叩いた。
口は悪いが、悪い奴ではない。むしろ何やかんやで面倒見のいい、イイ奴だ。
「まあ、また来年も頑張ろうや。」
「・・・そうだな。」

こうして、俺の初めての配達トナカイ隊としての任務は終わった。
次のクリスマスまでの一年の仕事はというと、年始にはサンタさんへのお礼の手紙の仕分け、訓練、プレゼントの準備と、12月でなくてもやることは多い。
シーズンも近づくと、サンタさん宛の手紙を集計して、プランサー隊にデータを送信する仕事も加わる。

そしてまた、クリスマスがやってきた。

「あー、寒い寒い。」
2年目ともなると、だいぶ寒さにも慣れた気がする。
去年よりちょっぴり配達区域は広がったけど、ほぼ去年と同じ区域だったから配達はスムーズに進んだ。

そして、今年も最後の家。
「・・・ノエルちゃん、元気にしてたかな・・・。」
そっと子供部屋のドアを開けると・・・

がらがらがっしゃーーーん!!
「うわぁあ!?」
開けた途端に、紐でぶら下がった鍋やらフライパンやらががんがんぶつかって大きな音を立てた。

「・・・ん・・・あ!トナカイさん!」
その音で、テディベアを抱きしめて眠っていた彼女が、目を覚ましてしまった。いや、むしろこれは・・・

「ノエルちゃん、もしかしてコレ、君が仕掛けたの?」
「・・・ごめんなさい。起きていられないと思ったから、トナカイさんが来たら起きられるようにしたの・・・。」

そう上目遣いでもじもじと見つめられると、どうにも叱れない。
「・・・サンタさんにトラップを仕掛けるような子は、悪い子だからプレゼント貰えないんだけどー・・・いいのかな?」

叱るわけでもなく、ちょっとほのめかしたつもりだったのだが、途端に彼女の顔色が変わる。
「えっ!?そ、そんな、ごめんなさい!私、そんなつもりじゃ・・・!」
急になんだか泣きそうな顔になった彼女に、僕の方が慌ててしまった。
「あああ、ごめんごめん、わかってるよ。俺も去年黙っててもらったし・・・おあいこだね。」
「・・・二人だけの秘密ね? ありがとう、トナカイさん。」

暫くベッドに座って、時間の許す限り一年前と同じように話をした。
「さてと、今年ももう時間か。今年ノエルちゃんが欲しいものは・・・『マフラー』だね。」
袋からはきっと、女の子用のかわいいマフラーが出てくるだろうと思っていたら、出てきたのは濃い緑色をしたどう見ても大人用のマフラーだった。

メモを読み上げて袋から出てくるものに間違いはないはずだが、どうしても不安になったので聞いてみる。
「・・・本当にこれでいいのかい?もっと可愛いのだって出せたんだよ?」
「これでいいの!」
彼女はそう言って、手渡されたマフラーを何故か俺の首に巻いてゆく。

「それでね、私からトナカイさんにプレゼント!」

満面の笑みでそう言われ、一瞬呆然としてしまう。
「嬉しいけど・・・いいのかい? 年に一度のプレゼントを俺なんかにあげちゃって。」
「いいの! プレゼントを貰うより、トナカイさんに何かお礼がしたかったの。」
「お礼?」
「クリスマスを一緒に過ごしてくれたお礼よ。真夜中の、ちょっとの間だったけど、それでも嬉しかったわ。
・・・雑貨屋の店長さんから一緒に過ごさないかって誘われたけど、一家団欒を邪魔しちゃ悪いものね。」
ああ、そうだった。ノエルちゃんの家族は・・・もう・・・。

「・・・ありがとう、大事に使わせてもらうよ。これならどんなに寒くても大丈夫そうだ。」
「大切にしてね?」
「勿論だよ。・・・さあ、よい子はもう寝ないと。来年はちゃんと寝てなきゃ駄目だよ?」

