第2幕


第1景:アロンと70人の長老たちが啓示の山の前にいる


【70人の長老たち】
四十日だ!

【司祭】
四十日間留まっている われらはすでにここに!

【70人の長老たち】
あとどれだけ待つのだ?

【司祭】
どれほど待ち続けねばならぬのだ?
四十日間待っている われらは今 モーゼを
そしてまだ知らぬ 誰も戒律を
そして法を!
想像を越える法を
想像を越える神の!

【ひとりの長老】
常に保有していたのだ ユダが最高の牧草地を!

【もうひとりの長老】
エジプトよりも過酷に
苦役へと休みもなしで
エフライムは駆り立てる ベンヤミンの息子たちを!

【三番目の長老】
ベンヤミンの息子たちは
エフライムの女たちを奪ったのだ!

【70人の長老たち】
暴力が支配している!
姦淫も自らの罰を知らず
美徳は報われることがない!
四十日間待ったのだ われらは空しく
この高みを前に!

【アロン】
モーゼがこの高みより降り来た時には
彼のみに法が明らかにされて
私の口より法や掟が伝えられるであろう
期待してはならぬ 形式をその思念の前に!
それらは同時にそこにあるのだから!

【70人の長老たち】
それでは遅すぎるではないか 来るのが!
民は絶望しているのだ!
民は信じるのを止めた この高みを
そこの柵が啓示の山を分け隔てている
彼らは怒り われらを誰も信ようとはしない もはや
この柵は作り事だと見なし
啓示は言い逃れだと思っている
モーゼの沈黙は逃亡だと!

(遠くから物音がする)

聞け!聞け!もう遅すぎる!

(騒音 唸り 轟音が近づき 一層大きくなって急激に近づく 怒りで興奮した群衆が叫びながらあらゆる方向から舞台になだれ込んでくる)

第2景

【コーラス】
どこにいるのだ モーゼは?
われらは奴を引き裂いてやるぞ!
どこだ 遍くおられるお方とやらは?
一緒に眺めているだけの!
どこだ 全能なるお方とやらは?
われらを邪魔しているだけの!
恐れはせぬぞ!引き裂いてやる 奴を!
想像を超えるお方とやらが禁じておられぬからな!
返してくれ われらに われらの神々を再び
秩序をお作りになる神々を!
さもなくば引き裂いてやるぞ 貴様らを
貴様らを われらから法と正義を奪った

(彼らはアロンと70人の長老たちに詰め寄る)

【70人の長老たち】
アロン われらを助けてくれ!話すのだ 彼らと!
彼らはわれらを殺すぞ!そなたのことなら聞く!
そなたが掴んでいるからだ 彼らの心を!

【アロン】
イスラエルの民よ!
わが弟モーゼは留まっているのだ
彼が常に在るところに
われらの近くにいようと遠かろうと
彼は居るのだ あの高みの上
彼の神の御許に
もしかすると彼はわれらを捨てたやも知れぬ
われらを遠く離れて
もしかすると神が彼を見捨てたのかも知れぬ
彼がそばに寄った神が
もしかすると彼は神に近づきすぎたのだ!
厳格な神である
もしかすると神は彼を殺したやも知れぬのだ!

【コーラス】
(ひとつのグループで)
神々が奴を殺したのだ!

【コーラス】
神々が奴を殺したのだ!
強力な神々が破滅させたのだ あの邪悪な者を!
あの永遠のお方とやらは奴を守れなかった
見えざるお方とやらは助けられなかったのだ
見えざるお方とやらは決して見えぬ
奴の神は無力だ
奴らを引き裂け 殺せ そいつの司祭どもを
殺せ 奴らを 燃やしてしまえ 奴らを
司祭どもを この偽りの神の!

【70人の長老たち】
アロンよ われらを助けよ 宥めてくれ!

【アロン】
イスラエルの民よ!
汝らの神々を与えよう われは汝らに再び
そして汝らをその神々へと
汝らが求める通りに
任せよ 遠き彼方のことは永遠なるお方に!
汝らには 神々は
現前し 常に実在すると言うのだから
汝らの差し出した素材により
私が与えてやろう それに形を
日々 目に見えて 分かりやすく
黄金でできた不滅のものを
ここへ黄金を持ってくるのだ!
捧げよ!呼び求めよ!
必ずや汝らは幸せになるであろう!

【コーラス】
歓呼せよ 喜べ!歓呼せよ イスラエルよ!
神々よ われらの目に見える偶像よ
神々よ われらの感覚を支配される方々!
御身らが現実に目に見えることが
存在されることが保証するのだ われらの安全を
その有限さが そして測り知れることが
求めぬのだ われらの感覚を超えることを
神々よ われらの感覚に近く
神々よ われらが完全に理解できる
美徳には至福で酬い
悪しき行いは公正さで罰し
示したまえ われらの行いの結果を
神々よ示したまえ 御身の力を
歓呼せよ イスラエルよ 喜べ!
彩りに富むのだ 目の前にある神々は
陰鬱なのは あの永遠なる方とやらだ
生の欲望は恐れず その終わりを
怖じけることなく探し求める その行く先を
悦びは境を接しながら 生と死とに
高め合って行くのだ お互いを
脅威が燃え立たせる 生きる勇気を
不屈と勇敢さを
そなたの神々に 内実あるものとして
捧げたのだ そなたは自らの内なる
そなたの生の充足を
そなたの神々の壮麗さが
確かなものとする そなたの黄金を
譲り渡すのだ そなたも!
そなたが貧しき者となり 神々を豊かにするのだ
神々がそなたを飢えたままにすることはない!
歓呼せよ イスラエルよ!
歓呼せよ!

