がんばれ!! ロボコンの最終回

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がんばれ!! ロボコンの最終回 - (2024/07/28 (日) 13:29:23) の1つ前との変更点

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#center(){|BGCOLOR(gray):COLOR(white):CENTER:&br()&big(){&big(){&bold(){メデタリヤ!&br()ロボコン村は花ざかり!!}}}&br()&br()|} ロボコンが小川家のお使いで、買物をしている。ロボイヌが小躍りしながら、嬉しそうに歩いている。 ロボイヌ「ワワン・ワンワンワン♪」 ロボコン「あれ? 踊ったりなんかして、ロボイヌ、何がそんなに嬉しいんだ?」 ロボイヌ「我輩、バレリーナ星へ行くかもしれな~いんだワン!」 ロボコン「そんなバカな!? ロビンちゃんが一番好きなロボットは、おいらのはずだ。ロビンちゃんとバレリーナ星へ行くのはね、おいらなんだぞ!」 ロボイヌ「それがそうはならないんだワ~ン」 ロボコンはロボイヌと共に、バレエ教室のロビンのもとに事情を聞きに行く。 ロビン「ロボイヌを連れて行くと決めたわけじゃないけど、考えてもいいと思ってるわ。それに、ロボリキだって候補者の1人よ」 ロボコン「何、ロボリキだって!? ひどいひどい! おいら星の数ほどいる女の子の中でさ、一番好きなのはロビンちゃんただ1人きりなのに、おいらのことはどうなっちゃうんだ、それじゃさ! ねぇ、ちょっとぉ!」 ロビン「ちょっと、誤解しないでよ。ロボイヌは、好きだから連れて行くんじゃないのよ。バレリーナ星へ行って探偵事務所を開きたいっていうから、それはとってもいいと思ったのよ」 ロボコン「じゃ、ロボリキは?」 ロビン「ロボリキは、バレリーナ星の警備隊長になりたいんですって」 ロボコン「あいつ、力持ちだからピッタシだ」 ロビン「でしょう? ちゃんとした目的を持った人って、私好きよ」 ロボイヌ「そこで、ロボコン」 ロボコン「何だよ!?」 ロボイヌ「君は先ほどからみっともないほど取り乱しておるが、はてさて君は、何の目的で生きておる? 君は一体、何になりたいんだワン?」 ロボコン「えっ!?」 ロボイヌ「毎日ダイコンを買ったり、炊事・洗濯をするお手伝いロボットになりたいのかね?」 ロボコン「バカ言え!」 ロボイヌ「強がりを言うのはやめにしたまえ。現に君は、毎日のように小川家にこき使われて、雑用をセッセとこなしているではないかワン」 ロボコン「あ、あの、おいらねぇ!」 ロボイヌ「他に理想があるというのかね? 君が生涯かけて果たさんとする、大きな目標があるというのかね? Who are you ? ロボコン、君は一体何者なのだ!?」 ロボコン「あ、あの、おいら…… えっと……」 バレエ教室を出て、ロボコンは考え込む。 ロボコン「そっか…… そう言えばおいら、一体何をやりたいんだろう。考えてみたこともなかったよな……」 空き地で、すすむたちが野球をしている。 すすむ「おいロボコン、一緒にやろうよ」 ロボコン「あっ、ししむ!((ロボコンは、すすむのことを「ししむ」と呼ぶ。))」 すすむ「メンバーが足りないんだよ、来いよ」 ロボコン「野球かぁ。よし、特大ホームランでもかっ飛ばしてやるかな!」 すすむ「行くぞぉ!」 ロボコン「さぁ、来い!」 そこへ、工事のトラックが入って来る。 作業員「どいた、どいた! 仕事の邪魔だ! 他のところへ行って!」 すすむ「仕事の邪魔って……」 一同は自転車を飛ばし、公園へやって来る。 一同「ここでやろうか?」「そうしよう」「キャッチボールするか」「早く来いよ!」 キャッチボールを始めるものの、ボールの一つが、立ち話している主婦たちのそばへ飛んでいく。 主婦たち「あんたたち、もっと向こうで遊んでちょうだいよ!」「そうねぇ、危ないわ!」 一同「あ~あ、ここもダメか」「他にないかなぁ?」「河原まで行くしかねぇな」「行こうよ、河原へ」 すすむ「ロボコンも行こう」 ロボコン「おいらね、うちに野菜を置いて来る!」 すすむ「じゃ、先に行ってるぞ」 ロボコン「OK、OK! じゃね!」 すすむ「ロボコン、バイバイ!」 ロボコン「バイバイ! 