「・・・今度こそ、もう会えないの?」
悲しげな瞳が、まっすぐに見つめてくる。

「実を言うと君は・・・次のクリスマスで、もう子供を卒業なんだ。だから来年が最後のプレゼントになる。」
「・・・そうなの・・・?」
「再来年のクリスマスには、君は立派なレディだよ? おめでとう。」
そんな冗談めかした言葉も、ノエルちゃんにはあまり嬉しくないようで、沈んだ表情のままだった。
「最後のプレゼントになるけど、ちゃんと俺が届けるから。ノエルちゃんは今度こそ、よい子で眠って待っていてくれるね?」
「うん・・・わかったわ。おやすみなさい、トナカイさん・・・。」

始終寂しげな顔をする少女を寝付かせ、どこか後ろ髪引かれるような思いで支部へと戻った。
彼女から貰ったマフラーはとても暖かく、寒さなど微塵も感じなかった。

そしてまた、あっと言う間に次のクリスマスが巡ってきた。

今年も同じ地域、同じ区域、同じ町の、最後の家。
「あの子にプレゼントを届けるのも、今年で最後か・・・。」
そう考えると感慨深いけれども、同時にとても寂しく感じる。

今年こそ、彼女は眠って待っているはずだ。そう信じてはいるが、どこかそれはそれで寂しい気がしてしまう。
ドアを開けると、彼女はテディベアを抱きしめて、ベッドできちんと眠っていた。
安堵する一方で、若干拍子抜けして残念がっている自分を、心の中で叱っておいた。

しかし、プレゼントを渡す前に、最後だし寝顔でも見ていこうかと思った時、ようやく異変に気く。
顔が赤い。息も荒く、額に手を当てるとすごい熱が出ている。

とにかく体を暖めて、額を冷やさなくてはと、家の中を右往左往して毛布やら氷嚢やらをかき集めた。
「・・・とりあえずこれで、あとはお粥でも食べて寝ていれば大丈夫だと思うけど・・・。」

まだ心配だが、今年ももう時間だ。プレゼントを置いて帰らなくてはならない。
メモに浮かび上がった文字を見た。

今年、ノエルちゃんが欲しいものは・・・『トナカイさん』・・・?

これは、どういう意味合いでとればいいのだろうか。
まさか俺・・・いやいや待て待てそんな訳ないだろう。都合のいい妄想にも程がある。
・・・きっと、今年も俺と話がしたかったのかもしれない。そう思うことにした。
だが、こんな状態の彼女を起こす訳にもいかない。
何か他の物を読み上げても、袋から何か出せないだろうか・・・。

「今年、ノエルちゃんが欲しいものは・・・・・・トナカイ・・・の、ぬいぐるみ。」

嘘を吐いた。袋から出てきたものは、たしかにトナカイのぬいぐるみだった。
ただ、そのトナカイは、サンタ服を着て、緑のマフラーを巻いた、俺そっくりなトナカイだった。

「・・・トナカイ・・・さん・・・。」
再び思案を巡らせているときにいきなり背後から呼ばれ、どきりと心臓が跳ねた。
しかし振り返ってみれば、未だ少女は若干苦しそうな寝息をたてて眠っている。
「・・・なんだ、寝言か。・・・最後のプレゼント、置いていくよ。」

テディベアの横にトナカイのぬいぐるみを並べ、立ち去ろうとしたとき、不意に、服の袖を掴まれた。

「・・・トナカイ・・・さぁん・・・っ。」

彼女の額に乗せたタオルが、ずり落ちて床を濡らした。

袖を掴んで離さないまま、熱にうかされ、潤んだ瞳で。
どこか切なげにも見える表情で、彼女は俺を見つめている。
その表情は、去年よりもずっと、少女から女性に近付いていて、目を、反らせることが出来なかった。

しかし、完全に目が覚めているわけでもなく、夢うつつでの行動だったらしい。
すぐに彼女の手から力が抜けていった。

その手をそっと握り、袖から離した。
暫く手を握っていると、安心したのか彼女は再び微睡んでゆく。きっと目が覚めれば、夢だったと思ってくれるだろう。
毛布を掛け直し、一度だけ前足の蹄で頭を撫でた後、別れを告げた。聞こえては、いなかっただろうけど。
「・・・さよなら。ノエルちゃん。」

