第五世界 年表
第五世界における国家・制度・組織・人物・事件の歴史を記す。
年代は帝暦を用い、帝暦0年を
天陽帝国建国の年とする。
総合年表とは別に、第五世界内部の出来事を詳しく扱う。
同じ年に記された事件でも、関係が確認されていないものは別の出来事として扱う。
年表
前史
| 帝暦 |
出来事 |
| −400 |
後のダンジョン・遺跡となる文明痕跡が残される |
| −300 |
原始的王権と神殿都市が各地に成立 |
| −200 |
古代魔導文明の崩壊 |
| −100 |
地方勢力の群雄割拠期 |
| −50 |
統一思想の萌芽。「切り札」による国の乗っ取り |
| −40 |
宗教と王権の結合が進行 |
| −30 |
後の大同教会へとつながる宗派群が成立 |
| −20 |
地方勢力間の大規模戦乱が和睦によって終結 |
| −20 |
「魔王」の乱 |
| −16 |
「神君」が第五世界に到着 |
| −10 |
神君が各地勢力を巡察 |
| −3 |
大同教会の始まり |
帝国成立期
| 帝暦 |
出来事 |
| 0 |
天陽帝国建国 |
| 2 |
始帝による大同教会の承認 |
| 5 |
大同教会が国教となる |
| 18 |
帝立図書館など、帝国直属の研究・文化施設の整備 |
| 20 |
帝国法体系整備開始 |
| 22 |
研究機関法制定 |
| 25 |
出版法制定 |
| 30 |
官僚制度確立 |
| 40 |
軍制改革 |
| 50 |
帝立研究所の原型成立 |
| 60 |
都市再編計画開始 |
| 72 |
八洲侵攻戦 |
| 80 |
群島支配体制確立 |
| 90 |
帝都機能集中化 |
| 100 |
九大都市構想の原型成立 |
| 110 |
都市階層制度明文化 |
| 120 |
実験区画制度化 |
| 130 |
隔離政策強化 |
| 140 |
帝国統治最盛期 |
| 150 |
帝都攻防戦。VS「切り札」 |
帝国安定期~変質期
動乱・事件期
前史――帝国成立以前
帝暦−400年~−200年:古代文明の痕跡と崩壊
帝暦−400年には、各地に後の
ダンジョンや
遺跡となる文明痕跡が残されている。
帝暦−300年には原始的王権と神殿都市が各地に成立した。
帝暦−200年には古代魔導文明が崩壊し、知識と技術の大半が地下へ失われた。
帝暦−100年~−20年:地方勢力の群雄割拠と和睦
各地の地方勢力が並び立ち、互いに争う群雄割拠の時代が続いた。
やがて勢力同士の関係が改善し、和睦が成立。
帝暦−20年に大規模戦乱は終結した。
同年の「
魔王」の乱は、この戦乱とは別の出来事である。
帝暦−50年~−30年:統一思想と宗教勢力
帝暦−50年には統一思想の萌芽が見られ、帝暦−40年には宗教と王権の結合が進んだ。
帝暦−30年には、後の
大同教会へとつながる宗派群が成立している。
総合年表には帝暦−50年に「
切り札」による国の乗っ取りも記されている。
統一思想や各宗派との具体的な関係は、未確認である。
帝暦−16年~0年:神君の到来と建国
神君は義兄弟たちと手を組み、独自の勢力を築いていく。
帝暦−10年には各地の勢力を巡察した。
帝暦0年、神君と義兄弟たちの勢力を基盤として、
天陽帝国が建国された。
帝暦−3年:大同教会の始まり
大同教会は、「奇術師」と十一人の仲間が湖畔の丘に集まり、誓いを立てたことに始まるといわれている。
仲間たちは「曲芸師」「道化師」「軽業師」「動物使い」「空中師」「手品師」「占い師」「歌姫」「力業師」「腹話術帥」「人形遣い」であった。
十二人は、次の言葉を誓った。
「我ら同志十二人は人々の悲しみを終わらせて笑顔を勝ち取るために戦う」
帝国成立期――制度と支配領域の整備
帝暦2年~5年:大同教会の承認と国教化
帝暦2年、「奇術師」は始帝に対し、自分たちの武力を貸す代わりに、教会を認めてもらうことを求めたという。
その後、他の宗教や教団を吸収して勢力を拡大。
帝暦18年~25年:研究・文化施設と法制度
