【2015年4月4日(土)20時15分頃~23時30分頃に渡り行われた第一回セッションのログです】
KP:まず最初の冒頭シーンはヤクザ事務所でのこんなやりとりからです。
昭和90年6月2日PM22:16
(広域指定暴力団藤原組の月夜原事務所がある雑居ビルにて)▼
CHIKA HIBIKI:公安調査庁のヒビキです。くみちょさんいますかね?▼
KP:(そう言って入ってきたこのラフい格好の女は元警視庁組織犯罪対策課捜査官にして、今は公安調査庁の調査官。PL響千佳です)▼
TAKESHI YANAGI:組長は今不在ですがなにか御用ですか?▼
CHIKA HIBIKI:あんたくみちょさんじゃないんだー。舎弟ってタマにみえねぇんだけど?▼
TAKESHI YANAGI:私は舎弟に過ぎませんが、まあ、組長への信頼は多少ありますよ▼
CHIKA HIBIKI:藤原組、次期筆頭若頭。ヤナギタケシ。年齢35。ま、有望株なんだろうな。アンタみたいなのはさ▼
TAKESHI YANAGI:ほほう、どこから私の情報を嗅ぎまわったのでしょうか? ですが、次期筆頭若頭というのは噂に過ぎませんよはは▼
CHIKA HIBIKI:火のないところに煙は立たないつーだろ。まぁいいんだけどさー。まぁそう構えなさんなや。アタシは察庁の捜査官としてココ来てるんじゃないんだ。先々月から公安調査庁に出向中。で、まぁ不躾だけども、じゃあ、なんで今日ここ来たと思うよ?▼
TAKESHI YANAGI:さあ? もしかして、デートのお誘いとか? それなら歓迎しますよ▼
CHIKA HIBIKI:へー?▼
TAKESHI YANAGI:<ほうほう、では、響さんの目的に対して目星振ります>
Cthulhu : (1D100<=60) → 1 →決定的成功/スペシャル
KP:じゃあねぇ。ヤナギタケシは、響千佳が捜査活動として事務所に来たわけではなく、何かしらの協力を要請しにきたのだと気付くよ。その上で、響千佳に恩を売っておけばいろいろといいこと盛り沢山だということも打算するけど、それはそれでまぁ、間違っていないよ。ってことにしとく▼
TAKESHI YANAGI:ふふ、なにか私に頼みごとでしょうか?(・∀・)ニヤニヤ▼
CHIKA HIBIKI:まぁ、そういうトコ、嫌いじゃないけどさ。アタシは利口な奴は好きだからねぇ……。けど・・・利口すぎると危ないよ、この世界。<KP出していいよ情報1―1>▼
KP:それじゃあ響はヤナギタケシの前に書類の入った封筒を放り出してくるよ。内容としては、
名状しがたい惨殺死体が写ってる数枚の写真と調査報告書らしき紙切れ一通。サインには中央検察庁監察医の名前が入っているね。
報告内容
ここ2ヶ月ほど前から月夜原市内で起きている連続猟奇殺人及び、女学生の大量失踪事件との関連性についてまとめられているよ。報告書によれば被害者及び、行方不明者の多くは私立「加茂灘学園」の生徒であることが示されているよ。
あと教職員にも1人だけ行方不明者が出ているとあるよ。
ええとクリティカルだったからここまで全部開示しますね▼
CHIKA HIBIKI:まぁ。隠し事はナシだ。我々警察機関には捜査予算てのがある。かといってこんなのは、そこいらの探偵業者に任せられるような内容じゃねぇだろ?だから、いわばコレは、アタシの独断による越権行為だ。こんなのヤクザにくれてやってるのバレたらwアタシャ、クビじゃすまんだろうなw
どうよ?感想聞かせてくれよ▼
TAKESHI YANAGI:ふふ、だからといって私のような反社会的な立場の者に助けを求めるあなたは、とてもかわいらしいですね。その必死なところが、ふふ▼
CHIKA HIBIKI:否定はせんよ否定はな<KPちょっと密話>
KP:あいお。PLさんちょい待っててね。
じゃあねクリティカル特典が足りないとの指摘を受理しましたので、おまけです。知識ロール無しでリアル知識をちょっと教えます。警察という組織は通常の場合、民事不介入以外にも組織犯罪に対してわりと管轄外です。
例えばオウム真理教のような事件の場合、将来的な破防法適用対象として想定がなされる場合、公安調査庁が捜査します。そういう行政区分が働いています。
