#center(){|&br()『それの正体は誰にもわからない』&br()『トラブルのあるところ疾風のごとく現れ・・・』&br()『悪を倒し去ってゆく』&br()『巨大な美しき天使たち・・・』&br()『マジンガーエンジェル』|} #center(){|&big(){&bold(){第1話 鋼の天使 マジンガーエンジェル}}|} 巨大ロボットが夜空を飛んでいた。 2人の警備員が部屋の中で雑誌を読んでいる。 警備員1「平和だねぇ・・・」 警備員2「それもこれも「ガーディアン」のおかげだろ?」 ATMガーディアン・普通の重機よりパワーのあるATM防御用ロボット 警備員1「この間まで頻発していた重機によるATM強盗も・・・各銀行がこいつを導入したおかげで・・・めっきり少なくなったからなあ・・・」 警備員2「こうして俺たちものんびり・・・雑誌なんかを読んでいられるわけだ。お、いい女♡」 警備員1「どれ?」 部屋に物音と警報が響いた。 警備員「「!!」」 警備員2「ど・・・どうした!?」 警備員1「じゅ・・・15番のATMが・・・」 監視カメラには巨大ロボットが写っていた。 ?(男)「ふっふっふっふっふ・・・・」 ?(女)「ホッホッホッホ・・・」 警察が来た時には、ガーディアンが破壊され、炎に包まれていた。 暗黒寺警部「むむむむ・・・今夜一晩で6か所ものATMが、しかもガーディアンがこうも簡単に・・・いったい何者なんだ?」 直次郎「おうおうおうおうっ!!今日こそハッキリ返事を聞かせてもらおうかっ!!弓さやかっ!!」 さやか「・・・・・だ-からっ!!何度もハッキリ言ってるでしょうっ!!」 「私、直次郎くんとおつきあいする気ないから・・・何度言い寄られても困りますっ!!」 直次郎「照れおってこいつぅ-♡」 さやか(この人学習能力あるのかしら?) ボス「やいやいやいいっ!!さやかが嫌がってるのがわからねぇのよっ!!」 さやか「ボ・・・ボスっ!!ヌケにムチャも・・・」 ボス「これ以上さやかにつきまとうようなら・・・俺たち・・・が、わーっ!!」 直次郎の一撃でボス達3人が吹っ飛ばされる。 さやか「キャ――ボ・・・ボスっ!!」 直次郎「わっはっはっは-!!用心棒ならもっと強いヤツを選ぶんだなっ!!」 直次郎がさやかに迫る。 さやか「用心棒なんて・・・」 さやかが直次郎の手の上に両手をつき、左膝を振りかぶる。 さやか「雇うコトも雇う理由も・・・ないわっ!!」 さやかの蹴りが直次郎の顔面に決まった。 直次郎「ごわっ!!」「ますます惚れたぜ♡・・・」 直次郎が倒れ、周りから拍手喝采が飛ぶ。 ボス「いやぁ、さすがはさやか」 さやか(どうして私のまわりにはステキな男の子がいないのかしら・・・) さやかの携帯がコール音を鳴らす。 ボス「なんだ?男からか?」 さやか「!!」 ピザ屋の配達をしていた炎ジュンのもとにもコールが届いた。 ジュン「出撃!?」 シシカバ牧場にいた牧場ひかるのもとにもコールが届いた。 ひかる「ハイヨオッッ!!」 「指令!?」 指令「よくぞ集まった・・・強く美しきエンジェルたちよ」 「この度の事件は・・・大がかりなATM強盗だ」 ひかる「ATM強盗って・・・・」 ジュン「それって何年か前に流行した・・・重機を使った雑な事件でしょ?」 さやか「でもそれって各銀行が配備したATMガーディアンのおかげで・・・とっくに解決したんじゃなかったかしら?」 