◇傭兵
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。
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【規定】
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。
一つ、傭兵のサーヴァントはQPを対価としてマスター達に貸与される。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。
一つ、傭兵のサーヴァントは聖杯にかける願いの一切を与えられない。
消滅を義務とする
消滅を義務とする
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「♪~~」
鼻歌交じりに階段を歩く、無精ひげの壮年の男性。
スーツジャケットを肩にかけ、カッターシャツはだらしなく着崩す。
口には咥えているタバコ。煙が風に吹かれ、消されていく。
スーツジャケットを肩にかけ、カッターシャツはだらしなく着崩す。
口には咥えているタバコ。煙が風に吹かれ、消されていく。
壮年の男性の足が止まる。
数段先の踊り場には鎧武者。
時代錯誤の甲冑を羽織り、腰に刀を携えていた。
時代錯誤の甲冑を羽織り、腰に刀を携えていた。
「――ヘクトール、だな?」
「ん~?」
「ん~?」
壮年の男性はわざとらしく見渡す。
「そいつはオジサンのことかな?アンタに名乗った覚えなんかないし、人違いなんじゃないかね~?」
お気楽な調子に答える男性。
ヘクトールとは、トロイアの智将として名を馳せたギリシャ神話の英傑である。
武者は男性を無視して、看板を指した。
「あからさまなヒントを晒しておきながら、よくも言う。」
店の名は、『BARトロイア』
雑居ビルの一角にある小さなBARであった。
雑居ビルの一角にある小さなBARであった。
タバコを一吹するヘクトール。
「……今、ここで戦っても何も得られないと思うよ?」
刀を抜き、殺気を放つ武者。
対して、ヘクトールはヘラヘラとした調子を崩さない。
対して、ヘクトールはヘラヘラとした調子を崩さない。
「いやいや、本当本当。何の意味もないって。だって、オジサンは『主催側』だからさ。」
「……何?」
「……何?」
刀を下ろす武者。
「知らないのかい?『傭兵システム』ってのをさ。
『主催側がQPに応じてサーヴァントを貸し与える』っていう、隠しルールさ。」
『主催側がQPに応じてサーヴァントを貸し与える』っていう、隠しルールさ。」
武者は目を細める。
「何だそれは。何の企みがあって追加されたというのだ。」
「さぁ?上の考えは知らないな。」
「さぁ?上の考えは知らないな。」
頭を掻くヘクトール。苦笑みを浮かべる。
(……少なくとも後半は、「参加者同士」の戦いよりかは、「残留参加者側対主催側」の戦いになるだろうからねぇ。)
笑みを浮かべながら、タバコが一吹するヘクトール。
(表向きは支援でも、「戦力をある程度は減らしておくため」とか「覚悟を確かめるため」とか、そういう思惑があっても、不思議じゃないでしょ。)
床に落ちていくタバコの灰。
「……邪魔をした。」
武者は刀を納め、霊体化した。
地面に棄てられるタバコの吸い殻。
「――それと、先に言っておくぜ?」
ヘクトールは吸い殻を踏みつける。
顔付きは、真剣に変わった。
「オジサン。こう見えて仕事はこなすタイプだってな」
【サーヴァント】
【クラス】
ランサー
ランサー
【真名】
ヘクトール
ヘクトール
【出典】
Fate/Grand Order
Fate/Grand Order
【性別】
男
男
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具B
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具B
【属性】
秩序・中庸
秩序・中庸
【クラス別能力】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
乗り物を乗りこなす能力。Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
【保有スキル】
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。
軍略:C+
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。守戦において高い戦術力ボーナスを獲得する。
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。守戦において高い戦術力ボーナスを獲得する。
友誼の証明:C
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
【宝具】
『不毀の極槍』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
世界のあらゆる物を貫くとされる投槍。
右肘から噴射炎が発生してより投擲される。槍は圧縮された魔力を帯び、着弾と同時に大爆発を起こす。
アキレウスの「蒼天囲みし小世界」かアイアスの「ロー・アイアス」、あるいはそれらに匹敵する防御宝具でなければこの槍を防ぎきることはできない。
『不毀の極槍』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人
世界のあらゆる物を貫くとされる投槍。
右肘から噴射炎が発生してより投擲される。槍は圧縮された魔力を帯び、着弾と同時に大爆発を起こす。
アキレウスの「蒼天囲みし小世界」かアイアスの「ロー・アイアス」、あるいはそれらに匹敵する防御宝具でなければこの槍を防ぎきることはできない。
『不毀の極剣』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ローランの使う「不毀の極聖」と同一のもの。元々ヘクトールが所有していたが、宝具としてのモノは柄にあった聖遺物は存在しないため、大ダメージを与えるだけの単純な宝具に留まっている。
『不毀の極槍』と同一のものであるため、同時使用はできない。
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ローランの使う「不毀の極聖」と同一のもの。元々ヘクトールが所有していたが、宝具としてのモノは柄にあった聖遺物は存在しないため、大ダメージを与えるだけの単純な宝具に留まっている。
『不毀の極槍』と同一のものであるため、同時使用はできない。
【weapon】
「不毀の極槍」
「不毀の極槍」
【人物背景】
「トロイア戦争」において、トロイア側の総大将として軍勢を指揮した智将。
圧倒的な兵力差を誇るアカイア軍を一時は敗走寸前にまで追い込んだが、アキレウスの前に敗れることとなった。
「トロイア戦争」において、トロイア側の総大将として軍勢を指揮した智将。
圧倒的な兵力差を誇るアカイア軍を一時は敗走寸前にまで追い込んだが、アキレウスの前に敗れることとなった。
お気楽なノリとやる気のない言動で振る舞っているが、根は義理堅く、頼まれた仕事は必ず成功させる誠実な面も持つ。
【サーヴァントとしての願い】
願いはない。主催側のサーヴァントとして仕事を全うする。
願いはない。主催側のサーヴァントとして仕事を全うする。
【ロール】
平時はタウンゼン街の一角にある「BARトロイア」の店主
平時はタウンゼン街の一角にある「BARトロイア」の店主
【把握媒体】
「Fate/Grand Order」など。
「Fate/Grand Order」など。