ロシアで二重スパイ容疑をかけられたCIA局員のイヴリン・ソルトはホワイトハウスの司令室でKA計画である核ミサイル発射を目論もうとしたソルトと同じ所属でスパイのテッド・ウィンターことニコライ・タルコフスキーの計画を阻止するも、突入してきたCIA特殊部隊にウインターの殺人未遂容疑で逮捕され連行されるが、廊下の柱に寄り掛かっていたウィンターを見て咄嗟にソルトは施錠された手錠の鎖と廊下の手摺でウインターの首を挟み締め付け殺害した。 イヴリン・ソルトはその後、シークレットサービス・SWATに連行され、同僚・ピーボディと共に護送用ヘリに運ばれる。 SWAT隊員「乗れ!飛行中は15分だけ尋問してもいいぞ!FBIに渡してくれ!」 ピーボディ「手を貸してくれ」 ヘリパイロット「離陸許可を!」 ホワイトハウスで救急車やパトカーが集ってる中、ソルトを乗せた護送用のヘリは離陸する。 アメリカの夜景を見るソルト。 ピーボディ「おい」 ピーボディはそれを言うとソルトは目を合わせる。 ピーボディ「なんで殺した?」 ソルト「誰かがやらなきゃ」 見張りが全員、ソルトの言葉に無言になるとピーボディはソルトをビンタする。 ピーボディ「なんだと!?」 ソルト「あいつが本当にCIAと思ってる訳?オルロフが現れた時、変だと思ったはずよ、そうだった、目的がわからなかった、ウインターは知ってた」 ピーボディ「ウインター?ウインターがミサイルを発射させようとしたって言うのか?お前が世界を救った?」 ソルト「そういうことになるわね」 ピーボディ「黒幕はやつか?」 ソルト「まあ…ウインターはくたばったから、反論出来ないし、あなたが自分で決めるしかないでしょうね」 ピーボディ「仲間はどれ位いる?」 ソルト「私の仲間?0よ。やつの仲間?手に負えない位、大勢いる。良く考えて、訓練を受けたソ連の工作員がロシア大統領を至近距離で殺せないと思う?。あなただって同じよ。葬儀の時に撃とうと思えば撃てって」 ピーボディは真正面にソルトを睨みつける。 ピーボディ「降伏しただけだろ!そうするしかなかったからだ!」 ソルト「わかってるはずよ、あたしには撃てた、わかってるはずよ」 ソルトと会話する中、ピーボディは自分の携帯電話の着信音に気づき、画面を確認する。 |携帯電話のメッセージ(翻訳字幕)&br()オルロフの殺害現場に&br()ソルトの指紋| そのメッセージを見たピーボディは携帯をしまい、再びソルトに話す。 ピーボディ「それが事実だとして、仮にだ、仮にその俺が信じたとして、世間は受け入れない。」 ソルト「そうでも陰謀を止める道はあるんじゃない?私の全てを奪ったのよ、全員殺す」 ソルトの一言にピーボディは彼女を逃がそうと考える中、運が良く安全な湖に目を付ける。 ピーボディ「ふざけるな!」 ピーボディはソルトを再びビンタすると同時に密かに手錠のロックを解除する。 パイロット「間もなくポトマック河、南西に降ります」 ピーボディ「暴れて来い」 手錠のロックを外したピーボディの一言にソルトは咄嗟にヘリのドアを開け警告音がなると同時に湖に飛び降りる。 ピーボディ「ソルト!」 ピーボディはこの事態に緊急要請する。 ピーボディ「旋回しろ!×2」 ヘリコプターは旋回し捜索する中、わざとソルトを逃がしたピーボディは笑顔になり、一方で湖の寒さに動じず、命懸けで上陸したソルトは追手が来る前に咄嗟に逃げ、KA計画を阻止するためにがむしゃらに走り続ける。 #center(){ (終) }