ロキ「よくも、この私を小物などと嘲笑ってくれたな。だが、最後に笑うのはどうやらこの私のようだ!」 ドルマムゥのディスクを入れるロキ ロキ「貴様の力を貰うぞ、ドルマムゥ!」 装置が機動する ヒカル「な、何が起こっているんだ!?」 ノゾム「まさかあれは…ディスクパワーの統合システムか!?」 統合システムがロキに吸収する ロキ「おお、おお… おおおおおおおっ!!」 #center(){|&big(){&bold(){さらば僕だけの英雄達}}|} ロキ「はーははははははは!!」 ロケット「てめえの力、このロケット様が味見してやるぜ!」 スターロード「先走るな、ロケット!」 瞬間移動するロキ。 ロキ「はあああっ!!」 スターロード「何だ?」 グルート「私はグルート。」 スターロード「うおあああっ!!」 ロケット「スターロード!」 ロキ「さてと… いくぞ。」 着地するロキ ロキ「力が漲るぞ。この力が、アベンジャーズなど敵ではない!」 ?「義弟よ。」 ロキ「ん?」 ソー「まだ分からないのか?絶望の力や借り物の力では、真の高みに立つ事はできぬのだ。」 ロキ「ふっ。」 ニック「マリア、この戦いを世界中に中継しろ。」 マリア「了解!」 ニック「見せてやれ、お前達の戦いを。」 キャップ「アベンジャーズ!アッセンブル!」 ロキに挑むアイアンマン達 ロキ「プラズマ・ブラスト!」 稲妻を帯びた火炎が放出される ワスプ「ワスプ・スティング!」 アイアンマン「リパルサー!」 ロキ「ドルマムゥの力を…」 キャップ「シールド・スロー!」 ソー「ムジョルニア・スロー!」 ロキ「なめるなああっ!!」 ハルク「ハルク・スマー!うおああっ!!」 キャップ「うおあああっ!!」 ロキ「暗黒の炎に焼かれろ!クアッド・インフェルノ!」 爆発が起きる 一同「ああ!!」 エド「ハルク!」 クリス「キャップ!」 ノゾム(子供達とヒーローを繋いだバイオコードはもうない…。だが…。) ジェシカ「ワスプ!」 ヒカル「ソー…。」 アキラ「アイアンマン!」 アイアンマン「奇妙なものだな…これだけやられても…。」 ソー「僅かたりとも、負ける気がしない…。」 ワスプ「同感。」 ハルク「あいつらの声…聞こえているな?」 キャップ「ああ…以前と何ら変わる事なく…魂の一番深い所で…力強く響いているとも!」 アイアンマン「アキラ達は信じている。正しい信念を持った者は、ヒーローは絶対に負けないと!その気持ちに、傷一つ付ける訳にはいかない!」 ロキ「この力に勝てると思っているのか!?」 ワスプ「はああっ!」 反撃するロキ ワスプ「ああああっ!!」 ハルク「うおおおおっ!!」 ロキ「うおおおおっ!!」 波動を繰り出すロキ ハルク「うおわああっ!!」 ソー「うおおああっ!!」 雷撃を繰り出すソー、それを弾くロキ ソー「うおわああっ!」 キャップ「はあああっ!!」 突進するキャップ ロキ「絶望の力、借り物の力では、高みに立つ事ができないだと!?」 キャップ「うおああっ!!」 リパルサーとミサイルを繰り出すアイアンマン ロキ「はあああっ!!」 火炎龍がアイアンマンを吞み込む アイアンマン「うおおっ!!」 ヘリキャリアに叩きつけられるアイアンマン ロキ「戦いを通して築いて来た信頼?絆?それこそが?」 ソー「真の高みに立つ為の力だ。」 ロキ「なるほど、確かにそうかもしれない…。」 息切れする4人 ロキ「だが、孤独に生きる事しかできない者はどうなる!?」 波動を繰り出すロキ ロキ「認めぬぞ!恵まれた者の傲慢な理屈など!」 アイアンマン「ったく、この甘えん坊が!」 ロキ「何だと!?」 アイアンマン「うおおおおっ!!ん?」 ペッパー「このままじゃ、アーマーがもたない!」 歩むニック ビルドアッププレートを差し出すニック アキラ「え?」 ニック「受け取れ。」 一同「ええ!?」 ニック「マリア、持って来てくれ。」 マリア「はっ!」 