ロード・オブ・ウォー (吹替版)のエンディング

ユーリ・オルロフは一度は麻薬中毒になりそれから抜けた弟・ヴィタリーと共に犯罪絡みでも武器商売を行う中、難民キャンプの戦場に巻き込まれヴィタリーは死んでしまうがユーリは生き延びる。

変わってJKF空港(NY)。
2001年。

そこでは税関によるヴィタリーの遺体検査が行われ、体内には命中した弾丸が入っていた。

ユーリ「現地で医者に 20ドルを払って、遺体から弾を除去させ偽の死亡診断書を書かせた。ケチるんじゃなかった。数100万発分の弾薬を密輸してた私を仕留めたのは弟の体内にあった一発」

ユーリがヴィタリーが入った遺体の箱を見る中、税関職員がやってくる。

税関職員「ユーリ・オルロフ。私はアルコール、煙草、火気局の者だ。」
ユーリ「当てましょう、お話はアルコールと煙草以外だ」

変わってユーリの家族の家。
ユーリの武器商売が発覚したエヴァと息子はユーリの電話を無視し家を出る。
ユーリは電話をかけるのをやめて、ヴィタリーの両親に電話をする。

ヴィタリーの父「クリミア・レストラン」
ヴィタリーの母「息子は二人とも死にました」

ユーリ「人生における悲劇は二つ。ほしいものが手に入らないことと、手に入ること」

ジャック・バレンタイン捜査官がユーリを尋問する

バレンタイン「これアンタのか?」

ユーリ「バレンタインはついに欲しいものを手に入れた」

バレンタイン「変だよな。死亡診断書は心不全で死んだって」
ユーリ「診断書を偽造した罪か?じゃあ、悪いのは医者だ」
バレンタイン「だよな。そういつもあんたは正しい。今日の新聞見たか?最終使用証明書偽造、巧妙にカムフラージュされたダミー会社、世界中のあららゆる地域の被災者や暴君はファーストネームで呼び合う仲だ。お宅のきれいな奥さんのおかげで証拠が見つかった。彼女は悪くない、あんたより出やすいだけだ」
ユーリ「いいかな?」
バレンタイン「用ね」

ユーリはテーブルにあった自分自身の武器販売によるスキャンダルが掲載された新聞を見る。

バレンタイン「あんたは武器の禁輸措置を退き並みに破った。これだけの証拠があったら間違いなく終身刑を数回分喰らうだろう。とりあえずその前に今後10年間、自分の独房と法廷の間を行ったり来たりする生活が続くんだぞ!。あんた自分がどれだけ深刻な状況れるかわかってるのか?」
ユーリ「僕は家族に縁を切られた。妻と子供に、捨てられた。弟は死んだ。信じろ。深刻な状況だってことはうんぬんわかってる。でも保証する。僕が法廷に立つことはない」
バレンタイン「ウジ飛んでるな」
ユーリ「君が好きだジャック。いやちょっと違うな。君が理解できる。これからどうなるか教えてやろう。そうすれば心の準備ができる」
バレンタイン「いいだろ」
ユーリ「もうすぐドアをノックする音がして、君は外へ出る。他には階級の高い男がいる」

そこには長方形状の軍のバッジがあった。

ユーリ「まず君が手柄をほめたたえる。世界の安全に尽くしたと、そして君を表彰して昇進させるといってくれる。そのあと僕が釈放されると告げ、君はそれに反発。辞職すると脅しをかけるだろう。でも結局解雇される。僕が有罪など君が思ってると同じ理由だ。たしかにぼくは極めて下劣で残虐な癖に名乗ってる連中と付き合いがある。でもその連中は君らの敵の敵なんだ」

ユーリは新聞の記事を指さす。

ユーリ「世界最大の武器商人は君のボスだ。アメリカ合衆国大統領、僕の1年分より多く1日で出荷する。ただし彼は武器に指紋を残すわけにいかない場合がある。表だってかかわれない勢力には僕のようなフリーランスを使って商売をするわけがない。だから君は僕を悪と見るんだ。君には気の毒なことにぼくが必要ってわけだ」

するとドアをノックする音が聞こえる。

ユーリ「地獄へ行けと言いたいが、もうとっくに行きついてるな」

バレンタイン捜査官は尋問室を出る。

変わってアメリカのとある都市。
ユーリはバレンタインの計らいで無実となった。

商人「いい取引ができた」

ユーリは取引相手と握手をすると車に乗る。

ユーリ「普通は自由になれたら満足できるだろうが、私はただじゃ帰れない。ばかじゃないんだ。今日必要とされても悪いスケールごとにされかねないのはわかってる」

変わってアラブの砂漠の戦場。

ユーリ「だが結局私は、報いの仕事に戻った」

ユーリは再び武器商売の仕事を続けていた。

アラブの取引相手「よし分かった!行っていいぞ!」

取引きが成立するとユーリは立ち去ると、アラブ勢力が有する運搬トラックは発進する。

ユーリ「いずれ世界を受け告ぐのは誰か、武器商人だ。他のみんなは殺し合いで精いっぱい」

変わってオープニングにおいてユーリがいた場所となり、ユーリが再び語る。

ユーリ「生き残る秘訣は戦わないこと。とりわける自分とは…」

ユーリがそれを言うとその場所を立ち去り、ナレーションがこの映画の説明をした所で終わる。

この映画は実際の出来事に基づいて作られた。
個人のディーラー以上、武器を大量に供給するのはアメリカ、イギリス、ロシア、フランス、中国だ。
この5カ国は国連安全保障理事会の常任理事国でもある。


(終)

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最終更新:2017年07月09日 20:50