帝暦18年には、
帝立図書館など、帝国直属の研究・文化施設の整備が進められた。
帝暦20年には帝国法体系の整備が始まる。
帝暦22年には
研究機関法が制定され、帝国の研究・医療・文化・記録機関における資料の収集・保存・研究・公開制度が整備された。
帝暦25年には
出版法が制定された。
出版社の政府指定制度が始まり、指定出版社の出版物を帝立図書館へ納本する制度が整えられた。
帝暦30年~60年:官僚・軍事・研究体制の整備
帝暦30年には官僚制度が確立し、帝暦40年には軍制改革が行われた。
帝暦50年には
帝立研究所の原型が成立。
帝暦60年には都市再編計画が始まった。
帝暦72年~80年:八洲侵攻戦と群島支配
この侵攻戦を経て、帝暦80年には群島の支配体制が確立した。
帝暦90年~140年:都市体制の整備
帝暦90年には帝都への機能集中が進み、帝暦100年には九大都市構想の原型が成立した。
帝暦110年には都市階層制度が明文化され、帝暦120年には実験区画が制度化された。
帝暦130年には隔離政策が強化されている。
帝暦140年は、帝国統治の最盛期として記されている。
帝暦150年:帝都攻防戦
複数世界にまたがる「
切り札」との戦いに際し、第五世界では帝都攻防戦が起こった。
帝国安定期~変質期
帝暦151年~162年:権力調整と制度の変化
帝暦151年から154年にかけて、内部の権力調整が行われた。
帝暦155年には
魔剣禁止法が制定された。
切り札との戦いの後、各地に残された
魔剣による被害が問題となり、魔剣の製造・所持・売買などが規制された。
帝暦160年には地方自治が拡大し、帝暦162年には都市間格差が顕在化している。
帝暦165年:天下十二創設
帝国を代表する強者たちに、地位を与えるものであった。
帝暦170年:迷宮踏破試練の開始
裕福な家の子息であった「迷宮の番人」が、地下の迷宮に閉じ込められていた。
その父親によって、毎月十二人の子供が連れ去られ、迷宮の番人への生贄とされていた。
帝暦170年頃:北方の少年と竜
帝国に占領される前の北方の都市で、王族が打倒された。
その際に逃れた貴族の少年、ギルバーナ・ツェントナーは、山中で人語を解する竜と出会った。
竜は少年の復讐に力を貸した。
復讐を果たした際、竜は少年をかばって傷つき、少年は竜が死んだと思い込んだ。
一方、竜が傷を癒すには数十年を要した。
回復した頃には、竜もまた少年が死んだと思っていた。
少年と竜のその後
少年は自身の力のなさを嘆き、他人の姿を借りて能力を発揮する「換装」「偽装」を行うようになった。
帝暦190年、
天裏十二衆にスカウトされ、「
偽装」として第十一位に属することとなった。
表向きには弁護士を務め、「着ぐるみ弁護士」とも呼ばれる。
竜は療養中に人化の術を学び、その後、帝国の飛空師団にスカウトされた。
「
空駆け」「提督」祝 西子(はふり さいこ)、ウエスト・ドラゴンハート。
帝暦238年、飛空師団長・天帥となった。
帝暦180年~210年:都市外への活動と軍部の肥大化
帝暦180年には、都市外の危険領域が常態化した。
同年の総合年表には「
秘匿計画」も記されている。
帝暦200年には軍部・研究部門の肥大化が見られる。
帝暦210年には、「
泡沫」と「
扇の要」の野球開拓日和が記されている。
帝暦215年:快走都市暴走事件
快走都市は、脚などの上に都市が築かれた、古代の自律移動都市である。
もともとは、ゆっくりと西へ向かって移動していた。
「
車輪」と「
寵児」が探検のために忍び込んだ場所には、都市のコントローラーがあった。
二人が探索する中で、都市の移動速度が上がってしまった。
これを受け、西部方面を早期に占領するため、
西部方面遠征軍が編成された。
快走都市は、その後も加速した速度のまま西へ進み続けている。
なお、
サンタ=ローナは八大都市の一つであり、東南の孤島は帝国の占領地である。
動乱・事件期――帝暦220年~237年
帝暦220年~234年:都市統治の揺らぎ