彼女が働かせてもらっているという雑貨屋さんの家の玄関に、彼女が風邪で寝込んでいると書き置きしておいた。きっと様子を見に来てくれるだろう。

支部に戻ってボーナス明細を受け取っても、何故だか気分が晴れることはなかった。
「おい、飲み行こうぜ?」
「・・・おう。」
「なんだよ元気ねえなぁ。」

クリスマスの後、どうしても心配になって、夜中にこっそり寮を抜け出し、彼女を見に行ってしまった。
彼女の風邪はすっかり治っていたようだったが・・・。

「・・・トナカイさん・・・。」
窓から見た彼女は、そう呟いて、トナカイのぬいぐるみを抱きしめ、悲しげに涙を流していた。

どうしていいか、わからない。
このまま部屋に入って、彼女を抱きしめてしまいたいという衝動が頭をよぎったが、必死にそれを否定した。
彼女はただ、もう会えない俺という友人を寂しがっているだけだ。彼女はもう立派に生きていける。頼りにしてもいい大人だって身近にいるんだ。
俺みたいな行きずりの、ただの他人の獣人が、これ以上関わるべきではない。

自分に強く言い聞かせ、何もかもを振り切るように支部へと戻った。
それを見ていた影の存在に、気がつかないまま・・・。


薄暗い部屋で、電話をかける一人の影。
「サンタ・クロース、私です。少々お話が・・・。」

彼の預かり知らぬところで、何かが変動していることに、彼はまだ、気づいてはいなかった。


今期はなんだか忙しかった。
ブリッツェン隊にルドルフ隊の偉い人が視察に来たとか、お偉いさんがルートの急な大幅変更をするとかで、主に上層部がてんやわんやだったらしい。
そんなこと全く関係ない下っ端の、どこか身の入らない俺は、ただ淡々と仕事と訓練をこなすだけだった。
最近、同僚達がなにやら俺を避けるように皆で内緒話をしているようだが・・・いったい何だと言うんだろう。

また、クリスマスが来てしまった。

潤んだ瞳で袖を掴んできた彼女の表情が、脳裏に焼き付いて離れない。
泣きながらぬいぐるみを抱きしめていた彼女の涙を、忘れることが出来ない。

一度だけ、そう、もう一度だけ・・・。
もう今年で最後だ。最後に寝顔を見たら、もうそれっきりにしよう。


ここで、話は冒頭に戻る。

「子供の居ない家に侵入か。また一つ業務規則違反が増えたな。・・・ブリッツェン隊第1225番隊員、ハリー。」

「あ、あなたは・・・!サ、サンタ・クロース!?それに、確かそちらは、ルドルフ隊の隊長!?」
おまけに何故か、ブリッツェン隊の同僚までもが一緒に待ち受けていた。

「ほっほっほ。きっと来るだろうと思っとったぞ。待っとって正解じゃったわい。」
お腹を揺らして笑う、白い髭を生やした赤い服の老人。入隊式典の時にものすごく遠くから見て以来だが、間違いなく、サンタだ。
「な、何故あなた方がこんなところに・・・!?」
そうだ。サンタクロースはルドルフ隊を率いて、人口の多い大都市圏を中心に配達をしているはずだ。こんなところにいるはずが・・・。

「愚問だな。業務規則違反を幾度も行う隊員に対して、懲罰委員に成り代わり、懲罰を与えに来たまでだ。」
毅然とした態度で、ルドルフ隊隊長がそう答えた。

「見に覚えがないとは言わせんぞ。警備会社はおろか、軍のレーダーすらも攪乱できるプランサー隊の能力を舐めるな。
彼らがその気になれば、隊員が配達中に何回くしゃみをしたかまで調査可能だ。」
見に覚えが無いわけがなかったが、まさか今までのことがすべて筒抜けだったとは・・・。

「まあ、隊員のプライバシーに考慮し、普段そこまでの調査を行うことはないが・・・今回の件については、ここにいる貴様の同僚どもの供述から発覚したものだ。」
「悪ぃな。お前の様子が最近どうも変だったからよ、前にここに来たときに尾行してたんだ。
んでまあ、俺らの動向が妙だってんで、そこの隊長さんに問い詰められちゃってよ。」
いつも声をかけてくるような気軽な口調で、同僚が言った。最近態度が妙だったのはこういうことだったのか。

「さて、貴様の規則違反についての懲罰だが・・・。」
隊長が取り出した書面を読み上げる。
「配達中に姿を見られ、なおかつその事実を隠匿し、子供と口裏合わせか・・・重罪だな。」

