遊戯王デュエルモンスターズの第195話

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遊戯王デュエルモンスターズの第195話 - (2023/08/09 (水) 11:51:13) の1つ前との変更点

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#center(){&big(){&bold(){戦女神VS青眼の白龍}}} 「海馬…ワルキューレの呪いはまだ始まったばかりだよ。"ニーベルングの指輪"の効果で君はカードを2枚ドロー。 その中にモンスターカードが含まれていれば、1枚墓地へ送らなければならない。」 「ふん、何が呪いだ。俺のターン!ドロー!モンスターカードはない。カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」 「ふん。だが、君の場にある"XYZ-ドラゴンキャノン"は"ニーベルングの指輪"の効果によってコントロールする事はできない。」 「またダイレクトアタックが…。」 「私のターン!ドロー!行くぞ、海馬!私は"ワルキューレ・ツヴァイト"でプレイヤーにダイレクトアタック!」 |ワルキューレ・ツヴァイト:攻撃力1600→800| 「リバースカード、オープン!"攻撃誘導アーマー"!そのアーマーを装着したモンスターに攻撃は誘導されていく!」 「リバースカード、オープン!"ウォーダンの裁き"!」 停止する 「このカードはモンスターが攻撃して来た時に発動。手札の魔法カードとデッキの1番上のカードと交換する事で、バトルフェイズを終了させる。」 「ちっ!」 「小賢しい手を。だが、そのおかげで運命を司る3姉妹の女神が揃った。」 「…。」 「見よ!永続魔法"女神ウルドの祭壇"!"女神ベルダンディの導き"!"女神スクルドの託宣"!」 「出やがったな、3姉妹の女神!」 「城之内君を苦しめたモンスター封殺コンボ…。」 「相手の手札を覗く姑息な戦術か…鼠には相応しい。」 「それは違う。私は運命に愛されていればこそ、その囁きを聞く事が許されるのだ。未来を司りし"スクルド"よ、来るべき未来を私に示せ!」 ("青眼の白龍"が3枚だと!?) 「何を青褪めている?破滅の未来が見えたか?」 「… デッキはそのままだ!変更はしない!"女神ベルダンディの導き"によって、私は現在を知る。」 「一番上のカードを言い当てよ。モンスターカードだ!」 「当たっていたら、カードを裏守備表示で場に召喚して貰う。」 「茶番を。」 「そして、過去を司る"女神スクルド"のそのカードを裁断する!正解すれば、そのカードはゲームから除外される。さあ!ヴァルハラへ旅立て!"青眼の白龍"!」 青眼が除外される 「"青眼"が…!」 「消えた!」 「ターンエンド。」 「ふん。」 (海馬、その引きの強さが逆にお前を苦しめる事になる。次に引く2体の青眼のうち、1体はニーベルングの指輪によって墓地に行く。 そしてアルテストの特殊効果が墓地の青眼と同じ攻撃力を得る。アルテストとフォーチュンチャリオットの攻撃が決まればそれで終わりだ…!) 「俺のターン!ドロー!」 「海馬、私には分かっている。ニーベルングの指輪の効果により、君が引いたモンスターカードを墓地へ送って貰おう!」 青眼を墓地へ送る海馬 (これでエンド宣言をすれば…。) 「俺は手札より、死者蘇生を発動する!」 「何!?」 「墓地より蘇れ!出でよ、青眼の白龍!」 「やったぜ、兄様!」 「ついに出やがった!」 「俺の青眼を貴様の勝手にはさせん!青眼でワルキューレ・ツヴァイトを攻撃!滅びのバーストストリーム!」 「フォーチュンチャリオットの犠牲により、ワルキューレ・ツヴァイトの破壊は免れる!」 |ジーク:LP2500→1100| 「どんなもんだい!これでライフポイントが並んだぜ!」 「ターンエンドだ。ふん、何が運命の囁きだ?そんなもの、青眼の咆哮で掻き消してくれる!」 「くっ…私のターン、ドロー!3姉妹の女神の効果発動!」 「3番目のカードを1番上に置け。」 「そのカードはモンスターカード!消えろ、エメラルド・ドラゴン!」 