帝暦220年には都市統治の揺らぎが見られ、帝暦222年は無干渉期として記されている。
この時期には
地下闘技場が拡大した。
帝暦234年には地方武装化が進行している。
帝暦223年:八旗の乱
天下十二の「八」を担っていた
八旗は、尊大な振る舞いと素行不良に加え、修行を怠り、実力も不足していたことから除名されることになった。
これに反発した八旗は内乱を起こしたが、当時のほかの天下十二によって鎮圧された。
帝暦230年:陰陽院崩壊未遂事件
「
俺様主義」と「
利己」が、知的好奇心から異界より物資を供給する禁術の儀式を行った。
しかし、二人は逆に取り込まれ、周囲の多くの者も巻き込まれて、
陰陽院は半壊した。
両親はこの事件で命を落としたが、母親がまだ生きている間に帝王切開が行われ、「
御旗」ミスラ・スミソニアが生まれた。
帝暦231年:百殺王の変
「
教授」が、殺人を望む者たちのもとを訪れ、殺害方法と犯行の発覚を免れる方法を教えて回った事件。
しかし、現在も未解決の事件や、教授の関与が疑われている事件が多く残されている。
帝暦235年:快走都市守護戦
西へ進む
快走都市の影響で、帝国の多くの戦力が西部方面へ向けられていた。
「
笹ノ葉」と「
完殺鬼」は、西方にあった国の兵士たちと戦い、快走都市を守り切った。
この防衛によって、快走都市はその後も西への移動を続けている。
帝暦235年:地獄兄妹の四女の死
秘匿計画に関わる「黒骨」の実戦訓練で、
地獄兄妹の四女が殺された。
この時、黒骨側も半数近くが倒された。
「
烏骨鶏」は、この実戦訓練には参加していなかった。
帝暦237年:天槍折り
天の槍は参加を阻まれたことで死を免れたが、完殺鬼は足止めした行動によって罪に問われた。
その後、バラードは槍に認められなくなり、「天の槍」を別の者へ譲り、
槍壁師団長を辞任した。
後任のなり手がいなかったため、完殺鬼が槍壁師団長となり、天帥を務めることとなった。
帝暦237年:鵬落とし
第二世界で発生した「
四天王の乱」に関係する「魔眼の王」鳳駕凰乃が、死亡後に現象となって引き起こした事件。
「四天王の乱」自体は第二世界の西暦997年に発生しているが、関係者たちが死亡した時期はそれぞれ異なっている。
魔眼の王の死後、その現象が第五世界に現れ、「
鵬落とし」へとつながった。
百人以上の協力によって討伐が行われ、ぎりぎりの戦いの末に倒して鎮めた。
しかし、生き残ったのは「
笹ノ葉」だけであり、百人以上の強者が命を落とした。
「
飛将」もこの戦いで死亡し、「
王佐の才」を残すこととなった。
帝暦238年――軍部大改革と皇帝代理
永遠輪廻
教授は、ある人物の秘密を探り、その人物に殺人を行わせた。
さらに別の人物にも同様に働きかけ、先に殺人を行った人物を殺害させた。
これを繰り返すことで、殺人を行った者が次の被害者となる連鎖を生み出した。
松竹梅は自身の判断で教授を殺害したが、表向きには教授の自殺として処理された。
松竹梅は捜査一課の探偵であると同時に、
世界樹の決死隊でもあった。
そのため罪に問われることはなく、殺害の事実は内々に処理された。
秘匿計画の暴露と軍部大改革
従来の十五師団体制は、二十五師団体制へと再編された。
国外追放者復帰運動
師団の増設によって人員が不足したため、
国外追放者の復帰を求める運動が起こった。
薬師如来の皇帝代理就任
「
鵬落とし」では皇帝の手が回らず、百人以上の強者を死なせる結果となった。
これを受け、皇帝は第五世界に専念できる「
薬師如来」に皇帝代理を依頼した。
空駆けの飛空師団長就任
「
空駆け」「提督」祝 西子(はふり さいこ)、ウエスト・ドラゴンハートが飛空師団長に就任した。
これにより天帥を務めることとなった。
逢魔が時
烏骨鶏は「
超人計画」によって、さまざまな人物の骨を集めて作られた超人である。
当時は超人になったばかりで、複数の人物の記憶が混同し、自身の記憶も曖昧な状態にあった。
実験台にされた仲間たちの無念を受け、烏骨鶏は秘匿計画の関係者を殺して回り、殺し尽くした。
