Out of the frying pan into the fire.(一難去ってまた一難) ◆z9JH9su20Q
オーズの力を纏ったまま、映司は必死に手を伸ばしていた。
映司より弱いのに、映司達を救うために今まさに業火に焼かれんとする少女へと、それ以外の何も望まず手を伸ばす。
脳裏に蘇るのは、映司が自分への欲望を枯らしたあの日の、あの場所。
異郷の地で、最初に仲良くなったあの少女が、爆炎に焼き尽くされたあの悪夢。
あの子に届けることができなかった、俺の腕。
(届けっ、届けよ……っ!)
あの時、自分にオーズの力があったなら。きっとあの子は死なずに済んだ。
自分に向ける欲望を失った映司の今の欲望は、力だった。
どんな場所にも、どんな人にも、どんなに遠くても届く手が欲しい。その手を届かせるための、力が。
あの日の悲劇を繰り返さないための、強い力が。
――
アンクと出会ったことで、それは叶ったはずだった。
仮面ライダーオーズの、絶大な力。それがあれば、もうこの手を届けることのできない相手なんていない――そのはずだったのに。
映司の力は、足りなかった。
カオスの圧倒的な力に踏み潰されて、今は一歩たりとも動くことができない。
その場で這い蹲っているだけでは、どんなに手を伸ばしたってあの子にまでは届かない。
オーズに変身していても、あの日と全く変わらないまま。たったこれだけの距離なのに、映司は焼かれるあの子に手を届かせることができない。
嘘だ。こんなのは嘘だ。
この力でも、届かないなんて……!
「やめろっ……、やめてくれぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!」
喉を枯らし、絶叫する。あの日の再現だけはやめてくれと、心の底から懇願する。
だが、全てはもう遅いのだ。
カオスの手を離れた炎は、最早カオス自身にも止められまい。
まどかはその場から動かない。今から動いたとしても、もう絶対に逃げ切れない。
誰かがその手を掴んで、助け出さないといけないのに――それでも映司が目一杯伸ばした手は、あの子のところに届かない。
そして。あの日、あの地のあの子と同じように。
鹿目まどかという少女は、炎の中に呑み込まれた。
一瞬の後、カオスの放った巨大な火球は膨張し、破裂。天を焦がす火の柱となった後、周りの大気を押し退けながら霧散する。
「あっ……ああ……っ」
その、跡には。
元が何者だったのかもわからない、黒炭の塊だけが横たわっていて。
鹿目まどかは、この世界から完全に焼滅していた。
再び闇を取り戻した中でチリンと輝く三つの円は、まどかの持っていたコアメダル。
持ち主が消失したことで排出されたそれらが眼前に転がって来たことに、映司はようやく自由になり始めた身体を仰け反らせた。
「あっ……あぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?」
その現実に、映司は何の意味も成さない叫びだけを迸らせる。
(俺は……
俺はあの子に、手を届かせてやれなかった!
俺はあの子に、何もしてやることができなかった!)