(合唱の最後の部分で背後の視界が開ける)


第3景:黄金の子牛と祭壇

【アロン】
この偶像は示している
すべて存在するもののうちに 神が宿ることを
変わらざるものが 原理のごとく
素材なのだ 黄金が
汝らが捧げた
見た目は - 移ろい行くものだ
他のすべてと同じように:二次的なものではあるが
この姿は 私がこれに与えた
崇拝するが良い 自らをこの象徴のうちに!

(すでにアロンの最後の演説の最中にあらゆる方向から荷を積んだラクダ、ロバ、馬や人夫や荷車がステージに列をなしてやって来る 彼らは貢物を運んできたのだ 黄金 穀物 ワインの皮袋 牛やその他もっとたくさんのものである 舞台の前後のあちこちの場所で荷降ろしされ 積み上げられて行く あらゆる種類の家畜を伴った行列が一斉に通り過ぎ あちこちで屠殺の準備が始まる ..家畜には花輪が飾られている 巨大な包丁を持った屠殺人たちが現れて 家畜のまわりを荒々しく跳びはねながら踊る)



屠殺人の踊り

(ゆっくりと夕闇が迫ってくる 屠殺人たちは今や家畜を殺し その肉片を押し寄せる群衆へと放り投げる 何人かは血まみれの肉片を持って駆けまわりそれを生のままで貪り食う その間に大きな釜が運び込まれ 薪が積み上げられる 釜が吊るされる 祭壇の上には焼かれた生贄が捧げられている 一人の病める女が担架で運びこまれてくる 前方の一団が場所を空けると 病人は黄金の子牛の前に横たえられる)



【病める女】
おお神々の像よ
御身は輝き 暖め 癒してくださいます
太陽ですら癒せなかった私を
この指が御身に触れるだけで
御身はこの萎えた手足を動かして下さるのです

(彼女は立ち上がり 驚いた群衆の前を歩いて行く)

(一方 釜の下では火が焚かれ 焼かれ煮られている 暗闇が広がるにつれてあちこちで炎が燃え上がる また松明が灯され 人々は前に後ろに駆けまわる ワインや油の袋が配られて ワインや油が巨大な瓶に注がれる その間も背後では屠殺が続けられている 背景ではやがて駆け付けて現れるはずの族長のために場所が空けられる 病んだ女の奇跡に恍惚として 人々があらゆる方向から黄金の子牛に殺到するが徐々に分かれて二つのグループを形成する:一方は乞食女と乞食男たち 他方は老人たち)






【乞食女たち】
(子牛にとても近づいて)
ここに おお神々よ お取り下さい この最後のぼろ布を
これは私どもを焼けつく太陽と砂漠の塵より
守ってきたものです
それからこの最後の一口を
私どもが明日のために乞い求めたものです

(彼女たちは着物を投げ出し 食物を捧げる 何人かのそばに立っていた者たちが乞食に近づいて彼らに贈り物を差し出そうとするが拒否される 数名の老いた男たちが苦労して足を引きずりながら 今や黄金の子牛の前に立っている!)



【老人たち】
この最後の瞬間まで
わしらはずっと生き長らえて参りました
お受け取り下さい この身を生贄として

(彼らは斃れる)

【70人の長老たち】
彼らは自らを殺したぞ

(トランペットの爆音が舞台裏で響き近付いてくる ギャロップが聞こえ急速に近づいてくる 人々は驚いて散らばって行く 部族長たちとエフライム族の男が荒馬に乗って子牛のところへ近づき そこで跳び降りる まわりの者が馬を抑える)


【エフライム族の男】
自由であるなら 自らの主たちの下で
従うのだ 民はただ神々にのみ
力強く統べ給う
部族長たちよ 敬おうではないか われと共に
この偶像を 統率の力の!

【部族長たち】
全員を代表して われらの率いる部族の
神々よ われらをご覧あれ 御身らの前に跪く
最高の力を受けしこの強き力を

【コーラス】
自由なのだ 自らの主たちの下で!

(若い男が群衆の間を通って進み出てくる 彼は骸骨のように痩せており 熱に浮かされているように見える 長い棒を両手で持って周囲の者たちを叩きながら 偶像を拝むのを止めさせようとする)


【若者】
思考の高みにわれらは登っていた
現在より離れ 未来に近づいて!
生活の深みにわれらはまた汚された
打ち砕かれよ このかりそめの偶像よ!
純粋であれ 永遠への眼差しよ!

(彼の後ろに立っていたエフライムの男は彼の首をつかみ 地面に押し付ける)

【エフライム族の男】
さあ見るがいい 今こそ永遠を
この世の暮らしに値打ちがないと思うのならな

(部族長たちはその若い男を殺し それから自分の馬に飛び乗るとてんでんばらばらに群衆の間に紛れ込み 目立たぬように消えて行く 群衆たちの間ではそれまでの献身や捧げものと言った行為に続いて お互いに与え合う欲望が支配し始める 女たちは互いに宝石やスカーフのようなものを交換しあい 男たちは武器や装備といったものを与え合う お互いに食べ物や飲み物を提供し合い 別の者たちは、花輪で飾り合う 互いに何かしようというのを手助けし合っている)




酩酊とダンスの饗宴

(あちこちでワインが流れるように注がれている 激しい酩酊が全員を捕らえる 男は重い石の瓶を回りで振りまわし ワインを互いに注ぎ合う それからとんでもない踊りを始め あちこちで口論や殴り合いが起こる)


【70人の長老たち】
幸いなるは民 そして偉大にも示す 奇跡は
この興奮が この陶酔が可能とすることを
変わらぬ者はなく 誰もが高められる
感激せぬ者はなく 誰もが感動する
人間の徳は 力強く再び目覚める
真剣さと歓喜 節度と放縦
活気 幸福と憧れ 勢い
そして安らぎ 分別
欲望 自己否定、吝嗇
浪費も貪欲も
すべての美 善 醜 悪
自らの生の証が知覚でき 感じ取れる -
感覚は与え 魂に最初に意味を
魂は感覚となる
神々よ 彼らの魂に贈りたもうたお方
感覚を 魂を知覚する
神々よ 讃えられよ!

