関連 → 狼男×少女 2
狼男×少女 ◆IyobC7.QNk様
満月の光に照らされて金色の髪が、柔らかく輝き夜風になびく。
薄い寝巻きの上にケープを羽織っただけの簡素ないでたちの少女が頬を紅潮させランタンを片手に飛ぶように走って来る。
女性と呼ぶには幼い白く細い身体が幻想的に浮かび上がる少女、ディアは人ではなく妖精の様である。
あと数年もすれば結婚相手にと引く手は多いだろう。
過分な好奇心と少々破天荒な性格さえ直れば、であるが。
「真っ黒クロの、バカ犬グーガル」
歌う様に呼びかける少女にグーガルが応える。
「犬ではなくて狼です。ディア、夜中の外出は危ないですから家に戻って下さい」
「あら、本物の狼男が一緒にいるから平気よ」
一度体を重ねてから、それがディアの口癖になっていた。
元々、我が強かったが一層拍車が係ったとグーガルは感じていた。
薄い寝巻きの上にケープを羽織っただけの簡素ないでたちの少女が頬を紅潮させランタンを片手に飛ぶように走って来る。
女性と呼ぶには幼い白く細い身体が幻想的に浮かび上がる少女、ディアは人ではなく妖精の様である。
あと数年もすれば結婚相手にと引く手は多いだろう。
過分な好奇心と少々破天荒な性格さえ直れば、であるが。
「真っ黒クロの、バカ犬グーガル」
歌う様に呼びかける少女にグーガルが応える。
「犬ではなくて狼です。ディア、夜中の外出は危ないですから家に戻って下さい」
「あら、本物の狼男が一緒にいるから平気よ」
一度体を重ねてから、それがディアの口癖になっていた。
元々、我が強かったが一層拍車が係ったとグーガルは感じていた。
「今度は痛く無いようにしてよね」
悪戯っぽく笑うディアにグーガルが苦く笑う。
前回はディアがナニを握るから興奮して本能的に襲いかかってしまっただけで、普段から節操が無いわけでは無く……等と言ってみた所で聞きはしないだろうと諦める。
偽物の狼男騒ぎで苛立っていたとはいえ、強引に行為に及んでしまったのは確かに後悔していた。
「……善処します」
「善処じゃな、ひゃぅ」
ざらついた舌がディアの首筋を撫で鋭く尖った牙が頬に触れるが一瞬で離れる。
「ねぇ、キスは?」
「……この口で、です?」
強請るディアにグーガルは肉食獣の証である尖った牙を見せる。
「できないの?」
困らせようと拗ねた顔で更に言いかけたのを、顎どころか鼻から下全体を包んだグーガルの口に驚きディアは目を見張った。
捩じ込まれた舌が暴れ、口腔内を最奥まで犯される。
緩く刺さる牙がグーガルの優しさを感じさせディアに痺れをもたらしていた。
ディアはゆっくりと目を閉じグーガルに身を任せる。
このまま食べられても構わないかな、と少しだけディアは思う。
音すら漏れる隙間も無く息が苦しくなり、ディアがグーガルの胸を叩くと直ぐに解放される。
グーガルの唾液で濡れた顔がむず痒い。
「これでいいですか?」
「……食べられちゃうかと思った」
素直な感想にグーガルから忍び笑いが漏れる。
ぐいっと唾液まみれの顔を拭くと、笑いの止まらないグーガルの首輪を引っ張りディアは主張した。
「バカグーガル。子供扱いしないでよ」
その行動が子供っぽいのだが反発するだろうし言わないでおく事にする。
「していませんよ」
グーガルが腕を回しディアの柔らかな肢体を抱き寄せた。
腹部の毛は他に比べて柔らかいはずなのに服の隙間から侵入しディアをチクチクと刺激する。
「子供相手に欲情はしませんし」
「……今度は誤魔化し、んんっ……」
冷たい鼻先の触れる擽ったさに身を捩りながら不満そうにディアがぼやいたが、グーガルは聞こえない振りをした。
悪戯っぽく笑うディアにグーガルが苦く笑う。
前回はディアがナニを握るから興奮して本能的に襲いかかってしまっただけで、普段から節操が無いわけでは無く……等と言ってみた所で聞きはしないだろうと諦める。
偽物の狼男騒ぎで苛立っていたとはいえ、強引に行為に及んでしまったのは確かに後悔していた。
「……善処します」
「善処じゃな、ひゃぅ」
ざらついた舌がディアの首筋を撫で鋭く尖った牙が頬に触れるが一瞬で離れる。
「ねぇ、キスは?」
「……この口で、です?」
強請るディアにグーガルは肉食獣の証である尖った牙を見せる。
「できないの?」
困らせようと拗ねた顔で更に言いかけたのを、顎どころか鼻から下全体を包んだグーガルの口に驚きディアは目を見張った。
捩じ込まれた舌が暴れ、口腔内を最奥まで犯される。
緩く刺さる牙がグーガルの優しさを感じさせディアに痺れをもたらしていた。
ディアはゆっくりと目を閉じグーガルに身を任せる。
このまま食べられても構わないかな、と少しだけディアは思う。
音すら漏れる隙間も無く息が苦しくなり、ディアがグーガルの胸を叩くと直ぐに解放される。
グーガルの唾液で濡れた顔がむず痒い。
「これでいいですか?」
「……食べられちゃうかと思った」
素直な感想にグーガルから忍び笑いが漏れる。
ぐいっと唾液まみれの顔を拭くと、笑いの止まらないグーガルの首輪を引っ張りディアは主張した。
「バカグーガル。子供扱いしないでよ」
その行動が子供っぽいのだが反発するだろうし言わないでおく事にする。
「していませんよ」
グーガルが腕を回しディアの柔らかな肢体を抱き寄せた。
腹部の毛は他に比べて柔らかいはずなのに服の隙間から侵入しディアをチクチクと刺激する。
「子供相手に欲情はしませんし」
「……今度は誤魔化し、んんっ……」
冷たい鼻先の触れる擽ったさに身を捩りながら不満そうにディアがぼやいたが、グーガルは聞こえない振りをした。