豚吐露@wiki

問12回答

最終更新:

ohden

- view
管理者のみ編集可


【奇数パリティ】
垂直パリティチェックにおいて、7ないし8ビットで表される1文字分のデータに、別の1ビットを付加し、全体の「1」のビットの数が常に奇数(または偶数)個になるようにする。
伝送した結果、奇数・偶数の関係が崩れていれば、エラーが発生したと判断する。
このとき新たに加える1ビットをパリティビットと呼び、『1』のビットの数が常に奇数になるようにすることを奇数パリティ、偶数にすることを偶数パリティという。

【水平パリティ】
水平パリティ・チェック。
longitudinal parity check
パリティ・チェックにおけるパリティ・ビットの付加方法の一種。
データを一定の長さのビット列に区切り、複数のビット列をまたがってビットの位置ごとにパリティ・ビットの値を計算し、データの末尾にパリティ・ビット列を付加する。
垂直パリティ・チェックにおけるパリティ・ビットがデータ内に散らばって配置されるのに対し、水平パリティ・チェックではデータの最後にまとめて配置される。

【チェックサム】
check sum
誤り検出符号の一種である。符号値そのものを指すこともある。
他の誤り検出符号と比べて信頼性は低いが、それでも単純計算で99.5%以上(1オクテットのチェックサムの場合255/256、2オクテットなら65535/65536)の検出率がある上にアルゴリズムが簡単であることから、簡易な誤り検出に用いられる。
また、誤り検出その他データの検証のための符号として広く使われてきた経緯から、俗に誤り検出符号自体の代名詞としても用いられる場合がある。
例えばCRCの符号値やMD5のハッシュ値を、それぞれ『CRCチェックサム』『MD5チェックサム』と呼ぶことがある。
これらはアルゴリズムが異なりsumでもないため『チェックサム』と呼ぶことは明らかな誤解であるものの、『(チェックサムよりも)信頼性の高い誤り検出符号』程度の意味で使われる。

【ハミング符号】
Hamming code
誤り訂正符号の一つで、本来のデータに冗長な検査用ビットとして付加したものである。1950年に発表された。
ハミング符号により、1ビットの誤りであれば検出と訂正ができ、2ビットの誤りであれば検出ができる。
ハミング符号は、検査用ビット数をnとすると、2n-1のビット数を持つ。
すなわち、本来のデータのビット数は2n-1-nである。
4ビットのデータ(d0~d3)に対する3ビットのハミング符号(p0、p1、p2)の求め方は次の通りである。
p0=d0 XOR d1 XOR d3
p1=d0 XOR d2 XOR d3
p2=d1 XOR d2 XOR d3
ハミングコードは、高速で高い信頼性を求められる用途にはあまり向かず、ECCメモリのような処理速度を要求されるが比較的エラーが起きにくい場面で使われる。
ハミング符号の名称は、情報工学者リチャード・ハミング(Richard Hamming)の名にちなんでいる。



更新日: 2009年12月18日 (金) 20時32分31秒
記事メニュー
ウィキ募集バナー