破壊と自殺の饗宴

(四人の裸の若い娘 そのうちの一人は第1幕で子牛の前に現れた少女である)

【乙女】
あなた様 黄金の神よ
快感のように私を貫いて流れます あなた様の栄光が!
輝くものだけが 善きものなのです
侵すことのできない黄金の美徳が
失うことのない処女の純潔が
報われるのです 模範や偶像となって

【四人の裸の乙女】
おお黄金の神さま
おお司祭さま 黄金の神々の
処女の純潔の血は
黄金の金属の冷たさと同じように
果実へと暖まることはありません
おお 神々さま 悦ばせて あなたの司祭さま方を
悦ばせて下さい 私たちを最初で最後の快楽に
熱くして 私たちの血を
音を立てて冷たい黄金のもと蒸発してしまうように!
おお 赤い黄金よ!

(司祭たちはこの若い乙女たちに襲いかかり 抱きしめて長いキスをする  - 各ペアの後ろには少女がひとりずつ 長い屠殺用のナイフと血を集めるための入れ物を手にして現れる)


【70人の長老たち コーラス】
(身震いしながら)
血の生贄だ!

(少女たちは司祭にナイフを差し出し 司祭は乙女の喉を押さえると その胸にナイフを突き立てる 少女たちはその血を入れ物に受け 司祭は祭壇の上にそれを注ぐ)


【四人の裸の乙女】
(死のため息をついて)
ああ!

(群衆は今や破壊や自殺を始めるようになり 器は砕かれ 石の甕は割られ 車は壊されるなどが引き起こされる 手当たり次第に物が投げられる 刀剣 短剣 手斧 槍 甕 道具などである 逆上して互いに物や武器を投げつけ合う者 他の者は剣に身を突き立てたり 日の中に飛び込んで火だるまになって舞台を駆け回る者 高い岩の上から飛び降りる者 それから野蛮な踊り)




性の饗宴

(ひとりの裸の若者が前に駆け出してきて少女に襲いかかり 彼女の服を引き裂くと その少女を持ち上げて祭壇に向かって走って行く)

【裸の若者】
あんたたちをお手本に 神々よ
生きてやるぜ 俺たちゃ愛を求めて!

(多くの男どもがそれを真似て 自分の服を脱ぐと女たちの服も脱がせ 同じように持ち上げると祭壇のところで立ち止まり 舞台裏へと消えて行く)

【別の裸の若者】
聖なるは生殖の力!

【さらに他の者】(もっと多く)
聖なるは実を結ぶ力!

【更に多くの者】
聖なるは情欲なり!

裸の者どもの行列はこのようにして叫び喚きながら祭壇の所を通り過ぎて行き舞台裏に消えて行き 裸の者どもが去るにつれて舞台上には人がいなくなってくる やがてあらゆる興奮は収まり 熱狂と酩酊は倦怠と虚脱に変わる 多くは眠りに落ちるが 別の者は静かに去って行く なおも舞台裏やあちこちから音楽や歌声が聞こえてくる)




【コーラス】
神々よ その魂を授けて下さったお方…
五感 魂を知覚するものを…
御身 黄金の神よ!
黄金は輝く 欲望のように!
人間の美徳は黄金のようなものだ!
黄金は欲望のようなものだ!
欲望は凶暴だ!
黄金は輝く 血のように!
黄金は支配力だ!
献身だ!
正義だ!
目をくらます輝きだ!

(火が消えてほとんど見えなくなる あらゆる舞台の上の動きは止む)


第4景

(背景の一番後ろの丘のひとつの上に男が立って 啓示の山と思われる方向をしばらく見つめていたが 横たわっている者たちを身振りでまず目覚めさせるとそれから叫ぶ)




【ひとりの男】
モーゼが山から降りてくるぞ!

(この叫びで眠っていた者たちはあちこちで目覚め あらゆる方向から再び流れるように集まって来る)


【モーゼ】
消え失せよ 力なき偶像よ
無限なるものを型にはめてしまう者よ

(黄金の子牛が消えると 人々は後退し 舞台から急速にいなくなる)

【民衆】
黄金の輝きは消えた
われらの神は再び見えなくなった
すべての快楽 すべての歓喜 すべての希望は
消えた!
すべては再び暗く 光を失った!
われらは逃げよう この力から!

(全員退場し モーゼとアロンだけになる)

第5景:モーゼとアロン

【モーゼ】
(極度に怒って)
アロンよ 何をそなたはしたのだ?

【アロン】
何も 新しいことは!
ただ 常にわが任務であったことのみだ
そなたの思念に言葉がなく
私の言葉が 形を描き出さなかったのなら
彼らの耳に
彼らの目の前に 奇跡を起こさせるという務めを

【モーゼ】
それは誰が命じたのだ?

【アロン】
いつものように:
私は聞いたのだ 声を私の中で

【モーゼ】
私は話していない

【アロン】
だが 私はそれでも理解していたのだ

【モーゼ】
(脅すようにアロンに向かって歩み寄り)
沈黙せよ!

【アロン】
(驚いたように後退して)
そなたの…口は…
そなたはあまりに長い間離れ過ぎていた われらから…

【モーゼ】
わが思念のもとで!
それはそなたと共にあったはずだ!

【アロン】
そなたが一人いなくなってしまえば
そなたは死んだと思われるだろう
民はそなたの口からの言葉を
法と掟を
長いこと待っていたのだ
だから私は彼らに偶像を描き出して見せねばならなかった

【モーゼ】
そなたの偶像は崩れ去った 私の言葉で!