隊長が続けて読み上げる。
「・・・貴様の規則違反はそれだけではないぞ。貴様は昨年、『適切なプレゼントを子供に配達しなかった』という規則違反をしているな?」
「し、しかしあれは・・・!」
「言い訳は聞かん。ともかく貴様は懲罰を受け、清算をせねばならない。これより懲罰の内容を述べる。」
隊長が別の紙を懐から取り出し、読み上げた。

「まずは冬季ボーナスを4ヶ月分から3ヶ月分に減額、但し懲罰の一環として金銭ではなく現物支給とする。
次に、規則を大きく逸脱した行為を行った旨により、隊員寮の退寮を命ずる。」

なんだ、案外軽いじゃないかと、少しだけ安堵した。
寮を追い出されるのは少しキツイが、どこか安いアパートでも探せばいいだろう。

「更に、昨年配達を放棄したプレゼントの、再配達を命じる。」

あれ、いつの間に俺はあぐらをかいた状態で後ろ手に縛られて、腕を動かせないようにぐるぐる巻きにされていたんだろうか。
同僚たちがニヤニヤしながらこっちを見ている。こっち見んな。

「あのー・・・これは一体、どういうことなんでしょうか・・・。」
「どうもこうも無い。・・・姿を見られたことに関する罰則は除隊だが・・・今回は特例で帳消しにしてやらん事もない。
姿を見られたことに関する規則の但し書きには『但し、関係者は除く。』と、記載してある。ここにある関係者とは、子供を除く家族、親族、結婚を前提とした婚約関係等がその対象となる。」

「じゃ・・・その、つまり、彼女に『関係者』になってもらえ、ということですか?」
「察しがいいな、その通りだ。この場合なら配偶者か、婚約関係だな。だが強制はしない。
別に貴様があくまで彼女を関係者にすることを拒むというならば・・・。」

隊長が、勿体付けるかのように言葉を途切らせ、俺を睨みつけた後、さらっと恐ろしいことを言ってのけた。
「この少女には、記憶操作を受けて貰う。貴様に関する記憶の全てを洗脳処理により削除することになるな。それと、貴様も解雇処分。除隊だ。」

「な・・・っ!?」
「まあ、これもすべて貴様が招いた結果だ。どちらにするか、選ぶ時間をやろう。せいぜい話し合って、決心が付いたら正月明けにでも本部にいる私に連絡するように。・・・以上だ!」

「待ってください、彼女は去年まで子供で、去年の事だってきっと恋愛感情とかそんなんじゃなくて・・・!」

「子供扱いするんじゃない。今年からはもう我々の規定上では大人だ。
その彼女がそう望んでいるからこその、この特例で、この程度の軽微な懲罰なのだ。」

隊長は、いつも隊員が配達で使うものと全く同じメモを取り出し、俺の目の前に突きつけた。
じわりとインクが滲み、形作った文字は去年と同じ『トナカイさん』だった。

「じゃあ、本気でこんな・・・俺のことを・・・。」
「他にどんな意味があるというのだ、鈍感な奴め。この少女はこんな奴の、一体どこがいいというのだろうな?」

「・・・おっと、ボーナスを渡し忘れておったわい。ここに置いておくよ。」
そういうとサンタは、何かを棚の上に置いたが、今座らされている位置からは、それを確認することは出来ない。

「ほっほっほ。では我々はこれでおいとまするとしようか。あとは若いお二人で。」

俺と彼女以外の全員が、部屋から出ていった。
外から遠ざかる鈴の音が聞こえてくる。きっと本部に帰るのだろう。

さすがに朝まで縛られたままで居るわけにもいかず、彼女を起こして、縄を解いてもらうことにした。

「ノエルちゃん、ノエルちゃん。ごめん、起きてくれないか?」
「ん・・・、あ・・・トナカイ・・・さん・・・?」
「や、やあ、ノエルちゃん。」
ぎこちなく挨拶した次の瞬間、彼女が俺の胸に飛びつき、抱きしめてきた。
「トナカイさん!トナカイさん!トナカイさん・・・っ!」
強く抱きしめられ、幾度も名を呼ばれた。流れる涙を拭ってあげたかったが、前脚はまだ後ろ手に縛られたままだ。
「・・・そろそろ落ち着いた?」
「トナカイさん・・・もう、会えないと思ってた。でも、なんで縛られてるの?」

