キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのエンディング (吹替版)

様々な職に成り済まして世界各地で小切手偽造事件を起こし逮捕されたフランク・W・アバグネイル・Jrは服役中にライバル視してたFBIのカール・ハンラティが面会の中でその偽造を見抜く才能を見てフランク自身は減刑と引き換えにFBIの捜査官となった。

変わってFBI本部内。

フランク「あのフランク・アバグネイルです。きょうから務めるんですけど」
カール「ああ、バージン諸島で経営している者だ」
女性職員「あのアバグネイルさんが来ました」
カール「後でかけ直す」

カールは書類ボックスを持ち、フランクは本部内と歩く中でカールと向き合う。

フランク「カール」
カール「FBIへようこそ」
フランク「デスクはこっちだ」

カールの先導でフランクはデスクへと入る。

フランク「カール、いつまで働けばいいの?」
カール「朝8時15分から夕方5時まで。ランチは45分間だ」
フランク「違うよ、意味わかってるだろ」
カール「毎日だよ。刑期が終わるまで毎日だ」

カールがそう言うとデスクのドアを閉める。
フランクの机の前には職員が持ってきた大量の書類が山のように積む。
変わってフランクは外で買い物してきたものを持ち、お菓子を食べる中で洋服店の展示室にあった航空パイロットの制服を見る。

変わってFBI本部内。
仕事中のカールの元にフランクがやってくる。

カール「ああ」
フランク「カール。ちょっといい?」
カール「今、忙しいんだ。週末に備えて片付けてる」
フランク「なあ、明日一緒に仕事しないか?」
カール「明日は土曜だぞ?。シカゴで娘に会いに行くんだ。昼には戻ってくるよ」
フランク「娘に会いに?」
カール「そのつもりだがね」
フランク「じゃあ?月曜までどうすればいい?」
カール「そこまで面倒見切れないよ、ちょっとどいて」

カールが整理する中、電話の音が鳴って即座にかける。

カール「ああハンラティだ。ああ、つないでくれ」

カールがそう言うとフランクはカールの元を離れる。

カール「ソーヤさんですか?どうも。さらに小切手が見つかったんですよ。ヴァージン諸島のツアー会社の」

変わってフランクは書類をくまなく見ている中で自身が収監前に撮影された白黒写真を見つけ電話をしてるカールを見てる中、自身の写真を剥がす。

変わってアメリカン航空の空港内。

フランクはパイロット姿で行く中、カールに呼びかけられる。

カール「どうやったんだ?フランク?どうやって司法試験にパスをした?」
フランク「何でここに?カール、あんたには悪いと思ってるよ」
カール「フランスへ戻ったら刑務所で死ぬぞ、国内へ逃げたらアトランタへ戻って50年の刑だ」
フランク「わかってるよ」

フランクは行く中でカールが歩きながら話す。

カール「お前の釈放に4年間かかったんだぞ、FBIの上層部と司法長官をお前は逃げないといって説得した」
フランク「何のために?」
カール「お前はまだガキだ」
フランク「あんたのガキじゃないよ。シカゴへ行くんじゃなかったのか?」
カール「娘とは今週会えないんだ。スキーに行ってる」
フランク「4歳とか言ってたけど、嘘だよね」
カール「別れた時の歳だよ。15歳だ。妻とは再婚して11年になるがブレストは時々を会わせてくれる」
フランク「じゃあ何て、4歳と?」
カール「わかるだろ、嘘の中で生きる方が楽だ。止めるつもりはないよフランク。俺にはわかってるからな。お前は月曜に戻ってくる」
フランク「へぇ、何でそう言い切れる?」
カール「見ろ、ほら。誰も追いかけてこない」

カールがそう言うとフランクの元を立ち去る。

アナウンス『アメリカン航空131便はご搭乗の準備ができました。ゴールデンパスのお持ちの方はゲート23番までお進みください』

変わってFBI本部内。

カール「あいつ、まだ点は無いか?」
女性職員「ええ、ありません」

変わって会議室でカールが職員らに演説をする。

カール「おはよう、今朝みんなに集まってもらったのはアリゾナでの小切手を洗って書き直すという新たな手口について話し合うためだ。この容疑者は向こう見ずなやつで5ケタの小切手を換金してる」

カールが偽造小切手の新たな手口を職員に話す中、遅れた職員がやってくる。

職員「遅れてすまない悪い…」
カール「回収された…その…小切手がメンタークのデスクにあるからそっちで見よう」

変わってカールが小切手をレンズで綿密に見ていた。

カール「あちこちに凹みが見られる。恐らく…元の金額は60ドル」

カールがそれを見る中、誰かがレンズを取りそれを取ったのはフランクであった。

フランク「見てもいいかな?」
カール「1週間は前に換金されてる。銀行は1万6000ドルの損害だ」
フランク「本物だよこれ」
カール「ああ、洗いなおしたんだ。サインだけ残して全部」
フランク「何を使って洗ったんだろう?。これは塩酸塩や漂白剤じゃないね」
カール「違うな、別のもんだ。手書きのインクなら除光液やアセトンで落とせるかもしれない。どうやったんだ?フランク?どんなズルをして司法試験に受かったんだ?」
フランク「ズルなんかしてないよ。2週間、勉強してパスしたんだよ」
カール「それはほんとか?嘘じゃないのか?」
フランク「この犯人はきっと郵便受けから小切手を盗んでる。名前を洗い直して自分のを打ち込んでるんだ」
カール「じゃあ、地元の人間か?」
フランク「僕が犯人なら、まず銀行にその人の残高を問い合わせた方がいい」
カール「それの額があるかどうか確かめよう」
フランク「その通りこいつはかなりの知能犯だよ。後はもう捕まえるだけだ」

カールとフランクの会話が続きFBI本部の様子が映し出される中でその2人のその後がテロップとして映された所で終わる。

現在のフランクは結婚26年目で息子が3人。
中西部で平和に暮らしながらFBIに協力して国際手配を受けた悪質な偽造犯の逮捕に貢献。
銀行詐欺と偽造の摘発の権威とされている。
彼はまた偽造防止小切手を考案。
現在、銀行や大企業が毎日使用しており代価として年間数100万ドルを彼に支払っている。
フランクとカールは今も仲の良い友達である。
(翻訳字幕)


(終)

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最終更新:2019年01月03日 19:24