指令「そう、以前あったATM強盗はすべて標準配備されたATMガーディアンによって駆逐されたが・・・今回の相手は20m近くある巨大ロボットを操りガーディアンでは歯が立たないそうだ」 さやか「なるほど・・・私たち向けの相手ってわけね」 指令「そのとうりだ。すでにキミたちの分身も整備を終え・・・キミたちの搭乗を待っている。事件解決した後も再び天使が微笑むことを・・・マジンガーエンジェル発進せよ!!」 さやか・ジュン・ひかる「了解っ!!」 夜、巨大ロボット・機械獣あしゅらがATMガーディアンを蹴散らしていた。 警備員「うわあああっ!!」 ?(男)「フフフフ・・・・」 ?(女)「ホホホホホ・・・・」 機械獣あしゅらは飛び去っていった。 警察官「くそ・・・こんなガーディアンなんかじゃ役に立たない・・・」 「マジンガーエンジェルは来てくれないのか・・・?」 「そうだ!マジンガーエンジェル・・・」 「マジンガーエンジェル・・・」 (マジンガーエンジェル・・・・) 機械獣あしゅらが飛行している。左手には操っているあしゅら夫妻を乗せている。 あしゅら(男)「夜明けだな・・・」 あしゅら(女)「ええ・・・」 あしゅら(男)「今夜も大漁だった・・・」 あしゅら(女)「この調子なら目標達成も近いわっ」 あしゅら夫妻「「私たちはもうお金以外信じるものは何もないっ!!」」 「「この強奪した金で私たちの島を買い私たちの国をつくり・・・私たちだけで生きてゆく!!」」 あしゅら(女)「ダーリン♡」 あしゅら(男)「ハニ――♡」 機械獣あしゅらに地上からのミサイルが直撃した。 あしゅら夫妻「「ギャッ!!」」 あしゅら(男)「おわぁぁああっ!!」 あしゅら(女)「ひいいいいっ!!」 機械獣あしゅらは、あしゅら夫妻ごと2人の島へ墜落した。 あしゅら(男)「なっ・・・何者だああっ!!」 ジュン「フン!!私たちを知らないなんて・・・」 さやか「こんな小さな島で・・・二人の世界に浸っているから・・・」 ひかる「世間のことがわからないのよ!!」 さやか「アフロダイA」 ひかる「ダイアナンA」 ジュン「ビューナスA」 さやか・ひかる・ジュン「「「マジンガーエンジェル参上!!」」」 あしゅら(男)「なるほど・・・貴様たちが今世間を騒がせている」 あしゅら(女)「事件ある所現れる謎のロボット集団ね」 さやか「下手な動きしてごらんなさい・・・私のバストがだまっちゃいないわよ」 「ジュン、ひかる・・・ロボットを拘束して!!」 ジュン・ひかる「「了解!!」」 あしゅら(女)「くっくっくっく・・・」 あしゅら(男)「はっはっはっは!!何を優位に立ってやがる、ここは俺たちの島だぞっ!!」 あしゅら(女)「飛んで火に入る夏の虫とはおまえたちのことよっ!!」 ジュン・ひかる「「なにっ!?」」 マジンガーエンジェルの足元から機械の触手が出てきた。 ジュン「あっ!!」ひかる「!!」さやか「きゃっ!!」 あしゅら(男)「はっはっは。我々の島に無断で立ち入った罪・・・」 あしゅら(女)「死刑!!」 さやか「こ・・・このっ!!」 アフロダイAが触手をかいくぐって、機械獣あしゅらにミサイルを撃つ。 あしゅら夫妻が地上に降りた後、ミサイルが機械獣あしゅらに直撃した。 さやか「どうだぁっ!!」 「な・・・っ!?」 だが、機械獣あしゅらは無傷だった。 あしゅら(女)「はっはっは。我らが機械獣、そのようなミサイルごときにやられると思っているのかっ!!」 さやか「く・・・なんて頑丈なのっ!!」 ひかる「きゃああっ!!」 ビューナスAとダイアナンAは触手に絡み取られていた。 