宗教団体→破防法適用→公安調査庁
暴力団絡み→組織犯罪処罰法(暴対法)→警察庁
元警視庁組織犯罪対策課の捜査員であった響千佳が、2ヶ月ほど前から公安調査庁に出向していること。加えて公調の扱う事件性から考えて、持ち込まれた今回の協力依頼の背景にはどうやら宗教団体か若しくはそれに準ずる、なんらかの組織が関わっている。とヤナギタケシは察します。▼
CHIKA HIBIKI:ああそうだよ。必死も必死だよ。夜も寝ずにやってるよ。こいつぁな、シマ乗り換えてまで追っかけ回してる『尻(ヤマ)』だ。それも極上のな。わかったらYesかNoかで答えろよ。どうするよ?協力するかぶっ潰されるか。どっちがいい?▼
TAKESHI YANAGI:ほう、我々を潰すと脅すのですか、それは怖いですね……。協力してあげてもよいのですが、少し私のメリットがないのが一歩踏み出せないところですね。あくまで、脅して協力させるというのならば・・・いや、やめましょう。平和的解決策を考えましょうか▼
CHIKA HIBIKI:やるよ……。市街中心部。国内有数の飲食店組合全域での『シノギ』
今後アタシの目の黒いうちはテメェのトコのシマだ。地域(所轄警察機構)は手を出さないって約束してやる。このアタシが約束してやるんだ。
意味はわかるな?▼
TAKESHI YANAGI:<その言葉信用できるか心理学>
Cthulhu : (1D100<=50) → 49 →成功
KP:じゃあヤナギタケシには響という女が嘘を言っているようにはみえなかった。▼
TAKESHI YANAGI:ふふ、いいでしょう。それで手を打ちましょう。あなたの可愛らしさに免じて▼
CHIKA HIBIKI:警察組織を代表して感謝する。<KP終了だ>▼
TAKESHI YANAGI:あなた個人としての方が私としては喜ばしいのですが<エンド>▼
CHIKA HIBIKI:へー?▼
KP:じゃあ後刻、詳細な事件報告書(情報1-1)をPL柳に開示します。
これにて柳と響の冒頭シーンは終了となります。
KP:次は森永とみちるの冒頭シーンいきます。今ココはヤクザ事務所での冒頭シーンの翌朝という時間軸ですお。
昭和90年6月3日AM05:42
(月夜原市田園地帯にて)
月夜原市の郊外。のどかな田園地帯には見渡す限りの田畑が広がっている。
専業農家のモリナガノブはこの時期ナスやトマトといった夏野菜の手入れに大忙しだ。
と、そこへ近所に暮らす百沢家(はくたく)の一人娘ミチルが通りがかる。モリナガノブは百沢のじいさまには世話になっている。
その孫娘ミチル(PL)とも顔なじみで、いつも挨拶を交わす程度の間柄ではあるようだ。
それではどうぞ。お二人さんRPいってみようか。スタート▼
NOBU MORINAGA:おっ みちるちゃん。今日ははやいねー▼
MICHIRU:はい、モリナガさん、今日ボクおじいさまに買い物をたのまれたんだぁ▼
NOBU MORINAGA:そうなのかい!どーぞどーぞ▼
MICHIRU:実はモリナガさんのトコの野菜を買いに来たんですけどね。もちろんきちんとお金は払うよ!そこはキッチリしないとだもんね。▼
NOBU MORINAGA:学校にもってくのかい? 今朝いいトマトが獲れたんだ!お金なんていいよ。たくさんもっていくといいよ!▼
MICHIRU:ボク、いつも悪いなぁって思っててさ。▼
モリナガさん甘えちゃってゴメンね。今日はボク、払う予定だったんだけどなぁ、あは!▼
NOBU MORINAGA:若いうちは元気に育ってくれたら一番だからそんなこと気にしない気にしない!
それはそうとじいちゃんは元気かい?▼
MICHIRU:うん!元気だよ!今日も朝からさ、モリナガさんのトコ行って来いって言われてさ。今朝はトマトが食べたい気分なんだってさ。お陰でボク、来て帰って、だもん。一限目間に合うかなぁ▼
NOBU MORINAGA:はは!じいちゃんらしいや!なら急がないとな。 これトマト。またいい野菜できたらもってくよ!じいちゃんによろしくいっといてね。▼
MICHIRU:ウン!いつもありがとう、だよ!