気をつけてね、ししむ! ……ししむたちは可哀想だよなぁ、満足な遊び場所もないんだもんなぁ。そうだ、おいら野菜を置いて来なくっちゃね」 ブレーキ音と衝撃音。ロボコンが驚いて振り向くと、すすむが自動車にはねられ、倒れている。 ロボコン「ししむ!? ししむ──っっ!!」 すすむは病院に担ぎ込まれ、父の太郎が病室に駆けつける。 太郎「どうした、すすむ!?」 すすむ「パパ!」 よし子「あなた……」 すすむは頭に包帯を巻いているものの、意識ははっきりしている。母・よし子、ロボコンが付き添っている。 太郎「……元気そうじゃないか」 よし子「かすり傷だけで済んだのよ、幸いに」 すすむ「おうちに帰れるよね?」 太郎「あぁ、その元気があれば大丈夫だ!」 よし子「これからは気をつけなくちゃダメよ」 すすむ「うん」 太郎「しかしママ、子どもの遊び場がないということは、困ったことだね」 よし子「そうねぇ」 ロボコン「本当にないんだよなぁ、子供の遊び場所が。子供たちが安心して、のびのびと自由に遊べる場所…… そうだ、『ロボコン村』だ!」 看護婦「小川さん、ちょっと」 よし子「はい?」 太郎とよし子は、医師に呼ばれる。 医師「レントゲンを見てわかったんですがね。ご覧ください、この曇りがそうです。恐らく、事故のときのショックで……」 よし子「あの…… すすむはどうなるんでしょうか!?」 医師「まぁ、しばらくは放っておいても大丈夫ですけどね。でも、いつ悪化しないとも限りません。将来のためにも、1日も早く手術して、取り除いたほうが」 よし子「手術!? あなた……!」 夜の小川家。 ロボコン「なんだって!? 脳の手術!?」 太郎「血の塊ができているんだ、脳にね」 ロボコン「じゃあ、かすり傷じゃ……」 太郎「とんでもない! 命にかかわる大問題なんだ」 ロボコン「で、ししむは?」 太郎「話した。しかし、何しろまだ1年生だ」 ロボコン「嫌だって?」 太郎「すぐにも帰りたい、そう言いだしてな」 ロボコン「脳の手術だなんて、大変なんだろう?」 太郎「ん…… 本人の強い意志の力と、勇気が必要だ」 ロボコン「わかった! おいらに任せておいてよ! 必ずOKさせるからさ!」 ロボコンは説得のために、すすむの病室を訪れる。 すすむ「出て行け! お前なんか嫌いだよ!」 ロボコン「ししむ!?」 すすむ「手術やるくらいなら、死んだほうがマシだよ! 出て行け、マヌケロボット!」 ロボコン「何だよ、弱虫! ししむなんか、どうなったって知らないよ!」 すすむ「お前なんかとは、もう絶交だ!」 ロボコン「こっちこそ、お断りだ! 弱虫なんだからな!」 ロボコンは一旦は病室を出たものの、天井を見つめるすすむのもとに、再び顔を出す。 ロボコン「どうだ、弱虫? おいらと勝負しないか? ししむ、言っただろ? 僕たちだけの遊び場が欲しいって。おいらさ、子供たちが自由に遊べるロボコン村を作ろうと思うんだ」 すすむ「……」 ロボコン「その村へ行けば、自転車は自由に走れる。自動車なんか走って来ないからね。野球だってテニスだってバレーボールだって、遊びたいだけ遊べるんだ! それがロボコン村なんだ」 すすむ「……」 ロボコン「ししむが元気になるのが早いか、ロボコン村を作るのが早いか…… どうだ、勝負するか? おい、ししむ?」 すすむ「できるもんか、嘘つき! 出て行け! 早く出て行け!」 ロボコン「むぅっ! おいら、ししむに嘘なんかつかないよ! 必ずロボコン村を完成させてみせるからな!」 すすむ「できるもんか、バカ野郎!」 ロボコンはバレエ教室で、ロビンに計画を打ち明ける。 ロビン「素晴しい計画よ、ロボコン! ねぇ、先生? ロボコン村なんて素敵!」 ロボコン「でもさ、問題は場所なんだよなぁ。そんな広い土地、ないしねぇ」 バレエ教室の山本先生が話に加わる。 山本「ロボコンさん、あなた本当にロボコン村を作る決心ですか?」 ロボコン「本当だよ! だってさ、ししむの命がかかってるんだもん!」 山本「いいわ。私のお爺様の山をお使いなさい」 ロボコン「えっ!?」 山本「あなたの好きなようになさるといいわ」 ロビン「先生……!」 ロボコン「バンザーイ! 先生、ありがとう!」 山本先生提供の土地に、ロボコンとロビンがやって来る。 確かに広い土地だが、あちこちに切り株があり、丸太や大岩が転がっているなど、荒れ放題。 ロボコン「うわぁ~! 広いなぁ、これは~!」 