あの子と仲良くなった
ガメルを砕いて心に傷を負わせ、暴走した自分を止めるために危険に晒して。
ジェイクにまんまとオーズの力を奪われてはまた戦線に立たせ、カオスとの戦いでも助けてやることができず。
知らぬ間に親友の命を奪ったかもしれない挙句、挙句。力を持ち、助ける側のはずの映司を庇って――死なせた。
こんなザマで――こんなザマで、よくも失敗するのがいけないことなんですかなどと。
「あっ……あぁ、あぁあああああああああああああ……っ!」
悲嘆。後悔。絶望。
それらの感情に胸中を塗り潰された映司の――オーズの耳に、ざくりと言う音が聞こえる。
視線を上げれば、カオスがジェイクの時のように。その翼をまどかだったのだろう炭の塊に突き刺して。
散らばっていたまどかの、妙に多いセルメダルを首輪が吸うと共に。カオスは翼を脈打たせ、彼女の残滓を吸い尽くした。
「ごちそうさま……」
「……いい加減にしやがれ」
呟いたカオスに対し、怒りに声を震わせたのは虎徹だった。
「何が愛だ! よくも智樹とまどかを……てめぇがやってんのは、ただの人殺しじゃねぇかっ!?」
これまでに、きっと何人もが、何度もカオスにぶつけて来た否定の言葉。
それは禅問答のように、同じやり取りをただただ再現するだけだ。
「だってみんなが教えてくれたんだもん! 痛くして、あったかくして、殺して……」
もうやめてくれ。何度も何度も。
もうこれ以上聞きたくもない、そんな狂った理屈。
「……食べて、大きくなるのが、あっ……」
だが。
そこで初めてそのやり取りに、変化が生じた。
「愛っ……だって……みんな、が……」
言葉を吐き出すのが、徐々に苦しそうに、辛そうに。
三日月のような壊れた笑顔ではなく。ただの女の子が煩悶するような表情で、カオスは――
涙を、流し始めていた。
「愛、なのに……どうして。どうしてこんな、こんな……嫌な気持ち、なの?」
「――ッ、今更勝手なこと言ってんじゃねぇ!」
怒りに駆られ立ち上がった虎徹の怒号に、怯えたようにカオスは身を竦める。本来虎徹など、まるで気に留める必要などないほどの力の差があるはずだというのに。
「痛いのが、愛だけど……あったかいのが、愛だけど……本当に、この痛さなの? 本当に、このあったかさなの?」
突然訪れたカオスの変化に、三人はそれぞれ、驚き、訝しみ、怒りを見せる。
「……おねぇちゃんの記憶、よくわかんないよ」
自らの頭を抱えたカオスは小さくそれを左右に振ると――オーズの方を向き直って来た。
「ねぇ、火野のおじさん。これで良いんだよね? 私の愛、これで――」
「えぇ、それで良いのよ。――カオス」
慈しむような声は、三人の誰が出したものでもなかった。
だが、それは全員に――特にオーズには酷く聞き覚えのある物だった。
「あなたの愛は、あなただけのもの。あなたがそうだと思ったら、その愛のままに生きれば良いの。それを私に見せて?」
カオスと対峙する三人から見て左側に、それは居た。
「私はそれを、愛してあげる」
「グリード……ッ!」
「
メズール!」
現れたのは、水棲系のグリード。
愛欲の化身、メズールだった。
グリード。この殺し合いの、根幹を成す存在。
智樹やまどかの命を奪った、諸悪の根源となったモノ――
そこまで認識した時、オーズの視界が紫に染まった。
全身の血が凍り付いて、身体の奥底から破壊衝動が湧き上がって行くこの感覚。
(――暴走っ!?)
メズールを目にしたことで、グリードを破壊したいという欲望が刺激され――それがまた、紫のメダルの暴走を促したのか。
タトバに変身する際、少ないメダルを補うためにと首輪に放り込んだ二枚を除く、三種各一枚のコアメダルが再びオーズの体内から現出する。
最早映司の意思すら関係なく、メダルは勝手にオーズドライバーに収まり、勝手に飛行したオースキャナーがそれを読み取る。
《――プテラ! トリケラ!! ティラノ!!!――》
天敵が顕現しようとしているにも関わらず、メズールと――見知らぬもう一体の赤い怪人は、悠然とその場に立ち尽くすのみ。