【アロン】
そなたの言葉は 偶像を
そして奇跡を下らぬものとして否定してきた
そして奇跡とて 偶像ほどのものでもなかったのだ
そなたの言葉がわが偶像を破壊したように

【モーゼ】
神の永遠が破壊したのだ 神々の存在を!
それは偶像でも 奇跡でもない!
これは法なのだ
これは不滅なのだ この石板に書かれてある通り
束の間のものだ そなたの口から出る言葉など!

(彼はアロンに向かって石板を差し出す)

【アロン】
イスラエルの存続こそが証明する 永遠のお方の思念を!

【モーゼ】
推測することができるのか そなたは全能なるものの
言葉も具象も超えた思念を?

【アロン】
私は理解している このように:
これらの民は守られていなければならぬと
しかし この民は感じることしかできぬ
私はこの民を愛している
私は民のために生きるのだ
そして彼らを守りたいのだ!

【モーゼ】
かの思念のためにだ!
私はこの思念を愛し そのために生きる!

【アロン】
だがそなたはこの民も愛するだろう
そなたが見るならば この民がいかに生きているのかを
彼らが見 感じ 願っているときに
いかなる民も信じることはできぬ 感じ取ることのできぬものを

【モーゼ】
そなたに私を動じさせることはできぬ!
彼らはこの思念を理解せねばならぬのだ
そのためだけに生きるのだ!

【アロン】
ならば嘆きに満ちた 民に
殉教の民になってしまうではないか!
いかなる民もほんの一部しか理解はできぬのだ
偶像の しかもそれはほんの一部しか
思念を現してはおらぬのに
だからそなたをこの民に理解させよ
彼らに適したやり方で

【モーゼ】
私にこの思念を歪めよと言うのか?

【アロン】
私にそれを解決させよ!
書き写すのだ 口に出すのではなく
禁令は
恐ろしくとも 従い得るものならば
確実に守られるであろう
必要性を明らかにする
戒めは
厳しくとも 希望を呼び覚ますものならば
根を下ろすであろう その思念は
無意識のうちに為されるであろう そなたが思った通りに
人間らしく打ち震えながら
そなたもこの民に感じるであろう
ただ愛すべきものと!

【モーゼ】
私はそのような体験は望まぬ!

【アロン】
そなたは生きていかなければならぬ!
そなたはできぬのだ 他のことは!
そなたは自分の思念に縛りつけられているのだ!

【モーゼ】
そうだ わが思念に
この石板に書き記されているようにな…

【アロン】
それは思念の一部に過ぎぬ

【モーゼ】
ならば私はこの石板を打ち砕き
そして神に祈ろう 私を
この役目から解放して下さるように

(彼は石板を砕く)

【アロン】
意気地のない者め!
そなたは神の言葉を担っておるのだ
石板があろうとなかろうと
われはそなたの口として そなたの思念を守り
いつでもそれを表現できるようにしているぞ

【モーゼ】
偶像を通じてか!

【アロン】
そなたの思念の像なのだ:
像は思考なのだ そこから流れ出るすべてのものと同じように
私は頭を垂れよう この必要性には
この民が守られて
この永遠の思念を目撃できるように
私の運命は 分かりやすく伝えること
私がそれを理解したよりもずっと
智者はそれでも本質をいつでも
見いだすであろう!

【コーラス】
(火の柱に導かれ背景を通り過ぎてゆく)

神はわれらをすべての民の中より選んだのだ
唯一なる神の民と為すために
ただ一人の神に仕えさせるために
他の誰も仕えることはできぬ!
神はわれらをあの土地に導くであろう
乳と蜜の地に
そしてわれらは享受するのだ
われらの祖先が約束されしことを
全能の神よ
御身はずっと強大なり エジプトの神々よりも!

【アロン】
あそこを見よ!

【モーゼ】
火の柱だ!

【アロン】
あれは夜にわれらを導く -
全能なるお方は私を通して与えて下さったのだ
民にひとつの印を

(背景は急に昼間に変わり 火の柱は消えて雲の柱に変わる 前景は比較的暗いままである)


【モーゼ】
雲の柱だ!

【アロン】
あれは導くのだ われらを昼に

【モーゼ】
偶像にすぎぬ!

【アロン】
神の印なのだ 燃える茨の茂みと同じように
そこに永遠なるお方が現れているのではない
だがそこへ至る道が示されている
そして約束の地への道が!

(アロンはゆっくりと背後へ下がる)

【モーゼ】
想像を超えた神よ!
語ることもできず たくさんの意味を持つ思念よ!
御身はこのような解釈を許されるのか?
アロン 私の口に あのような偶像を作らせることを?
私もそのように像を作り 過ちを犯した
像は所詮 像でしかないから!
そして私は打ち破られた!
そしてすべて妄想となってしまった 私がずっと考えてきたものは そして語ることができず 語ってはならぬものに!
おお言葉よ 言葉よ 私に欠けているものよ!

(モーゼは絶望して地面に倒れ込む)
ZWEITER AKT


1. Szene: Aron und die 70 Ältesten vor dem Berg der Offenbarung .

DIE 70 ÄLTESTEN
Vierzig Tage!

PRIESTER
Vierzig Tage liegen wir nun schon hier!

70 ÄLTESTE
Wie lange noch?

PRIESTER
Wie lange soll das noch dauern?
Vierzig Tage warten wir nun auf Moses,
und noch immer weiß keiner Recht
und Gesetz!
Unvorstellbares Gesetz
des unvorstellbaren Gottes!

EIN ÄLTESTER
Immer besetzt Juda die besten Weideplätze!

EIN ANDERER
Ärger als Ägypten,
zu Fron ohne Ruhetag
zwingt Ephraim Benjamins Söhne!