ロビン「ブルドーザーが必要ね…… ロボコンの力じゃ、どうにもならないわ」 ロボコン「よし! おいら、相談してみる」 ロボコンは、工事現場で働くロボリキに相談を持ちかける。 ロボリキ「あぁ、ナルヘソ、ナルヘソ。わかった、わかった。それで、1日の手間賃はいくらなんだ?」 ロボコン「そんなお金、ないよ」 ロボリキ「おぉ? タダじゃオマンマは食えないんだ! どいたどいた!」 ロボコン「ちょっと、ロボリキ!? 友達だろう!?」 ロボリキ「聞こえない、聞こえない」 続いて、工場で働いているロボチョイのもとへ。 ロボチョイ「そりゃ、起重機持って手伝ってもいいけどチョイ……」 ロボコン「本当か!?」 ロボチョイ「1日、2万円は必要だな。起重機タダってわけにはいかないもんチョイ」 結局、相談は失敗し、ロボコンは途方に暮れる。 ロボコン「2万円なんて、とても出せるわけがないよ。せっかく土地があるのに…… あっ!」 よし子が神社で、手を合わせている。 ロボコン「ママさん……! よし、1人でもいい! おいら、やるぜ!!」 ロボコンは誰の手も借りず、1人で村作りを始める。 ロボコン「負けるもんか!」「ロボコン、ロボコン!」 切り株を引き抜き、ツルハシを振るい、大岩を必死に運び続ける。誰かが、大岩に手を添える。 見ると、ロビンが岩運びを手伝おうとしている。 ロボコン「ロビンちゃん!? 汚れるよ!」 ロビンは耳を貸さず、か細い手で必死に力を込める。 ロボコン「……ありがとう! よいしょ、ロボコン!」 夜。泥だらけになったロボコンが、小川家に帰って来る。 ロボコン「はぁ、はぁ、ハラペコだ……」 窓越しに、太郎とよし子の話し声が聞こえる。 よし子「定期を下ろしても、間に合わないわ……」 太郎「会社からも、いくらか借りられる。あまり金の心配はするな」 よし子「……口もきいてくれないのよ。まるで、敵を見るような目つきで」 太郎「怖いんだよ、すすむだって」 泣き出すよし子を、太郎が慰める。 ロボコン「ガソリン代は、自分で作らないとな」 翌日。ロボコンは村作りに加え、工事現場で日雇いの仕事を始める。 ロボコン「ロボコン、ロボコン……」 作業監督「おぉい、ロボコン!」 ロボコン「はぁい!」 作業監督「やぁ、ご苦労さん。ほい、日当だ。いつ来てもいいぞ」 ロボコン「やぁ~! どうも、ありがとさん!」 ガソリン稼ぎの仕事を終えた後も、ロボコンは村作りの作業に汗を流す。 ロボコン「ロボコン、ロボコン! 成せばなる、成さねば成らぬ! 一押し、二押し、三に押し!」 車が停まり、ロビン、太郎、よし子、すすむ、すすむの姉のまゆみが降りる。 ロビン「ロボコンは死に物狂いで頑張っているわ。すすむくんの病気を治したい一心で」 ロボコンが丸太を運ぼうとしたものの、手が滑り、丸太の下敷きになってしまう。 ロボコン「わぁっ!」 太郎たち「ロボコン!?」「今助けけてやるぞ!」「大丈夫!?」 ロボコン「余計なことしないで!」 ロビン「何てこと言うの!? あなたを助けようとしてるのよ!?」 ロボコン「おいら、ししむと約束したんだ。ロボコン村を、おいら1人で完成させるって! だから、どいてくれよ。こんなことぐらいで……!」 ロボコンが自力で丸太の下から這い出し、作業を続ける。その必死さを、すすむがじっと見ている。 すすむ「なんだ、そのヘッピリ腰は! 情けないぞ!」 ロボコン「な、何だと!? 何だ、こんなものくらい! 負けないぞ!!」 すすむ「決めた! 負けるもんか!!」 すすむが車へと駆け込む。 太郎「『負けるもんか』? どういうことだ?」 ロボコン「し、ししむは、手術する決心がついたんだ!」 太郎「えっ?」 ロボコン「おいらと勝負してたのさ。ししむの手術が早いか、おいらのロボコン村ができるのが早いか、ってね」 太郎「そうだったのか……!」 よし子「すすむは手術をする決心がついたのね! ロボコン、ありがとう!」 太郎「感謝するぞ、ロボコン! お前は大したロボットだ!」 すすむの手術が始まった。手術室の前で、太郎とよし子が手術成功を祈っている。 ロボコンも必死に、村作りのためにツルハシを振るっている。 ロボコン「がんばれよ、ししむ! おいらも、がんばるからな!」 (すすむ『負けるもんか! 負けるもんか!』) 「手術中」のランプが消え、医師が手術室から出てくる。 太郎「先生!?」 医師「成功しました。