対して、最早抗いようもなく意識を塗りつぶされつつある映司は。せめて今度の暴走こそは誰かのためになるようにと、祈りを捧げることしかできなかった。
《――プッ・トッ・ティラッノザ~ウル~ス!!!――》
あの子に手は、届けられなかったけど――
誰かを直接、助けられる力でないのなら。
せめて……グリードだけでも、砕いてくれ。
――そして、
火野映司の祈りと暴走した欲望を糧にして。
凍てつく古の暴君が、再び戦場に降誕する。
この火野映司は、まだ知らない。
∞(神)をも超える○○○(オーズ)の器に選ばれながら、○(一人)の力で何もかもを解決しようとする彼は。
どれだけの力があったとしても。一人の手が届く距離には、限界があるのだということを。
たとえ神であろうと、自らを助けようとしない者を救うことはできないのだと。
それでも――たとえ、ただの人であろうと。彼の欲する力、どこまでも届く腕を、手にする方法があるということを。
火野映司は、まだ……気づいては、いない。
○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○
後藤と別れた後、キャッスルドランを目指すメズールと冴子は――メズールが放送前に使っていたライドベンダーを使って、キャッスルドランに先行していた。
暴走した後藤が起こすだろう騒動を利用して、漁夫の利を得るためには……当然ながら、介入するタイミングを伺うために、予め待機しておく必要があったからだが。
二人が到着した時点では、既にキャッスルドラン付近で争乱が起こっていた。
巻き込まれないように事態を観察していた二人だったが、どうやらオーズ達と戦っている参加者は規格外の戦闘力を有している様子だった。
最初は「……危険だけど、あの坊やよりは使えそうね」程度の感想だったメズールだったが、その参加者の正体に気づき――狂喜した。
第二世代エンジェロイドタイプε・「Chaos」。
青陣営が誇る、最強の鬼札。
運用次第では、彼女単機で他の陣営を殲滅し得る可能性すら秘めた戦略兵器。
そして――参加者の中でも、指折りの“愛欲”の持ち主だった。
あの子を手に入れたい、なんとしても。
青陣営優勝のためにも、その愛を味わうためにも。
やがて――白陣営のリーダー、鹿目まどかがカオスにより殺害され、戦いが一段落したのを見届けて。
メズールは、乱戦の中に身を投じた。
じりじりと、恐竜のような異形の怪物の姿をした仮面ライダーが、こちらに近づいて来る。
「紫のコンボ……でもそれも、カオスさえ味方につければ恐るるに足りないわね」
そうでなくとも、既にオーズは満身創痍。
暴走による再変身で、プトティラの外観こそ傷一つなくなってはいるが、変身者である火野映司は既に限界。
さらには支給品である第五世代IS「紅椿」の存在まで考えれば、むしろ今こそがオーズを討つ千載一遇の好機。
……とまぁ、メズールはそんな風にでも考えているのだろう。
(……気に食わないわね)
相方の余りのツキっぷりに、Rナスカ・ドーパントに変身したまま冴子は鼻を鳴らしていた。
自分があの無能の愚か者を相手に時間を浪費し続けていたというのに、自分というパートナーを得たことを含め、メズールの恵まれ具合は正直気に障る。
とはいえ、今はそんなことにイラついてばかりいるわけには行くまい。
何しろメズールがここで有利に事を進めるだろうことはほぼ確実。既に鹿目まどかが死亡し、白陣営が崩壊した以上、あのダブルのエクストリームとも遜色しないオーズのプトティラコンボや、明らかにイカレているカオスが潰し合う戦場に積極的に出て行きたいとは思わなかったが……できるなら、そうと悟られぬようにメズールの妨害をしなければ拙い。
あのカオスを懐柔されてしまっては、この先メズールと雌雄を決する上で著しく不利益になることが考えるまでもなかったからだ。
(最悪の場合は……ここで)
「さて、行きましょう? 私達の“愛”のために」
「ええ、そうね。邪魔者はここで……纏めて!」
思惑を胸に伏せたまま、冴子はメズールに並び立つ。
――その秘めた心の声を、聞き取れる者がいるとも知らずに。
