七つの大罪 セブンデイズ ~盗賊と聖少女~(漫画版)の最終回

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七つの大罪 セブンデイズ ~盗賊と聖少女~(漫画版)の最終回 - (2019/06/27 (木) 09:09:37) の1つ前との変更点

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#center(){|&big(){&bold(){最終話 誓い}}|} バン「なっ、何なんだ、この化け物はッ!?」 異形の怪物がバンとエレインの前に現れた。 その怪物の口から光が溢れ出し――― バン「!!」 怪物の口から放たれた炎の弾が、妖精王の森を焼き払っていった。 エレイン「う・・・!」 バン「無事・・・だな♪」 バンは倒れてきた木からエレインを守っていた。 バン「ぐっ・・・」 エレイン「バン・・・しっかり」 バン「・・・ッ、一体・・あの化け物は・・・何だ!?」 エレイン「・・・この森の木々は決して自然界の炎では燃やすことはできない・・・それを燃やせるのは―――煉獄の炎だけ!!・・・間違いないわ・・魔神族よっ!!!」 バン「魔神・・・族・・・!?」 エレイン「でも・・・どうして!?魔神族は三千音前・・・古の聖戦で女神族に敗れ全て封印されたと聞いてたのに・・・それが何故!!?」 バン「エレイン!「生命の泉」は!?」 エレイン「大丈夫、とっさに・・・」 「生命の泉」はエレインの操る木の枝が取っていた。 バン「そうか・・・あの化け物何か探してやがる・・・狙いは泉かもしんねぇ!」 エレイン「バン!?」 バン「お前は杯を持って逃げろ!!」 バンが三節棍を取り出し、魔神の方に向かう。 エレイン「!!、逃げるって・・・そんな―――」 (この状況の森を置いて・・・!?バンを置いて!!?できない!!) 「逃げるならあなたも一緒に!!魔神はまだ私たちに気づいてないわ!!」 バン「だ~から、今のうち一発で仕留めんの♪」 バンが三節棍に魔力を込める。 エレイン(魔力!?バン何を・・・) バンは三節棍を魔神の体に突き刺し、引き抜いた。 バン「・・・・な?一発だ♪」 バンの手には、魔神から引き抜いた心臓が握られていたが・・・ 魔神「・・・?ガ・・・?」 エレイン「だめっ、バンッ!!魔神の心臓は一つじゃな」 飛び出したエレインの目に、体を裂かれるバンが映り、 エレイン自身も腹を貫かれていた。 魔神が左目から放った光線が二人を切り裂き、貫いたのだった。 エレイン「バ・・・」 バン「エレ・・・」 二人が倒れた。 魔神が二人に向かう中、エレインがバンの方へ這い寄っていく。 エレイン「バン・・・バ・・・ン!!」 バン(おぉ~っし!!今夜は朝まで語り明かすとするぜ~~~~♫) バン(お前はもう自由の身。そうだろ、エレイン) エレイン(嫌・・・ダメ・・・!!バンの生命が小さくなっていく・・・) 「バ・・・こ・・・この水を・・・お願い・・・・飲ん・・」 エレインが落とした杯をバンが受け取った。 エレイン(そう飲み干し・・・) バンは笑っていた。 バン(エレ・・・イン・・・この杯の水を・・・全部・・飲め・・お前は・・・生きろ!!) エレイン「・・・・!」 エレインは首を横に振るが・・・ バン(俺は・・・いい。どうせ・・・飲む力も・・・残っちゃ・・・いねぇ♪・・・だからお前・・・が・・・) バンが出した杯をエレインが受け取り・・・ エレイン「・・・・ッ・・・・」 飲み干した。 バン(それで・・・・いい・・・) そして、エレインはバンにキスをした。 バン「・・・・!?」 そのまま、エレインが飲んだ泉の水がバンの口に流し込まれていく。 バン「ぬんぐっ・・・っ・・・エレ・・・イ・・・やめ・・・んぐっ・・・」 魔神が二人の前まで来て、足を振り上げる。 エレイン(生きて・・・・) 魔神が二人を目がけて、足を下ろした。 バン「バカヤロウ・・・」 魔神「!?」 