ニック「こんな事を言うのは、私の柄ではないのだが、今のアベンジャーズに真の力を与えられるのは私ではない。切り札は君達だ。やってくれるか?」 クリス「ああ!」 アキラ・ヒカル・エド・ジェシカ「はい!」 リストバンドを装着し、ディスクをセットするアキラ アキラ「!!」 ヒカル「感じる。」 ジェシカ「私達の中に刻まれた…。」 クリス「バイオコードの記憶…。」 エド「最後のビルドアップ・スマッシュ、絶対に決めてみせる!」 アキラ「トニーーーーー!!」 アイアンマン「了解したああっ!うおおおっ!!」 ロキの胸に当てるアイアンマン アイアンマン「リパルサー!」 ロキ「うおおおおっ!!」 反撃する3人 ロキ「うわああああっ!!」 アイアンマン「今だ!」 アキラ「よーし!」 アキラ達「いくぞ!」 アイアンマン達「おう!」 回復するアイアンマン達 ロキ「貴様ら!」 アキラ「ビルドアップ…」 アキラ達「スマッシュ!!」 スコープが機動する アキラ達「ターゲット…ロックオン!」 アイアンマン「ファイナル・リパルサー!!」 ソー「ライトニング・スター!!」 キャップ「シールド・リング!!」 ワスプ「マルチ・スティング!!」 ハルク「ガンマ・パンチ!!」 アイアンマン「これで…」 一同「終わりだ!!」 ロキ「うおわああっ!」 5人の必殺技がロキに炸裂 倒れるロキ ロキ「…!」 アキラ「やったああっ!」 ノゾム「トニー、早くD-セキュアを!」 アイアンマン「ああ、D-!」 ディスクが弾かれる アイアンマン「なっ!?」 ロキ「私の意志が勝ったようだな。さあ、どうする?貴様らに…もう打つ手はない!」 ロキ「プラズマ・ブラスト!」 キャプテン「うおわああっ!!」 ロキ「貴様らの信念…ヘリキャリア諸共、沈めてやるぞ!」 弾丸が飛来する ブラックウィドウ「させるものか!」 矢を放つホークアイ 受け止めるロキ 爆発する ホークアイ「油断大敵って奴だ!」 ロキ「そんな玩具の矢で私は倒せんぞ!」 ホークアイ「しぶといな…。」 ブラック・ウィドウ「どうやら、ドルマムゥの力だけではなさそうね。」 ホークアイ「ああ、あれはロキの執念の炎だ。」 ロキ「この私が貴様らなんぞに…」 ジャイアントマン「捕まえたぞ!」 ロキ「絶対に負ける訳にはいかぬのだ!」 ジャイアントマン「うおあああっ!!」 ブラック・ウィドウ「ジャイアントマン!」 ロキを羽交い絞めにするアイアンマン アイアンマン「いい加減にしろ!」 キャップ「アイアンマン…」 ジャイアントマン「な、何をするつもりだ?」 ロキ「ええい、放せ!」 アイアンマン「断る!最後まで付き合って貰うぞ!」 ロキ「貴様、死ぬ気か!?」 アイアンマン「どうかな!いい男ってのは死ぬようにはできちゃいないぞ!俺は信じているがな!」 ロキ「うおああああっ!!」 アキラ「トニー!」 アイアンマン「どうだ?参ったか、ロキ?せめて杖の一つでも…風見に拾ってやるとするか」 ジャーヴィス「スターク様。アーマーのダメージが限界を超えている。」 アイアンマン「システムを再起動しろ!」 ジャーヴィス「限界を超えて…。」 ロキ「万策が尽きたな?」 ペッパー「駄目、遠隔操作でも再起動できない!」 ニック「残念だが、一時撤退だ…ロキを止められる戦力は残っていない…。このクリーマクトを調整しても、すぐにクリーマクト砲を撃つ事は…」 ノゾム「待て!まだ手はある筈だ!クリーマクトのエネルギーをアイアンマンに直接注入すれば…再起動するかもしれない!」 アキラ「…! …」 ロキ「さらばだ、アイアンマン!」 ?「待てい!」 ロキ「ん!?」 ?「アイアンマンよ…貴様を倒すのは拙者だ!異国のヴィランに倒されるなど、絶対に許さぬ!」 アイアンマン「シルバー・サムライ!」 ?「不甲斐なし!」 上を見るロキ ?「アイアンマン…何だ、その様は!?貴様の宿敵であるこのマンダリンに恥をかかせるつもりか?」 