散亥洛(さんがいらく)
元々は人間に明確な悪意を持って襲いかかって来る、狂暴・凶悪な人外連中を相手に実力で渡り合い、領域拡張を成し遂げた優秀な武人たちを開祖とする尚武の国。
他国と違い厄災や怪異に対する古代文明〈狗〉が遺した機構が何も存在しないため、基本的に国民全員が武繰を習得しているという。武繰そのものの発祥の地であるとも。
遥か古代(すでにモニイダスが栄えていた頃から)よりカグラ・ルートを介してアハーン大陸の反対側、西方との交流を続けており、軍事力だけではなく豊かな経済や贅を尽くした文化(あらゆる食材・技法を用いて人は勿論の事、味覚の異なる人狼族が舌鼓を打つ高級料理まで実現している)など、国力では北部の国々を凌いでいる。