弥勒菩薩

【識別結果】(1028話)

 弥勒菩薩 ???
 ??? ??? ???
 ??? ???

出現マップ


備考

律儀に複数の場所での結界の役目を果たす苦労人
西遊記の斉天大聖と如来のエピソード的なイベントをし、罪人の島に追い返す。
しかも故事成語にあるように3度目には腹が立ったのか三度目だぞと愚痴まで言った。

+ 3度目遭遇イベント
  • インフォ
《よくぞここ迄、来た》
《だが、ここより先に汝等に辿るべき道は無い》
《そしてこれが3度目であると知れ》

S2W12では4度目だからか、称号【修羅道への通行証】だからか、戦闘準備行動をしたからなのかわからないが、弥勒菩薩も様子が異なり、マーカーが黄色と赤色で交互に点滅していて、仏像シリーズの大軍団を空中戦使用で召喚した。(1032話)

+ 4度目遭遇イベント
  • インフォ
《汝、修羅道に堕ちし者よ》
《汝に相応しき罰を与えよう》

罰でなく結局はご褒美となった。おそらく本当の意味で罰となるのは、花は花でもナルシサス・モスカトスパントマイマー系を見渡す限り召喚することであったろう。

W14では修羅道もどきの空間にキースを隔離(1042話)、英霊との連戦という至福の時間となり地蔵菩薩に諭され連れ戻されるまで楽しんだ。

+ 5度目遭遇イベント
  • インフォ
《よくぞここ迄、来た》
《だが、ここより先に汝等に辿るべき道は無い》
《そしてこれが3度目であると知れ》

《汝には警告していた筈》
《その報いを受けるがいい》

 弥勒菩薩様の姿は涼やかであり、その表情は柔和ですらある。
 だが。
 オレの印象は一転した。
 全体的に白い印象の巨大な菩薩像なんだが。
 その表情だけに翳りが見える。
 口元の笑みはどこか嗤っているかのよう。
 邪悪な印象すらあった。
 右手だけで奇妙な印が組まれて、掲げられて行く。
 弥勒菩薩の視線がオレを射貫いた!

《修羅道の何たるかを知るがよい》

1147話で歪みが酷くなり、混沌が現出したS2W15にて出現。転生煙晶竜と因縁があるらしく、転生煙晶竜が無理して本気になると同時に名持ち竜たちも駆けつけ総力戦となる。不利となると如来まで含めた菩薩以上の軍勢を呼び寄せたが、一方で強制転移を仕掛けようとした弥勒菩薩地蔵菩薩,馬頭観音が間に入って防ぎ、撤退させた。

+ 6度目遭遇イベント
  • イベント
《身の程を弁えぬ矮小なる者よ、汝に救いは無きものと思え》
「そうかい!」
『救いを約束せし存在、だが儂はお前を知っておるぞ!』

 転生煙晶竜が吼える!

《若きドラゴンよ、汝にもまた救いは訪れはしない》
『救いか。そいれは誰の為のものであろうかの!』
『求いとはよくも言った! どの時間軸でも何も救おうとしない、それがお前達の正体だ!』
《自らの身を汚しても尚、絶対なる存在に挑む愚か者よ。ここで心身共に滅びよ》
「回復します! 一旦、後退を!」
『いかん! こ奴は抑えておかねばならん!』
「ですが、このままでは不利です!」
『心配は要らん! そろそろ来るじゃろ!』
《煩わしき事だ。だが、これで終わる》
『ヌッ?』
『来たか!』
「え?」
『全く、遅いわ!』
『黒曜竜! 門を固定出来るか?』
『もうしている! だが長続きはせんぞ?』
『翠玉竜、それに水晶竜も門の維持に回れ!』
『『了解!』』
『小さき友よ、我等が前へ出る! 一旦、下がるが良い!』
『煙晶竜殿も!』

 だが、紫晶竜の問い掛けに転生煙晶竜は退こうとはしなかった。
 分かる。
 オレも同じ気持ちです。

「魔竜を先に掃討します! 巨神を抑えててくれますか?」
『儂は気にするな。いや、邪魔はせんでくれんかな?』


『そこまで。彼等への手出しは無用です』
《問答をするつもりはない。去れ!》
《邪魔するか!》
『ここは苦界でもあります。救いは必要なのです』

 地蔵菩薩様が錫杖を軽く振ると、涼やかな音が奇妙に響いた。
 次の瞬間、弥勒菩薩の姿は消えてしまう。

『彼等の介入は新たな歪みを生むでしょう。ですがそれを修正してもまた世界は歪むのです』
『それでも尚、追わねばならぬ』
『間に合えばいいのですが』

 地蔵菩薩と馬頭観音がドラゴン達を一通り眺め、最後にオレを見た。
 多分、笑ったのだと思う。
 どこまでも優しげな笑顔の地蔵菩薩様。
 厳めしいままの馬頭観音様。

1202話ではN4E28で2つめの黒い球体が封印されたのに応じてN4E29で出現。今回は早くから強制転移を仕掛けてくるが称号【神殺し】の効果か防ぐことができた。またもや菩薩以上の軍勢を引き連れ3時間を越える激戦となる。名持ち竜も参戦し最後はタコ殴りにされて消えていった。ボーナスポイントなども大量取得した戦いだが、物語はその余韻を楽しむことなく正体がばれた転生煙晶竜の騒動に全てを持っていかれることとなった。
前回同様転生煙晶竜は救世主を騙る痴れ者と罵倒し、偽装を解く本気モードとなる。平行世界に分岐した分延べの時間が加算されて、諸説によると3000年から56億余年ともいわれる期間を待たずして最期の壊劫を迎えていると弥勒菩薩が考えている可能性がある。

+ 7度目遭遇イベント
  • イベント
《汝等の所業、最早無視する訳には行かぬ。ここより去れ!》

 流れるような所作で合掌。
 周囲にいたNPCドラゴン達の姿は見えない。
 ユニオン編成で共有化されていた仮想ウィンドウも全て消えていた。
 眼下には海面、例の黒い球体も見える。
 頭上は大空、変わらず蓮の花が幾つも見えていた。
 正面には弥勒菩薩様。
 仏様とは思えない表情になっている!
 まるで苦虫を潰したような、そんな感じだ。

《何という事だ! 矮小なる者でありながら神殺しだと?》

『いい機会じゃ! 救世主を騙る痴れ者め、我の真の怒りを知るがいい!』

 転生煙晶竜の雰囲気が激変する。

 …3時間後

《愚かな。汝等の為す事など無意味であろうに》

 弥勒菩薩様の全身は酷い様相になっていた。
 あちこちが焼け爛れているかのようであり、一部は炭化している。
 片腕は無く、胴体も穴だらけで頭部も半壊状態だ!
 まあ頭部に関しては半分はオレがやったんだけどね。
 これでもまだ喋るだけの余裕があるのか?

《痴れ者達よ、汝等に世界の真理に辿り着く事は叶わぬ》
『囀るな、この偽善者が!』

 転生煙晶竜が怒りと共に放ったのは?
 全身に奔る赤い筋の中から幾条もの光が伸びてゆく。
 それは蛇行しながら凄まじい速度で弥勒菩薩様の全身を貫いた!
 弥勒菩薩様の全身が分解されて行くかのようだ。
 アッサリとその巨躯が消えてしまっていた!

初出 1027話

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2016年09月24日 07:41