|CENTER:BGCOLOR(#000000):COLOR(#6fa8dc):&bold(){&big(){MINORITY REPORT}}| 配給会社のオープニングと映画のタイトルが映された後、夫妻のキスのシーンとなり、その後に浮気とによるものと思われる殺害現場のシーンが映され、そのシーンの中で映像の殆どが巻き戻される。 |上述のシーンの映像。&br()&br()ハワード「眼鏡なしじゃ見えない」&br()サラ「ハワード、泣かないで」| 変わってとある施設で水に浸ってたアガサが何かを言う。 アガサ「殺人が…」 変わって彫刻機械によって2つの木製のキューブがそれぞれ丸状になり、パイプを通り落ちる。 それぞれのボールは被害者と書かれた場所に出る。 そのボールには被害者の名前である「サラ・マークス」「ドナルド・ドゥービン」が彫られていた。 ワシントンD.C 犯罪予防局。 そこにはジョン・アンダートンがいて、何らかの準備をしていた。 ケイシー「ご苦労さま」 ジョン「陣痛はまだ来ない?」 ケイシー「こき使われて、胃が痛いわ」 西暦2054年。 変わってもう片方のボールには加害者の所に出て、被害者同様に加害者の名前「ハワード・マーク」と彫られていた。 ジョンは同僚のジャッドの元へ行く。 ジャッド「レッドボールだ。害者は2人。カップルみたいだ。加害者は40代白人男性。アガサが予告した犯行時間は8時4分。双子はそこまではっきり予知できてない。場所は依然不明。立会人は既にスタンバイしている。事件番号は1108だ」 ジョンは2つの木製のボールを取り出し、プリコグである3人を見た後、モニターを通じて2人のキャサリンとフランクと話す。 ジョン「おはようプリコグ達。事件番号1108。プリコグが予知した殺人事件をホロスフィアに記録。本件立会人はキャサリン・ジェームズ博士。及びフランク・ポラード判事。おはようございます。」 キャサリン、フランク「おはよう」 ジョン「1108をプレビューし。本件を承認されますか?」 フランク「よろしい。承認しましょう」 キャサリン「逮捕して」 ジョン「スタンバイ」 ジャッド「犯行予定時刻は今から24分13秒後の午前8時4分。衝動的殺人」 ジョン「了解」 ジョンはSDカードらしきものを挿入し、音楽が流れるとともにガラス型のモニターを見て操作していた。 すると犯行を行ってる場面が映される。 ジョン「ハワード・マークス。そこはどこだ?」 変わってとあるアパート。 サラ「ハワード×2、朝ごはんよ」 ハワードは新聞を拾う。 サラ「今から87年前。」 ハワード「どこかで見た顔だ」 サラ「誰が?」 ハワード「公園に立ってる男だよ。み覚えがある」 サラ「目が悪いのに通りの向こうまで見えるの?眼鏡は?」 ハワード「寝室に置いてきたのかな?」 子供「僕、嫌い」 サラ「早く食べなさい」 犯罪予防局。 ジャッド「6人分の免許が出た」 ジョン「よし、見せろ」 ジャッド「フォックスホール、ゲインズボローの4421番だ」 ジョン「ホバークラフトを向かわせろ。詳細は追って知らせる。」 ハワードとサラのアパート内 ハワード「今日は会社を休もうかな、うちにいたい。」 サラ「ああ、我々はここで命を捧げた…」 ハワード「駄目?」 サラ「サボっていいの?会議でしょ?」 犯罪予防局。 ジョンが速足で急ぐ中、ジャッドが呼びかける。 ジャッド「チーフ!ハワードの住所が変わってる」 ジョンは予知システムがある部屋へ戻る。 ジャッド「火事で引っ越した」 ジョン「くそっ!。時間は?」 局員「後13分」 すると局員の一人であるフレッシャーがやってきた。 フレッシャー「チーフ。司法省の調査官が…」 ジョン「司法省のアホに付き合っている暇はない」 フレッシャー「今日来るっては、前からいってあります」 ジョン「転出届が出てるはずだ。転居先を大至急調べろ」 ジャッド「転居先をチェック」 フレッシャー「ジョン」 ジョン「あっ?コーヒーを出して。うちの働きでお宅らは楽ですけどねと行っとけ」 局員「コーヒーなら、もう頂いてる。