おはようセックス@小説まとめ
考古学医療センター
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ohayousex
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皆さんこんにちは。私のマイネームイズは田井中パロセナ。名前の通りフランス人と日本人のハーフよ。
でも顔つきは普通に日本人だし、肌色も黄色よ。髪の色も普通に黒で フランス語も喋れないし、みんなからは田井中さんと親しまれているわ。
だから私、時々思ってるのよ。本当は私、フランス人のハーフなんかじゃなくて、ただの冴えないイエローモンキーに過ぎないんじゃないかって。
物心ついた時にはフランス人の父は他界、写真も何故か残っていない。
お母さんに父にことを聞くと、返ってくるのはいつも『フランス』という言葉が一切入っていない意味不明な便器に関連した武勇伝ばかり。
だから私、決意したわ。
私、フランス人になる。
でも顔つきは普通に日本人だし、肌色も黄色よ。髪の色も普通に黒で フランス語も喋れないし、みんなからは田井中さんと親しまれているわ。
だから私、時々思ってるのよ。本当は私、フランス人のハーフなんかじゃなくて、ただの冴えないイエローモンキーに過ぎないんじゃないかって。
物心ついた時にはフランス人の父は他界、写真も何故か残っていない。
お母さんに父にことを聞くと、返ってくるのはいつも『フランス』という言葉が一切入っていない意味不明な便器に関連した武勇伝ばかり。
だから私、決意したわ。
私、フランス人になる。
「やぁ田井中さん。今日は冴えない顔をしているね?一体何の用なんだい?」
「先生……」
「先生……」
彼の名前は浜路山過去山(はまじやまかこやま)先生。変な名前でしょう?でも、彼はこれでもれっきとした考古学医療センターの医療王と呼ばれた男なのよ。
「先生、私フランス人になりたいの。でも私、フランス人のことについて何一つ知らないの」
「参ったな、先生、フランス人のことについてたくさん知ってるから、教えてしまうかもよ?」
「早く教えてください!!!」
「参ったな、先生、フランス人のことについてたくさん知ってるから、教えてしまうかもよ?」
「早く教えてください!!!」
先生はそうだねぇ…と唸って、私を唐突に直視し言ったわ。
「じゃあ、取り敢えず五秒近く目を瞑って貰うよ?」
「はい先生。ところでどうして五秒近く目を瞑る必要があるのかしら?」
「貴様に新たな世界と、その永住権を与える為だ……………」
「!?」
「はい先生。ところでどうして五秒近く目を瞑る必要があるのかしら?」
「貴様に新たな世界と、その永住権を与える為だ……………」
「!?」
先生の声色が突然別人のように変わったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは先生の特殊能力、『別離の異星処理』、ね。
先生は「単なる洗脳だよ?」なんて謙遜していたけれど、彼の異能力はとてつもなく素晴らしいものだわ!
私は何度か先生に能力を使って貰ったけど、おかげで私はフランス人と日本人のハーフになることができたの。
でもおかしいわね。
なんで先生は私に今この力を?
これは先生の特殊能力、『別離の異星処理』、ね。
先生は「単なる洗脳だよ?」なんて謙遜していたけれど、彼の異能力はとてつもなく素晴らしいものだわ!
私は何度か先生に能力を使って貰ったけど、おかげで私はフランス人と日本人のハーフになることができたの。
でもおかしいわね。
なんで先生は私に今この力を?
「ここはどこ?」
私が目を開けた場所、そこは全く知らない家の中……?いや、私の家?あれ?あれ?オカシイゾ
私の家はこんなに広くナカッ
私の家はこんなに広くナカッ
「やぁァキリエ・パファナズン!私は君の父だ!」
「やァぁキリエ・パファナズン!私は君の母だ!」
「………お父さん!お母さん!そう、私、キリエパファナズンだったわ!」
「そうだろう!?」
「私、フランス人ね!」
「その通りだが、今は学校へ行きなさい!」
「そうよ、今は学校へ行かなければならない!」
「わかったわ!」
「やァぁキリエ・パファナズン!私は君の母だ!」
「………お父さん!お母さん!そう、私、キリエパファナズンだったわ!」
「そうだろう!?」
「私、フランス人ね!」
「その通りだが、今は学校へ行きなさい!」
「そうよ、今は学校へ行かなければならない!」
「わかったわ!」
私はキリエ・パファナズン!純血のフランス人のキリエ・パファナズン!!!今日は学校で考古学の授業ね!
楽しみだわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……
……
……
……
……
……
……
……
私の名前はダビ・デロイヤル。
いくつもの精神整形統一執行を繰り返し、繰り返し、繰り返して遂に漸く私となったダビ・デロイヤル。
いくつもの精神整形統一執行を繰り返し、繰り返し、繰り返して遂に漸く私となったダビ・デロイヤル。
「先生。私を騙していたんですね」
「七百七十八回目にして気づいてしまったのか?ダビ・デロイヤル、君はいけない子だなぁ」
「私は約二百三十二回にも及ぶ性転換手術、約五百四十六回にも及ぶ日本人→日本人とフランス人のハーフ→フランス人→フランス人と日本人のハーフ→日本人の特殊整形手術の往復を繰り返し、そして七百七十八回にも及ぶ記憶変化。私の脳は遂に大悟の境地に至ったのだ」
「君は本当にいけない子だなぁ。私が治してあげようか?」
「違う違う私はいけない子なんかじゃない!私がなおすのは貴方の命です」
「口を慎め、貴様は今、考古学者の前にいるのだよ? ? ? ? ?
人類の痕跡を、精神世界の軌跡を、我は貴様に与えよう 貴様に写してあげよう ・・・ 私の紙なんだ君は」
「七百七十八回目にして気づいてしまったのか?ダビ・デロイヤル、君はいけない子だなぁ」
「私は約二百三十二回にも及ぶ性転換手術、約五百四十六回にも及ぶ日本人→日本人とフランス人のハーフ→フランス人→フランス人と日本人のハーフ→日本人の特殊整形手術の往復を繰り返し、そして七百七十八回にも及ぶ記憶変化。私の脳は遂に大悟の境地に至ったのだ」
「君は本当にいけない子だなぁ。私が治してあげようか?」
「違う違う私はいけない子なんかじゃない!私がなおすのは貴方の命です」
「口を慎め、貴様は今、考古学者の前にいるのだよ? ? ? ? ?
人類の痕跡を、精神世界の軌跡を、我は貴様に与えよう 貴様に写してあげよう ・・・ 私の紙なんだ君は」
そう言うと先生は概念化した。遂に正体を表したらしい。
私は先生を見た瞬間体の端が塩になっていくのを感じとっていた。
私は先生がニコリと笑うのを最後に見た。
私は再び書き換わっていく自分の運命と世界と命と神と記憶と過去と未来の心象光景を目の当たりにし、涙腺は決壊した
私は死ななかった。
そして死ななかっただけだった
自由とはなんだ
生きる
明日も考古学医療センターへ行こう!!!!
私は先生を見た瞬間体の端が塩になっていくのを感じとっていた。
私は先生がニコリと笑うのを最後に見た。
私は再び書き換わっていく自分の運命と世界と命と神と記憶と過去と未来の心象光景を目の当たりにし、涙腺は決壊した
私は死ななかった。
そして死ななかっただけだった
自由とはなんだ
生きる
明日も考古学医療センターへ行こう!!!!
完