強い子です、すすむくんは!」 太郎「……ありがとうございました!」 ロボコンの村作りも、ついに完成した。 ロボコン「さぁ、できたぞ!」 ロビン「ロボコーン!」 ロボコン「あっ、ロビンちゃん!」 ロビン「手術は大成功よ!」 ロボコン「えっ、うまくいったの!? わぁい、バンザ──イ!!」 ロボット学校。ガンツ先生を前にして、ロボコンやロボットたち一同が、採点の時を待つ。 一同「今日はどうかな?」「自信モリモリ」「どんなもんですかな」「楽しみ楽しみ」 ロボコン「おいら、がんばったしね!」 ガンツ「これから採点を行う。ロボコン、前へ来なさい」 ロボコン「はぁい! ガンツ先生、今週くらい100点ちょうだいねぇ!」 採点が始まり、ロボコンの点数が次第に100に近づく。 ロボコン「わぁ、もう一息! 100点だ、100点だ!」 100点を通り越し、120、130…… ロボコン「あ、あらあら? これはどういうこと?」 290、300…… ロボコン「あれ? あ、あの……? どうなってんの、これは~!?」 440、450…… ガンツ「ロボコン、500点!」 一同「わぁ~!」「凄~い!」 ロボコン「それは多いよ、ガンツ先生。100点でいいんだ、ハートマークでいいんだ、おいら」 ガンツ「ロボコン村の発想がすばらしい! ……ロボコン、お前は自分のすべてを、1人の少年の命に賭けた。そして、見事に少年に生きる勇気を与えた。これぞ、ロボットの使命なのだ。500点でも多すぎはしない」 ロボコン「へぇ~、そんなもんかねぇ」 ガンツ「ロボコン、お前はこれからロボコン村の村長になるのだ」 ロボコン「えぇっ!?」 ガンツ「そして、日本中の子供たちが健康に健やかに成長するよう、手助けするが良い」 ロボコン「あの、えっと、じゃあ、おいらもう、ここには……」 ガンツ「うむ。無論、卒業だ」 ロボコン「わぁ~っ! 卒業だって。やったぁ、やったぁ──っ!」 ガンツ「ロボコンは、当ロボット学校始まって以来のすばらしいロボットである。そのロボコンに、スーパーダイヤモンド大賞を贈る」 ガンツが、キラキラと黄金色に輝くハートマークをロボコンに贈る。 ロボコン「やったぁ、やったぁ──っ! すごいぞぉ!」 ロビン「おめでとう、ロボコン」 ロボコン「ロビンちゃん、ありがとね!」 ロビン「私、ロボコン村にバレエ教室を開くわ」 ロボコン「えっ? じゃあ、バレリーナ星へは帰らないの?」 ロビンからお祝いのキスをもらい、ロボコンは有頂天になる。 ついにロボコン村、開村の日。 子供たち、ロボット本部のロボットたち、卒業した前期ロボットたち一同が集まり、開村の瞬間を待っている。 ロボコンは村長として、皆を歓迎する。 ロボコン「ロボコン村は子供の国だ! 自由にのびのび、遊んでくれよな!」 ロビン「ようこそ、ロボコン村へ!」 ロボコン「さぁ、どうぞ!」 開村の合図とともに、大勢の子供たちがロボコン村へ。 すすむ「ロボコン!」 太郎「似合うぞ、ロボコン」 よし子「ロボコンがいなくなっちゃうと、寂しいわ、ちょっぴり」 ロボコン「またまた、お上手ママさん!」 まゆみ「本当よ。でもこれからは、逢いに来るわね。ねぇ、すすむ」 よし子「うん、毎日来るよ!」 ロボコン「そうしてくれよな!」 太郎「よし、行こう!」 ガンツ「ロボコン!」 ロボコン「あっ、先生」 ガンツ「見せてもらうぞ」 ロボコン「はい、どうぞどうぞ! みんなもね、楽しんでね!」 ブラジルに旅立っていたロボワルとロボガキの兄弟もやって来る。 ロボワル「はるばる来たぜ、ロボコン!」 ロボガキ「ロボコン村を見になぁ!」 ロボコン「わぁ、ブラジルからわざわざどうも! おいらが案内するよ。すごいんだぁ!」 町田巡査も、ロボコン村へやって来る。 町田「ありゃあ、ここがロボコン村か。いやぁ、故郷のリンゴ村を思い出すなぁ……」 子供たちは親たち、ロボットたちとともに、ロボコン村で楽しく遊ぶ。 その様子を、ガンツ先生が満足げに眺めている。 ガンツ「ロボコンの村長ぶりも板についておる。他のロボットたちも楽しそうだ。みんなそれぞれ成長した。これで安心だ…… うむ、安心だ」 よし子「ロボコン、たまには遊びに来てねぇ~!」 ロボコン「ありがとうね、じゃあねぇ~!」 最後にロボコンが画面を通じ、視聴者みんなに語りかける。 ロボコン「やぁ、どうもどうも! 君たちもね、ロボコン村に遊びに来てねぇ! おいら、待ってるからねぇ~。じゃあねぇ、バイバ~イ!」 #center(){&bold(){&big(){おわり}}}