エメラルド・ドラゴンが除外される 「さらに手札から魔法カード、グリフォンの羽根箒を発動。このカードは私のフィールドにある全ての魔法・罠カードを破壊し、破壊したカード1枚につき、ライフポイントを500回復する。」 |ジーク:LP1100→2600| 「折角青眼が与えたダメージが…。」 「さらに私は場のワルキューレアルテスト、ワルキューレツヴァイトを生贄にワルキューレブリュンヒルデを守備表示で召喚!」 ブリュンヒルデが召喚される 「ターンエンドだ。海馬、次のカードを知る楽しみを奪って悪いが1枚はモンスターカードだよ。」 「はっ!俺のターン、ドロー!」 「ニーベルングの指輪の効果を発動!モンスターカードを墓地に送れ!」 「青眼が1体あればそれで充分。行け、青眼!滅びのバーストストリーム!」 「ブリュンヒルデの特殊効果発動。守備力を1000下げる事で、バトルによる破壊は免れる。」 |ブリュンヒルデ:守備力2000→1000| 「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」 「残念だったな、海馬。」 「だが守備力が0になればその効果は効かなくなる。」 「勿論、承知している。私のターン!ドロー!ワルキューレブリュンヒルデを攻撃表示に変更!」 「ブリュンヒルデの攻撃力は場のドラゴン族モンスター1体につき300ポイントアップする!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→2100| 「さらに手札から、装備魔法、霊剣-ノートゥングを発動!」 「この剣が装備された時、相手のドラゴン族は全てゲームから取り除かれる。」 「青眼が一瞬で…!」 「兄様!」 「そして装備モンスターは攻撃力を400ポイントアップする!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→2200| 「ノートゥングの力はそれだけではない。バトルする全てのドラゴン族を破壊し、一切のダメージは受けない!そう!この剣はドラゴン抹殺の剣!さらに手札により、天馬の翼を発動! このカードは墓地にフォーチュンチャリオットがある時に発動。ワルキューレと名のつくモンスターはこのターン半分の攻撃力で相手プレイヤーにダイレクトアタックする事ができる。」 |ブリュンヒルデ:攻撃力2200→1100| 「だが、貴様も知っている筈だ。俺の伏せカードが何と言う事を。」 「それでも君から550ポイントライフを削り取る事ができる。ゆけ、ブリュンヒルデ!プレイヤーへダイレクトアタック!」 「リバースカードオープン!収縮!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1100→550| 「構わん!」 「…!」 「うわああっ!」 |海馬:LP1100→550| 「兄様!」 「エピローグは近い。私はこの時をどれ程待ち望んでいた事か。君と初めて出会ったあの日から!そう、あの日から私の中に君が消える事なく住み着いた。 まだ君の義父、海馬剛三郎が社長だった頃… 同じ兵器産業企業として我がシュレイダー社はその後塵を拝していた。私の父にとってそれは屈辱以外の何物でもなかった。 由緒あるシュレイダー家が高々成り上がりの企業に負ける事などあってはならなかったのだ。 私は次期後継者として、海馬コーポレーション、いや、同じく次期後継者となるであろう海馬瀬人、君を乗り越え、叩き潰すよう徹底的に教育された。」 写真立てが割れる 「父が海馬コーポレーションを滾らせれば滾らせる程我がシュレイダー社の業績は悪化の一途を辿った。 父はショックと心労が重なり一線を退いた。 父の名を社長に据えたまま、私は実質的にシュレイダー社の実権を担わされた。そして私が最初に行った事は兵器産業部門からの撤退、そしてゲームアミューズメント産業への新たな参入だった。 海馬コーポレーションへの拘りを捨て、私は自滅の道を防いだ。だが…」 「ジークフリード様!たった今、海馬コーポレーションからの発表が。」 「うん?」 