小説家志望の中学校の国語教師であるマイルス・レイモンドはクリスティンの結婚式のパーティーに参加し終えた後、自宅であるアパートに戻り何かを探していた。
変わってファストフード店。
そこではマイルスが夕食としてか密かに持ってきたワインである61年シュヴァル・ブランと一緒にハンバーガーを食べる。
変わって学校の教室ではマイルスが教師として生徒の読書を聞いていた。
生徒「彼の骨髄が僕は繰り返した。その言葉がやっと頭に入った。フィギュアスの骨髄が血流によって運ばれ、心臓へ達したために。彼は死んだ。フィニーの事で僕はいなかった。ボストン郊外に家族の墓地に彼の亡骸が埋葬されるのを見ていた時も僕は泣かなかった。これは僕自身の埋葬そう思えて仕方なかった。そんな時に涙が出ない。先生、次の書も読んでもいいですか?」
マイルス「いや、いい。次は月曜日にしよう」
マイルスは学校の仕事を終え自宅に戻り、電話の留守電ボタンを押した後、冷蔵庫を開ける。
電話『メッセージ、振り付け』
マヤ(留守電)『マイルズ、マヤよ。手紙ありがとう。ああ、もっと早く電話することも出来たけど、これまでの事を考えたかった』
マイルスは冷蔵庫を閉め、マヤの留守電を聞く。
マヤ(留守電)『手紙についても…もう一つ、電話するのを遅くなったのは本を読んでからにしたくて…読み終えたわ。ほんと素敵な作品ね。表現が上手いわ。出版されなくてもこの作品にはぬくもりと悲しみが詰まってる。どれもあなたの実体験。辛かったでしょうね。妹のキャラクターには参ったわ、強烈ね。ただ、正直行って私、結末がよくわからなかったていうの結局、父親は自殺したの?くっきりしないわ。話しは変わるけど、こっちは寒くて雨ばかりよ。でも冬は好き、ねぇ、そのうちまたこの街へ来ようと気になったら教えてね。店にも顔出してって言いたいけど、後、どのくらいいるかわからないから。もうじき卒業するの。だから引っ越すかもしれない。そうすると…へへ…。とにかくあなたの小説が気に入ったわ、諦めないでね、書き続けてね。無理はしないで。じゃあね』
マヤのメッセージが流れると共にマイルスは車で目的地となるマヤの家に行き玄関のドアを叩いたところで終わる。
最終更新:2018年10月01日 22:18