EIN DRITTER
Benjamins Söhne
haben Ephraims Weiber geraubt!

70 ÄLTESTE
Gewalt regiert!
Unzucht kennt ihre Strafe nicht,
Tugend nicht ihren Lohn!
Vierzig Tage warten wir vergebens
vor dieser Höhe!

ARON
Wenn Moses von dieser Höhe herniedersteigt,
wo ihm allein das Gesetz sich offenbart,
soll mein Mund euch Recht und Gesetz vermitteln.
Erwartet die Form nicht vor dem Gedanken!
Aber gleichzeitig wird sie da sein!

70 ÄLTESTE
Das wird zu spät kommen!
Das Volk ist verzweifelt!
Es mißtraut dieser Höhe,
deren Umzäunung es vom Berg der Offenbarung trennt.
Es rast, es glaubt uns keinem mehr;
hält die Umzäunung für Willkür,
die Offenbarung für Ausflucht,
Moses' Schweigen für Flucht!

(Lärm aus weiter Ferne)

Hört! Hört! Zu spät!

(Lärm, Geheule und Tosen kommt, immer lauter, rasch näher; in wütender Erregung stürzt von allen Seiten die brüllende Volksmenge auf die Bühne)

2. Szene

CHOR
Wo ist Moses?
Daß wir ihn zerreißen!
Wo ist der Allgegenwärtige?
Daß er es mit ansieht!
Wo ist der Allmächtige?
Daß er uns daran hindre!
Fürchtet nichts! Zerreißt ihn!
Der Unvorstellbare hat es nicht verboten!
Gebt uns unsre Götter wieder,
daß sie Ordnung schaffen!
Oder wir zerreißen euch,
die ihr uns Gesetz und Recht genommen habt.

(Sie dringen auf Aron und die 70 Ältesten ein)

70 ÄLTESTE
Aron, hilf uns! Sprich zu ihnen!
Sie morden uns! Dich hören sie!
Du hast ihr Herz!

ARON
Volk Israels!
Mein Bruder Moses weilt,
wo er immer ist,
ob er uns nah ist oder fern;
er weilt auf dieser Höhe:
bei seinem Gott.
Vielleicht hat er uns verlassen,
der uns fern war;
vielleicht hat sein Gott ihn verlassen,
dem er nah war;
vielleicht kam er ihm zu nah!
Es ist ein strenger Gott:
Vielleicht hat er ihn getötet!

CHOR
(ein Gruppe)
Die Götter haben ihn getötet!

CHOR
Die Götter haben ihn getötet!
Die starken Götter vernichten den Frevler!
Die Ew'ge konnt ihn nicht beschützen.
Der Unsichtbare kommt keinem zu Hilfe.
Der Unsichtbare läßt nirgends sich blicken.
Sein Gott ist machtlos.
Zerreißt sie, tötet seine Priester,
erschlagt sie, verbrennt sie,
die Priester dieses falschen Gottes!

70 ÄLTESTE
Aron, hilf uns; gib nach!

ARON
Volk Israels!
Deine Götter geb' ich dir wieder
und dich ihnen;
wie es dich verlangt.
Lasset die Ferne dem Ewigen!
Euch gemäß sind Götter
gegenwärtigen, alltagsnahen Inhalts.
Ihr spendet diesen Stoff,
ich geb' ihm solche Form:
Alltäglich, sichtbar, faßlich,
in Gold verewigt.
Bringt Gold herbei!
Opfert! Ruft ihn an!
Ihr sollt glücklich werden!

CHOR
Jubelt, freut euch! Juble, Israel!
Götter, Bilder unsres Auges,
Götter, Herren unsrer Sinne!
Ihre leibliche Sichtbarkeit,
Gegenwart, verbürgt unsre Sicherheit;
ihre Grenzen und Meßbarkeit
fordern nicht, was unserm Gefühl versagt.
Götter, nahe unserm Fühlen,
Götter, die wir ganz begreifen:
Tugend lohne Glückseligkeit,
Übeltat bestrafe Gerechtigkeit;
zeigend unsrer Taten Folgen,
Götter, stellt sich eure Macht dar.
Juble, Israel, freue dich!
Farbig ist diese Gegenwart,
düster ist jene Ewigkeit;
Lebenslust scheut ihr Ende nicht,
furchtlos sucht sie es freiwillig;
Lust grenzt an Leben und an Tod,
steigert zu dem von jenem sich;
Drohung entzündet Lebensmut,
Standhaftigkeit und Tapferkeit.
Deinen Göttern als Inhalt
gabst du dein Innres,
dein Lebensgefühl.
Deiner Götter Aussehn
sichert dein Gold:
entäußre dich sein!
Mach dich arm, mach sie reich:
Sie werden dich nicht hungern lassen!
Juble, Israel!
Juble!

(Während des Letzten hat der Chor den Ausblick auf den Hintergrund freigegeben)

3. Szene: das goldene Kalb und der Altar

ARON
Dieses Bild bezeugt,
daß in allem, was ist, ein Gott lebt.
Unwandelbar, wie ein Prinzip,
ist der Stoff, das Gold,
das ihr geschenkt habt;
anschaulich - wandelbar,
wie alles andre: Zweite,
ist die Gestalt, die ich ihm gegeben.
Verehrt euch selbst in diesem Sinnbild!