「新たに社長となった海馬瀬人の英断で兵器産業部門を閉鎖し、ゲーム・アミューズメント産業へ全面的に切り替えると…」 「ん…?な…!何だと!?」 「それから私は迫り来る君の影を振り切るように来る日も来る日もゲーム開発に没頭した。 そして私はデュエルモンスターズに革新が齎されるであろう画期的な開発に成功した!」 「しかし… 遅かった… ソリッドビジョン開発の特許は僅かな差で君の手に奪われた。」 「そんな事が。」 「だが、ここに来てようやく運命が私に微笑みかけて来た。 海馬コーポレーションの株価が低迷し、信用を失っているタイミングで私が君を倒せば、あのペガサスが君を見限り、我がシュレイダー社を新たなパートナーに選ぶだろう!」 「それがお前の目的か?」 「海馬!君が仕向けたこの闘いに文字通り海馬コーポレーションの運命がかかっていたのだよ!」 「だからどうした?」 「何?」 「貴様如きがご大層に語る俺との因縁… この俺には全く関係のない事だ!貴様が吐く空疎な言葉など、俺の胸に些かも届かぬ!」 「海馬…!」 「教えてやろう。俺と貴様のデュエリストとしての徹底的な差を!俺のターン!ドロー!モンスターカードはない。 俺は手札から魔法カード天使の施しを発動。デッキから3枚カードを引き、手札から2枚捨てる。」 「うまい!これならモンスターカードを引いても墓地へ送る必要はねえ。」 「うん!」 「どうやら始まるな… 海馬の逆襲が。」 「俺はこの2枚を捨てる。」 「何?青眼を墓地へ?」 「そして、墓地の青眼と漆黒のドラゴンを除外する事により、俺は混沌帝龍を攻撃表示で召喚する!」 「無駄だ!霊剣-ノートゥングに切れるドラゴンなどいない!」 「いや、混沌帝龍の特殊能力はお互いの手札と場にあるカードを墓地に送る。」 「だが、その効果を使うには1000ポイントのライフを払わなければならない。お前のライフポイント…」 「カードを1枚伏せ!そして、手札より速攻魔法、非常食を発動!場の魔法・罠カードを墓地へ送る事で、ライフを1000回復する。」 「何?」 |海馬:LP550→1550| 「そして、ライフポイントを1000払い、混沌帝龍の特殊効果を発動!」 |海馬:LP1550→550| 「全てを蹴散らせ!セメタリー・オブ・ファイヤー!」 「……。」 「この効果で墓地に送ったカード1枚につき、300ポイント貴様にダメージを与える。」 |ジーク:LP2600→1100| 「どうだ?これで運命の囁きは聞こえまい。」 「私のターン、ドロー!手札より強欲な壷を発動!デッキからカードを2枚ドロー!手札より永続魔法、魔力の布施を発動!このカードは発動時に1000ポイントのライフを回復する。」 |ジーク:LP1100→2100| 「そして毎ターン毎に魔法カードの使用枚数を宣言し、その枚数1枚につき、500ポイント互いにライフを回復する。宣言枚数に足りない場合は1000ポイントのダメージを受ける。私の宣言枚数は1枚!」 |ジーク:LP2100→2600| |海馬:LP550→1050| 「さらに手札から魔法カード、終幕の光を発動!ライフポイントを1000払い、墓地より、光属性モンスターを特殊召喚する事ができる。」 |ジーク:LP2600→1600| 「蘇れ、ブリュンヒルデ!」 「相手プレイヤーは墓地から攻撃力2000以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する事ができる。」 「ならば、俺はグランドドラゴンを特殊召喚!」 「ブリュンヒルデの効果により、ドラゴン族1体につき、300ポイント攻撃力アップ!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→2100| 「ワルキューレブリュンヒルデでグランドドラゴンを攻撃!」 |海馬:LP1050→950| 「形勢逆転だな、海馬。ターンエンド。」 「俺のターン。ドロー!俺の魔法カードの宣言枚数は4枚!」 「何?手札1枚で4枚を宣言するだと?」 |ジーク:LP1600→3600| 「そうだ。その4枚で貴様を葬る。」 |海馬:LP950→2950| 「な…本当に引けるとでも…!?」 「1枚目!