【技能リスト】

※技能値の上限は職業別必須技能で90。その他の技能で80です。
※ちなみに、技能名の左横の( )は初期値といって、振ってなくてもこのくらいは成功確率がありますってことです。

 

《戦闘系》 ←戦闘ルールの項目を参照

《コミュニケーション系》

言いくるめ(5%)

  • 相手を望んだ通りに、一時的に賛同させる
  • 相手に考える時間があり、相手が<アイデア>ロールに成功した場合、我に返る
  • 既に心に決めてしまっている相手には通用しない。その場合は<説得>ロールを使う。
  • <説得>は成功するまでに、比較的長い時間を要する場合がある。<言いくるめ>は短い時間で実行できる。

説得(15%)

  • 相手に特定の考えを納得させる技能
  • 成功すれば、効果は永久的に得られる
  • 説得内容によって、1~24時間かかる

信用(15%)

  • 活用シーン
    • 人の好意をあてにする
    • 銀行から金を借りる
    • 厳しいチェックを通り抜ける
    • ハッタリで押し通す

心理学(5%)

  • 人を観察し、動機や性格などを探る
  • 巧みなごまかしを完全に読み切ることはできない

値切り(5%)

  • 売り物に対し、買いたい値段で購入の要求ができる
  • 売り手は自身の損となるような値段で売却はできない
  • 値切りの手順
    • 買いたい値段を売り手に伝える
    • ロールの成功率を計算し、D100ロールする
      成功率 = 値切り技能値 – { ( 商品の値段 – 買いたい値段 ) / 2 }
      例)値切り技能値 20% の探索者が 100 ドルのピストルを 70 ドルで買いたい場合
      成功率 5(%) = 20 – { ( 100 – 70 ) / 2 }
    • 失敗した場合、要求した値段より高い値段で再度ロールできる
  • <信用>や<言いくるめ>、<説得>ロールと組み合わせることで、より有利に交渉できる
  • 複雑な契約の場合は数週間かかる

変装(1%)

  • 別の種類の人間に見せかける技能
  • 声、姿態、衣装をかえる
  • 自身と似てないものに対して変装を行うと、成功率が低くなる
  • 特定の人物に変装する場合は、<変装>技能値を半分にする
  • 相手が<目星>や<心理学>ロールに成功すると、見破られる
    このとき、探索者が<言いくるめ>に成功すれば、相手のロール成功率を10%減少できる

《治癒系》

  • 応急手当(30%)
    • 1つの負傷からくる耐久力の喪失をただちに1D3ポイント回復できる
    • 1回の負傷に対して手当は1回のみ(ただし、ロールに失敗した箇所は再度トライ可能)
    • 1週間たつとさらに1D3ポイント回復できる
    • 耐久力はどんなに回復しても[ (SIZ + CON) / 2]よりも大きくなることはない
    • 意識不明の相手に対し使用すると、ただちに意識を取り戻す

    医学(1%)

    • 1つの負傷からくる耐久力の喪失をただちに1D3ポイント回復できる
    • 1回の負傷に対して手当は1回のみ
    • 1週間たつとさらに2D3ポイント回復できる。ただし、医学の技能は毎週施す必要がある。
    • 耐久力はどんなに回復しても[ (SIZ + CON) / 2]よりも大きくなることはない
    • 意識不明の相手に対し使用すると、ただちに意識を取り戻す

    精神分析(1%)

    • 一時的狂気や不定の狂気に陥った者を1日程度、正気に戻せる
    • 措置を施すのに1時間以上要する
    • 1つの精神病に対し1回のみ実行可能
    • 不定の狂気に陥った者の正気度を回復できる

    薬学(1%)

    • 薬物の識別、調合、投与できる技能
    • 薬の副作用が識別できる
    • 毒に侵された者に対して、<薬学>の技能を応急手当として使うことができる
    • 薬を処方するには資格が必要

《学問系》 

考古学(1%)

  • アーティファクトの鑑定ができる。
  • 鑑定によりわかることの例は以下のとおり
    • アーティファクトの製作年代
    • アーティファクトを活用していた人物の生活の推測
    • 偽物か本物かを見分ける

歴史(20%)

  • ある国、年、地域、人物が持っている意味を何かの関連で思い出すことができる
  • 特別にあいまいな事実を思い出す場合は成功率が低くなる
  • ロールに成功すると、昔は普通に見られたが今はほとんど知られなくなっている道具、技術、考えなどが識別できる

物理学(1%)

  • 自然現象に対する理論的な理解力を与える技能
  • 実験装置を作る能力をもつ
  • 専門知識の要する<電子工学>や<機械修理>技能との組み合わせで使われる場合もある

地質学(1%)

  • 岩の層から以下のようなことがわかる
    • だいたいの年代
    • 化石の種類
    • 鉱物の鑑定
    • 自然現象の予測

人類学(1%)

  • 人類の起源と、人類がどのように発達してきたのかを、主に社会的・文化的側面から探求する学問分野
  • 人の振る舞いから、その人の暮らし方がわかる
  • 文化に関する調査で不十分な証拠しかなくても、その文化のあり方がわかる
  • 文化を長く観察していると、どのように機能しているか理解し始める
  • <心理学>と組み合わせロールに成功すれば、相手の文化圏の行動や信念を予測することができる