(Schon während Arons letzter Ansprache sind von verschiedenen Seiten her Züge beladener Kamele, Esel, Pferde sowie Lastträger und Wagen auf die Bühne gekommen. Sie bringen Opfer herein, Gold, Getreide, Weinschläuche, Vieh und dergleichen mehr. An vielen Plätzen der Vorder und Hinterbühne wird abgeladen und aufgeschichtet. Züge mit Vieh aller Arten gehen vorüber. Gleichzeitig werden an vielen Stellen Vorbereitungen zum Schlachten getroffen: das Vieh wird geschmückt, bekränzt; Schlächter mit großen Messern treten auf, umtanzen das Vieh in wilden Sprüngen)

Tanz der Schlächter

(Es wird langsam Abend. Die Schlächter schlachten nun das Vieh, werfen Fleischstücke in die Menge, die sich darum balgt. Einzelne Personen laufen mit blutigen Fleischstücken herum und verzehren sie roh. Inzwischen werden große Kessel gebracht. Brennmaterial wird aufgeschichtet. Die Kessel werden aufgehängt. Am Altar werden Brandopfer dargebracht. Eine Kranke wird auf einer Bahre hereingetragen. Die Menge vorn macht Platz, die Kranke wird vor dem Goldenen Kalb abgesetzt)

EINE KRANKE
O Götterbild,
du strahlst, du wärmst, du heilst,
wie niemals die Sonne geheilt.
Den Finger leg' ich bloß auf dich,
und schon bewegen sich die lahmen Glieder.

(Sie steht auf und geht durch die staunende Menge)

(Inzwischen wurden Feuer unter den Kesseln entzündet, man brät und siedet; mit zunehmender Dunkelheit flammen überall große Feuer auf. Auch Fackeln werden angezündet, und Menschen laufen mit solchen hin und her. Wein- und Ölschläuche werden verteilt, Wein und Öl in große Krüge gegossen. Dabei gehen im Hintergrund die Vorgänge des Schlachtens usw. weiter. Im Hintergrund wird dann rechtzeitig Platz geschaffen für den Auftritt der herein galoppierenden Stammesfürsten. Entzückt von dem Wunder der Kranken, haben sich einzelne Personen von verschiedenen Seiten zum Goldenen Kalb hervorgedrängt und bilden allmählich und nacheinander die beiden Gruppen: Bettlerinnen und Bettler einerseits, Greise andrerseits)

BETTLERINNEN
(ganz nahe dem Kalb)
Hier, o Götter, nehmt die letzten Lumpen,
die uns vor Sonnenglut und Wüstenstaub
geschützt haben.
Und hier die letzten Bissen,
die wir uns für morgen erbettelt haben.

(Sie werfen ihre Kleider ab, legen Nahrungsmittel hin. Einige der Umstehenden drängen sich an die Bettler heran, bieten ihnen Geschenke an, werden aber abgewiesen. Einige Greise, die sich mühsam herangeschleppt haben, stehen nun vor dem Goldenen Kalb!)

GREISE
Die letzten Augenblicke,
die wir noch zu leben haben,
nehmt sie als Opfer.

(Sie sinken um)

70 ÄLTESTE
Sie haben sich getötet.

(Posaunenstoß hinter der Szene. Kommt näher; Galopp wird hörbar; nähert sich rasch; das Volk, aufgeregt, stiebt auseinander; die Stammesfürsten und der Ephraimit reiten in wildem Galopp bis vor das Kalb; springen dort ab; Umstehende halten die Pferde)

DER EPHRAIMIT
Frei unter eigenen Herren,
unterwirft sich ein Volk nur Göttern,
die kraftvoll herrschen.
Stammesfürsten, huldigt mit mir
diesem Abbild geregelter Kräfte!

DIE STAMMESFÜRSTEN
Im Namen aller von uns geführten Stämme,
Götter, seht uns vor euch auf den Knien,
die höhere Macht der höchsten unterworfen.

CHOR
Frei unter eigenen Herren!

(Der Jüngling hat sich einen Weg durch die Menge gebahnt. Er ist zum Skelett abgemagert, sieht fiebrig aus. Mit einer langen Latte, die er mit beiden Händen hält, schlägt er auf die Umstehenden ein und will sie zwingen, vom Götzendienst abzulassen)

JÜNGLING
Gedankenhoch waren wir erhöht,
gegenwartsfern, zukunftsnah!
Lebenstief sind wir erniedrigt.
Zertrümmert sei dies Abbild des Zeitlichen!
Rein sei der Ausblick zur Ewigkeit!

(Der Ephraimit der hinter ihm gestanden ist, ergreift ihn am Genick und drückt ihn zu Boden)

DER EPHRAIMIT
Hier Blick nun zur Ewigkeit,
wenn dir Lebensnähe so wenig wert ist.

(Die Stammesfürsten erschlagen den Jüngling, dann besteigen sie ihre Pferde, mischen sich, einzeln und unregelmäßig, unter das Volk und verschwinden, abreitend, unauffällig. In der Volksmenge herrscht nach den vorigen Handlungen der Hingabe und der Opfer eine Lust, sich gegenseitig zu beschenken, vor. Frauen schenken einander Schmuck, Tücher und dergleichen, Männer Waffen, Geräte und dergleichen; man bietet einander Speisen und Getränke, bekränzt sich und andere mit Blumen; einer hilft dem andern bei jeglicher Tätigkeit und ähnliches mehr)

Orgie der Trunkenheit und des Tanzes

(Überall wird nun Wein in Strömen ausgeschenkt. Eine wilde Trunkenheit bemächtigt sich aller. Man wirft die schweren Steinkrüge umher, begießt sich gegenseitig mit Wein und gerät in tolles Tanzen, wobei es auch hier und da zu Zwistigkeiten und Prügeleien kommt)

70 ÄLTESTE
Selig ist das Volk, und groß zeigt ein Wunder,
was Begeisterung, was Entzückung imstande:
umverwandelt keiner, jeder erhoben,
unergriffen keiner, jeder ergreifend.
Menschentugend, kraftvoll, wieder erweckte:
Ernst und Freude, Maß und Übermaß,
Frohsinn, Glück und Sehnsucht, Schwung
und Ruhe, Besinnung.
Gier, Entsagung, Geiz,
Verschwendung und Habsucht,
alles Schöne, Gute, Häßliche, Schlechte,
Eigenlebens Zeugnis, wahrnehmbar, fühlbar. -
Sinn schenkt Seele Sinn erst.
Seele ist Sinn.
Götter, die ihr Seele schenktet,
Sinne, Seele wahrzunehmen.
Götter, seid gepriesen!

