住宅事情

部屋の種類

  • 雅房 ルームシェア。普通のマンションに複数人で住みます。自分の部屋はあるけど、バス・トイレ・リビング・入り口は共有。
  • 分租套房 ルームシェアだけどバス・トイレは自分専用の物が有ります。リビング・入り口は共有。
  • 獨立套房 ワンルームマンション・アパート。
  • 整層住家 普通のマンション。
日本人的には日本のワンルームマンション感覚で他人を気にせず住める獨立套房以上が良いでしょう。
台湾人の衛生意識は低く、共有空間を清潔に使う習慣は殆ど無いので雅房は避けましょう。
分租套房は物件や住人によって大きく差があり、現地を見て安全性・衛生度など気に入ればまぁ良しです。

建物の種類

  • 公寓 アパート。エレベータが有りません。6階建てまで有るので注意。
  • 電梯大樓 エレベータ付きの団地・マンション。


台北の地価

台北は1990年代から不動産バブルが続いており、今も不動産価格は上昇傾向にあります。
ここ10年で数倍に跳ね上がっており、特に台北市内の一等地は東京都心部よりも高くなりました。
2011年6月施行の贅沢税により上昇に歯止めがかかりつつありますが、バブル崩壊には至らず、以前として高止まり傾向にあります。

しかし賃貸物件は安い

台湾人は持家志向が強く、基本的に不動産は買う物という風土があります。このため賃貸需要は少なく、不動産価格のわりに賃貸物件の家賃は安いです。
短期滞在の外人である我々にはありがたいことです。

台北市と台北縣

台北は大きく分け台北市と台北縣の2つに別れています。
台北市は学校や台北101などが有る台北の中心部。
台北縣は台北市内との境界である川の向こう側にある郊外都市です。
台北縣は2011年に悪しき國民黨が税金を無駄遣いし新北市と改称しましたが、何ら実態を伴わない単なる名称変更にすぎないため、本ページでは台北縣のままにしています。

高くても台北市内(萬華區以外)に住みましょう!

高いといっても東京や大阪で部屋を借りるよりは安いですから、台北市内に住むことを推奨します。
台北縣は家賃も物価も安いのですが、学校まで遠く、移動時間で貴重な海外滞在時間を浪費するほか、治安・民度など台北市内のようにはいきません。
台北市でも萬華區はいわゆる新宿歌舞伎町のようなエリアがあり、その付近を含め治安上問題がありますから避けましょう。
外人はただでさえアウェイですから問題が起きると不利です。無用なトラブルに巻き込まれないために避けましょう。

家賃の相場

学校のある大安區エリアは台北市内でも中心部に有り、台湾人にも人気の特に高いエリアです。
前述の通り買うと高いけど、借りると東京都心部で部屋を借りるよりも割安ですから、貴重な海外生活の時間を浪費しないためにも学校徒歩圏の部屋を推奨します。

日本レベルのワンルームマンションはそれなりの値段

オートロック・24時間有人管理・行き届いた清掃など、安全・衛生面で日本レベルのマンションは台北市内でもまだまだ少なく貴重です。
学校近くの大安・信義エリアだと20000元ぐらいから、
台北市内でも中山區・松山區など少し離れると15000元ぐらいから有ります。

台湾的アパート(公寓)ならそこそこ安い

管理人が居ても(主に年配男性の)管理人が日中居るのみ、電子式オートロックではなく建物入口の鍵をガチャガチャ回して開けて入る、アパートのような建物を公寓と呼びます。
5階建まではエレベータがない建物も数多く、窓に鉄格子が付いている場合が多いです。それなりの安全性という事です。
この手の建物の管理人は要注意。泥棒から賄賂をもらい黙認するなど盗難の他、特に女性は気をつけましょう。
学校近くの大安・信義エリアだと14000元ぐらいから、
台北市内でも中山區・松山區など少し離れると12000元ぐらいから有ります。