#center(){|BGCOLOR(white):COLOR(black):CENTER:&br()&big(){&big(){&bold(){メデタリヤ!&br()ロボコン村は花ざかり!!}}}&br()&br()|} ロボコンが小川家のお使いで、買物をしている。ロボイヌが小躍りしながら、嬉しそうに歩いている。 ロボイヌ「ワワン・ワンワンワン♪」 ロボコン「あれ? 踊ったりなんかして、ロボイヌ、何がそんなに嬉しいんだ?」 ロボイヌ「我輩、バレリーナ星へ行くかもしれな~いんだワン!」 ロボコン「そんなバカな!? ロビンちゃんが一番好きなロボットは、おいらのはずだ。ロビンちゃんとバレリーナ星へ行くのはね、おいらなんだぞ!」 ロボイヌ「それがそうはならないんだワ~ン」 ロボコンはロボイヌと共に、バレエ教室のロビンのもとに事情を聞きに行く。 ロビン「ロボイヌを連れて行くと決めたわけじゃないけど、考えてもいいと思ってるわ。それに、ロボリキだって候補者の1人よ」 ロボコン「何、ロボリキだって!? ひどいひどい! おいら星の数ほどいる女の子の中でさ、一番好きなのはロビンちゃんただ1人きりなのに、おいらのことはどうなっちゃうんだ、それじゃさ! ねぇ、ちょっとぉ!」 ロビン「ちょっと、誤解しないでよ。ロボイヌは、好きだから連れて行くんじゃないのよ。バレリーナ星へ行って探偵事務所を開きたいっていうから、それはとってもいいと思ったのよ」 ロボコン「じゃ、ロボリキは?」 ロビン「ロボリキは、バレリーナ星の警備隊長になりたいんですって」 ロボコン「あいつ、力持ちだからピッタシだ」 ロビン「でしょう? ちゃんとした目的を持った人って、私好きよ」 ロボイヌ「そこで、ロボコン」 ロボコン「何だよ!?」 ロボイヌ「君は先ほどからみっともないほど取り乱しておるが、はてさて君は、何の目的で生きておる? 君は一体、何になりたいんだワン?」 ロボコン「えっ!?」 ロボイヌ「毎日ダイコンを買ったり、炊事・洗濯をするお手伝いロボットになりたいのかね?」 ロボコン「バカ言え!」 ロボイヌ「強がりを言うのはやめにしたまえ。現に君は、毎日のように小川家にこき使われて、雑用をセッセとこなしているではないかワン」 ロボコン「あ、あの、おいらねぇ!」 ロボイヌ「他に理想があるというのかね? 君が生涯かけて果たさんとする、大きな目標があるというのかね? Who are you ? ロボコン、君は一体何者なのだ!?」 ロボコン「あ、あの、おいら…… えっと……」 バレエ教室を出て、ロボコンは考え込む。 ロボコン「そっか…… そう言えばおいら、一体何をやりたいんだろう。考えてみたこともなかったよな……」 空き地で、すすむたちが野球をしている。 すすむ「おいロボコン、一緒にやろうよ」 ロボコン「あっ、ししむ!((ロボコンは、すすむのことを「ししむ」と呼ぶ。))」 すすむ「メンバーが足りないんだよ、来いよ」 ロボコン「野球かぁ。よし、特大ホームランでもかっ飛ばしてやるかな!」 すすむ「行くぞぉ!」 ロボコン「さぁ、来い!」 そこへ、工事のトラックが入って来る。 作業員「どいた、どいた! 仕事の邪魔だ! 他のところへ行って!」 すすむ「仕事の邪魔って……」 一同は自転車を飛ばし、公園へやって来る。 一同「ここでやろうか?」「そうしよう」「キャッチボールするか」「早く来いよ!」 キャッチボールを始めるものの、ボールの一つが、立ち話している主婦たちのそばへ飛んでいく。 主婦たち「あんたたち、もっと向こうで遊んでちょうだいよ!」「そうねぇ、危ないわ!」 一同「あ~あ、ここもダメか」「他にないかなぁ?」「河原まで行くしかねぇな」「行こうよ、河原へ」 すすむ「ロボコンも行こう」 ロボコン「おいらね、うちに野菜を置いて来る!」 すすむ「じゃ、先に行ってるぞ」 ロボコン「OK、OK! じゃね!」 すすむ「ロボコン、バイバイ!」 ロボコン「バイバイ! 気をつけてね、ししむ! ……ししむたちは可哀想だよなぁ、満足な遊び場所もないんだもんなぁ。そうだ、おいら野菜を置いて来なくっちゃね」 ブレーキ音と衝撃音。ロボコンが驚いて振り向くと、すすむが自動車にはねられ、倒れている。 