その後、
廃棄都市で休んでいた際に
骨牌の関係者と出会い、正常な状態を取り戻した。
烏骨鶏と大衆食堂の出会い
帝暦239年~242年――人物たちの転機
帝暦239年:没羽箭と百里香の野球バカ日和
第五世界出身の「
没羽箭」星 涙主(ほし るいす)と、第二世界出身の「
百里香」結上 勇香(ゆうがみ ゆうか)は、幼なじみで、竹上学院高等学校の同級生である。
没羽箭は野球推薦、百里香は陸上推薦で入学した。
二人は野球のバッテリーであったが、男女の違いから一緒に野球を続けられなくなり、百里香はキャッチボール以外をしなくなっていた。
高校一年の十月、体育祭で再びバッテリーを組み、全試合を完封した。
その後、「不気味な男」こと「
破壊」に連れられ、第五世界へ渡ることとなった。
百里香は帰還後、将来また没羽箭と組むために、実力を示せる場を求めて女子野球に取り組んだ。
しかし、彼女が女性の捕手と組んだことを没羽箭は浮気と誤解し、
梁山泊へ入山した。
帝暦240年~242年:傷だらけと天の岩戸
帝暦240年、第五世界のある神社で、神に捧げるという名目で、子供に売春をさせようとしていた。
傷だらけにかばわれた天の岩戸は逃げ切ったが、傷だらけは神社の関係者たちから全身に拷問を受けた。
その後、傷だらけは村へ戻ったものの、天の岩戸を拒絶し、自宅を焼いて出奔した。
帝暦242年、傷だらけは復讐を果たし、神社の関係者たちは全員、首を括らされて死亡した。
傷だらけは素性が分からないように顔を変え、
緑猪騎士団へ入り、中隊長となった。
天の岩戸は、現在も傷だらけを探している。
帝暦241年:鬼ヶ島事件
鬼ヶ島は、群島都市と海上都市の間にある、鬼の一族の本拠地である。
傭兵連盟の支部が置かれ、身体の強い鬼たちを取り込んでいた。
島の代表を決める選挙では、鬼の一族は島外出身の「三本角」ではなく、島出身の「泣いた赤鬼」を代表にしようとし、「影衆」の力を借りていた。
この島で出会った「
一寸」と「
桃太郎」は選挙を見ていたが、二人を邪魔だと考えた影衆に仕掛けられ、騒動に巻き込まれた。
最終的に、島の代表には泣いた赤鬼が選ばれた。
一寸と桃太郎は、その代表争いの火の粉を被ることとなった。
帝暦241年:地獄兄妹は復讐したい
帝暦235年、「黒骨」の実戦訓練で四女を殺された
地獄兄妹は、黒骨の完成形であると知られた「
烏骨鶏」を復讐の対象とした。
烏骨鶏自身は、四女が死亡した訓練には参加していなかった。
地獄兄妹は烏骨鶏と「
大衆食堂」と戦い、撃破された。
長男の「和声」は五仙師候補となったこともある実力者であり、大衆食堂は正面からの戦闘を避けた。
兄妹を山岳猟兵第一小隊の訓練地まで誘導し、討ち取る寸前まで追い込んだ。
その後、山岳猟兵との一悶着を経て、事態が落ち着いたところで
骨牌を介した話し合いが行われた。
地獄兄妹は生き残り、復讐をやめた。
帝暦242年:唯一人による天下一討伐と子供たちの救出
「天下一」は、元第二歩兵師団長であり、元
天下十二の一人であった。
第三階位に至れず、年齢を固定化できない理由を、自分に匹敵するライバルがいないためだと考えていた。
そのため、自身の敵となる人物を生み出そうと、四十人ほどの子供を集め、殺し合わせようとした。
しかし、偶然通りかかった「
唯一人」が天下一を殺害し、殺し合いが始まる前に子供たちを救出した。
救われた子供たちは、その後、第五世界で唯一人に育てられ、彼を親と思っている。
帝暦245年――西部方面遠征軍と空中空母
猫目錠蔓延事件
別名「西部方面遠征軍麻薬蔓延事件」。
西部方面遠征軍内で麻薬が蔓延していることを発見した「
潜望鏡」リリアン・F・マルヴィーは、流通経路を調べるため最前線へ向かった。
現地には、墓掘部隊として傭兵師団第二十六連隊第四大隊第四中隊第四小隊が配置されていた。
潜望鏡は情報収集の中で、「
墓掘り」キリル・ダヴィドフと出会う。
麻薬「
猫目錠」を製造していた部族と、蔓延させていた情報師団の関係者は、「
泰山夫君」によって殺害された。