サムライ「何だ、貴様は?」 マンダリン「貴様こそ何だ!」 サムライ「やる気か!?」 マンダリン「そちらこそやる気か!」 ロキ「ええい、私を無視するな!」 サムライ「うおおおっ!」 マンダリン「インパクト・ビーム!」 サムライ「寝ている暇はないぞ!」 マンダリン「立て、アイアンマン!」 アイアンマン「うおおおおっ!!」 立ち上がれず、倒れるアイアンマン アイアンマン「何か手はないのか?」 ?「トニー!」 アイアンマン「!」 スタークジェットが飛来する アキラ「すぐ行くから… 待ってて、トニー!」 ニック「クリーマクトを持ち出しただと?」 ノゾム「いくらなんでも無茶過ぎるぞ、アキラ!」 ホークアイ「やめろ!お前達だけじゃ危険過ぎ…」 ヒカル「すみません。」 アキラ「よし!」 クリス「代わってやろうか?」 アキラ「ああ、ありがとう、でも…」 クリス「アイアンマンのパートナーはお前だ、そんな事は分かってる、ただよ…」 エド「アキラにばっかり危ない事をさせられないよ…」 ジェシカ「私達にもできる事はないの?」 アキラ「応援して…それで十分。」 ?「アキラ。」 アキラ「兄さん?」 ヒカル「お前ならきっとできる。僕は…心配なんてしないぞ。」 アキラ「うん!」 パラシュートを開くアキラ ロキ「ん?」 アイアンマン「…! アキラ!」 ロキ「小僧…」 マンダリン「貴様…」 サムライ「まだ破壊の…」 マンダリン「最中に…」 サムライ「よそ見をするな!」 ロキ「たく!どいつもこいつも…邪魔をするな!」 アイアンマン「あれは… やめろ、アキラ…逃げろ!」 召喚されるマインドレス・ワンズ アキラ「!」 スパイダーマン「遅れてごめん!」 アキラ「スパイダーマン!」 スパイダーマン「感動の再開は後回しだな。」 アキラ「うん。」 スパイダーマン「よっと。」 駆けるアキラとスパイダーマン アキラを援護するスパイダーマン スパイダーマン「こりゃあキリがないね…」 ブレイドが現れる アキラ「ブレイド!」 ブレイド「俺はヴァンパイア専門だ…まっ、似たようなものだ。」 触手が現れる グルート「私はグルート。」 アキラ「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー!」 ロケット「ミラノの修理で手間取って遅れちまったが…」 スターロード「俺達も手を貸すぜ!」 ビームが飛来する スターロード「この!」 ロケット「よーし、いくぞ!」 ブレイド「突破口を開け!」 スパイダーマン「了解!」 グルート「私はグルート!」 射撃するスターロード 斬撃を繰り出すブレイド 糸を飛ばすスパイダーマン ブレイド「よし!後は任せろ!」 スターロード「いけ!今日の主役はお前だ!」 グルート「私はグルート。」 ロケット「しっかりやれよ。」 アキラ「皆…ありがとう!」 スパイダーマン「アキラ、ラストスパートだ。」 アキラ「うん!」 走るアキラ ロキ「そ、そんな…馬鹿な!ここまで辿り着くとは…」 アキラ「トニーーー!」 アイアンマン「アキラ!」 ヒカル「アキラ!」 クリス・エド・ジェシカ「アキラ!」 ロキ「おのれ!何?」 サムライ「お主を信じた拙者を裏切らなかったな、アキラ!」 アキラ「受け取れ!」 クリーマクトを投げるアキラ 頷く二人 ロキ「それがどうした!?このドルマムゥの力で打ち倒すのみ!」 アキラ「トニー、アルティメット・ユニビームだ!」 アイアンマン「OK、アキラ!」 ロキ「喰らえ!」 アイアンマン「弾道は見切った!ワンパターンなんだよ!」 ロキ「貴様こそ!」 アイアンマン「今だ!」 アキラ「隠しコマンド、実行承認!」 ロキ「何!?」 アイアンマン「アルティメット・ユニビーム!!」 ロキ「うおあああっ!!」 ユニビームが圧倒する ロキ「ま、まだだ。」 跪くロキ ロキ「ド、ドルマムゥの力が…」 ?「絶望の力が消えたのだ!」 ロキ「何?」 