ロボコン「ししむ!? ししむ──っっ!!」 すすむは病院に担ぎ込まれ、父の太郎が病室に駆けつける。 太郎「どうした、すすむ!?」 すすむ「パパ!」 よし子「あなた……」 すすむは頭に包帯を巻いているものの、意識ははっきりしている。母・よし子、ロボコンが付き添っている。 太郎「……元気そうじゃないか」 よし子「かすり傷だけで済んだのよ、幸いに」 すすむ「おうちに帰れるよね?」 太郎「あぁ、その元気があれば大丈夫だ!」 よし子「これからは気をつけなくちゃダメよ」 すすむ「うん」 太郎「しかしママ、子どもの遊び場がないということは、困ったことだね」 よし子「そうねぇ」 ロボコン「本当にないんだよなぁ、子供の遊び場所が。子供たちが安心して、のびのびと自由に遊べる場所…… そうだ、『ロボコン村』だ!」 看護婦「小川さん、ちょっと」 よし子「はい?」 太郎とよし子は、医師に呼ばれる。 医師「レントゲンを見てわかったんですがね。ご覧ください、この曇りがそうです。恐らく、事故のときのショックで……」 よし子「あの…… すすむはどうなるんでしょうか!?」 医師「まぁ、しばらくは放っておいても大丈夫ですけどね。でも、いつ悪化しないとも限りません。将来のためにも、1日も早く手術して、取り除いたほうが」 よし子「手術!? あなた……!」 夜の小川家。 ロボコン「なんだって!? 脳の手術!?」 太郎「血の塊ができているんだ、脳にね」 ロボコン「じゃあ、かすり傷じゃ……」 太郎「とんでもない! 命にかかわる大問題なんだ」 ロボコン「で、ししむは?」 太郎「話した。しかし、何しろまだ1年生だ」 ロボコン「嫌だって?」 太郎「すぐにも帰りたい、そう言いだしてな」 ロボコン「脳の手術だなんて、大変なんだろう?」 太郎「ん…… 本人の強い意志の力と、勇気が必要だ」 ロボコン「わかった! おいらに任せておいてよ! 必ずOKさせるからさ!」 ロボコンは説得のために、すすむの病室を訪れる。 すすむ「出て行け! お前なんか嫌いだよ!」 ロボコン「ししむ!?」 すすむ「手術やるくらいなら、死んだほうがマシだよ! 出て行け、マヌケロボット!」 ロボコン「何だよ、弱虫! ししむなんか、どうなったって知らないよ!」 すすむ「お前なんかとは、もう絶交だ!」 ロボコン「こっちこそ、お断りだ! 弱虫なんだからな!」 ロボコンは一旦は病室を出たものの、天井を見つめるすすむのもとに、再び顔を出す。 ロボコン「どうだ、弱虫? おいらと勝負しないか? ししむ、言っただろ? 僕たちだけの遊び場が欲しいって。おいらさ、子供たちが自由に遊べるロボコン村を作ろうと思うんだ」 すすむ「……」 ロボコン「その村へ行けば、自転車は自由に走れる。自動車なんか走って来ないからね。野球だってテニスだってバレーボールだって、遊びたいだけ遊べるんだ! それがロボコン村なんだ」 すすむ「……」 ロボコン「ししむが元気になるのが早いか、ロボコン村を作るのが早いか…… どうだ、勝負するか? おい、ししむ?」 すすむ「できるもんか、嘘つき! 出て行け! 早く出て行け!」 ロボコン「むぅっ! おいら、ししむに嘘なんかつかないよ! 必ずロボコン村を完成させてみせるからな!」 すすむ「できるもんか、バカ野郎!」 ロボコンはバレエ教室で、ロビンに計画を打ち明ける。 ロビン「素晴しい計画よ、ロボコン! ねぇ、先生? ロボコン村なんて素敵!」 ロボコン「でもさ、問題は場所なんだよなぁ。そんな広い土地、ないしねぇ」 バレエ教室の山本先生が話に加わる。 山本「ロボコンさん、あなた本当にロボコン村を作る決心ですか?」 ロボコン「本当だよ! だってさ、ししむの命がかかってるんだもん!」 山本「いいわ。私のお爺様の山をお使いなさい」 ロボコン「えっ!?」 山本「あなたの好きなようになさるといいわ」 ロビン「先生……!」 ロボコン「バンザーイ! 先生、ありがとう!」 山本先生提供の土地に、ロボコンとロビンがやって来る。 確かに広い土地だが、あちこちに切り株があり、丸太や大岩が転がっているなど、荒れ放題。 ロボコン「うわぁ~! 広いなぁ、これは~!」 ロビン「ブルドーザーが必要ね…… ロボコンの力じゃ、どうにもならないわ」 ロボコン「よし! おいら、相談してみる」 ロボコンは、工事現場で働くロボリキに相談を持ちかける。 ロボリキ「あぁ、ナルヘソ、ナルヘソ。わかった、わかった。