○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○
「鹿目、さん……」
逝ってしまった。智樹に続いて、大切な後輩が。仲間が。友達……が。
その名を呼ぶことでようやくそれを実感し。マミの中に残されたのは、深い悲しみと、大きな寂寥感と……
「……許せない」
二人を奪った、仇への強い憎しみだ。
「カオス……ッ!」
しかし。今、あれに立ち向かっても返り討ちにしかならないということは、マミも充分理解していた。
それも良いかもしれない、などと。いっそまどか達のところへ逝ってしまう方が良いのではと、そんなことを考えもしたが。
……まどかに救われた命を無意味に捨てるなんて裏切り、できるはずがなかった。
だがそうなれば、マミの前には絶望しかない。
再び暴走したオーズ。それでも、いっそグリードやカオスを倒してしまえるならまだ良いが……映司の体力的に考えて、それは到底叶わぬ話だ。
だが、それほどに消耗したオーズだろうと。同じく満身創痍の上、メダル不足のマミと、能力切れの虎徹だけで止めることは不可能だ。
折角まどかに救われた命だというのに。ここで三人とも、無為に散らすしかないというのか。
「――っ、くぅ……!」
悔しさに、また涙が溢れ出た。
立ち上がる気力を作り出せない。生き残りたいという欲望が、余りにも達成困難な現状を前に姿を隠してしまっている。
まさに今、ジェイクとの戦いから数えて、三度目の戦いの幕が切って落とされる間際というのに……マミはただ、現実の壁を前に泣き続けるだけの無力な少女と化していた。
そんなマミの胸の内が、不意に何かに満たされる感覚に見舞われた。
「……マミ。おまえは逃げろ。それで先に、D-4エリアに向かってくれ。
ニンフもその辺りにいるはずだ」
「ワイルドタイガー……!?」
蹲り、泣き続けていただけのマミの首輪に、近くまで歩み寄った虎徹は自身の首輪から放出したセルメダルと……いつの間に回収していたのか、まどかの形見となった白のコアメダルを注ぎ込んでいた。
「俺の能力に、セルメダルは大して必要ない。治癒魔法も使えるおまえが持っておいた方が良い」
「待って……あなたはどうするの? 火野さんは!?」
「火野の奴は……俺がぶん殴ってでも助け出してやる!」
思わず起き上がったマミの前で、虎徹はそう巨大な拳を掌で受け止めていた。
「無理よ! わかってるでしょ!? 私達じゃカオスどころか、オーズにだって……!」
「大丈夫だ。もうちょいしたら、俺の能力が戻る」
そう言って虎徹は、マミを置いて戦場の方へと一歩前進する。
「ダメよ。そのハンドレットパワーがあったって、ジェイクのオーズにっ」
「実はな。俺の能力はちょっと特別なんだ」
なおも食い下がったマミに対し、虎徹はこちらを振り返りもせず、親指で己を示した。
「発動できる時間を削れば、その分力が増す。ガブティラコンボだかなんだかにだって、ヨユーで勝てるパワーぐらい出せるんだよ。そいつで映司をかっさらって逃げて、後からマミ達と合流する。それで文句は無いだろ?」
……ガブティラコンボというのは、わざとなのだろうか。
いや、重要なのはそこではないが……確かに虎徹の言うことには、筋が通ってはいる。
「早く行ってくれ。いい加減ニンフを一人にし過ぎた。やっこさん達が互いに夢中な今のうちに、頼む」
そう言われては、マミも従うしかなかった。
「……ワイルドタイガー。これ以上、私に寂しい思いをさせないでね」
「任せろ」
背を向けたまま手を振る虎徹の姿をもう一度だけ目に焼き付けて、マミは彼の言葉の通りに踵を返した。
――彼は、覚えていないのだろうか。
カオスが襲ってくる寸前の、一触即発だったあの言い争いを。
マミが、ニンフの生存を疑問視しているということを――
虎徹の意見が本心なのか、それともマミを逃がすための方便なのか。マミにはまるでわからない。
ただ……
この状況でも、マミのようにやるべきことを投げ出さなかった彼の背中を。マミは、あれが責任のある大人の物なのだろうと感じていた。
(どこまで嘘を吐いているのかわからないけれど……死なないでよ、タイガー!)
