ホワイトハウスなどの議事堂付近の朝のワシントンD.C。 キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースが走っていた。 スティーブ「左失礼」 男「左ね、はいはいどうも」 スティーブはサム・ウィルソンを通過する。 サム「もう、言うな、言うなよ」 スティーブ「左失礼」 サムは走る運動に疲れて、木に座り込んでいた。 スティーブ「衛生兵を呼ぶか?」 サム「肺を取り換えてくれよ、あんた20キロ、30分で走ったんだよな」 スティーブ「そうか、遅すぎるか」 サム「まじか、そいつは残念だったな。もう一周してこい。行ってきた ? もう一周してきた?」 スティーブ「どこの所属だ?」 サム「第58の落下傘部隊、今、退役軍人庁にいる。サム・ウィルソンだ」 スティーブ「スティーブ・ロジャーズ」 2人がそれぞれ自己紹介すると、スティーブはサムの手をつかんで立ち上がらせる。 サム「だろうと思った、大変だったろ?数百年たって目覚めちゃ」 スティーブ「いろいろ、慣れないね、じゃあなサム」 スティーブが立ち去る中、サムが呼びかける。 サム「特にベットだろ?」 スティーブ「何?」 サム「ベットが柔らか過ぎる、戦場じゃあ地面に寝転がって枕にしてたってのに…出来て顔からベットじゃなんだか…」 スティーブ「マシュマロみたい?寝てると沈みそうだ。戦場には?」 サム「二度行った、昔が懐かしいか?」 スティーブ「まあ…今も悪くない。食べ物がうまい、昔は茹でるだけ取るのもなくなったし、ネットも好きだ。今を知るのに役に立つ」 サム「マーヴィン・ゲイの72年のトラブル・マンってサウンドだ。あんたがいない間の事があれに詰まってる」 スティーブ「リストに載せとくよ」 スティーブはメモ帳にトラブル・マンと書く中、スマホの着信に気づき取り出して画面を見る、そこには「任務、即合流せよ(翻訳字幕)」と書かれていた。 スティーブ「じゃあな、サム。任務が入った」 サム「お疲れ」 スティーブ「歩いて走ったんだよな?」 サム「おい、それはないだろ ?」 スティーブ「本当の事だ」 サム「全く。退役軍人省に来ることがあったら、呼んでくれよ。受付の女の子達に自慢したいか?」 スティーブ「覚えとくよ」 するとブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが車に乗ってやってくる。 ブラック「ねえ、そこの人、スミソニアン博物館どっち?化石を拾いに来たんだけど」 スティーブ「よく、言うよ」