回復したバンはエレインを抱えて、飛び退いていた。 バン「待ってろ・・・すぐ終わらせる」 バンがエレインを下ろした。 魔神がバンに左手を叩きつけた。 魔神「??」 しかし、魔神の左手の方が裂けていた。 バン「オイ・・・勝負しようぜ~♫」 バンの体もボロボロになっていたが、生命の泉の力ですぐに傷が治っていく。 バン「どっちが先に―――ミンチになるかっ!!!!」 バン「おおおおおおおおおおっ」 バンと魔神が死闘を繰り広げる。 エレインが横目にその戦いを見ていた。 バン「あああああ」 エレイン「バン・・・ああ・・・燃えちゃう・・・みんな・・・なくなっちゃう・・・」 (私が守ってきた七百年も・・・バンと過ごした七日間も・・・・) バン(妖精王を探して連れ戻すんだよ♪なぁ・・・そうすりゃよお前はもう自由の身・・・) エレイン(淡い希望、甘やかな夢。バンの言葉を胸に森で待ち続ける。そして―――・・兄さんを連れ帰ってきたバンと私は一緒に旅を―――・・・) (・・・そんな未来はもう訪れない・・・けれど・・・せめて・・・あなただけは・・・これは・・・私のわがまま・・・たった一つの願い・・・バン・・・生きて・・・) そして――― 魔神は頭を潰され、息絶えていた。 バンはエレインの元に駆け寄る。 バン「エレイン・・・エレイン!!」 エレイン「バン・・・よかった・・・これを・・・」 エレインはバンに、種を乗せた一枚の葉っぱを渡した。 バン「アルカモの葉・・・?」 エレイン「この・・森の最後の・・・種・・・どこかに植え・・・て・・・」 バン「んなもん自分で・・・お前がやれ!!」 エレイン「森は・・・わかってたの・・・ね・・・あなたが・・守ってくれる・・・こと・・・」 バン「森なんかどうでもいい!!しっかりしろエレイン!!」 エレイン「私・・・すごくうれしかった・・・バンが・・・「そうするか?」って言って・・・くれたこと・・・」 バン「エレッ・・・」 エレイン「ねぇバン・・もう一度・・・ちゃんと・・聞か・・・」 バン「ああ・・・エレイン!いつか必ずお前を―――」 お前を奪う。 バンがその言葉を言い終わる前に、エレインは息絶えた・・・ バン「・・・最後まで・・・最後まで・・・言わせろよ・・・・」 2年後。 全焼した妖精王の森は、新たに生えた大樹を中心に草原として生まれ変わり、 妖精達もいた。 妖精「あっ!みんな!あのお方だ!妖精王が戻られたぞっ!!」 バンが来た。 妖精たち「バン様!」 「バン様だ!」 「お帰りなさい妖精王様!!」 バンが右手から血を注ぐと、大樹が大きくなっていった。 妖精たち「大樹がまだ成長した!」 「バン様が血を与えてらっしゃるんだ!」 背を向けたバンに、七百年前にエレインを置き去りにした、リーダー格の女妖精・グラードが話しかけてきた。 グラード「バン殿・・・貴殿の献身的な行いに感謝いたします。二年前、妖精王の森焼失後・・・・新たな土地に大樹の種を植え・・・こうして生命の泉と同等の血液を与えに来て下さり、我々は―――・・・」 バンは何も言わずに通り過ぎ、グラードは冷めた視線をバンに向ける・ バン「・・・来たぜ♪」 大樹の根元に、花に囲まれたエレインの亡骸が置かれていた。 バン「エレイン♪今日、ここに来る途中花が咲いてたんだ♪何つー花が知んねーけど。何だか懐かしくって・・・思わず摘んで来ちまった♪お前と同じ匂いはすんだぜ♪」 バンがエレインの横に花を置いた。 バン「元・賊のバンが花泥棒なんて柄じゃねぇよな~・・・・・エレイン・・・」 「必ずお前を生き返らせる。待っててくれ、何年・・・何十年・・・どれだけかかろうともたとえ――――俺の命を投げうってでも!!」 エレイン(うん・・・待ってる・・・) エレインの声が聞こえ、バンは振り向いたが、亡骸があるだけだった。 バン「ああ・・・任せろ♪」 去って行くバンを、エレインの幻が見ていた―――― バン「&ruby(バンデット){賊の}バンで通ってる。嬢ちゃんは?」 エレイン「子供じゃないわ・・・エレインよ・・・」 #center(){&big(){&bold(){END}}}