その背中を、もう一度見られる時を心底願いながら。
智樹と。まどかと。亡くしてしまった者達の笑顔を思い浮かべ、また涙を溢しながら、マミは全力で疾走する。
その先がどうなっているのかもわからない、夜の中を。
○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○
「嘘吐いちまったなぁ……」
マミが走り去った後、虎徹はそうぼやいていた。
とはいえ、マミが考えていたニンフの生死については……虎徹は疑いなく、ニンフが生きていると信じていたのだが。
「もうちょいっつっても、まだ三十分近くはあるんだよなぁ……」
溜息と共に、虎徹はマミに伝えた作戦の根幹を揺るがす真実を、誰にともなく暴露した。
「それに能力の強さだって、別に自分で加減できてるわけじゃねーし……」
「なのにマミと一緒に逃げなかったなんて、君はわけがわからないよ」
「うわびっくりしたァっ! ……っておまえ、見ないと思ったら生きてたのかよ」
「なかなか危なかったけどね。身を潜めさせて貰ってたよ」
「はー良いご身分だことで……死んじまったんだぞ、まどか」
「確かに大きな損失だけど、バトルロワイアルである以上は想定の範囲内だ」
「……へーそーですか」
気に入らねえ。
足元に現れた白い小動物と言葉を交わしながら、改めて虎徹は自分の戦力を確認する。
前に見た機動兵器に身につけて、空を飛ばんとするグリード。
暴走した仮面ライダーオーズ・プトティラコンボ。
それと自力で飛行する赤い怪人に……最大の関門、エンジェロイド・カオス。
いくらザンバットソードや天の鎖があるとはいえ、これらの入り乱れる戦場に飛び込むにしては、はっきり言って不足も良いところだろう。
そもそもマミに言った通り、やっこさん達は互いに夢中で……ほとんど敗残兵の体なワイルドタイガーなど、意識すらしていないだろう。そんな価値がないのだから。
だが、だからと言ってここで映司を見捨てて逃げるなど、最初から虎徹の選択肢にありはしない。
虎徹は証明してやらなければならない。映司の奴に、おまえがルナティックに言った正義に共鳴すると。
そして何より……苦しむ若者に、手を差し伸べてやらないなんて。
レジェンドに憧れた自分の、妻の愛してくれたヒーロー像に背くような真似、できるわけがあるものか。
「さぁ――」
ここまで。そしてこれからも実際に戦い出せば、どんなに力不足だろうと。不格好だろうと。せめて登場シーンぐらいは、格好良く決めてみせようじゃないか。
いつもの最高に格好良い決め台詞で、自分自身を鼓舞して。
どんなに無様でも、マミとの約束だけは違えない誓いとして。
「――ワイルドに吠えるぜ!」
そしてヒーローは単身、絶望的な戦場へと突撃した。
【一日目 夜中】
【C-6 キャッスルドラン付近】
【
鏑木・T・虎徹@TIGER&BUNNY】
【所属】黄
【状態】ダメージ(極大)、疲労(極大)、背中に切傷(応急処置済み)、激しい怒り、NEXT能力使用不可(残り約三十分)
【首輪】20枚:0枚
【装備】ワイルドタイガー専用ヒーロースーツ(血塗れ、頭部破損、胸部陥没、背部切断、各部破損)、魔皇剣ザンバットソード@仮面ライダーディケイド、天の鎖@Fate/Zero
【道具】基本支給品×3、不明支給品1~3 、タカカンドロイド@仮面ライダーOOO、フロッグポッド@仮面ライダーW、キュゥべぇ@魔法少女まどか☆マギカ、P220@Steins;Gate、カリーナの不明支給品(1~3)、切嗣の不明支給品(武器はない)(1~3)、雁夜の不明支給品(0~2)
【思考・状況】
基本:真木清人とその仲間を捕まえ、このゲームを終わらせる。
0. 映司を助け出し、一緒に逃げる。
1.それが終わったらマミとニンフに合流する。
2.シュテルンビルトに向かい、スーツを交換する。
3.