俺は、さっきまでここで起こっていた事を、包み隠さず説明した。いまさら何をごまかしたって無駄だろう。

「・・・ねえ、この縄を解いたら、トナカイさん、帰っちゃう気でしょ。俺のことは忘れた方がいいとか、言う気でしょ。」
「う・・・いや、そんなことは・・・。」
相変わらず、勘がいい。俺だって忘れられたくは無いが、俺みたいな獣人よりも、きっと彼女に見合った人間が・・・

「そうなのね?・・・だったら・・・」

突然彼女の手が俺の股間に伸び、彼女の細い指が、獣じみた性器を服越しにさする。
「な、何を・・・!ノエルちゃん、やめるんだ・・・っ。」
しかし、彼女は聞き入れようとはせず、股間のファスナーを開け、刺激に反応して起立し始めた性器を取り出すと、あろうことかその男根に舌を這わせ始めた。

「・・・ん、ぅ・・・。男の人って、こうすると気持ちいいのよね?」
ぴちゃり、ぺちゃりと、卑猥な水音を立てながら彼女の舌が性器を舐めあげると、堪え難い刺激に、彼の雄が硬度を増してゆく。
「ぅく・・・、い、一体どこでそんなことを・・・。」
「えと・・・その・・・お店にあった、男の人用の雑誌で・・・。」
町に数少ない雑貨屋だし、そういう本を入荷していてもおかしくはないだろうが、18歳未満が読むのは推奨できない。

ともかく、弱点ともいえる部分を握られていては身動きがとれない。
前足を縛っている縄も、必死に緩めようと動かすが、未だゆるむ気配はない。
「ちょっと本に載ってた形とは違うけど・・・たしかこう、歯をたてないようにして、口の中に・・・んむ・・・ぁ・・・思ってたより・・・おっきい・・・。」
獣人の陰茎は通常の人間のものとは形状が異なる。
サイズも、彼女の小さな口に収まるようなサイズではないが、それでも彼女は懸命に先端を咥え、刺激を与えてくる。

拙くも柔らかな舌の刺激と、未だ幼さを残す少女がその舌で彼の性器を舐め、咥え、奉仕しているという淫らな光景に、大した抵抗をすることも出来ず、彼は屈した。
「う・・・もう駄目だ・・・っ、離れて!」
しかし、少女は離れようとしない。
奉仕することに集中しきっていて、言葉が耳に届いていないようだ。
「・・・ぐ、ぁ・・・っ、出る・・・!」
どくどくと、大量の白濁液が少女の口に放出された。

「んんっ・・・ぷぁっ!?」
いきなり口の中に精液が放出されたことに驚いて、口を離してしまう。未だ放出され続ける精液が彼女の顔を汚し、口元から垂れる精液が顎を伝った。
「熱くて・・・・・・変な味・・・。」
それでも彼女は、口の周りについた精液や、陰茎に未だ残る精液を舐め、飲み込もうとする。

「そんなの舐めちゃ、駄目だ・・・っ。もう止めるんだノエルちゃん!」
そんな彼の言葉も聞かず、精液を舐めとってもなお、彼女は陰茎を刺激し続けた。
すぐに硬度は増し、先程と同じようにそそり立つ。

軽い衣擦れの音を立てて彼女がパジャマと下着を脱ぎ、未だ肉の付ききらない肉体が露わになった。

「一体、なにを・・・。」

その問いに答えず、彼の肩に手を置き、体を寄せて、腰を落としてゆく。
「・・・入るの、かな・・・。」
このまま対面座位の格好で挿入する気なのだろう。
俯いて表情は読みとれないが、緊張か、はたまた未知への恐怖か、置かれた手は強く肩を掴み、僅かに震えている。

「だ、駄目だっ!ちょっと、待って!」
彼は必死で体をよじって抵抗し、彼女の性器が彼の性器の先端に触れる直前で、彼の腕を拘束していたロープが僅かにゆるみ、寸前のところで彼女を体から遠ざけることができた。