#center(){|&big(){&bold(){最終話 誓い}}|} バン「なっ、何なんだ、この化け物はッ!?」 異形の怪物がバンとエレインの前に現れた。 その怪物の口から光が溢れ出し――― バン「!!」 怪物の口から放たれた炎の弾が、妖精王の森を焼き払っていった。 エレイン「う・・・!」 バン「無事・・・だな♪」 バンは倒れてきた木からエレインを守っていた。 バン「ぐっ・・・」 エレイン「バン・・・しっかり」 バン「・・・ッ、一体・・あの化け物は・・・何だ!?」 エレイン「・・・この森の木々は決して自然界の炎では燃やすことはできない・・・それを燃やせるのは―――煉獄の炎だけ!!・・・間違いないわ・・魔神族よっ!!!」 バン「魔神・・・族・・・!?」 エレイン「でも・・・どうして!?魔神族は三千音前・・・古の聖戦で女神族に敗れ全て封印されたと聞いてたのに・・・それが何故!!?」 バン「エレイン!「生命の泉」は!?」 エレイン「大丈夫、とっさに・・・」 「生命の泉」はエレインの操る木の枝が取っていた。 バン「そうか・・・あの化け物何か探してやがる・・・狙いは泉かもしんねぇ!」 エレイン「バン!?」 バン「お前は杯を持って逃げろ!!」 バンが三節棍を取り出し、魔神の方に向かう。 エレイン「!!、逃げるって・・・そんな―――」 (この状況の森を置いて・・・!?バンを置いて!!?できない!!) 「逃げるならあなたも一緒に!!魔神はまだ私たちに気づいてないわ!!」 バン「だ~から、今のうち一発で仕留めんの♪」 バンが三節棍に魔力を込める。 エレイン(魔力!?バン何を・・・) バンは三節棍を魔神の体に突き刺し、引き抜いた。 バン「・・・・な?一発だ♪」 バンの手には、魔神から引き抜いた心臓が握られていたが・・・ 魔神「・・・?ガ・・・?」 エレイン「だめっ、バンッ!!魔神の心臓は一つじゃな」 飛び出したエレインの目に、体を裂かれるバンが映り、 エレイン自身も腹を貫かれていた。 魔神が左目から放った光線が二人を切り裂き、貫いたのだった。 エレイン「バ・・・」 バン「エレ・・・」 二人が倒れた。 魔神が二人に向かう中、エレインがバンの方へ這い寄っていく。 エレイン「バン・・・バ・・・ン!!」 バン(おぉ~っし!!今夜は朝まで語り明かすとするぜ~~~~♫) バン(お前はもう自由の身。そうだろ、エレイン) エレイン(嫌・・・ダメ・・・!!バンの生命が小さくなっていく・・・) 「バ・・・こ・・・この水を・・・お願い・・・・飲ん・・」 エレインが落とした杯をバンが受け取った。 エレイン(そう飲み干し・・・) バンは笑っていた。 バン(エレ・・・イン・・・この杯の水を・・・全部・・飲め・・お前は・・・生きろ!!) エレイン「・・・・!」 エレインは首を横に振るが・・・ バン(俺は・・・いい。どうせ・・・飲む力も・・・残っちゃ・・・いねぇ♪・・・だからお前・・・が・・・) バンが出した杯をエレインが受け取り・・・ エレイン「・・・・ッ・・・・」 飲み干した。 バン(それで・・・・いい・・・) そして、エレインはバンにキスをした。 バン「・・・・!?」 そのまま、エレインが飲んだ泉の水がバンの口に流し込まれていく。 バン「ぬんぐっ・・・っ・・・エレ・・・イ・・・やめ・・・んぐっ・・・」 魔神が二人の前まで来て、足を振り上げる。 エレイン(生きて・・・・) 魔神が二人を目がけて、足を下ろした。 バン「バカヤロウ・・・」 魔神「!?」 回復したバンはエレインを抱えて、飛び退いていた。 バン「待ってろ・・・すぐ終わらせる」 バンがエレインを下ろした。 魔神がバンに左手を叩きつけた。 魔神「??」 しかし、魔神の左手の方が裂けていた。 バン「オイ・・・勝負しようぜ~♫」 バンの体もボロボロになっていたが、生命の泉の力ですぐに傷が治っていく。 