司法省のアホのダニー・ウィットワーだ。おっとガムは?」 ジョン「悪いが内部の視察は今度にしてくれ」 ジャッド「転居したのは2週間前。だが、転居先が不明。さらにチェックを続行」 局員「残り時間12分です」 フレッシャー「ああやってイメージをくまなく見て。犯罪が起こる場所を特定するんです」 ジョン「レンガの積み方は初期のジョージアン様式。目地が塗り直してある」 フレッシャー「被害者と加害者の名前はここに出ます。後は我々が捜し出すんです。プリコグの脳内にあるイメージをもとに」 局員はプリコグの動力源である予知能力者の3人を見ていた。 ジョン「騎馬警官がいる」 ジャッド「議事堂周辺?」 ジョン「マグレブ沿線だ」 ジャッド「モールか」 ジョン「ジョージタウンだ」 犯罪発生場所の探索をダニー・ウィットワーが見ていた。 ダニー「プリコグは4日前から予知できるのに、何故、遅れた?」 フレッシャー「レッドボールだから。発作的な犯罪は予知が遅れるんですよ。最近はこういう突発的なやつばかりです。計画犯罪はめったに起きません」 ダニー「このシステムの成果か?」 フレッシャー「ええ」 ジョン「この子を見ろ。男の左側にいるだろ?」 ジャッド「ああ、だから?」 ジョン「これは右にいる。メリーゴーラウンド?」 ジョンはモニターを操作する中、場所を特定する。 ジョン「公園だ!」 ジョージタウンの公園。 ハワードが出発する中。 犯罪予防局の隊員らは小型のエレベーターに乗り現場に出動準備をする。 隊員「クリア!」 隊員らを乗せたホバークラフトは現場へ急行する。 一方でハワードは家に入る。 ドナルド「おいで。ベッド行こう」 サラ「ここでしたいの」 ドナルドとサラがキスをしていた。 ドナルド「ベッドは柔らかい」 サラ「私も柔らかいわ」 ジョンを筆頭とする隊員らは現場へ到着した中、入ったアパートを探す。 ジョン「くそ!どの家なんだ!?」 ドナルド「いいから、さあ」 サラ「このベッドは嫌なの」 ホバークラフトに乗ってたエヴァナはジョンに連絡をした。 エヴァナ「後1分。1分で未来が現実になります」 ジョン「黙ってくれ。ジャッド×2」 犯罪予防局。 ジャッド「どうぞ!」 ジョン『彼は玄関を閉めたか?』 ジャッド「はあ?」 ジョン『ハワードは玄関を閉めたか?』 ジャッド「えーっと…玄関」 ジャッドはとっさにタブレットを差し込み、内容を確認する。 アパート内。 ハワードは浮気相手を殺そうとしていた。 サラ「ベッドは嫌って言ってるのに…」 犯罪予防局。 ジャッド「玄関…閉めてない、玄関は開いている!」 現場であるアパート周辺。 ジャッド『玄関は空いてるぞ!』 エヴァナ『あと30秒です』 ジョンは咄嗟に全速力で玄関が開いているアパートへ行く。 ハワードは浮気相手を殺そうとしており、サラとドナルドは驚く中、ジョンは突入する。 ハワード「これがないと何も見えない…」 サラ「泣かないで、ハワード」 ジョンはハワードを取り押さえると同時に隊員らが天井のガラスを破って降りてくる。 ジョン「見ろ!これを見ろ!」 ジョンはデバイスらしきものを取り出し、それでハワードの目に光を照射する。 ジョン「確認、ハワード・マークスだ。マークス、ワシントンDCの犯罪予防局の権限により、サラ・マークス、ドナルド・ルービン対し、本日8時4分行われるはずだった殺人罪で逮捕します!」 ハワード「何もしてない!」 ジョン「帽子をかぶせろ!」 ハワード「やめろ…。そんなものかぶせないでくれ!サラ!」 カーク「両手を上げろ!」 ハワード「助けてくれ!」 ハワードは連行される。 プリコグのアガサは共鳴する。 アガサ「そんな…ハワード×2、泣かないで。泣かないでハワード。」 ウィットワー「何故、泣いてるんだ?」 ジャッド「エコーです。いわゆるプリコグのデジャビュとても言うんですかね。特に恐ろしい事件の時は何度もああなるんですよ。ウォーリー、入浴を止めてくれ」 プリコグ制御担当のウォーリーはプリコグを停止する。