Orgie der Vernichtung und des Selbstmordes

(Vier nackte Jung Frauen, eine davon das Mädchen, siehe 1. Akt, treten vor das Kalb)

MÄDCHEN
Du goldener Gott,
wie Lust durchströmt mich dein Glanz!
Was glänzt nur, ist gut.
Unangreifbare Tugend des Golds,
unverlierbare Jungfräulichkeit,
belohnt als Vorbild und Abbild.

VIER NACKTE JUNGFRAUEN
O goldener Gott,
o Priester goldener Götter,
das Blut jungfräulicher Unberührtheit,
gleich Goldes metallischer Kälte
zur Frucht nicht erwärmt,
oh, Götter, entzückt eure Priester,
entzückt uns zu erster und letzter Lust,
erhitzt unser Blut,
daß es zischend am kalten Gold verrauche!
O rotes Gold!

(Die Priester stürzen auf die Jungfrauen zu, umarmen und küssen sie lange. - Hinter jedes Paar stellt sich ein Mädchen, das ein langes Schlachtmesser und ein Gefäß zum Auffangen des Blutes in den Händen hält)

70 ÄLTESTE CHOR
(SCHAUDERND)
Blutopfer!

(Die Mädchen reichen den Priestern die Messer; die Priester fassen die Jungfrauen an der Gurgel und stoßen ihnen das Messer ins Herz; die Mädchen fangen das Blut in den Gefäßen auf; die Priester gießen es auf den Altar)

VIER NACKTE JUNGFRAUEN
(stoßen einen Todesseufzer)
Ah!

(Die Menge beginnt nun mit Verwüstung und Selbstmord; es werden Geräte zerschlagen, die Steinkrüge zerbrochen, die Wagen zertrümmert usw.; man schleudert alles mögliche umher: Schwerter Dolche, Beile, Lanzen, Krüge, Geräte usw. Im Taumel werfen einzelne sich den Gegenständen, Waffen und dergleichen entgegen, andere stürzen sich in Schwerter, wieder andere springen ins Feuer, laufen brennend über die Bühne, einige springen von hohen Felsen herab und dergleichen mehr; hierzu wilde Tänze).

Erotische orgie

(Ein nackter Jüngling läuft nach vorn, auf ein Mädchen zu, reißt ihm die Kleider vom Leib, hebt es hoch und rennt mit ihm zum Altar)

DER NACKTE JÜNGLING
Eurem Vorbild, Götter,
leben wir die Liebe nach!

(Viele Männer folgen diesem Beispiel, werfen ihre Kleider ab, entkleiden Frauen und tragen sie denselben Weg, am Altar haltmachend, nach dem Hintergrund)

EINIGE ANDERE NACKTE
Heilig ist die Zeugungskraft!

NOCH ANDERE (MEHR)
Heilig ist die Fruchtbarkeit!

VIELE ANDERE
Heilig ist die Lust!

(Ein ganzer Zug Nackter läuft auf diese Weise mit Geschrei und Gejohle am Altar vorbei und verschwindet im Hintergrund. Die Bühne ist durch den Abzug der Nackten leerer geworden; nun legt sich bald alle Erregtkeit; Taumel und Trunkenheit gehen in Erschlaffung und Müdigkeit über; viele sinken schlafend um oder ziehen sich still zurück. Aus dem Hintergrund klingt noch Musik und Gesang, von immer anderen Stellen her)

CHOR
Götter, die ihr Seele schenktet…
Sinne, Seele wahrzunehmen…
Du goldener Gott!
Gold glänzt wie Lust!
Menschentugend gleicht Gold!
Gold gleicht Lust!
Lust ist Wildheit!
Gold glänzt wie Blut!
Gold ist Herrschaft!
Hingabe!
Gerechtigkeit!
Verwirrender Glanz!

(Die Feuer erlöschen, bis auf wenige, allmählich. Alle Bewegung auf der Bühne hat aufgehört)


4. Szene

(Im Hintergrund, möglichst weit hinten, auf einem der Hügel, erhebt sich ein Mann, blickt eine Weile in die Richtung, wo man den Berg der Offenbarung zu denken hat, weckt gestikulierend einige ihm zunächst Liegende, die er veranlaßt, in dieselbe Richtung zu blicken und ruft dann)

EIN MANN
Moses steigt vom Berg herab!

(Auf diesen Ruf hin erwachen allenthalben die Schlafenden, erheben sich, und von allen Seiten strömt wieder Volk herbei)

MOSES
Vergeh, du Abbild des Unvermögens,
das Grenzenlose in ein Bild zu fassen!

(Das Goldene Kalb vergeht; das Volk weicht zurück und verschwindet rasch von der Bühne)

VOLK
Der Strahl des Goldes erlischt;
Unser Gott ist wieder unsichtbar.
Alle Lust, alle Freude, alle Hoffnung
ist weg!
Alles wieder trüb und lichtlos!
Laßt uns den Gewaltigen fliehn!

(Alle ab bis auf Moses und Aron)

5. Szene: Moses und Aron

MOSES
in höchstem Zorn.
Aron, was hast du getan?

ARON
Nichts Neues!
Nur, was stets meine Aufgabe war:
Wenn dein Gedanke kein Wort,
mein Wort kein Bild ergab,
vor ihren Ohren,
ihren Augen ein Wunder zu tun.