ジュン「くそぉ・・・放せぇっ!!」 ひかる「いゃあん!!」 あしゅら(男)「さて・・・これで助けはいなくなったぞ」 さやか「くっ・・・ならば・・・これでどう!?」 アフロダイAがO・P・M(オッパイ・ミサイル・システム)アイアンカッターミサイルを展開する。 さやか「アイアンカッターミサイル発射っ!!」 アフロダイAがアイアンカッターミサイルを発射し、 その着弾に前後して、機械獣あしゅらが縦に真っ二つになった。 さやか「やった!?」 あしゅら(男)「ばかめっ!!よく見るがいいっ!!」 2体に分離した機械獣あしゅらは、分割面から針を出してアフロダイAに迫る。 さやか「な・・・なにっ!?」 アフロダイAは両手で挟み撃ちにしようとする機械獣あしゅらを止める。 あしゅら(男)「はっはっはっは-っ!!どうだっ!?」 さやか「く・・・なんてパワー!!」 あしゅら(男)「あの様子では仲間の助けは期待できぬからな・・・そのまま押しつぶされてしまえっ!!」 さやか「ふふふふ・・・そんなことないわ、大いに期待してるわよ・・・あの二人はアンタが思うほどマヌケじゃないわ」 あしゅら(男)「な・・・何?」 「!!」 拘束されたダイアナンAとビューナスAは、O・P・Mを射出していた。 あしゅた(男)「む・・・胸が・・・?」 地響きが聞こえてくる。 あしゅら(女)「な・・・」あしゅら(男)「なんだ!?」 さやか「!!」 あしゅら(男)「な・・・なにいっ!?」 地面からO・P・Mが飛び出し、機械獣あしゅらの左半身の脚を砕いた。 あしゅら(男)「うおっ!!!」あしゅら(女)「あ・・・脚をっ!!」 ジュン「ドリルプレッシャーミサイル!!」 機械獣あしゅらの右半身が倒れる。 あしゅら(男)「!!」 更に、別のO・P・Mが地面から飛びだし、機械獣あしゅらの右半身の脚を砕いた。 ひかる「スクリュークラッシャーミサイル!!」 機械獣あしゅらの右半身も倒れる。 あしゅら夫妻「「げっ!!」 機械獣あしゅらは、出していた針で半身どうしを貫き、大爆発。 あしゅら(男)「わ――っ!!」あしゅら(女)「きゃ-っ!!」 爆発で吹き飛んだあしゅら夫妻をアフロダイAが掴んだ。 さやか「あんたたちのようなコソドロにあんな巨大ロボットを造る資金力も技術力もあるわけないわっ!!裏に誰がいるの?いったい何者っ!?」 あしゅら(男)「フン・・・じつは我々もよくは知らんのだ。ただ日本をメチャメチャにしてくれるのであれば・・・手を貸してもよいと・・・」 さやか「・・・・・」 ジュン「ちょっと・・・・ちょっとさやかっ!!わたしたちを忘れんじゃないのっ!!」 ビューナスAとダイアナンAは触手に拘束されたままだった・ さやか「あ・・・ごめん。忘れてた・・・」 暗黒寺「こ・・・こいつらは・・・」 あしゅら夫妻は警察に突き出された。 警察官「警部っ!!こんなものが・・・」 『MAZINGER ANGELS この者連続ATM強盗犯』 暗黒寺「マジンガーエンジェル・・・」 さやかとひかるは出撃の疲れで、学校で居眠りしていた。 #center(){|&br()『正体は誰にもわからない。』&br()『トラブルのあるところ疾風のごとく現れ・・・』&br()『悪を倒し去ってゆく』&br()『巨大な美しき天使たち・・・』&br()『マジンガーエンジェル!!』|} ジュンは、一人だけ元気にバイトしていた。 店長「お-早いね-ジュンちゃん」 ジュン「次の配達どこですか-?」 (続く)