バン「どっちが先に―――ミンチになるかっ!!!!」 バン「&bold(){おおおおおおおっ!!}」 バンと魔神が死闘を繰り広げる。 エレインが横目にその戦いを見ていた。 バン「&bold(){あああああ!}」 エレイン「バン・・・ああ・・・燃えちゃう・・・みんな・・・なくなっちゃう・・・」 (私が守ってきた七百年も・・・バンと過ごした七日間も・・・・) バン(妖精王を探して連れ戻すんだよ♪なぁ・・・そうすりゃよお前はもう自由の身・・・) エレイン(淡い希望、甘やかな夢。バンの言葉を胸に森で待ち続ける。そして―――・・兄さんを連れ帰ってきたバンと私は一緒に旅を―――・・・) (・・・そんな未来はもう訪れない・・・けれど・・・せめて・・・あなただけは・・・これは・・・私のわがまま・・・たった一つの願い・・・バン・・・生きて・・・) そして――― 魔神は頭を潰され、息絶えていた。 バンはエレインの元に駆け寄る。 バン「エレイン・・・エレイン!!」 エレイン「バン・・・よかった・・・これを・・・」 エレインはバンに、種を乗せた一枚の葉っぱを渡した。 バン「アルカモの葉・・・?」 エレイン「この・・森の最後の・・・種・・・どこかに植え・・・て・・・」 バン「んなもん自分で・・・お前がやれ!!」 エレイン「森は・・・わかってたの・・・ね・・・あなたが・・守ってくれる・・・こと・・・」 バン「森なんかどうでもいい!!しっかりしろエレイン!!」 エレイン「私・・・すごくうれしかった・・・バンが・・・「そうするか?」って言って・・・くれたこと・・・」 バン「エレッ・・・」 エレイン「ねぇバン・・もう一度・・・ちゃんと・・聞か・・・」 バン「ああ・・・エレイン!いつか必ずお前を―――」 お前を奪う。 バンがその言葉を言い終わる前に、エレインは息絶えた・・・ バン「・・・最後まで・・・最後まで・・・言わせろよ・・・・」 2年後。 全焼した妖精王の森は、新たに生えた大樹を中心に草原として生まれ変わり、 妖精達もいた。 妖精「あっ!みんな!あのお方だ!妖精王が戻られたぞっ!!」 そこへ来たのはバンだった。 妖精たち「バン様!」 「バン様だ!」 「お帰りなさい妖精王様!!」 バンが右手から血を注ぐと、大樹が大きくなっていった。 妖精たち「大樹がまだ成長した!」 「バン様が血を与えてらっしゃるんだ!」 背を向けたバンに、七百年前にエレインを置き去りにした、リーダー格の女妖精・グラードが話しかけてきた。 グラード「バン殿・・・貴殿の献身的な行いに感謝いたします。二年前、妖精王の森焼失後・・・・新たな土地に大樹の種を植え・・・こうして生命の泉と同等の血液を与えに来て下さり、我々は―――・・・」 バンは何も言わずに通り過ぎ、グラードは冷めた視線をバンに向ける・ バン「・・・来たぜ♪」 大樹の根元に、花に囲まれたエレインの亡骸が置かれていた。 バン「エレイン♪今日、ここに来る途中花が咲いてたんだ♪何つー花が知んねーけど。何だか懐かしくって・・・思わず摘んで来ちまった♪お前と同じ匂いはすんだぜ♪」 バンがエレインの横に花を置いた。 バン「元・賊のバンが花泥棒なんて柄じゃねぇよな~・・・・・エレイン・・・」 「必ずお前を生き返らせる。待っててくれ、何年・・・何十年・・・どれだけかかろうともたとえ――――俺の命を投げうってでも!!」 エレイン(うん・・・待ってる・・・) エレインの声が聞こえ、バンは振り向いたが、亡骸があるだけだった。 バン「ああ・・・任せろ♪」 去って行くバンを、エレインの幻が見ていた―――― バン「&ruby(バンデット){賊の}バンで通ってる。嬢ちゃんは?」 エレイン「子供じゃないわ・・・エレインよ・・・」 #center(){&big(){&bold(){END}}}

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