それで、1日の手間賃はいくらなんだ?」 ロボコン「そんなお金、ないよ」 ロボリキ「おぉ? タダじゃオマンマは食えないんだ! どいたどいた!」 ロボコン「ちょっと、ロボリキ!? 友達だろう!?」 ロボリキ「聞こえない、聞こえない」 続いて、工場で働いているロボチョイのもとへ。 ロボチョイ「そりゃ、起重機持って手伝ってもいいけどチョイ……」 ロボコン「本当か!?」 ロボチョイ「1日、2万円は必要だな。起重機タダってわけにはいかないもんチョイ」 結局、相談は失敗し、ロボコンは途方に暮れる。 ロボコン「2万円なんて、とても出せるわけがないよ。せっかく土地があるのに…… あっ!」 よし子が神社で、手を合わせている。 ロボコン「ママさん……! よし、1人でもいい! おいら、やるぜ!!」 ロボコンは誰の手も借りず、1人で村作りを始める。 ロボコン「負けるもんか!」「ロボコン、ロボコン!」 切り株を引き抜き、ツルハシを振るい、大岩を必死に運び続ける。誰かが、大岩に手を添える。 見ると、ロビンが岩運びを手伝おうとしている。 ロボコン「ロビンちゃん!? 汚れるよ!」 ロビンは耳を貸さず、か細い手で必死に力を込める。 ロボコン「……ありがとう! よいしょ、ロボコン!」 夜。泥だらけになったロボコンが、小川家に帰って来る。 ロボコン「はぁ、はぁ、ハラペコだ……」 窓越しに、太郎とよし子の話し声が聞こえる。 よし子「定期を下ろしても、間に合わないわ……」 太郎「会社からも、いくらか借りられる。あまり金の心配はするな」 よし子「……口もきいてくれないのよ。まるで、敵を見るような目つきで」 太郎「怖いんだよ、すすむだって」 泣き出すよし子を、太郎が慰める。 ロボコン「ガソリン代は、自分で作らないとな」 翌日。ロボコンは村作りに加え、工事現場で日雇いの仕事を始める。 ロボコン「ロボコン、ロボコン……」 作業監督「おぉい、ロボコン!」 ロボコン「はぁい!」 作業監督「やぁ、ご苦労さん。ほい、日当だ。いつ来てもいいぞ」 ロボコン「やぁ~! どうも、ありがとさん!」 ガソリン稼ぎの仕事を終えた後も、ロボコンは村作りの作業に汗を流す。 ロボコン「ロボコン、ロボコン! 成せばなる、成さねば成らぬ! 一押し、二押し、三に押し!」 車が停まり、ロビン、太郎、よし子、すすむ、すすむの姉のまゆみが降りる。 ロビン「ロボコンは死に物狂いで頑張っているわ。すすむくんの病気を治したい一心で」 ロボコンが丸太を運ぼうとしたものの、手が滑り、丸太の下敷きになってしまう。 ロボコン「わぁっ!」 太郎たち「ロボコン!?」「今助けけてやるぞ!」「大丈夫!?」 ロボコン「余計なことしないで!」 ロビン「何てこと言うの!? あなたを助けようとしてるのよ!?」 ロボコン「おいら、ししむと約束したんだ。ロボコン村を、おいら1人で完成させるって! だから、どいてくれよ。こんなことぐらいで……!」 ロボコンが自力で丸太の下から這い出し、作業を続ける。その必死さを、すすむがじっと見ている。 すすむ「なんだ、そのヘッピリ腰は! 情けないぞ!」 ロボコン「な、何だと!? 何だ、こんなものくらい! 負けないぞ!!」 すすむ「決めた! 負けるもんか!!」 すすむが車へと駆け込む。 太郎「『負けるもんか』? どういうことだ?」 ロボコン「し、ししむは、手術する決心がついたんだ!」 太郎「えっ?」 ロボコン「おいらと勝負してたのさ。ししむの手術が早いか、おいらのロボコン村ができるのが早いか、ってね」 太郎「そうだったのか……!」 よし子「すすむは手術をする決心がついたのね! ロボコン、ありがとう!」 太郎「感謝するぞ、ロボコン! お前は大したロボットだ!」 すすむの手術が始まった。手術室の前で、太郎とよし子が手術成功を祈っている。 ロボコンも必死に、村作りのためにツルハシを振るっている。 ロボコン「がんばれよ、ししむ! おいらも、がんばるからな!」 (すすむ『負けるもんか! 負けるもんか!』) 「手術中」のランプが消え、医師が手術室から出てくる。 太郎「先生!?」 医師「成功しました。強い子です、すすむくんは!」 太郎「……ありがとうございました!」 ロボコンの村作りも、ついに完成した。 ロボコン「さぁ、できたぞ!」 ロビン「ロボコーン!」 ロボコン「あっ、ロビンちゃん!」 ロビン「手術は大成功よ!」 