天文学(1%)

  • 特定の時間に、どんな恒星や惑星が頭上にあるかわかったり、調べることができる
  • 銀河系の存在や構成などを知っている

化学(1%)

  • 試料の成分、温度やエネルギーや圧力が試料に与える影響、試料同士の化学反応などを研究する学問
  • 未知の物質の分析が行える
  • 装置や試薬の用意と、実験のための時間が必要

生物学(1%)

  • 植物学、細胞学、エコロジー、遺伝学、組織学、微生物学、生理学、動物学などがある
  • 活用シーン
    • 細菌に対するワクチンの開発

《知識系》

クトゥルフ神話(0%) →この技能について『ナマクラ+リフレイン!』では使用しません。数値を振らないで下さい。

  • 活用タイミング例
    • クトゥルフ神話生物の痕跡や証拠から、その存在が何かわかる
    • クトゥルフ神話生物の行動や特質を予測できる
    • 詠唱中の相手の呪文が何かわかる
    • 魔導書の内容がわかる
  • 技能値が増えると、その分、最大正気度が低下する
  • 経験により能力向上はしない
  • 技能を獲得するタイミングはキーパーが決める。例えば以下のとおり。
    • クトゥルフ神話生物に遭遇
    • クトゥルフ神話の文書を読む
    • 何かの儀式を目撃する
  • たとえ技能値が100%あったとしても、人間である以上、クトゥルフ神話の謎をすべて知るわけではない。

オカルト(1%)

  • 魔術の本やオカルトの暗号などがわかる
  • オカルト関係の小道具や言葉、概念がわかる

博物学(10%)

  • 熱心な興味に対してもつ知識。また、個人的な観察結果などを表す技能。
  • 動物好きであれば、動物の習慣や環境がわかる
  • 興味のもつ度合いによって、知識量が異なる

芸術(5%)

  • 文学以外の芸術を指す
  • 例えば楽器、絵画、料理など
  • どの分野の芸術に秀でているのか、キャラクターシート作成時に指定する
  • ロールに成功すれば、そのパフォーマンスにより観客を魅了したことになる

経理(10%)

  • 会社や個人の財政的な状況が理解できる
  • 賄賂など不正な金の流れを発見できる

法律(5%)

  • 関係のある法律、判例、法的工作手段、裁判手続きなどの知識を示す技能
  • 行政官庁へ顔を利くようになるには、<信用>値が高くなければならない
  • 探索者が外国にいる場合、技能の成功率が半分になる。ただし、探索者がその国の法律を[30 – INT]か月学んだ場合には適用しない。

ほかの言語(1%)

  • 言語に対する理解・読み・書き・会話の能力を示す
  • どの言語を得意とするか、任意に選ぶ
  • 言語の数に制限はない
  • 例えば本を一冊理解するには、技能ロールを1回のみ行う
  • 難しい表現が含まれていた場合、その度に技能ロールを行う
  • 数ポイント所持していれば、その言語の会話のだいたいの意味が聞き取れる
  • 外国人に対し円滑にコミュニケーションをとるには、その言語について[INT x 5]以上のポイントが必要
  • 様々な言語を理解するためのロールは以下のとおり。
    言語 使用するロール
    現在存在する人間の言語だが、何の言語かわからない <知識>
    死滅した人間の言語 <考古学>
    異界の言語 <クトゥルフ神話>あるいは<オカルト>

母国語(EDU x 5 %)

  • 初期値が高い:EDU x 5
  • 初期値以上の場合、その言語の理解・読み・書き・会話が行える
  • 書類の文字が極端に読みにくい場合や、古い方言で書かれた内容を理解するためには、成功率を低くしてロールする

《操作系》

コンピューター (1%)

  • 特別なパソコン操作をする際に必要な技能
  • 様々なプログラムを作成できる
  • データの復旧や分析ができる
  • 悪用したり、悪用に対する対策ができる
    • コンピューターウィルス
    • 不正アクセス
  • ロールをするたびに、少なくとも半日以上は経過する

運転(20%)

  • 誰かを追跡する場合は、追う者と追われる者が両方とも<運転>ロールを行う
  • カーチェイスのルールはルルブp328参照
  • 危険な運転をする場合は、<運転>ロールが必要

操縦(1%)

  • 飛行機など空の上を飛ぶものに対してロールできる
  • ボートなど水の上を浮かぶものに対してロールできる
  • 技能値が15%以下の場合、以下のような場合に<幸運>ロールが必要
    • 離陸/着陸
    • ドック入れ
    • 風や潮の流れの判断

機械修理(20%)

  • 特別な道具や部品が必要
  • 自動車や航空機など複雑なものを修理するには、<機械修理>に加えて<電気修理>も必要

電気修理(10%)

  • 間に合わせの道具で電気装置を修理したり再構成できる
  • 例:自動点火装置、電動モーター、ヒューズボックス、警報機など
  • 特別な道具や部品が必要

電子工学(1%)

