敵と遭遇した際に行えるコマンドの1つにCONTACT(コンタクト)があります。
CONTACTとは、主人公たちペルソナ使いだけが可能な、悪魔との「交渉」のことです。
交渉の内容によって悪魔は、怒ったり、怖がったり、喜んだり、人間に興味を持ったりします。
交渉術をうまく用い、悪魔の感情を操作してスペルカードを入手することが、コンタクトの最大の目的です。
スペルカードを入手すること以外にも、お金や宝石などを手に入れたり、戦闘を回避したりと、交渉術の使い方は、
人それぞれといえましょう。
1 敵に遭遇したら、作戦コマンドの「CONTACT」を選択します。
2 交渉する悪魔グループを方向キーで選択し、◯ボタンで決定します。敵の種族が複数存在する場合は、どのグループに交渉するかを選択します。選択カーソルは悪魔グループの体が白く点滅していることで表されています。
※交渉は、悪魔個体ごとではなく、種族単位のグループに対して行われます。画面の右下のウィンドウには、カーソルが指しているグループの悪魔のレベル、名前、個性、スペルカードの有無が表示されています。スペルカードの有無は、ウィンドウ内の「CARD」の文字が黄色い場合、その悪魔のスペルカードをすでに持っていることを表しています。
3 パーティの誰が交渉するかを方向キーで選択し、◯ボタンで決定します。選択カーソルはパーティのキャラクターの体が白く点滅していることで表されています。
4 選択したキャラクターが所持している「コンタクト・コマンド」を選択します。4つあるコマンドのうちのいづれかを方向キーで選択し、◯ボタンで決定します。
※ここでの選択時までなら、╳ボタンで順次作戦コマンドまで戻ることができますが、ここでコマンドを決定した後は、交渉の結果が出るまでコンタクトは中断できません。
パーティの各キャラクターはそれぞれ独特のコンタクトコマンドを4種類持っており、各コマンドと、交渉する悪魔の個性に対して相性関係が存在します。この相性関係により、相手の感情のどの種類が上がるかが決定されます。どの悪魔に対して、どのコンタクト・コマンドが有効かは、交渉を繰り返して、確かめてみてください。
 
悪魔の個性一覧(交渉する悪魔グループ選択時に、画面右下に表示されます)
 
		| 賢い  |  | 良識あるか、ずる賢いか。  |  | 強気  |  | 行動的だが、フリだけも多い。  | 
		| 愚か |  | 単純明快、超楽観的。 | 弱気 |  | 無難、奥手、臆病。 | 
		| 陽気 |  | 楽しいことには目がない。 | 短気 |  | 一度怒らせると、手のつけようがない。 | 
		| 陰気 |  | 嫌味で陰険、いわゆる根暗。 | 高慢 |  | 調子に乗せるときりがない。 | 
 
※悪魔の個性はこのうちの1種のみでなく、複数組み合わさっている場合もあります。
5 コンタクト・メッセージ決定後、そのメッセージが表示され、その後悪魔から興味・怒り・恐怖・喜びのうちのいずれかの感情に分類されたリアクションが返ってきます。
6 悪魔からのリアクションが返ると、そのリアクションと同類の感情パラメーターが上昇します。画面の左上にある4つの三角グラフが、感情パラメーターです。各グラフの色がそれぞれ悪魔の持つ4つの感情を、グラフの高さがその感情の度合いを示しています。
 
⬤黄色=興味(INTEREST)
⬤青色=恐怖(FEAR)
⬤赤色=怒り(ANGER)
⬤緑色=喜び(JOY)
例えば、悪魔が怒った場合は、赤い三角グラフが中心に向かって伸びます。悪魔の怒りが激しいほど、グラフも大きく伸びます。どの感情も上がらなければ、悪魔の感情は微弱か、あるいは無関心ということになります。
7 また、交渉の内容によっては、悪魔から質問してきたり、何かを要求してくる場合があり、その場合は、それに答えるための選択肢が表示されますので、方向キーで選択し、◯ボタンで決定してください。なお、選択肢が表示されている場合は、╳ボタンを押すことによって、直前の悪魔のメッセージを確認することができます。(この場合、メッセージウィンドウの右下のマークが↑と╳で交互に表示されます)
8 ある感情が、最高潮の一歩手前になると、その感情の三角グラフは点滅を始めます。ただし、点滅後に交渉が長引き、なかなか結果が出ないでいると悪魔の感情は冷めてしまい、点滅は止まります。
(もう一度、悪魔にその感情を起こさせれば、三角グラフは再び点滅します)
 ただし、  「賢い」または「強気」な個性の悪魔の【興味】
       「短気」または「高慢」な個性の悪魔の【怒り】
       「陰気」または「弱気」な個性の悪魔の【恐怖】
       「愚か」または「陽気」な個性の悪魔の【喜び】は、
一度点滅すれば、交渉が終了するまで点滅が止まることはありません。以後、感情が最高潮に達するまで、3~8の交渉手順を繰り返します。なお、同じコンタクト・コマンドを繰り返して実行しても、その時の悪魔の状況変化によって、必ずしも同じ感情パラメータが上昇するとは限りません。
9 感情が最高潮に達すると、その感情の色がグラフ内いっぱいに点滅します。最高潮の感情が複数ある場合は、それらの色がグラフ内で交互に点滅します。感情が最高潮になった時点で、そのときの交渉の結果がでます。
以下の場合は、悪魔とコンタクトできません。
⬤相手がボス悪魔の場合。
⬤感情を持っていない悪魔と交渉しようとした場合。
⬤1回のエンカウント中に、すでに交渉結果のでている相手に対して再コンタクトしようとした場合。
⬤コンタクトしたい相手グループ内の全ての悪魔が全員ステータス変化している場合。
 (グループ内に1体でもGOODステータスの悪魔がいれば交渉できます)
⬤パーティのキャラクターが交渉不可能なステータスになっている場合。(一覧参照)
一覧の「不可」のステータスになっているキャラクターは、コンタクトすることができません。
以下の場合、悪魔とうまく交渉できたとしても、その悪魔のスペルカードを入手できません。
⬤すでに、交渉している悪魔と同一のスペルカードを所持している場合。
この場合、悪魔との交渉は行われず、悪魔はパーティにアイテムを渡して去っていくか、あるいはそのまま去っていきます。
⬤パーティにいるキャラクター全員の平均レベルが、交渉している悪魔よりも一定レベル低い場合。
このときの「一定レベル」は、そのときの状況によって変動します。
悪魔との交渉時に、思いがけない事態が発生する場合があります。
⬤敵とエンカウントした直後に、悪魔側から問いかけてくる場合があります。
⬤ペルソナが勝手に悪魔と話をする場合があります。
以下のメッセージが表示された場合は、以下の状況であることを示しています。
パーティ内のキャラクターが、ステータス変化によって交渉できない状況です。
交渉相手の悪魔が、ステータス変化か、感情が高ぶっているために交渉できない状況です。
スペルカードは、パーティ内で12枚までしか持てませんので、交渉結果で得るスペルカードが13枚目の場合に表示されます。(新しいカードが欲しい場合は、すでに持っているカードを1枚捨ててください。)
 
PERSONA
【出典】
株式会社アトラス.「敵とのコンタクト」.『女神異聞録ペルソナ 解説書』.株式会社アトラス.1996,p.52-56