ロボコン「えっ、うまくいったの!? わぁい、バンザ──イ!!」 ロボット学校。ガンツ先生を前にして、ロボコンやロボットたち一同が、採点の時を待つ。 一同「今日はどうかな?」「自信モリモリ」「どんなもんですかな」「楽しみ楽しみ」 ロボコン「おいら、がんばったしね!」 ガンツ「これから採点を行う。ロボコン、前へ来なさい」 ロボコン「はぁい! ガンツ先生、今週くらい100点ちょうだいねぇ!」 採点が始まり、ロボコンの点数が次第に100に近づく。 ロボコン「わぁ、もう一息! 100点だ、100点だ!」 100点を通り越し、120、130…… ロボコン「あ、あらあら? これはどういうこと?」 290、300…… ロボコン「あれ? あ、あの……? どうなってんの、これは~!?」 440、450…… ガンツ「ロボコン、500点!」 一同「わぁ~!」「凄~い!」 ロボコン「それは多いよ、ガンツ先生。100点でいいんだ、ハートマークでいいんだ、おいら」 ガンツ「ロボコン村の発想がすばらしい! ……ロボコン、お前は自分のすべてを、1人の少年の命に賭けた。そして、見事に少年に生きる勇気を与えた。これぞ、ロボットの使命なのだ。500点でも多すぎはしない」 ロボコン「へぇ~、そんなもんかねぇ」 ガンツ「ロボコン、お前はこれからロボコン村の村長になるのだ」 ロボコン「えぇっ!?」 ガンツ「そして、日本中の子供たちが健康に健やかに成長するよう、手助けするが良い」 ロボコン「あの、えっと、じゃあ、おいらもう、ここには……」 ガンツ「うむ。無論、卒業だ」 ロボコン「わぁ~っ! 卒業だって。やったぁ、やったぁ──っ!」 ガンツ「ロボコンは、当ロボット学校始まって以来のすばらしいロボットである。そのロボコンに、スーパーダイヤモンド大賞を贈る」 ガンツが、キラキラと黄金色に輝くハートマークをロボコンに贈る。 ロボコン「やったぁ、やったぁ──っ! すごいぞぉ!」 ロビン「おめでとう、ロボコン」 ロボコン「ロビンちゃん、ありがとね!」 ロビン「私、ロボコン村にバレエ教室を開くわ」 ロボコン「えっ? じゃあ、バレリーナ星へは帰らないの?」 ロビンからお祝いのキスをもらい、ロボコンは有頂天になる。 ついにロボコン村、開村の日。 子供たち、ロボット本部のロボットたち、卒業した前期ロボットたち一同が集まり、開村の瞬間を待っている。 ロボコンは村長として、皆を歓迎する。 ロボコン「ロボコン村は子供の国だ! 自由にのびのび、遊んでくれよな!」 ロビン「ようこそ、ロボコン村へ!」 ロボコン「さぁ、どうぞ!」 開村の合図とともに、大勢の子供たちがロボコン村へ。 すすむ「ロボコン!」 太郎「似合うぞ、ロボコン」 よし子「ロボコンがいなくなっちゃうと、寂しいわ、ちょっぴり」 ロボコン「またまた、お上手ママさん!」 まゆみ「本当よ。でもこれからは、逢いに来るわね。ねぇ、すすむ」 よし子「うん、毎日来るよ!」 ロボコン「そうしてくれよな!」 太郎「よし、行こう!」 ガンツ「ロボコン!」 ロボコン「あっ、先生」 ガンツ「見せてもらうぞ」 ロボコン「はい、どうぞどうぞ! みんなもね、楽しんでね!」 ブラジルに旅立っていたロボワルとロボガキの兄弟もやって来る。 ロボワル「はるばる来たぜ、ロボコン!」 ロボガキ「ロボコン村を見になぁ!」 ロボコン「わぁ、ブラジルからわざわざどうも! おいらが案内するよ。すごいんだぁ!」 町田巡査も、ロボコン村へやって来る。 町田「ありゃあ、ここがロボコン村か。いやぁ、故郷のリンゴ村を思い出すなぁ……」 子供たちは親たち、ロボットたちとともに、ロボコン村で楽しく遊ぶ。 その様子を、ガンツ先生が満足げに眺めている。 ガンツ「ロボコンの村長ぶりも板についておる。他のロボットたちも楽しそうだ。みんなそれぞれ成長した。これで安心だ…… うむ、安心だ」 よし子「ロボコン、たまには遊びに来てねぇ~!」 ロボコン「ありがとうね、じゃあねぇ~!」 最後にロボコンが画面を通じ、視聴者みんなに語りかける。 ロボコン「やぁ、どうもどうも! 君たちもね、ロボコン村に遊びに来てねぇ! おいら、待ってるからねぇ~。じゃあねぇ、バイバ~イ!」 #center(){&bold(){&big(){おわり}}}

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