俺は手札により、命削りの宝札を発動!手札を5枚になるようにドローし、5ターン後全ての手札を墓地に送る。」 「何!?」 「2枚目。手札から、魔法カード、魂の解放を発動!互いの墓地から5枚までカードを選択し、ゲームから除外する。俺は墓地より、混沌帝龍を取り除く! 3枚目!手札から魔法再生を発動。手札から魔法カードを墓地に送り、自分の墓地から魔法カード1枚を手札に加える。 4枚目。ライフポイントを2000払い、手札より次元融合を発動!」 |海馬:LP2950→950| 「互いに除外されたモンスターをそれぞれの場合可能な限り特殊召喚する!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→3300| 「愚かな!ブリュンヒルデの攻撃力はドラゴンの数だけアップする!ブリュンヒルデの攻撃力に太刀打ちできるドラゴンなど…」 「エメラルド・ドラゴンでブリュンヒルデを攻撃!」 「!」 |海馬:LP950→50| 「ライフが50に!」 「兄様…。」 「血迷ったか、海馬!?」 |ブリュンヒルデ:攻撃力3300→3000| 「ドラゴンが減って、ブリュンヒルデの攻撃力が下がっているぞ!」 「混沌帝龍でブリュンヒルデを攻撃!」 「相打ちなら、守備力を1000下げる事でブリュンヒルデの破壊は免れる。」 |ブリュンヒルデ:攻撃力3000→2700&br()守備力2000→1000| 「青眼の白龍でブリュンヒルデを攻撃!滅びのバーストストリーム!」 |ブリュンヒルデ:守備力1000→0| |ジーク:LP3300→3000| 「これでブリュンヒルデの特殊効果は使えなくなる。青眼の白龍でブリュンヒルデを攻撃!滅びのバーストストリーム!」 「わ、私の… ワルキューレが…。」 |ジーク:LP3300→3000| 「最後の青眼… 哀れな没落貴族に鎮魂歌を聴かせてやれ!プレイヤーへダイレクトアタック!滅びのバーストストリーム!」 「ああああああああっ!!」 |ジーク:LP3000→0| 「おのれ…。」 「ふん… 所詮鼠は鼠、百獣の王たるこの俺に勝てる道理などない!」 「…。」 「やったあ、兄様!」 「凄い…。」 「ククク、フハハハハハ!フハハハハハ!アハハハハハ!」 #center(){ (続く) }
#center(){&big(){&bold(){戦女神VS青眼の白龍}}} 「海馬…ワルキューレの呪いはまだ始まったばかりだよ。"ニーベルングの指輪"の効果で君はカードを2枚ドロー。 その中にモンスターカードが含まれていれば、1枚墓地へ送らなければならない。」 「ふん、何が呪いだ。俺のターン!ドロー!モンスターカードはない。カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」 「ふん。だが、君の場にある"XYZ-ドラゴンキャノン"は"ニーベルングの指輪"の効果によってコントロールする事はできない。」 「またダイレクトアタックが…。」 「私のターン!ドロー!行くぞ、海馬!私は"ワルキューレ・ツヴァイト"でプレイヤーにダイレクトアタック!」 |ワルキューレ・ツヴァイト:攻撃力1600→800| 「リバースカード、オープン!"攻撃誘導アーマー"!そのアーマーを装着したモンスターに攻撃は誘導されていく!」 「リバースカード、オープン!"ウォーダンの裁き"!」 停止する 「このカードはモンスターが攻撃して来た時に発動。手札の魔法カードとデッキの1番上のカードと交換する事で、バトルフェイズを終了させる。」 「ちっ!」 「小賢しい手を。だが、そのおかげで運命を司る3姉妹の女神が揃った。」 「…。」 「見よ!永続魔法"女神ウルドの祭壇"!"女神ベルダンディの導き"!"女神スクルドの託宣"!」 「出やがったな、3姉妹の女神!」 「城之内君を苦しめたモンスター封殺コンボ…。」 「相手の手札を覗く姑息な戦術か…鼠には相応しい。」 「それは違う。私は運命に愛されていればこそ、その囁きを聞く事が許されるのだ。未来を司りし"スクルド"よ、来るべき未来を私に示せ!」 ("青眼の白龍"が3枚だと!?) 「何を青褪めている?破滅の未来が見えたか?」 