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#3 2024年馬主ニュース
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【コラム第3回】
管理人です。今回は、2024年の馬主に関するトピックの総まとめです。つきましては、公開(2024年11月17日)以降も年末まで当記事は更新されることとなるので、どうぞよろしくお願いいたします。
2024年馬主ニュース
1月
- 6日:中山金杯で株式会社ラ・メール(矢倉母(未)氏)が所有するリカンカブール号、京都金杯で加藤誠氏が所有するコレペティトール号が優勝し、両者ともにJRA重賞初制覇。
- 18日:「リキサン」の冠名で知られた有限会社ハイパワー商事代表で、函館馬主協会会長を務めていた高橋則行氏が死去。後任には下河辺行雄氏が就任した。
- 25日:2020年の京成杯を制したクリスタルブラック号などを所有した岡田勇氏が死去。102歳の大往生だった。現役である休養中ながらクリスタルブラックなどの所有馬は娘の岡田和惠氏に引き継がれた。
2月
- 18日:フェブラリーステークスで沼川一彦氏が所有するペプチドナイル号が優勝し、沼川氏は重賞初制覇をGⅠ初制覇で挙げることとなった。
3月
- 5日:「イケ」の冠名を用いたほか、目黒記念などを制したキングトップガンなどを所有した池田豊治氏が死去。
- 10日:フィリーズレビューでH.H.シェイク・ハムダン(未)殿下が所有するエトヴプレ号が優勝し、JRA重賞初制覇。
- 23日:日経賞で村木克子(未)氏が所有するシュトルーヴェ号が優勝し、重賞初制覇。
- 24日:高松宮記念で有限会社サンデーレーシングが所有するマッドクール号が優勝し、サンデーレーシングは馬主として中央GⅠ完全制覇を達成した。またマーチステークスでウエスト.フォレスト.ステイブル株式会社(西森功(未)氏)が所有するヴァルツァーシャル号が優勝し、JRA重賞初制覇。
- 31日:大阪杯で林田祥来氏が所有するベラジオオペラ号が優勝し、GⅠ初制覇。
4月
- 9日:1985年の日経新春杯などを制したマサヒコボーイ号などの重賞馬を所有した宮本貞雄(未)氏が死去。
- 21日:東西メイン重賞(=東京・フローラステークス、京都・マイラーズカップ)をそれぞれ近藤旬子氏、石川達絵氏が優勝。女性オーナーが東西重賞をジャックした形となった。
- 27日:青葉賞で辻子依旦氏が所有するシュガークン号が優勝し、重賞初制覇。
5月
- 1日:かしわ記念で金山敏也(未)氏が所有するシャマル号が優勝し、GⅠ級競走初制覇。
- 8日:「オリエンタル」の冠名で知られた棚網基己氏が死去。
- 11日:京都ハイジャンプで株式会社加藤ステーブル(加藤貴子(未)氏)が所有するサンデイビス号が優勝し、重賞初制覇。
- 17日:兵庫県馬主協会総会で、同会理事の野田善己氏が理事職を辞任。同氏はこの日まで、協会に不当解雇された女性職員の解雇撤回を求め、会員過半数の委任状を求めてXなどで積極的に呼びかけていた。結果的に過半数は集まらず、騒動の責任を取る形での野田氏は辞任を選んだが、女性職員に対する誠実な対応は一切見られない、兵庫県馬主協会の役員の姿勢に大きな疑問符が残る結果となった。
- 18日:ヴィクトリアマイルで天白泰司氏が所有するテンハッピーローズ号が優勝し、天白氏は重賞初制覇をGⅠ初制覇で挙げることとなった。なお騎乗していた津村明秀騎手もこれがGⅠ初制覇。
- 26日:東京優駿(日本ダービー)で株式会社ダノックス(野田順弘氏)が所有するダノンデサイル号が優勝。「ダノックスが持つとどんな馬もマイラーになる」「クラシックは勝てない」などのジンクスを、最高峰のレースであるダービーで打ち破った。なお騎乗していた横山典弘騎手は最年長ダービージョッキーとなった。
- 28日:「サブノ」の冠名で知られた中川三郎氏の死去が公表された(命日は不明)。サブノジュニア号で2020年のJBCスプリントを優勝した。
6月
- 16日:福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手(Y'sレーシング名義)が馬主初出走(ゴッドヴァレー号、3着)。
7月
- 25日:サラブレッドオークションに株式会社アウレア(高瀬正志氏)の所有馬が一挙出品。その理由は馬主業の廃業によるものであるとのこと。なお、高瀬氏と同姓同名の人物が金融商品取引法違反の疑いで2月21日に逮捕、7月16日に執行猶予付きの有罪判決を受けている。
- 日付不詳:「クリノ」の冠名で知られた栗本博晴氏が死去。所有馬と勝負服は栗本依利子氏の名義に変更されたが、その多くがサラブレッドオークションに出品された。