  • 電子的な装置の故障点検や修理のための技能
  • <電気修理>との違いは、その精巧性にある

重機械操作(1%)

  • いつも操作している機械の操作であればロール不要で自動成功
  • 慣れていない機械の操作であれば、技能値を低くしてロールする

乗馬(5%)

  • 乗馬中に武器を使いこなすためには、<乗馬>技能と武器の技能それぞれ50以上必要
  • 載っていた馬から落ちた場合、1D6の耐久力を失う

製作(5%)

  • 特定の実用的な品物を作る・修理する・より良くする技能
  • どの分野の職人であるかはあらかじめ決めておく

《調査系》

ロールに成功すると、情報が得られるもの

目星(25%)

  • ひらめきや勘の鋭さを表す技能。探索の基本となる技能
  • 目星ロールの成功により、見たくないものに気づいてしまい、SAN値を減らすこともある
  • ふくらんだポケットなど、目の前の違和感に気付く

図書館(25%)

  • 図書館や資料室にある所定の本、新聞、参考資料などを見つけることができる
  • 一回試みるごとに4時間経過する
  • 現代では、インターネットによる検索で必要な場合がある

聞き耳(25%)

  • 探索者が音を聞いて、その音の意味を解釈し理解する能力
  • これからおこる遭遇の前兆として、キーパーからロール指示ができる

《行動系》

忍び歩き(10%)

  • 人に気づかれずに移動する技能
  • 音をたてずに動く場合は<隠れる>と<忍び歩き>の組み合わせロールをする

隠す(15%)

  • 物を人に見つからないようにうまく隠す技能
  • 物が大きいほど隠すことが難しくなる

隠れる(10%)

  • 自身が他に見つからないようにするための技能
  • 隠れながら移動するには以下のロールを行う
    • 成功率 = <隠れる>技能値 / 2

鍵開け(1%)

  • 名前のとおりのスキル
  • 不正なことにこっそりと行うような状況に対処する場合は、以下のとおり
    • <鍵開け> に組み合わせ [DEX] or [POW]
  • 特別厳重な警備装置に対しては実行できない

水泳(25%)

  • 息が十分にできない状況のときにロールが必要になる
  • ロールに失敗すると、窒息ルールに従って、窒息してゆく
  • ロールに成功すれば、水面に出て呼吸することができる

跳躍(25%)

  • 垂直方向に飛び上がり、高いところにあるものに掴むことができる
  • 垂直方向に安全に飛び降りることができる。ただし、身長の距離までの範囲である。
  • 助走なしに水平方向に飛べば、身長分の距離を飛ぶことができる
  • 助走してから水平方向に飛べば、身長の2倍の距離を飛ぶことができる
  • 高いところから落ちた場合、ロールに成功すれば、落下で失うダメージを1D6ポイント軽減できる

追跡(10%)

  • 人や動物の足跡の痕跡を辿れる
  • 足跡がついた時点から1日経過するごとに成功率-10%となる。なお、その間に雨が振れば、必ず失敗するようになる。

登攀(40%)

  • 高いところへ上ることができる
  • 3mから10mごと上るごとに、技能ロールが必要
  • <忍び歩き>と組み合わせて成功すると、音を立てずに登攀できたり、登攀に失敗して落下しても音を大きく立てずに着地できる

ナビゲート(10%)

  • 天候に左右されず、進路を定めて進むことができる
  • 大きな距離を測ったり、地図を書いたりできる

投擲(25%)

  • 手元にある物を投げて対象に当てる
  • 投げた物の適切な部分を対象に当てる
  • 飛距離の目安は以下のように算出する。
    投げる物 飛距離(メートル)
    手のひらサイズの物 ( [探索者STR] – [投げる物のSIZ] ) x 3
    手のひらサイズかつ、投げる目的でデザインされている物 ( [探索者STR] – [投げる物のSIZ] ) x 6

写真術(10%)

  • はっきりとした写真を撮ることができる
  • 写真をうまく現像できる

《オリジナル技能系》

七つの命(0%)

  • 職業【ねこ】を選んだプレイヤー用のオリジナル特殊技能
  • 死亡してしまったり、ゲームオーバーになってしまった場合
    致命的と思われる直前のダイスの振り直しを最大で7回行える(事実上のコンテニュー能力)。

居合(1%)

  • 特殊な戦闘技能。<日本刀>が無ければ、この技能は使えない。
  • 刀剣類が「携帯されている」もしくは「手の届く場所にある」かつ「武器を構えていない」場合のみ使える。
  • 抜刀しつつ攻撃を行う。この攻撃は「回避不可能」扱いとし、判定には<居合>技能を使う。
    ただし、「回避不可能」扱いとなるのは一度だけである。
  • 敵の奇襲に対して、抜刀しつつ即座に「受け流し」の宣言・判定が出来る。以降は通常通りに行動が可能となる。
  • 手の届く距離にいるならば、自分以外の誰か(敵を含む)が抜いていない刀剣類を抜いて上記の行動を取る事も出来る。
最終更新:2015年04月01日 20:35