「… デッキはそのままだ!変更はしない!"女神ベルダンディの導き"によって、私は現在を知る。」 「一番上のカードを言い当てよ。モンスターカードだ!」 「当たっていたら、カードを裏守備表示で場に召喚して貰う。」 「茶番を。」 「そして、過去を司る"女神スクルド"のそのカードを裁断する!正解すれば、そのカードはゲームから除外される。さあ!ヴァルハラへ旅立て!"青眼の白龍"!」 青眼が除外される 「"青眼"が…!」 「消えた!」 「ターンエンド。」 「ふん。」 (海馬、その引きの強さが逆にお前を苦しめる事になる。次に引く2体の青眼のうち、1体はニーベルングの指輪によって墓地に行く。 そしてアルテストの特殊効果が墓地の青眼と同じ攻撃力を得る。アルテストとフォーチュンチャリオットの攻撃が決まればそれで終わりだ…!) 「俺のターン!ドロー!」 「海馬、私には分かっている。ニーベルングの指輪の効果により、君が引いたモンスターカードを墓地へ送って貰おう!」 青眼を墓地へ送る海馬 (これでエンド宣言をすれば…。) 「俺は手札より、死者蘇生を発動する!」 「何!?」 「墓地より蘇れ!出でよ、青眼の白龍!」 「やったぜ、兄様!」 「ついに出やがった!」 「俺の青眼を貴様の勝手にはさせん!青眼でワルキューレ・ツヴァイトを攻撃!滅びのバーストストリーム!」 「フォーチュンチャリオットの犠牲により、ワルキューレ・ツヴァイトの破壊は免れる!」 |ジーク:LP2500→1100| 「どんなもんだい!これでライフポイントが並んだぜ!」 「ターンエンドだ。ふん、何が運命の囁きだ?そんなもの、青眼の咆哮で掻き消してくれる!」 「くっ…私のターン、ドロー!3姉妹の女神の効果発動!」 「3番目のカードを1番上に置け。」 「そのカードはモンスターカード!消えろ、エメラルド・ドラゴン!」 エメラルド・ドラゴンが除外される 「さらに手札から魔法カード、グリフォンの羽根箒を発動。このカードは私のフィールドにある全ての魔法・罠カードを破壊し、破壊したカード1枚につき、ライフポイントを500回復する。」 |ジーク:LP1100→2600| 「折角青眼が与えたダメージが…。」 「さらに私は場のワルキューレアルテスト、ワルキューレツヴァイトを生贄にワルキューレブリュンヒルデを守備表示で召喚!」 ブリュンヒルデが召喚される 「ターンエンドだ。海馬、次のカードを知る楽しみを奪って悪いが1枚はモンスターカードだよ。」 「はっ!俺のターン、ドロー!」 「ニーベルングの指輪の効果を発動!モンスターカードを墓地に送れ!」 「青眼が1体あればそれで充分。行け、青眼!滅びのバーストストリーム!」 「ブリュンヒルデの特殊効果発動。守備力を1000下げる事で、バトルによる破壊は免れる。」 |ブリュンヒルデ:守備力2000→1000| 「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。」 「残念だったな、海馬。」 「だが守備力が0になればその効果は効かなくなる。」 「勿論、承知している。私のターン!ドロー!ワルキューレブリュンヒルデを攻撃表示に変更!」 「ブリュンヒルデの攻撃力は場のドラゴン族モンスター1体につき300ポイントアップする!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→2100| 「さらに手札から、装備魔法、霊剣-ノートゥングを発動!」 「この剣が装備された時、相手のドラゴン族は全てゲームから取り除かれる。」 「青眼が一瞬で…!」 「兄様!」 「そして装備モンスターは攻撃力を400ポイントアップする!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→2200| 「ノートゥングの力はそれだけではない。バトルする全てのドラゴン族を破壊し、一切のダメージは受けない!そう!この剣はドラゴン抹殺の剣!さらに手札により、天馬の翼を発動! このカードは墓地にフォーチュンチャリオットがある時に発動。ワルキューレと名のつくモンスターはこのターン半分の攻撃力で相手プレイヤーにダイレクトアタックする事ができる。」 |ブリュンヒルデ:攻撃力2200→1100| 「だが、貴様も知っている筈だ。俺の伏せカードが何と言う事を。」 「それでも君から550ポイントライフを削り取る事ができる。ゆけ、ブリュンヒルデ!プレイヤーへダイレクトアタック!」 「リバースカードオープン!収縮!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1100→550| 「構わん!」 「…!」 「うわああっ!」 |海馬:LP1100→550| 「兄様!」 「エピローグは近い。私はこの時をどれ程待ち望んでいた事か。君と初めて出会ったあの日から!そう、あの日から私の中に君が消える事なく住み着いた。 まだ君の義父、海馬剛三郎が社長だった頃… 同じ兵器産業企業として我がシュレイダー社はその後塵を拝していた。私の父にとってそれは屈辱以外の何物でもなかった。 由緒あるシュレイダー家が高々成り上がりの企業に負ける事などあってはならなかったのだ。 私は次期後継者として、海馬コーポレーション、いや、同じく次期後継者となるであろう海馬瀬人、君を乗り越え、叩き潰すよう徹底的に教育された。」 写真立てが割れる 「父が海馬コーポレーションを滾らせれば滾らせる程我がシュレイダー社の業績は悪化の一途を辿った。 父はショックと心労が重なり一線を退いた。 父の名を社長に据えたまま、私は実質的にシュレイダー社の実権を担わされた。そして私が最初に行った事は兵器産業部門からの撤退、そしてゲームアミューズメント産業への新たな参入だった。 海馬コーポレーションへの拘りを捨て、私は自滅の道を防いだ。だが…」 「ジークフリード様!たった今、海馬コーポレーションからの発表が。」 「うん?」 「新たに社長となった海馬瀬人の英断で兵器産業部門を閉鎖し、ゲーム・アミューズメント産業へ全面的に切り替えると…」 「ん…?な…!何だと!?」 「それから私は迫り来る君の影を振り切るように来る日も来る日もゲーム開発に没頭した。 そして私はデュエルモンスターズに革新が齎されるであろう画期的な開発に成功した!」 「しかし… 遅かった… ソリッドビジョン開発の特許は僅かな差で君の手に奪われた。」 「そんな事が。」 「だが、ここに来てようやく運命が私に微笑みかけて来た。 海馬コーポレーションの株価が低迷し、信用を失っているタイミングで私が君を倒せば、あのペガサスが君を見限り、我がシュレイダー社を新たなパートナーに選ぶだろう!」 「それがお前の目的か?」 「海馬!君が仕向けたこの闘いに文字通り海馬コーポレーションの運命がかかっていたのだよ!」 「だからどうした?」 「何?」 「貴様如きがご大層に語る俺との因縁… この俺には全く関係のない事だ!貴様が吐く空疎な言葉など、俺の胸に些かも届かぬ!」 「海馬…!」 「教えてやろう。俺と貴様のデュエリストとしての徹底的な差を!俺のターン!ドロー!モンスターカードはない。 俺は手札から魔法カード天使の施しを発動。デッキから3枚カードを引き、手札から2枚捨てる。」 「うまい!これならモンスターカードを引いても墓地へ送る必要はねえ。」 「うん!」 「どうやら始まるな… 海馬の逆襲が。」 「俺はこの2枚を捨てる。」 「何?青眼を墓地へ?」 「そして、墓地の青眼と漆黒のドラゴンを除外する事により、俺は混沌帝龍を攻撃表示で召喚する!」 「無駄だ!霊剣-ノートゥングに切れるドラゴンなどいない!」 「いや、混沌帝龍の特殊能力はお互いの手札と場にあるカードを墓地に送る。」 「だが、その効果を使うには1000ポイントのライフを払わなければならない。お前のライフポイント…」 「カードを1枚伏せ!そして、手札より速攻魔法、非常食を発動!場の魔法・罠カードを墓地へ送る事で、ライフを1000回復する。」 「何?」 |海馬:LP550→1550| 「そして、ライフポイントを1000払い、混沌帝龍の特殊効果を発動!」 |海馬:LP1550→550| 「全てを蹴散らせ!セメタリー・オブ・ファイヤー!」 「……。」 「この効果で墓地に送ったカード1枚につき、300ポイント貴様にダメージを与える。」 |ジーク:LP2600→1100| 「どうだ?これで運命の囁きは聞こえまい。」 「私のターン、ドロー!手札より強欲な壺を発動!デッキからカードを2枚ドロー!手札より永続魔法、魔力の布施を発動!このカードは発動時に1000ポイントのライフを回復する。」 |ジーク:LP1100→2100| 「そして毎ターン毎に魔法カードの使用枚数を宣言し、その枚数1枚につき、500ポイント互いにライフを回復する。宣言枚数に足りない場合は1000ポイントのダメージを受ける。私の宣言枚数は1枚!」 |ジーク:LP2100→2600| |海馬:LP550→1050| 「さらに手札から魔法カード、終幕の光を発動!ライフポイントを1000払い、墓地より、光属性モンスターを特殊召喚する事ができる。」 |ジーク:LP2600→1600| 「蘇れ、ブリュンヒルデ!」 「相手プレイヤーは墓地から攻撃力2000以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する事ができる。」 「ならば、俺はグランドドラゴンを特殊召喚!」 「ブリュンヒルデの効果により、ドラゴン族1体につき、300ポイント攻撃力アップ!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→2100| 「ワルキューレブリュンヒルデでグランドドラゴンを攻撃!」 |海馬:LP1050→950| 「形勢逆転だな、海馬。ターンエンド。」 「俺のターン。ドロー!俺の魔法カードの宣言枚数は4枚!」 「何?手札1枚で4枚を宣言するだと?」 |ジーク:LP1600→3600| 「そうだ。その4枚で貴様を葬る。」 |海馬:LP950→2950| 「な…本当に引けるとでも…!?」 「1枚目!俺は手札により、命削りの宝札を発動!手札を5枚になるようにドローし、5ターン後全ての手札を墓地に送る。」 「何!?」 「2枚目。手札から、魔法カード、魂の解放を発動!互いの墓地から5枚までカードを選択し、ゲームから除外する。俺は墓地より、混沌帝龍を取り除く! 3枚目!手札から魔法再生を発動。手札から魔法カードを墓地に送り、自分の墓地から魔法カード1枚を手札に加える。 4枚目。ライフポイントを2000払い、手札より次元融合を発動!」 |海馬:LP2950→950| 「互いに除外されたモンスターをそれぞれの場合可能な限り特殊召喚する!」 |ブリュンヒルデ:攻撃力1800→3300| 「愚かな!ブリュンヒルデの攻撃力はドラゴンの数だけアップする!ブリュンヒルデの攻撃力に太刀打ちできるドラゴンなど…」 「エメラルド・ドラゴンでブリュンヒルデを攻撃!」 「!」 |海馬:LP950→50| 「ライフが50に!」 「兄様…。」 「血迷ったか、海馬!?」 |ブリュンヒルデ:攻撃力3300→3000| 「ドラゴンが減って、ブリュンヒルデの攻撃力が下がっているぞ!」 「混沌帝龍でブリュンヒルデを攻撃!」 「相打ちなら、守備力を1000下げる事でブリュンヒルデの破壊は免れる。」 |ブリュンヒルデ:攻撃力3000→2700&br()守備力2000→1000| 「青眼の白龍でブリュンヒルデを攻撃!滅びのバーストストリーム!」 |ブリュンヒルデ:守備力1000→0| |ジーク:LP3300→3000| 「これでブリュンヒルデの特殊効果は使えなくなる。青眼の白龍でブリュンヒルデを攻撃!滅びのバーストストリーム!」 「わ、私の… ワルキューレが…。」 |ジーク:LP3300→3000| 「最後の青眼… 哀れな没落貴族に鎮魂歌を聴かせてやれ!プレイヤーへダイレクトアタック!滅びのバーストストリーム!」 「ああああああああっ!!」 |ジーク:LP3000→0| 「おのれ…。」 「ふん… 所詮鼠は鼠、百獣の王たるこの俺に勝てる道理などない!」 「…。」 「やったあ、兄様!」 「凄い…。」 「ククク、フハハハハハ!フハハハハハ!アハハハハハ!」 #center(){ (続く) }

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