8月
9月
- 1日:新潟記念で由井健太郎氏が所有するシンリョクカ号が優勝し、重賞初制覇。
- 14日:阪神ジャンプステークスで伊達敏明(未)氏が所有するサぺラヴィ号が優勝し、重賞初制覇。
- 28日:13年ぶりに馬主業を再開した著名実業家の堀江貴文氏(SNS media&consulting株式会社名義)が復活後初出走(タドウリョク号、11着)。
- 29日:スプリンターズステークスで江馬由将氏が所有するルガル号が優勝し、GⅠ初制覇。また同日、「カルストン」の冠名で知られた高橋貞光氏が死去。カルストンライトオ号で2004年のスプリンターズステークスを優勝した。
10月
- 5日:サウジアラビアロイヤルカップで大野照旺氏が所有するアルテヴェローチェ号が優勝し、重賞初制覇。
- 6日:東西メイン重賞(=東京・毎日王冠、京都・京都大賞典)をそれぞれ有限会社キャロットファームが優勝。同一オーナーが東西重賞をジャックした形となった。
- 7日:「シンコー」の冠名で知られた豊原正嗣(未)氏が死去。シンコールビー号で2003年のフローラステークスを優勝した。
- 9日:「ルール」の冠名で知られた儀賀好子氏が死去。ルールプロスパー号で2014・2015年年の京都ハイジャンプを優勝した。
- 11日:「アサクサ」の冠名で知られ、2007年の菊花賞をアサクサキングス号で制した田原慶子氏が死去。アサクサゲンキ号などの現役所有馬は娘の櫻井素子氏に引き継がれた。
- 14日:お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二氏が馬主として所有していたオマタセシマシタ号の名義が村上卓史氏に転移された。斉藤氏は不同意性交などの疑いで、同月7日に書類送検されていた。
- 31日:兵庫県知事選に出馬した某候補の出陣式に株式会社キーファーズの松島正昭氏が登場。その際に、数日前に所有馬ドウデュースで制した天皇賞(秋)の優勝レイを持参しており、愛馬、ひいては天皇の政治利用ではないかと批判の声も上がった。
11月
- 2日:京王杯2歳ステークスで株式会社DeepCreek(深澤朝房氏)が所有するパンジャタワー号が優勝し、重賞初制覇。
- 4日:JBCスプリントで八木良司氏が所有するタガノビューティー号が優勝し、中央競馬でこそないものの「タガノ」軍団悲願のGⅠ級レース制覇が実現した。
- 10日:福島記念で村田能光氏が所有するアラタ号が優勝し、重賞初制覇。
- 11日:かつて「オグリン」の冠名で馬主となっていたほか、馬主などの情報を基にした予想サイト「パーフェクトホースマンズ」に参画していた小栗範恭氏が死去。
- 14日:中央競馬及び地方競馬の馬主資格取得者である田記正規氏が住居侵入の疑いで逮捕。中央所属の現役馬にはラックスアットゼア号がいるほか、かつての活躍馬に南関重賞3勝のルックスザットキル号がいる。
- 19日:競走馬の共同購入金を水増しし、詐欺容疑で刑事告訴されていた馬主の大野裕氏に懲役1年6ヶ月・執行猶予3年の判決が下される。控訴となるかは今後の動向を注視だが、禁固刑以上の判決が出ているため、刑が確定すれば馬主資格は剥奪となる(執行猶予の有無は関係しない模様)。
- 24日:ジャパンカップで株式会社キーファーズ(松島正昭氏)の所有するドウデュース号が天皇賞(秋)からの連勝を決めた。有馬記念を制すことができれば、2000年テイエムオペラオー号(竹園正繼氏)、2004年ゼンノロブロイ号(大迫忍氏)以来となる秋古馬三冠達成が見られることとなる。なお、共同馬主のジョン・スチュワート氏が
吹きアピールしまくっていたフランスのゴリアット号は6着と海外勢では最先着の健闘を果たした。 - 30日:東西メイン重賞(=中山・ステイヤーズステークス、京都・チャレンジカップ)をそれぞれ有限会社キャロットファームが優勝。同一オーナーが東西重賞をジャックした形(今年2度目)となったが、先述のように1度目の同一オーナー独占時の優勝馬主も有限会社キャロットファームであった。
12月
- 8日:阪神ジュベナイルフィリーズで大野照旺氏が所有するアルマヴェローチェ号が優勝し、GⅠ初制覇。またカペラステークスで長島和彦氏が所有するガビーズシスター号が優勝し、重賞初制覇。
- 11日:全日本2歳優駿で白石明日香氏が所有するミリアッドラヴ号が優勝し、GⅠ級競走初制覇。
- 12日:美浦の小手川準厩舎から、今年のJBCクラシックを優勝したウィルソンテソーロを含むすべての了徳寺健二ホールディングス株式会社(了徳寺健二氏)の所有馬が転厩。いったい何があったのでしょうか(白目)。
- 15日:朝日杯フューチュリティステークスで近藤旬子氏が所有するアドマイヤズーム号が優勝し、GⅠ初制覇。