キャップ「この戦いは、ヘリキャリアから全世界へ中継されている。」 ソー「ああ、アイアンマンとアキラの熱い想いが、世界中の人々に希望の炎を灯したのだ。」 ワスプ「今、この世界に満たしている希望、絶望の力だって全然残っていないわ!」 ハルク「もう少しマシな力を盗むべきだったな…大泥棒め!」 ?「ロキ。」 振り向くロキ ニック「これまで犯した罪は、たっぷりと償って貰おう。」 不敵な笑みを浮かべるロキ アイアンマン「! アキラ、D-セキュアしろ!」 アキラ「? D-セキュア!」 ロキ「D-スマッシュ!」 マインドレス・ワンズを召喚するロキ アイアンマン「しまった!」 膝から崩れ落ちるロキ ロキ「どうだ!?これに対抗できる戦力はもうあるまい!?」 ?「そうはさせん!」 ドクター・ストレンジが現れる ストレンジ「光、あれ!」 動きが止まる ストレンジ「急げ!長くは止められんぞ!」 ノゾム「よーし皆、D-セキュアだ!」 ロキ「何!?」 キャップ「いざと言う時の為の博士の作戦だ!」 アキラ「なるほど!」 ノゾム・ピム・ペッパー「D-セキュア!」 アキラ達「D-セキュア!」 ニック・ブラック・ウィドウ・ホークアイ・マリア「D-セキュア!」 シールド隊員「D-セキュア!」 ロキ「そんな…馬鹿な…」 ノゾム「たとえ戦う力がなくても、私達には強い心がある!」 ロキ「強い…心?」 アキラ「どんな時でも、仲間を信じて、絶対に諦めない!強い心!」 ソー「それが私達の真の力だ!」 ロキ「おのれ!覚えていろ!いつの日か、この屈辱、百倍にいや、一億倍にして!」 アイアンマン「ディスクの中で反省しろ。」 封印されるロキ エド「やったあ!」 スパイダーマン「凄いぞ、アキラ!」 ロケット「頑張ったな!」 アキラ「皆のおかげだよ!」 ブレイド「やっぱりお前は…」 スターロード「大した奴だぜ!」 グルート「私はグルート。」 ホークアイ「おっと。」 ノゾム「ありがとう。」 ブラックウィドウ「大丈夫?」 ピム「こちらこそ。」 マリア「気をつけて。」 ストレンジ「ああ、すまん。」 アイアンマン「ふう、終わったな。」 アキラ「うん。」 アイアンマン「なあ、アキラ… これからの事なんだが…」 アキラ「俺…勉強、頑張る!」 アイアンマン「え?」 アキラ「それでさ… 大人になったら、すっげえアーマー作るよ!ほら、前に最強のアイアンマンのデザイン、見て貰っただろ?」 アイアンマン「…!」 アキラ「あれ作ってさ、そしたら俺… トニーと一緒に…」 泣き顔になるアキラ アキラ「一緒に…」 抱きしめるアイアンマン アイアンマン「待ってるぞ、俺のパートナー…」 泣きじゃくるアキラ アキラ達とアイアンマン達の活躍により、ロキ率いるヴィラン軍団は封印された。 とある中学校にて #center(){ |あれから3ヶ月が過ぎた。クリスは弁護士になる為の勉強を始めた。困っている人を助けるヒーローになるそうだ。&br()ジェシカは"イブ&ジェシカ"ってファッションブランドに14歳で立ち上げて、新人賞を取った!エドはあの戦いの記録を自分のサイトに纏めている。&br()そして、毎朝ランニングしてパワーアップ中らしい。ハルクみたいにムキムキになっちゃうかもね。兄さんと父さんは、相変わらず実験の毎日。&br()セレブリティ5はいつの間にかダーク・ディメンションから戻って来た。誰があいつらを戻したんだ?| } ロゼッタ「ありがとう、ロキ様。」 #center(){ |アベンジャーズの活躍はもうテレビのニュースでしか見られないけど…でも、いつの日か、きっと…| } ノックする 振り向くアキラ そこにはアイアンマンが アイアンマン「緊急事態だ!」 アキラ「トニー?」 アイアンマン「時間がないから手短に言うぞ!お前の力がいる!一緒に来てくれるよな?」 アキラ「もちろん!」 #center(){&big(){&bold(){おわり}}}