MOSES
Auf wessen Geheiß?

ARON
Wie immer:
ich hörte die Stimme in mir.

MOSES
Ich habe nicht gesprochen.

ARON
Aber ich habe dennoch verstanden.

MOSES
(drohend einen Schritt auf Aron zu)
Schweig!

ARON
(weicht erschreckt zurück)
Dein…Mund…
Du warst lange fern von uns…

MOSES
Bei meinem Gedanken!
Das müßte dir nahe sein!

ARON
Wenn du dich einsam machst,
wirst du tot geglaubt.
Das Volk hat auf das Wort deines Mundes,
dem Recht und Gesetz entspringen,
lange gewartet.
So mußte ich ihm ein Bild zu schauen geben.

MOSES
Dein Bild verblich vor meinem Wort!

ARON
Deinem Wort waren sonst Bilder
und Wunder, die du mißachtest, versagt.
Und doch war das Wunder nicht mehr als ein Bild:
als dein Wort mein Bild zerstörte.

MOSES
Gottes Ewigkeit vernichtet Götter Gegenwart!
Das ist kein Bild, kein Wunder!
Das ist das Gesetz.
Das Unvergängliche, sag es, wie diese Tafeln,
vergänglich; in der Sprache deines Mundes!

(Er hält Aron die Tafeln hin)

ARON
Israels Bestehn bezeuge den Gedanken des Ewigen!

MOSES
Ahnst du nun die Allmacht des
Gedankens über die Worte und Bilder?

ARON
Ich verstehe es so:
dieses Volk soll erhalten bleiben.
Aber ein Volk kann nur fühlen.
Ich liebe dieses Volk,
ich lebe für es
und will es erhalten!

MOSES
Um des Gedankens willen!
Ich liebe meinen Gedanken und lebe für ihn!

ARON
Auch du würdest dies Volk lieben,
hättest du gesehn, wie es lebt,
wenn es sehen, fühlen, hoffen darf.
Kein Volk kann glauben, was es nicht fühlt.

MOSES
Du erschütterst mich nicht!
Es muß den Gedanken erfassen!
Es lebt nur deshalb!

ARON
Ein beklagenswertes, ein Volk von
Märtyrern wäre es dann!
Kein Volk erfaßt mehr als einen Teil
des Bildes, das den faßbaren Teil des
Gedankens ausdrückt.
So mache dich dem Volk verständlich;
auf ihm angemeß’ne Art.

MOSES
Ich soll den Gedanken verfälschen?

ARON
Laß mich ihn auflösen!
Umschreibend, ohne auszusprechen:
Verbote,
furchterregend, doch befolgbar,
sichern das Bestehen;
die Notwendigkeit verklärend,
Gebote,
hart, doch hoffnungserweckend,
verankern den Gedanken.
Unbewußt wird getan, wie du willst.
Menschlich schwankend
wirst du dein Volk dann finden,
doch liebenswert!

MOSES
Das will ich nicht erleben!

ARON
Du mußt leben!
Du kannst nicht anders!
Du bist an deinen Gedanken gebunden!

MOSES
Ja, an meinen Gedanken,
wie ihn diese Tafeln ausdrücken…

ARON
Ein Teil des Gedankens sind.

MOSES
So zertrümmere ich diese Tafeln und
will Gott bitten, daß er mich von
diesem Amt abberuft.

(Er zertrümmert die Tafeln)

ARON
Kleinmütiger!
Du, der du Gottes Wort hast,
ob mit, ob ohne Tafeln:
Ich, dein Mund, bewahre deinen Gedanken,
wie immer ich ihn ausspreche.

MOSES
Durch Bilder!

ARON
Bilder deines Gedankens:
sie sind er, wie alles, was aus ihm hervorgeht.
Ich beuge mich der Notwendigkeit;
denn dieses Volk soll erhalten bleiben,
um für den Ewigkeitsgedanken zu zeugen.
Meine Bestimmung, es schlechter zu sagen,
als ich es verstehe.
Wissende jedoch werden ihn immer
wiederfinden!

CHOR
(zieht im Hintergrund vorüber, geführt von einer Feuersäule)
Er hat uns auserwählt vor allen Völkern,
das Volk des einz'gen Gottes zu sein;
ihm allein zu dienen,
keines andern Knecht!
Er wird uns führen in das Land,
wo Milch und Honig fließt,
und wir soll'n genießen,
was er unsern Vätern verheißen.
Allmächt'ger,
du bist stärker als Ägyptens Götter!

ARON
Sieh hin!

MOSES
Die Feuersäule!

ARON
Sie führt uns bei Nacht --
Der Allmächtige gibt durch mich dem
Volk ein Zeichen.

(Es wird im Hintergrund rasch Tag, die Feuersäule verblaßt und verwandelt sich in die Wolkensäule. Der Vordergrund bleibt verhältnismäßig finster)

MOSES
Die Wolkensäule!

ARON
Sie führt uns bei Tag.

MOSES
Götzenbilder!

ARON
Gottes Zeichen, wie der glühende Dornbusch.
Darin zeigt der Ewige nicht sich,
aber den Weg zu sich;
und den Weg ins gelobte Land!

(Aron langsam ab in den Hintergrund)

MOSES
Unvorstellbarer Gott!
Unaussprechlicher, vieldeutiger Gedanke!
Läßt du diese Auslegung zu?
Darf Aron, mein Mund, dieses Bild machen?
So habe ich mir ein Bild gemacht, falsch,
wie ein Bild nur sein kann!
So bin ich geschlagen!
So war alles Wahnsinn, was ich gedacht habe,
und kann und darf nicht gesagt werden!
O Wort, du Wort, das mir fehlt!

(Moses sinkt verzweifelt zu Boden)


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@ 藤井宏行
最終更新:2024年09月28日 10:00