イカロスを探し出して説得したいが………
4.他のヒーローを探す。
5.マスターの偽物と金髪の女(セシリア)と赤毛の少女(X)を警戒する。
【備考】
※本編第17話終了後からの参戦です。
※NEXT能力の減退が始まっています。具体的な能力持続時間は後の書き手さんにお任せします。
※「仮面ライダーW」「そらのおとしもの」の参加者に関する情報を得ました。
※フロッグポットには、以下のメッセージが録音されています。
・『
牧瀬紅莉栖です。聞いてください。
……
バーナビー・ブルックスJr.は殺し合いに乗っています!今の彼はもうヒーローじゃない!』
※ヒーロースーツは大破しています。特に頭部はカメラ含め完全に機能を停止しているため、フェイスオープンした状態の肉眼でしかものを見れません。
※ジェイクの支給品は虎徹がまとめて回収しましたが、独り占めしようとしたわけではありません。
【火野映司@仮面ライダーOOO】
【所属】無
【状態】疲労(極大)、ダメージ(極大)、精神疲労(極大)、プトティラコンボに変身中、紫メダルの影響で暴走中
【首輪】170枚:0枚
【コア】タカ:1、トラ:1、バッタ:1、ゴリラ:1、プテラ:1、トリケラ:1、ティラノ:1 、プテラ:1(一定時間使用不能)、ティラノ:1(一定時間使用不能)
【装備】オーズドライバー@仮面ライダーOOO
【道具】基本支給品一式
【思考・状況】
基本:――――――――――
0.目の前の参加者達を皆殺しにする。
【備考】
※もしもアンクに出会った場合、問答無用で倒すだけの覚悟が出来ているかどうかは不明です。
※ヒーローの話をまだ詳しく聞いておらず、TIGER&BUNNYの世界が異世界だという事にも気付いていません。
※通常より紫のメダルが暴走しやすくなっており、オーズドライバーが映司以外でも使用可能になっています。
※暴走中の記憶は微かに残っています。
※暴走(一回目)中の詳しい話を聞きましたが、その顛末全てを知る者が残っていなかっため、不明瞭な部分が残っています。
【
巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【所属】黄
【状態】ダメージ(極大)、疲労(極大)、深い悲しみ、カオスへの憎しみ
【首輪】70枚:0枚
【コア】サイ(感情)、ゴリラ:1、ゾウ:1
【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ
【道具】基本支給品、ランダム支給品0~1(確認済み)
【思考・状況】
基本:???
1. ここから離れる。
2.他の魔法少女とも共存し、今は主催を倒す為に戦う?
3.ディケイド、イカロス、カオス、メズール(と赤い怪人)を警戒する。
4.真木清人は神をも冒涜する十二番目の理論に手を出している……!
5. 人を殺してしまった……
【備考】
※参戦時期は第十話三週目で、魔女化したさやかが爆殺されるのを見た直後です。
※どこまで虎徹の指示に従うかは、後続の書き手さんにお任せします。
[映司、マミの共通の備考]
※真木清人が時間の流れに介入できることを知りました。
※「ガラと魔女の結界がここの形成に関わっているかもしれない」と考えています。
※世界観の齟齬を若干ながら感じました。
※詳細名簿を一通り見ましたが、全ての情報を覚えているかは不明です。
【カオス@そらのおとしもの】
【所属】青
【状態】精神疲労(極大)、火野への憎しみ(無自覚・極大)、成長中、全裸、甲龍装備中
【首輪】180枚:90枚
【装備】なし
【道具】
志筑仁美の首輪
【思考・状況】
基本:???
0.???
【備考】
※参加時期は45話後です。
※制限の影響で「Pandora」の機能が通常より若干落ちています。
※
至郎田正影、左翔太郎、ウェザーメモリ、アストレア、凰鈴音、甲龍、
ジェイク・マルチネス、
桜井智樹、鹿目まどかを吸収しました。
※現在までに吸収した能力「天候操作、超加速、甲龍の装備、ジェイクのバリア&読心能力」
※鹿目まどかのソウルジェムは取り込んでいないため、彼女の魔法少女としての能力は身につけていません。また双天牙月を失いました。
※ドーピングコンソメスープの影響で、身長が少しずつ伸びています。現在は17歳前後の身長にまで成長しています。
※憎しみという感情を理解していません。
※彼女が言う"あったかい"とは人間が焼死するレベルの温度です。
※智樹、及びまどかを吸収したことで世間一般的な道徳心が芽生える素地ができましたが、それがどの程度影響するかは後続の書き手さんにお任せします。
※まどかの記憶を吸収しましたが、「Pandora」の機能が低下していたこと、死体の損壊が酷かったことから断片的にしか取り込めておらず、また詳細は意識しなければ読み込めません。
※火野映司を“火野のおじさん”(=葛西善二郎)と誤認しています。
※読心能力で聞き取った心の声と、実際に口に出した声の区別があまりついていません。
【
園咲冴子@仮面ライダーW】
【所属】黄
【状態】健康 、Rナスカに変身中
【首輪】100枚:0枚
【装備】ナスカメモリ@仮面ライダーW
【道具】基本支給品一式、スパイダーメモリ+簡易型L.C.O.G@仮面ライダーW、メモリーメモリ@仮面ライダーW、IBN5100@Steins;Gate、夏海の特製クッキー@仮面ライダーディケイド
【思考・状況】
基本:リーダーとして自陣営を優勝させる。
1.メズールがカオスを手に入れる邪魔をバレないように行う。
2.黄陣営のリーダーを見つけ出して殺害し、自分がリーダーに成り代わる。
3.井坂と合流し、自分の陣営に所属させる。
4.メズールとはしばらく協力するが、最終的には殺害する。
5.
