#center(){|&big(){&bold(){12時間目}}|} ヴィヴィアン「あたしドラゴンだったみたい」 ヴィヴィアンがドラゴンの翼と尻尾を生やしていた。 呆然とするクラスの皆。 ヴィヴィアン「すごーい!羽も尻尾も生えてるーー」 「ちょっとみんなに見せてくる―――!!」 ヴィヴィアンが羽でドアを壊しながら教室から出る。 |ドラゴンの声| ヴィヴィアンと教師のエマが廊下ですれ違う エマ「!!待ちなさい!!廊下は走っちゃ・・・」 エマ「ひっ!」 ヴィヴィアン「エマ先生!!ごめんなさい!!」 ドラゴンであるヴィヴィアンの声を聞いたエマは操られた。 エマ「エマセンセイ!!ゴメンナサイ!!」 ヴィヴィアン「おっ!?」 ヴィヴィアン「先生真似っこ面白――い!!」 エマ「センセイマネッコオモシローイ!!」 サリア「エマ先生―――!!!」 |その頃二人は| アンジュとジルは大浴場に入っていた。 アンジュ「・・・なんでお風呂?」 ジル「面談みたいなものだ。たまにはこういうのもいいだろう」 ジル「どうだ、この学園に転校してきて楽しんでるか?」 アンジュ「ええ・・・学園に来て自分がどんな人間か思い知ることができた」 アンジュ「嫌いじゃないの、今の暮らし」 ジル「・・・・・そうか」 アンジュ「授業は適当に過ごして、宿題はモモカにやってもらって、サリアやヒルダをいじって過ごすそんな暮らし」 ジル「お前最低だな」 |ちょっとえっちな学園長| ジル「私がこの学園に来てからお前みたいな生徒は初めてだよ・・・・アンジュ」 「おかげで私も大分手こずらされている・・・・・」 エンブリヲ「・・・いや私がこの学園を創った時からかな」 アンジュ・ジル「「エンブリヲ学園長!!?」 エンブリヲ「選択肢は二つ」 ジル「!?」 エンブリヲ「一。私は出て行くべきか。二、行かざるべきか」 ジル「いや出て行けよ、この覗きが!」 ジルはエンブリヲにタライを投げつけるも、タライはすり抜けた。 |こんな今の暮らし| エンブリヲ「怒った顔も素敵だな、ジル先生」 ジル「だまれ!!出るぞ、アンジュ」 ジル「まったく・・・なんてやつだ・・・」 ジル「何だ、騒がしいな・・・」 ヴィヴィアンが壁を壊して脱衣場に入ってきた。 ヴィヴィアン「先生――!!アンジュ――!!」 ジル「覗きは出るしドラゴンもいるし・・・本当にこんな今の暮らし楽しいか?」 アンジュ「・・・・・・・」 |カレーが食べられない| ヒルダ「早くアンプルを打たないと!!」 ヴィヴィアン「おばちゃ――ん!!カレーちょうだ――い!!」 ジャスミン「はいお待ち・・・ひぃっ!」 ヴィヴィアン「おばちゃん早く―――!!カレー、カレー!!」 ジャスミン「ぎゃああああ・・・・」 ジャスミンは逃げだした。 ヴィヴィアン「おばちゃん!?」 ヒルダ「今だ!!」 ヴィヴィアンが暴れだした。 ヴィヴィアン「うわああん、カレー食べたいのに―――!!」 ジル「くそっ!」 |本領発揮| ジル「くっ、どうすれば・・・・!!」 アンジュ「任せて」 ヒルダ「アンジュ!?」 アンジュの歌がヴィヴィアンを止めた。 ヴィヴィアン「アンジュ・・・!」 ジル「気持ちが通じている・・・!?」 ジル「ただの一発芸じゃなかったのか・・・」 アンジュ「むっ、失敬ね」 |愛情表現| ヴィヴィアン「人間・・・?ドラゴン・・・?やっぱあたしおかしいのかな・・・意味わかんないかな・・・」 アンジュ「わかったわよ、私は」 アンジュ「大丈夫。ヴィヴィアンはヴィヴィアンだもの」 ヴィヴィアン「!!」 ヴィヴィアン「アンジュ・・・ありがと」 ヒルダ「よし今の内だ!!アンプルを!」 ヴィヴィアンが尻尾でアンジュの足を締め始めた。 ヒルダ「早くしないとアンジュがもたない!!」 (完)