入口・リビングなど共用の部屋は安め

大家が大きな部屋を区切って、入口からリビングや洗濯機などまで共有で、中に各人の個室があるシェアハウスのようなタイプも有ります。
他の人の物音などが気になる人は避けるべきです。また、各部屋の施錠は確実ではないため高価な持ち物が有る人にもおすすめできません。
学校近くの大安・信義エリアだと10000元ぐらいから、
台北市内でも中山區・松山區など少し離れると9000元ぐらいから有ります。

屋上の違法建築・地下室は避けよう

頂樓加蓋と呼ばれる屋上にプレハブ部屋を造った違法建築物件が安く出ていますが避けましょう。
本来は屋上で部屋など無かった場所に建てたプレハブ小屋ですから安全上問題があり、外壁がしょぼく夏暑く冬寒いので生活環境も悪いです。
地下室も同様に安いけど避けるべきです。ただでさえ湿度の高い台灣です、窓が無く湿気の溜まる地下はカビるし生活するには不向きです。

部屋探し時に必ず確認すべきこと

  • トイレに紙を流しても大丈夫か? 古い建物は駄目な所が多いです。便器の横のゴミ箱に拭いたトイレットペーパーを捨てるのは衛生上、日本人的には耐え難いものが有ります。
  • ゴミ出しは自由にできるか? ゴミ管理人の居ない物件(安い物件は殆ど)は、1日2回程度回ってくるゴミ収集車が来た時に自分で持って行かなければならず、これは非常に不便です。日本のように路上の集積所はありません。
  • 契約期間。契約期間満了前に解約すると押金(敷金)が帰ってきません。
  • インターネット(網路)、ケーブルテレビ(第4台)の有無。居留證が無いと申し込めないので必要な人は有る物件を。
  • バスタブ(浴缸)の有無。台湾人はシャワーで済ませる人が多いので無い物件が殆どで、有無を物件情報に記載していない場合も多い。湯船につかりたい人は内見を申し込む前に電話などで確認すると無駄足になりません。

内見時のチェック

他住民の民度は居住環境に大きく影響します。主にそれらが現れやすい確認点を。
  • ゴミ集積所が有り24時間ゴミ出し可能か?整理・清掃は行き届いているか
  • 入り口や郵便ポストの他、非常階段・屋上などの利用頻度の低い共有部分まで整理・清掃されているか
  • 室内の水回りは自分が満足できる品質・清掃状態か? 水回りは修繕が難しいのです。
  • エアコンは暖房可能か?または暖房器具があるか?ここ数年来、台灣の冬は日本並みに寒いので要確認です。
  • エアコンを数分動かしてもらい臭気を確認。 前居住者が喫煙者だった場合などタバコの臭いが気になる場合が有ります。

台灣は完全な定期借家契約

日本は1ヶ月前予告で好きなときに解約したり、契約更新が当然できるといった概念がありますが台灣には有りません。定期借家契約です。そのため
  • 契約期間中に解約すると違約金として敷金が帰ってこなくなります。
  • 契約終了時に自分は更新したくても、家主には拒否する権利が有るので、更新を拒否された場合は更新できません。部屋探しをすることになります。もちろん双方合意の上で契約更新や延長はできます。
ということになります。よって契約期間は非常に重要です。

契約は台湾人と

台灣は契約社会です。契約書にサインしたらその効力はそれなりに強力です。
なので不利な契約をさせられないためにも、台湾人の友人などと一緒に契約に望みましょう。

かかる費用

  • 敷金(押金) 家具など全てついている場合2ヶ月のところが多い。通常の使用程度に汚したりしても基本全額帰って来るので気楽に部屋を使えます。
  • 仲介業者の物件の場合、仲介料(家賃の0.5~1ヶ月分)
  • 礼金など日本の悪しき風潮は有りません。

入居後、鍵を交換しましょう

入居後すみやかに部屋の入り口の鍵を交換することを強く推奨します。台灣では居住者が入れ替わる毎に鍵交換する習慣など有りません。前居住者が合鍵を作っていたら…?
鍵交換は鍵の種類で変わりますが、鍵屋さんに頼んで2500~4000元ぐらいかかります。
































































































































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最終更新:2012年08月10日 08:40
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