後藤慎太郎の前では弱者の皮を被り、上手く利用するべきではなかった。
【備考】
※本編第40話終了後からの参戦です。
※ナスカメモリはレベル3まで発動可能になっています。
【メズール@仮面ライダーOOO】
【所属】青・リーダー
【状態】健康、グリード体に変身中、カオスを目にして興奮中
【首輪】195枚:0枚
【コア】シャチ:2、ウナギ:2、タコ:2
【装備】グロック拳銃(14/15)@Fate/Zero、紅椿@インフィニット・ストラトス
【道具】基本支給品、T2オーシャンメモリ@仮面ライダーW、ランダム支給品1~3
【思考・状況】
基本:青陣営の勝利。全ての「愛」を手に入れたい。
0. この機にオーズを始末する。
1.そのためにもカオスが欲しい。
2.鹿目まどかが死んだ隙をついて、白陣営を乗っ取る。
3.セルと自分のコア(水棲系)をすべて集め、完全態となる。
4.完全態となったら、T2オーシャンメモリを取り込んでみる。
【備考】
※参戦時期は本編終盤からとなります。
※自身に掛けられた制限を大体把握しました。
※冴子のことは信用してません。
※カオスやプトティラに気を取られ過ぎて、白のコアメダル三枚をマミに持ち逃げされたことに気づいていません。
【全体事項】
※白陣営が消滅しました。現在のリーダーは不在です。
※智樹の支給品だったエロ本がC-6エリアに散乱しています。
※ファングメモリは消滅しました。
※まどかの支給品の内、ファングメモリ以外の何が竜巻で吹き飛ばされ、何がカオスの攻撃で消滅したのかは後続の書き手さんにお任せします。
○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○ ○○○
乱戦の中、介入するタイミングを選べることは、当然ながら絶大なアドバンテージとなる。
故にメズール達は自身の有利を信じて疑わず、慢心により巴マミの逃亡を許してしまうなどの隙を作ってもなお余裕を感じていた。
……しかし。この戦いに介入するタイミングを見計らっていたのが、彼女達だけではなかったということに、結局参戦するまでに気付くことができなかったのは……それらの慢心など、比較にならないほどに致命的なミスであると言えるだろう。
『FBへ。
言われた通り、気づかれないように尾行を続けています。
バイクに乗られた際は焦りましたが、言われた通りにカードデッキで変身して走ってみたら簡単に追いつけました。
でも今、例の女の子……メズールが、怪人に変身しました。
確か、最初に真木清人と一緒に居た、グリードだったと思います。
他にも何人かの参加者がそこに居て、どうやら戦いになるみたいです。
どういう様子なのかは、写真を送付しました。
次はどうすれば良いのか、教えてください』
送信。
【一日目 夜中】
【C-6 キャッスルドラン付近】
【
桐生萌郁@Steins;Gate】
【所属】青
【状態】健康 、仮面ライダーアビスに変身中
【首輪】140枚(増加中):0枚
【装備】アビスのカードデッキ@仮面ライダーディケイド
【道具】基本支給品、桐生萌郁の携帯電話@Steins;Gate、ランダム支給品0~1(確認済)
【思考・状況】
基本:FBの命令に従う。
0.FBの指示を待ちつつ、メズール達を見張る。
1.ラボメンと会った場合は同行してもらう。
2.アビソドンはかわいい。アビスハンマとアビスラッシャーはかわいくない。分離しないように厳しく躾ける。
【備考】
※第8話 Dメール送信前からの参戦です。
※FBの命令を実行するとメダルが増えていきます。
※FBからはメズール達に気づかれず尾行し、逐一報告するよう命令を受けています。
※キャッスルドラン周辺で対峙する参加者達の様子を撮影し、FBにメールで届けました。
送付された写真には少なくとも、メズールとRナスカの姿は写っています。
最終更新:2014年05月03日 20:59