「・・・ごめ・・・なさい・・・っ、ごめんなさい・・・っ。トナカイさんの事、忘れたくなくて・・・忘れてほしくなくって・・・私・・・。」
俯いて、床にヘたり込んでしまった。拒絶されたと思ったのだろう。
「私の、初めて・・・トナカイさんに・・・、もらって・・・ほし・・・くて・・・っ。」
彼女はぼろぼろと涙を流し、しゃくりあげながら細切れに言葉を紡いだ。

細い裸身に、太股から垂れる蜜に、涙で濡れた瞳に。
理性が、ぷつりと切れた。

気がつくと俺は、ノエルちゃんを抱き抱え、ベッドに押し倒していた。
そのまま彼女の口に舌をねじ込み、強引なキスをする。
小さな舌は大きな長い舌に翻弄され、彼女の口からはどちらのものともわからない唾液が流れ落ちた。

「ト、トナカイ・・・さん?」
「やれやれ、すっかり悪い子になっちゃったね?」
秘裂に前脚の蹄を食い込ませると、ぐちゅりと卑猥な水音が響いた。

「ひゃっうああ!?」
「俺のモノを咥え込んだだけで、こんなに濡らして。」
空いた方の前脚で胸を揉みしだき、もう片方は舌で舐めあげてゆく。

彼女が嬌声をあげ、胸に送られてくる刺激に身を震わせている。
強すぎる刺激から身を捩らせて逃れようとするが、逃がしはしない。
「んっう、やぁああっ。あっ、ひあぁあん!」
「だけど、挿入するにはまだ足りなかったな。あのまま挿れてたら痛いじゃ済まなかったはずだ。・・・もっと慣らさないと。」

ぐちっ、じゅぶ、ぴちゃ、くちゅり。
蹄の先端が、まるで楔のように彼女をじわじわと割り開き、蜜をあふれさせながら押し広げる。
「いああっ、あ、い、やああんっ。ト、トナカイさん、っ、トナカイさぁんっ!」
陰核をそっとこねあげると、彼女は一層強く反応し、更に蜜を溢れさせた。

先程よりもだいぶ解れてきた。これならそろそろ大丈夫だろう。
「・・・挿れるよ。止めてほしかったら、言って。」
「・・・うん・・・。」

ずぶりと、彼女の秘裂に先端が沈む。
「んくぁ・・・あ・・・っ!」
「ぐ・・・っ、キツい・・・。」
元より大きさの合わない性器だということは解っていたが、やはり窮屈だ。
だがゆっくりと、できるだけ負担をかけないように進んでゆく。
膣内に感じる僅かな抵抗の後、彼女が声を殺して、小さく呻いた。
彼女の目から涙がこぼれたが、それでも止めてとは言わず、息を整えて痛みを堪えている。

彼女が落ち着くのを待ってから、じわじわと、ゆっくりと。更に奥へと腰を進める。
さすがに一気に全部を収めることはできないが、それでも突き当たるところまでは到達できた。

「・・・っ・・・はぁっ・・・は、ぁ・・・。トナカイ・・・さ・・・んっ。」
彼女は、痛みと苦しさに喘ぎながらも俺の胸に抱きついてくる。
押し当てられる額の感触が愛おしい。

「ノエル・・・、もう、動かすよ。」
隙間なく埋められた膣の中を、ゆっくりと前後する。
赤い色を帯びた愛液が隙間からこぼれてシーツを染めた。
幾度も動かしていると次第に動かし易くなり、彼女の声も甘い喘ぎに変わりつつあった。
時折、俺の背に回された手が無意識からか強く握られ、幾本もの毛を毟ったが、その痛みすらも気にならない。
次第に堪えていられなくなり、行為は激しくなってゆく。
「うあっ、奥っ、ごりごりって・・・っ、んっああああ!」

「・・・っ、もう、出そうだ・・・。」
強く締め付ける刺激に限界が近づき、彼女から性器を抜こうとしたが、強く抱きつかれ、離れることができなかった。
「・・・やっ、離れないで・・・っ!欲しいの、トナカイさんのっ、中に・・・ぃ!」
「ノエル・・・っ!」
彼女が腰を寄せてくる動きに耐えきれず、そのまま彼女の膣内に精を放つ。
熱い奔流が彼女の中を迸り、彼女を絶頂へと突き上げた。
「ひっ、ああああっ、あぁあああ!!」
甘美な嬌声をあげ、彼女は俺の背中に爪を立てる。
未だ貫かれている膣口の隙間からは、収まりきらなかった精液がじわりと流れ、シーツに染み込んでいく。