傭兵師団の当該部隊も、部族の攻撃と情報師団の策略によって壊滅した。
潜望鏡は両足を失ったが、口止め料の代わりとして二階級特進した。
墓掘りは傭兵師団を辞め、警務省殺人課へ配属された。
空中空母「霆鳥」建造・実戦投入
霆鳥は全長百メートルの飛行する空母である。
魔導ダイナモを動力とする、機械と魔術の融合型であり、飛空師団第十八連隊第一大隊が設計・運用管理を担う。
動かすことができるのは、「鷹」トニー・ガヴィアンのみである。
飛空師団の課題である航続距離の短さや、補給を受けずに活動することによる疲労を改善するために作られた。
魔導箒部隊や駆動機付滑空機などを支援する、空中移動基地としての役割を持つ。
完成後はすぐに実戦投入された。
飛空師団第十八連隊第二大隊に所属する「
隼」たちも、この空中空母を利用し、護衛として飛行している。
帝暦246年――捜査一課と骨牌の事件
新・百殺王の変
同じ捜査一課の「
金糸雀」は彼の近くにいたが、最初から容疑者として考えていなかったため、犯行に気づかなかった。
すべての殺人が終わった後、捜査一課に戻った金糸雀は、ほかの課員から指摘されて初めて彼が犯人だと知った。
烏の濡れ羽色は、事件後に警務省を離脱した。
血と肉と骨の争い
骨牌の代表となる予定だった「暮れ泥む」アーサー・A・アラウンドが失踪した際に起こった争い。
人を売り物にする「肉叢」と、金を奪い取る「血塗」が手を組み、骨牌を潰そうとした。
対する側では、血塗に借金を作り、肉叢に売られた百人が戦った。
勝負は負ければ死ぬ八卓で、不眠不休で続けられた。
血塗と肉叢は打ち手を失い、最後には監督役も強制的に参加させられ、敗れて死亡した。
骨牌が勝利し、若手三人と老人一人が生き残った。
遊侠は洋琴を見捨てない
洋琴は深淵の十三席の夜会に誘われ、逃げ出して追われていた。
遊侠は彼女を助けるため、自身の耳の能力を使い、組織の追っ手から逃れていた。
遊侠は囮となったが、洋琴は捕まってしまった。
その後、遊侠は洋琴を助け出した。
二人は現在、一緒に暮らしている。
帝暦247年~249年――各都市の事件
帝暦247年:殺人の館
未来視の能力を持つといわれていた少年が起こした殺人事件。
少年の能力は、実際には未来視ではなく過去視であった。
過去を見ることで相手の弱みを握り、殺人を行っていた。
その後、少年は両目をくり抜かれた状態で死亡しているのが発見された。
帝暦247年:生ける屍の襲来
「
屑鉄」をはじめとする教官陣が、襲来したゾンビを倒し尽くした。
帝暦248年:「失われた男」事件
最終的に「失われた男」は
世界樹によって殺害され、事件は終結した。
帝暦248年:骨牌首領戦
骨牌の党首が危篤となり、後継者を決める争いが起こった。
当初は「
大衆食堂」が後継者に推されていたが、姿を消してしまい、その話は立ち消えとなった。
代わって「
都落ち」と「
開花」が、次の党首の座を争うこととなる。
都落ちは自ら敗れて死ぬことで、開花に後を譲ろうとしていた。
しかし、会談に来ていた「
統括者」に阻まれ、気絶させられたことで死なずに済んだ。
最終的に都落ちは生き残り、開花が骨牌の党首となった。
帝暦249年:一夜の城
北部の最前線にあった要塞都市ボルダヴァで、「
異端児」が内乱を起こした。
要塞施設などが一夜にして瓦解し、交戦中だった北部の国々が一斉に攻め込んだ。
都市の守備にあたっていた山岳猟兵二個小隊は、全滅するまで戦い抜いた。
軍人として対応していた「
熱狂」に、旅で訪れていた「
向日葵」が協力し、異端児は倒された。
記載上の補足
- 「空駆け」は帝暦238年に飛空師団長・天帥となった。
- 空中空母「霆鳥」は帝暦245年に建造され、完成後すぐに実戦投入された。
- 第二世界の「四天王の乱」は西暦997年に発生したが、関係者たちの死亡時期はそれぞれ異なる。「魔眼の王」鳳駕凰乃の死後に発生した現象が、第五世界の帝暦237年「鵬落とし」へとつながっている。
最終更新:2026年09月26日 21:51