リオン「僕はおまえたちとは一緒には行けない。リフトを動かすには、誰かがここでレバーを操作する必要がある。」 スタン「リオン、おまえ何言ってるんだよ!?」 リオン「ルーティ、おまえの知りたい事を、教えてやろう。」 ルーティ「え……?」 リオン「ヒューゴの死んだ妻の名は、クリス・カトレット。クリスは……僕の母でもある。」 ルーティ「なんですって……」 リオン「認めたくない事だが、おまえと僕には、まったく同じ血が流れているのさ。」 ルーティ「嘘……でしょ……。」 スタン「リオン、いいからこっちへ来いよ!話は後だ!」 リオン「それと、スタン。おまえは僕を友達呼ばわりするが、僕はそんなもの、受け入れた覚えはない。 僕はおまえのように、能天気で、図々しくて、馴れ馴れしい奴が大嫌いだ。だから……後は任せた。」 レバーを引くリオン リフトが動き出す 一瞥するリオン スタン「リオン! リオン!」 濁流が迫る リオン「ここも間もなく水に飲まれる」 シャルティエを取り出す リオン「付き合わせてすまないな、シャル」 シャルティエ「どこまでもお供しますよ、僕のマスターは坊ちゃんです」 レバーに靠れるリオン リオン「これで……これでよかったんだろう?マリアン」 濁流に吞まれるリオン スタッフロール #center(){&big(){&bold(){Fin}} }