静かな冬の夜。
二人の荒い息と、時折雪が落ちる以外は、どこまでも清浄で静寂な、白銀の世界が広がっていた。

所変わって、ここは太平洋の上空。
帰路につくトナカイとソリに乗ったサンタが空を飛んでいた。

「あのー・・・、俺らの方から頼んでおいてなんなんですけど、あいつら本当にあれでうまく行くんですか?サンタ・クロース。
ハリーの奴はあんなヘタレ野郎だし・・・いや、悪い奴じゃないんですが・・・。」
若干不安になった同僚が、ふと、サンタに尋ねた。

「ほっほっほ。心配いらんよ。サンタには何でもお見通しじゃと、君も子供の頃親御さんに言われたじゃろ。」

「しかし、サンタ・クロース。あのような軽微な懲罰で本当に宜しかったのですか?本来ならば解雇処分となるはずでは・・・。」
今度は隊長がサンタに尋ねた。

「ほっほっほ。良いんじゃよ。クリスマスはもう、恋人たちの祭りでもあるんじゃからの。
それに、君も彼らのことを心配して、彼の直属の上司には告げずに、ワシに相談したんじゃろ?」
「そりゃあ・・・そうですが・・・。」

「ほっほ。ルディちゃんはお堅いのう。君もそろそろお相手を見つけたらどうじゃ?せっかく安産型の腰なんじゃから・・・」
「サンタ・クロース。セクハラ発言は奥方に言いつけますよ。」
配達トナカイのエース部隊、ルドルフ隊の隊長にして紅一点、ルディ・ルーはサンタを睨み付けた。
「・・・それだけは勘弁しておくれ。」
奥方をちらつかされては、サンタも降参するしかないらしい。

まったく・・・と、ため息混じりで一言漏らし、今度はブリッツェン隊のひよっこ共に言い放った。
「おいお前等! どうせこれから飲みに行くんだろう?私も連れていけ。私が奢ってやる。」
「ま、まじっすか!?」
「綺麗所が足らんというなら、プランサー隊のオペレーター達も呼んでやろう。」
「・・・いやあ俺は・・・ルー隊長がいればそれで・・・ごにょごにょ・・・。」
「ん?何か言ったか?」
「ななな、何でもありません!!」

その飲み会がきっかけで、気のいい同僚と隊長が交際を始めたらしいが、俺がそれを知るのは、もっとずっと先の事だ。

丁度その頃の俺はというと、若干の自己嫌悪に陥っていた。
誘ってきたのは彼女からだが、さすがに強引に事を進めすぎたんじゃないかという罪悪感。
いや、更に言えば、彼女の気持ちを無碍にしようとしていた俺が悪いのだが・・・。
そんなことをぐだぐだ考えていたが、目を覚ましても俺が居ることに安堵し、俺の毛皮に体を擦り寄せてくる嬉しそうな彼女を見ていたら、そんなことはどうでもよくなった。
彼女がこれでいいなら、それでいいんだ。

さて、これからどうしたものか・・・と、首を傾げると、棚に角がぶつかり、先程サンタ・クロースが置いていったらしい棚の上に置いてあった『ボーナス』が落ちてきた。
どうやらそれは小さな箱で、一緒に手紙が添えられている。

小箱を開けると、そこには古典的な『給料三ヶ月分』が輝いていて、添えられていた手紙にはこう書かれていた。

『クリスマスの恋人達に祝福あれ。 HO-HO-HO-。
寮にあった荷物は全て、隣の部屋に運んでおいたよ。お幸せに。』

サンタには全部お見通しって訳か。それにしても強引な。
「どうしたの?トナカイさん。」
複雑な表情で苦笑いする俺を見て、彼女が不思議そうな顔で見上げてくる。

俺は小さな小箱を開け、恭しく彼女に差し出した。

「・・・ノエル・・・もしよければ、俺と・・・」




クリスマス。家族のいない女の子に、ちょっぴり気が弱くて角の大きい、素敵なプレゼントが来たお話。






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