おじい様はモリナガさんのトコの野菜じゃないともう、満足しなくなっちゃった、よ。あはっ▼
NOBU MORINAGA:うれしいねぇ! 気を付けてな!▼
KP:おわりでいいですかね▼
<エンド>
KP:じゃあ次の冒頭シーンは、引き続きで申し訳ないけれど、みちるです。
大学の講義室にて朝ホームルームのシーンからです。
昭和90年6月3日AM08:30
(月夜原市中心部。私立『加茂灘学園』HR教室にて)
クラス担任:わかってると思うが、最近物騒な事件が頻発している。登下校の歳は勿論。学園校内でも十分に注意をするように。なお、引き続き、当面はこうしてホームルームを行い注意意識の啓発を行うから、朝眠いだろうが遅れずに来るように。
百沢(ひゃくたく)!
百沢みちる!
お前ちょっとホームルームの後、講義室に残ってくれ
MICHIRU:わかり・・・ました!(なんだか怖いなぁ)▼
クラス担任:それじゃあ解散。今日も一日頑張って学んでこい。
KP:ホームルームが終わり、学生たちが講義室を出て行くよ。担任教がみちるに声をかけてくる。
クラス担任:その……。百沢(ひゃくたく)。お前は学園の傍には住まないのか?いろいろと、ご実家の事情もあるだろうが。ウチは小学から大学までの一貫校として寮も完備している。お前の通学時間だと往復でゆうに3時間はかかるだろう。費用のことが心配なら、お前ほど優秀な生徒ならば、奨学金いくらでも申し込めるだろう。▼
MICHIRU:あ、はい・・ですが、おじいさ・・まず祖父に相談してみないと、です。▼
KP:私立【加茂灘学園】は原則として全寮制なんで、担任教が存在し、生徒一人ひとりにわりと手厚いケアをしてくれるのが特徴だよ。
MICHIRU:ボク一人じゃ、えっと、決められないですが…たぶん、大丈夫、だと…思います。▼
クラス担任:いや、無理にとは言わないぞ百沢。お前のご家庭の事情は私も知らないわけじゃあない。だが昨今のこうした状況も踏まえるとだな、一人の教師として心配なんだ。
まぁいい。ご家族の方とよく話し合いなさい。手続きはすぐ済む。繰り返すようだが、お前はとても優秀な生徒だ。きっと寮生活ならば、もっと充実した学園生活を送れるだろう▼
KP:HRを終え、担任教と話を終えたみちるは、ひとコマ目の講義『社会心理学各論Ⅱ』の講義室にやってきたよ。この科目は通年授業で、担当は社会学部教授であるPLトルフェリン教授だ。
それでは先生wRPどーぞー
CHIKA HIBIKI:【しゃーないな】
CHIKA HIBIKI:【ちょいとだけキャラ借りても良い?>トルフェリンさん】
TEUFELIN:<初めてすぎて緊張しまくりだよ・・お願いします>
KP:【えーまーじでー?】
KP:【いいけどおまえ、むちゃくちゃすんなよw】
CHIKA HIBIKI:【んと、社会心理学でいいんだな?なんか事件と絡めるの?】
KP:【そこまでは期待してないお】
(以下、KPのムチャ振りに見かねてPL:CHIKA HIBIKIが講義のRPをトルフェリンの中に入って代行してます)
TEUFELIN:であるからして、つまるところ段階的交渉においては、値切りバイアスが有効であることは周知であります。一般に「怖い警官」と「優しい警官」などと呼ばれるこの心理戦法は、まず相手に困難な課題を提示し、一度相手を思い悩ませてから、次に本命であるところの提案を示すことで、相手の行動可能曲線をスムーズにランディングさせる技術体系の一つであり、こうしたことは社会心理学のみならず今日ではありとあらゆる社会科学の分野で応用されています。
(1限目終了のチャイムの音)
あら?早いわねもうチャイム。では、本日はここまで。
木曜日の講義では、本項の続きから行いますので各論のテキストを熟読してくるように。
と、
忘れるところだった。百沢みちるさん。百沢みちるさん。
この後少し残って下さい。▼
(じゃあ返すねトルフェリンさん)
KP:ちょおまwww
MICHIRU:あの。先生……。ボク、どうして残されたんでしょうか?▼
TEUFELIN:みちるさん最近、講義中に居眠りしてるようだけど、そんなに私の講義は楽しくないのかしら?
KP:【おっとまさかのwwww】
TAKESHI YANAGI:【どSw】
KP:【この後、みちるはトルフェリンせんせにチクチク怒られたってことにして今日はおわろーかw】
KP:【次回はこのシーンの続きから入りますw】